皆さま、こんにちは！
聞いてくださいよ！
JRに移行後も、国鉄時代の古い木造駅舎が比較的多く残っていて
自分の心を鷲掴みにしていた奥羽本線で、
ここ最近、駅舎の更新（建て替え）の連鎖が始まってしまったのです。
戦後、GHQの司令部が事務所として使っていた駅舎を持つ神町駅も
建て替えにため、駅舎の解体作業が始まってしまったとか。
駅舎好きのおっちゃんは大好きな駅舎が見れなくなって、
ホントに悲しいのよ。
こちらは昨年５月に訪れた
奥羽本線・三関（みつせき）駅です。
見るからに古い駅舎が残る駅でしたけど、
ここもですね、今年の８月から建て替え工事が始まった駅でしたの。
公式プレスによれば、新駅舎の供用は今年の12月中旬とか。
JR東日本秋田支社のHPに記載された完成予想図によると、
新駅舎はこんな感じになる見たいですけど…駅舎というより待合室ですね。
完成予想図の駅舎の後ろにホームの上屋が描かれてますが、
これが現在ある上屋だとすると、新駅舎は相当ミニマムになりそうです。
ちなみに建て替えによって消える駅舎は昭和５年に建てられたモノ。
三関駅の歴史を辿ると、起源は大正12年に開設された三関信号場で、
昭和５年に昇格し三関駅に変わりました。
…ということは、この駅舎は駅昇格時に建てられたってことか。
三関駅があるのは湯沢市内の上関地区で、
近隣にある関口、上関、下関地区の最寄り駅だったことから
三っまとめてこの駅名になったそうですよ。
訪れた時は、この駅舎はまだまだ頑張ってくれると思ってたのに～
ネットの情報によると、旧駅舎の解体作業は完了済。
三関駅は現在はプレハブ製の仮駅舎で営業中とのこと。
６つ隣にある柳田駅も同時期に建て替え工事が進行中ですし、
この付近で国鉄時代の古い駅舎が残るのは
下湯沢駅と飯詰駅だけになりそう。
ここいらも早めに記録していた方が良いのかもしれませんね。
駅舎に入ります。
三関駅は昭和54年に無人駅化後も
平成21年までは窓口業務を簡易委託されていたため、
出札窓口は有人駅時代のまま残されてました。
窓口に掲げられてた付近の案内看板を見る。
線路の上にあるのが駅舎かな？
駅舎がえらく簡単に描かれてますけど簡易駅舎化される伏線？
この看板、デスノートみたいなモノだったりして。
三関駅は単式ホームが１本あるだけの棒線構造の駅でした。
廃ホームがあることからもわかるとおり、
元々は列車の行き違いが可能な相対式ホーム２面２線構造でした。
そもそもここは、列車を行き違いさせるための信号場が起源の駅ですからね。
現在は11往復の普通列車が行き交うだけの駅に変わっちゃいましたが、
山形新幹線・秋田新幹線が開通する以前は
数多くの優等列車や夜行列車、貨物列車が行き交ってた駅です。
安全のため、２本のホームは跨線橋で結ばれてたみたいですね。
現在は撤去され、土台だけが残ってましたよ。
こちらは廃ホームのアスファルトを突き破って生い茂り始めた樹木。
この時は、駅舎よりもこれに一番感動していたかも。
50近くにもなって、誰もいない駅で何してんのよ、自分。
こうして、駅を眺めて帰ってきたのですけど、
この時はまさか、
この駅舎が見れるのはこれが最後になるとは思いませんでした。
駅便とか、もっと写真を撮っておくべきだった…
新駅舎が竣工後は、三関駅は便所がない駅に変わるみたいです。
ところで、12月に完成する三関駅の新駅舎、
奥羽山脈の山々をイメージしたモノだそうですけど、
こじつけっぽく感じるのは自分だけ？
羽前豊里駅
釜淵駅
大滝駅
院内駅
横堀駅
三関駅（平成２８年５月７日）
上湯沢駅
湯沢駅（平成２６年８月２５日） ・新駅舎（平成２８年５月７日）
下湯沢駅
十文字駅
醍醐駅
柳田駅
横手駅
大曲駅
神宮寺駅
刈和野駅
峰吉川駅
羽後境駅
大張野駅
和田駅
四ツ小屋駅
秋田駅
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