皆さま、こんにちは!
今日は国鉄好きなら泣いて喜ぶ駅の訪問記です。
古い木造駅舎が残る駅かって?
いえいえ、昭和42年竣工の駅舎を持つ
あいの風とやま鉄道線・滑川(なめりかわ)駅でした。
こんな近代的な駅舎を持つのに、なぜオッサンホイホイな駅なのか?
理由は構内にあるのですが、その件は後ほど触れることにしまして…
ご存知の通り、滑川駅は旧・北陸本線の駅で
平成27年に北陸新幹線が開通した際に第三セクター化されました。
駅そのものは明治41年開業と、とても長い歴史を持つみたいですね。
駅前に、街と駅の歴史を記す案内看板が立ってます。
この辺りは湧水帯のため、水にちなんだ地名が多いと…
水橋、滑川、魚津(あいの風とやま鉄道線の駅名です)…なるほど!
ちなみに滑川駅前の50年前はこんな風景だったらしい。
そして現在の様子です。
昔の面影はまったく見当たりませんな。
最近は各地の駅で歴史を紹介する案内看板が立っているので、
これを知りたいファンの身としては大助かりです。
滑川といえばこれでしょうよ…ホタルイカ!
キラキラと発光しながら群れをなして泳ぐホタルイカ。
北陸の名産であることは知ってましたが、
滑川で水揚げされたモノだったんだ。
そんな滑川の駅だから、構内はもちろんホタルイカだらけなの。
お酒はぬるめの燗がいい~ 肴はあぶったイカでいい~
なんて八代亜紀さんが歌ってましたが、
楽天市場では期間限定で、滑川のホタルイカの素干しが
送料込み1,000円でゲット出来るみたいですよ。
こうして最高の肴とお酒が入手出来たら、あとはロケーション。
これを見ながらお酒を飲んだら最高!
って場所が滑川駅の構内にありまして…
それが冒頭に書いた「国鉄ファンが泣いて喜ぶ」理由なのです。
それではそのスポットをご案内しましょう。
その場所とは待合室の中?
いえいえ、切符を購入して構内に入ります。
滑川駅はJRの切符も購入できる「みどりの窓口」を備えた直営駅。
構内に入るには160円の入場券が必要ですからね。
滑川駅は相対式&島式ホームによる複合2面3線構造でした。
それではこの構内のどこにお酒がすすむスポットがあるかというと…
駅舎寄りにある1番線ホームですが足元の消された表記に注目ですよ。
白山とはくたかの乗車案内じゃないですか!
「白山」は平成9年まで
上野駅-金沢駅間(信越本線経由)で運行されてた特急、
特急「はくたか」は北陸新幹線の開通により
平成28年に廃止された在来線特急です。
まさか「白山」の名がホームに残っていたとは…。
それだけじゃありません。
特急白鳥(大阪駅-青森駅間 平成13年廃止)らしきモノも残ってますが、
「白鳥」って滑川駅に停まるんでしたっけ?
こちらは平成22年に最終運行された急行「能登」のモノかな?
なぜか漢字ではなく平仮名で表記されてました。
そして一番驚いたのがこちらでしたよ。
越前!? 昭和57年に廃止された急行列車?
急行「越前」は上野駅-福井駅間を結ぶ、
旧型客車のロネ・ハネを従えたや夜行急行だったはず…
ひょっとしてこの表記たち、40年以上も前に書かれたモノなのです?
こんな表記が残る滑川駅、スゴイと思いません?
それと滑川駅で忘れちゃいけないのが
隣接する富山地方鉄道本線・滑川駅の存在です。
地鉄の滑川駅はあいの風とやま鉄道の駅と地下道で結ばれてますが、
以前は跨線橋で結ばれ、同じ構内にあったそうですよ。
2つの駅の関係については地鉄駅の訪問記で書かせて頂きます。
新しめの電車が往来する滑川駅ですけど、
ホームの表記を見つけてぶっ飛んでましたわ。
このホームに新聞紙を敷き、酒を呑みながら
夜行列車の到着を待ちたいのは自分だけですかね?
訪問駅リスト(第三セクター 私鉄線 ほか)
あいの風とやま鉄道線
↑(倶利伽羅駅方面)
高岡駅
越中大門駅
富山駅
東富山駅
水橋駅
滑川駅(令和2年6月25日)
魚津駅
↓(市振駅)
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