皆さま、おばんです!
この時刻ですと
「おはようございます」を言うにはちょっと早いですよね。
今回は3年半前に訪れました
北陸本線・生地(いくじ)駅の訪問記です。
ご存知の通り、生地駅は平成27年春に
北陸新幹線の開通に伴う並行在来線(北陸本線)の第三セクター化で
現在はあいの風とやま鉄道線の駅に変わっております。
駅名標等、現在と変わっている箇所が多々あるとは思いますが、
ご留意くださいませ。
まずは駅舎の外観&駅前の様子のチェックから。
生地駅は明治43年に北陸本線の開通に併せて開設された駅で、
近代的な駅舎は昭和51年に建て替えされたモノだそうです。
造りは生地駅よりも3年早く建て替えされた泊駅に似た感じかな?
北陸本線でよく見かけるタイプの駅舎でしたよ。
生地駅が所在する地域は黒部市内の吉田地区。
駅の近隣地域には、ファスナーで有名な建材メーカーの
「YKK AP」(旧・吉田商事)の工場が数多くあったので、
てっきり「YKKがあるから吉田地区なんだ」と思い込んでたのですけど、
社名は創業者である吉田忠雄氏の姓から由来しているらしく。
地域名は明治時代に存在した吉田村から由来してたみたいですね。
勝手にここを「YKKの町」と決めつけてましたわ。
昭和29年に合併して黒部市が誕生する以前は、
ここらは生地町だったんですって。
生地町は古くからある「漁業の町」だったそうで、
各地で清水が湧き出でたことで知られてたそうですよ。
駅前に湧き水があったのですけど、その理由がようやくわかりました。
コップがある!これ、飲めるヤツだったの?
ちなみに自分が生地駅を訪れたのは年末の12月30日です。
仮に飲めたとしても、
寒さに弱い生地なし、もとい意気地なしの自分は
口に含むことは無かったと思いますが…。
どこかで一度はこれを言いたかった。
この日は小雨がチラつくクッソ寒い天気でしたので、
早々に構内の様子を伺いました。
生地駅は簡易委託駅で、
第三セクター化された現在も業態は変わっていないそうですよ。
待合室で石油ストーブを発見!
身も心も温かくなりそうな画像をお裾分け。
昨日は信じられないくらい暖かな一日でしたけど、
今日から冬の寒さに逆戻りだそうです。
皆さま、風邪にはご注意くださいね。
お次はホームをチェック。
生地駅は相対式&島式ホーム2面3線構造改め、
島式ホームの片側の線路がひっぱがされた
相対式ホーム2面2線構造でした。
跨線橋の上からですと、剥がされた線路の様子がわかりますよね。
剥がされた線路は主に、優等列車の通過線として使われていた模様。
521系電車の導入に合わせて嵩上げされたホームの様子を見る。
あいの風とやま鉄道線の各駅では、
第三セクター化される直前にホームの嵩上げ工事が施工されました。
生地駅では昭和59年に貨物の取り扱いが廃止された以後も、
側線まで伸びる拡幅タイプの架線柱が残っております。
駅ファンはこんな架線柱を見るとキュンキュンきちゃうんですよね。
ついでにこちらは生地駅-黒部駅間で見られる架線柱。
この区間は、複線化と電化がほぼ同時期に行われているはずなのに
なぜか上り線側だけが鉄製架線柱でした。
その理由は定かじゃありませんけど、
こんなん見ただけでも駅ファンは盛り上がれちゃうのです。
えっ!? それって自分だけなの?
今日は3月17日のダイヤ改正を目前にした旧ダイヤの最終日です。
根室本線・羽帯駅も今日が営業最終日でしたっけ。
同志の皆さん、後に悔やむことが無いよう今日一日を過ごしましょうね。
自分は普通に仕事ですよ、ふんだ!
訪問駅リスト(第三セクター 私鉄線 ほか)
あいの風とやま鉄道線
↑(倶利伽羅駅方面)
高岡駅
越中大門駅
小杉駅
富山駅
東富山駅
水橋駅
滑川駅
魚津駅
黒部駅
生地駅(平成26年12月30日)
↓(市振駅)
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