皆さま、おばんです！
先週半ばに九州の駅巡りを楽しんできましたが、
絶対に立ち寄ると決めてた駅があったのですよ。
ビックリするくらい古い駅舎を持つ駅。
駅舎が建てられた年はなんと明治44年だそうです。ひゃ～！
自分はここに少しでも長く居たかったので。
今回の旅では後の予定を入れず、一番最後に訪れました。
日豊本線・東別府（ひがしべっぷ）駅でしたけど…
どんなステキな駅なのか、ぜひぜひ見てくだされ。
まずは場所から。
別府湾沿いに伸びる国道10線（別大国道）から
ちょっとだけ奥まった場所にあります。
上の画像の左側に見える車道の奥に見えるのが国道10号線、
右の坂道を上った所に東別府駅がありましたよ。
看板がなく、クルマが進入出来そうな広場が無いので
ちょっと気づきにくいかな？
眩しい新緑の中を抜けてゆくと…駅舎が見えてきました！
東別府駅の駅舎、渋い！渋すぎます！
駅舎が大きすぎて正面から写真を撮っても収まり切れないのが惜しい。
東別府駅は明治44年に開設された駅で、
先にも書きました通り駅舎は開業当時に建てられたモノとのこと。
それにしても築106年の駅舎が現役とか、凄すぎやしません？
駅舎はこれまで幾度か建て替え計画が持ち上がったらしいのですが、
現在は価値が認められ、市の有形文化財に指定されたようです。
そのことを記す案内看板が駅のすぐそばにありました。
そんな駅舎ですから、駅ファンの自分は着いた途端から大興奮！
もうワクワクが止まりませぬ。
この駅舎、外観もスゴイですけど中も衝撃的でした。
自動券売機やICカードの読み取り端末等、
最新の接客設備が整えられてますが、造りそのものは昔のまんま。
平成16年に開業当時の姿に復元されたみたいですね。
裸電球まで復元しちゃった!?
…かどうかはわかりませんが東別府駅のこだわりがスゴイ。
改めて言いますけど、ここは現役のJR駅ですからね。
こちらは待合室の中ですけど、
東別府駅の古い写真が資料館のように飾られてましたよ。
ここに掲げられてる写真ですけど、一枚一枚がとにかくスゴイの。
上は非電化時代の写真ですが、巨大なハエタタキ、嵩上げ前のホーム、
駅名標、そして今とさほど変わらぬ背景…
自分はこれだけでご飯３杯はいけちゃいそうです。
駅舎の素晴らしさに興奮していた自分、
傍から見ても相当はしゃいでいたのでしょう。
その様子を見ていた駅員さんが話しかけてくれたのですよ。
東別府駅の駅舎を見たくて遠方から来たことを伝えたら、
駅員さん、すごく喜んでくれました。
話した感じ、駅員さんもかなり駅舎に惚れ込んでらっしゃるみたいですね。
そんな駅員さんから
ここに来たなら絶対に見てほしいモノがあると教えてくれたのです。
ひとつ目は、全国的にも珍しくなった
国鉄時代から使われているホーローの駅名標。
最近は日豊本線でも駅の改修工事が進み、
コレが見れるのは東別府駅ぐらいになってしまったようですね。
そしてもうひとつが、跨線橋の上から眺めることが出来る絶景。
架線柱がちょっと邪魔してますが、
別府湾や野生の猿が生息する高崎山が一望出来るのでした。
この景色は確かにスゴいわ。
駅員さんもこの景色が好きなのだろうなぁ。
駅の素晴らしさに鼻息を荒くしていたら、駅員さんが
「これを使ってください」と最新の時刻表をくれたのです。
もぅね、駅員さんの気遣いに涙が出ちゃいそうでしたよ。
こんなファン想いな駅員さんって、そういないのではないでしょうか？
旅の最後でしたので時刻表を使うタイミングはありませんでしたが
年内に九州を再訪しますので、その際に使わせていただきます！
ここからはいつも通りにホームをチェック。
東別府駅は相対式ホーム２面２線構造です。
最後は東別府駅を発車する電車の写真で〆ます。
どうです？東別府駅ってすごくありません？
温泉も良いけど駅舎もおススメのスポットでした。
なんたって市の有形文化財登録物件ですから。
実は隣の西大分駅も明治44年築の駅舎ですけど
こちらの訪問記はまた後日に。
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