皆さま、こんにちは!


昨日の夜はクリネックススタジアム宮城近くで過ごした自分、

日中は大好きな駅巡りを楽しんでいたんですよ。


今日はその中のひとつ、

こちらの駅のことを書きたいと思います。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d11031/奥羽本線・及位駅

奥羽本線・及位駅です!


及位駅?およ…い駅?
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d11032/奥羽本線・及位駅


ちゃいます。及位(のぞき)駅です。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d11033/奥羽本線・及位駅

覗き駅?


だから違います。及位(のぞき)駅ですってば。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d11034/奥羽本線・及位駅


及位駅、周辺地域名から由来している駅名なのですが、

言葉の語源には諸説があるみたいです。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d11037/奥羽本線・及位駅

駅舎に貼りつけてある駅名の由来によると、

その昔、山岳修行が盛んだった時代に、

険しい崖っぷちから宙づりになって谷底を覗きこむという、

のぞきという修行があったとか。

そんな修行者のひとりが、都で高い位(くらい)を授かったようで。

のぞき修行をして高い位に及んだことから、

及位(のぞき)と呼ばれるようになったんですって。


扉の隙間や開いた穴から覗きこむのは大好きですけど、

宙づりになって下を覗きこむなんて、

確かに修行以外の何もんでもありませんよね。

自分、高所恐怖症だし。


だから及位駅では、修行者の意思を引き継いで行動するべし。


切符回収箱を覗きこむ。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d11035/奥羽本線・及位駅

わずかな切符しか入っておりませんでした。

乗車人員は1日30人にも満たないようです。


待合室を覗きこむ。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d11036/奥羽本線・及位駅

時刻は3時過ぎだっていうのに、本当に暗いの。

駅を取り囲む鉄道防雪林が、

駅構内を暗闇にしてしまっているようでした。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d11030/奥羽本線・及位駅

及位駅ですが、明治37年開業という、

とっても長い歴史のある駅なのです。

昭和50年代に初代木造駅舎から現在の簡易駅舎に変わり、

簡易嘱託駅として残されていた出札窓口も、

平成16年には解除、現在は完全無人化されてしまったんだとか。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d1103a/奥羽本線・及位駅

歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d11039/奥羽本線・及位駅

歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d11038/奥羽本線・及位駅

とは言うものの、

かつて特急列車が普通列車を追い抜いたり、
貨物列車が退避していた頃の面影が、

広い構内には未だ色濃く残っているんですよ。


昭和55年の時刻表を見ますと、上下7往復の普通列車の他に、

特急「つばさ」が3往復、寝台特急「あけぼの」2往復、

そして急行「おが」「千秋」「こまくさ・たざわ」「津軽」(2往復)と、

本当にバラエティ豊かな列車が往来していたんです。

それが今では貨物列車もなく、

701系の普通列車10往復のみと…


奥羽本線の広軌化されていない新庄駅‐大曲駅間は

優等列車も消え失せ、

周辺の過疎化も進んでいるように感じました。



時間がありましたので、及位駅を更に覗きます。


現在は使われていない貨物荷役ホームを覗く。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d1103b/奥羽本線・及位駅

歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d1103c/奥羽本線・及位駅



びゅうなタンクを覗く。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d1103d/奥羽本線・及位駅


修行は苦手ですけど、

眺める程度の覗きでしたらきっと楽しめちゃう、

奥羽本線の県境駅・及位駅でした。



そうそう、及位駅の駅名由来、

「野のソキ(ノソキ)、すなわち境上の原野」という説もあるようですね。




奥羽本線


↑(山形駅方面)

新庄駅

泉田駅

羽前豊里駅

真室川駅(平成22年1月4日)

釜淵駅

大滝駅

及位駅(平成25年11月3日)

院内駅

横堀駅

三関駅

上湯沢駅

湯沢駅

下湯沢駅

十文字駅

醍醐駅

柳田駅

横手駅

後三年駅(平成22年12月29日)

飯詰駅(平成22年12月29日)

大曲駅

神宮寺駅

刈和野駅

峰吉川駅

羽後境駅

大張野駅

和田駅

四ツ小屋駅

秋田駅

↓(青森駅方面)