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皆さま、こんにちは!

 

怒涛の3連休が過ぎましたね。

台風の被害、皆さまがお住いの地域は大丈夫でしたか?

10月14日は「鉄道の日」でしたが、

そんな気分、頭からすっ飛んでしまいましたわ。

 

さて今日は、奥羽本線・釜淵(かまぶち)駅の訪問記です。

奥羽本線・釜淵駅

釜淵駅は昭和50年代に建て替えされた小さな駅舎を持つ無人駅でしたが、

構内がかなり広いのです。

 

こちらは駅舎がある向きと反対側の西口ですが、

広い構内を跨ぐために跨線橋もこんな長さでして…

奥羽本線・釜淵駅

これには釜淵駅の歴史に関わる特別な理由があるはず。

それを思うとワクワクが止まらなくなっちゃうのですよ!

今回は構内が広い理由を探りながら駅を眺めてみました。

 

まずは駅舎の様子からです。

奥羽本線・釜淵駅

釜淵駅は明治37年に、及位(のぞき)駅と共に

及位村の玄関口として開業した駅でした。

及位村は昭和31年に町村合併して現在は真室川町に変わってますぜ☆

 

釜淵駅の駅名の由来は虫眼鏡、もしくはハズキルーペを持参の上で

こちらをチェックくだされ。

奥羽本線・釜淵駅

この仕様の「駅名由来」パネルは、

JR東日本仙台支社エリアの駅に設けられたモノです。

それがなぜ釜淵駅に?と思いましたら、

奥羽本線(山形新幹線を含む)は福島駅から及位駅までの区間が

仙台支社管轄だったみたいですね。

釜淵駅は仙台から遠い場所にあるので意外でした。

無知で本当に申し訳ない。

 

釜淵駅は昭和51年に簡易委託駅に変わっているので、

駅舎はその後に建て替えられたモノかと。

奥羽本線・釜淵駅

 

駅舎は小さく待合室もコンパクトな印象でした。

奥羽本線・釜淵駅

 

現在は無人駅の釜淵駅ですけど、

Wikipediaによれば平成16年まで簡易委託駅だったらしく。

出札窓口が塞がれた状態で残ってましたよ。

奥羽本線・釜淵駅

 

その他にも手荷物の受渡窓口を塞いだ跡がありましたが、

これは実際に使用されていたのでしょうかね?

奥羽本線・釜淵駅

簡易委託駅によるチッキ(手荷物輸送)の扱いは

印象がないのですけど。

 

続いてはホームにイン。

釜淵駅は単線上に設けられた相対式ホーム2面2線構造の駅でした。

奥羽本線・釜淵駅奥羽本線・釜淵駅

 

上下線の線路の間には融雪溝が設けられてます。

雪国にある駅のマストアイテムですね。

奥羽本線・釜淵駅

 

ホームは嵩上げされておらず、汽車時代のままのホーム高のために、

701系電車のデッキからこれだけの段差が生じてましたよ。

奥羽本線・釜淵駅

奥羽本線・釜淵駅

長くて低いホームは、長大な貨物列車や

優等列車が往来していた時代の名残りです。

しかし現在運行されてる普通列車は2~4両編成が主体、

ホームが改修される日はそう遠くはないのかもしれません。

 

さてさて、冒頭に書いた釜淵駅の構内が広い件についてです。

跨線橋の上から見たこちらの景色をご覧くださいませ。

奥羽本線・釜淵駅

この真下に線路があった形跡を感じた方は大正解です。

西側にあるホーム、かつては島式ホームで

国鉄時代は2面3線構造の駅でした。

 

こちらは島式ホームの廃止された面ですけど、

いかにも「昔はここに線路がありましたよ」的な感じですよね。

奥羽本線・釜淵駅

 

それではなぜ、国鉄時代はここに線路があったかというと…

下は国土地理院のサイトから転載した昭和51年撮影の航空写真ですが、

このホームから伸びてる線路に注目です。

奥羽本線・釜淵駅

駅の北側(画像の上方)に貯木場が見えますけど、

ここに製材工場があり、釜淵駅から

材木を出荷するための専用線が伸びてたのですよ。

撤去された線路は貨物列車の留置に使われていたみたいですね。

 

それとそれと…

国の研究機関である「森林総合研究所」の試験場が釜淵にあったらしく。

試験場は昭和10年に設けられ唱和53年に廃止されましたが、

ここにも昔は線路が伸びていたそうです。

試験場はたぶん、駅舎の反対側の西口にあったはず。

奥羽本線・釜淵駅

ふたつ上にUPした航空写真の南側(画像の下側)に見える

黒と緑の建物がそれだと思いますが…

 

付近では煉瓦積みの怪しげな建物跡もありましたよ。

奥羽本線・釜淵駅

奥羽本線・釜淵駅

これもきっと研究施設の一部だったのではないでしょうか。

煉瓦積みを見ると反応しちゃうのは自分だけではありませんよね?

 

こうして楽しく駅趣味が楽しめるのは

何事もなく普通に生活が送れてるから。

今さらですけど、このことに感謝してたところです。

父方の実家が長野市内で被害があったので、

只今ワタワタしてました。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

奥羽本線(新庄駅-秋田駅)

 

↑(新庄駅方面)

泉田駅(平成25年11月3日)

羽前豊里駅

真室川駅(平成22年1月4日)

釜淵駅(平成28年5月7日)

大滝駅(平成28年5月7日)

及位駅(平成25年11月3日)

院内駅

横堀駅

三関駅(平成28年5月7日)

上湯沢駅

湯沢駅(平成26年8月25日) ・新駅舎(平成28年5月7日)

下湯沢駅

十文字駅

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飯詰駅(平成22年12月29日)

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↓(青森駅方面)

 

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