皆さま、こんにちは!
昨日の夜はクリネックススタジアム宮城近くで過ごした自分、
日中は大好きな駅巡りを楽しんでいたんですよ。
今日はその中のひとつ、
こちらの駅のことを書きたいと思います。
奥羽本線・及位駅です!
覗き駅?
及位駅、周辺地域名から由来している駅名なのですが、
言葉の語源には諸説があるみたいです。
駅舎に貼りつけてある駅名の由来によると、
その昔、山岳修行が盛んだった時代に、
険しい崖っぷちから宙づりになって谷底を覗きこむという、
のぞきという修行があったとか。
そんな修行者のひとりが、都で高い位(くらい)を授かったようで。
のぞき修行をして高い位に及んだことから、
及位(のぞき)と呼ばれるようになったんですって。
扉の隙間や開いた穴から覗きこむのは大好きですけど、
宙づりになって下を覗きこむなんて、
確かに修行以外の何もんでもありませんよね。
自分、高所恐怖症だし。
だから及位駅では、修行者の意思を引き継いで行動するべし。
わずかな切符しか入っておりませんでした。
乗車人員は1日30人にも満たないようです。
時刻は3時過ぎだっていうのに、本当に暗いの。
駅を取り囲む鉄道防雪林が、
駅構内を暗闇にしてしまっているようでした。
及位駅ですが、明治37年開業という、
とっても長い歴史のある駅なのです。
昭和50年代に初代木造駅舎から現在の簡易駅舎に変わり、
簡易嘱託駅として残されていた出札窓口も、
平成16年には解除、現在は完全無人化されてしまったんだとか。
とは言うものの、
かつて特急列車が普通列車を追い抜いたり、
貨物列車が退避していた頃の面影が、
広い構内には未だ色濃く残っているんですよ。
昭和55年の時刻表を見ますと、上下7往復の普通列車の他に、
特急「つばさ」が3往復、寝台特急「あけぼの」2往復、
そして急行「おが」「千秋」「こまくさ・たざわ」「津軽」(2往復)と、
本当にバラエティ豊かな列車が往来していたんです。
それが今では貨物列車もなく、
701系の普通列車10往復のみと…
奥羽本線の広軌化されていない新庄駅‐大曲駅間は
優等列車も消え失せ、
周辺の過疎化も進んでいるように感じました。
時間がありましたので、及位駅を更に覗きます。
修行は苦手ですけど、
眺める程度の覗きでしたらきっと楽しめちゃう、
奥羽本線の県境駅・及位駅でした。
そうそう、及位駅の駅名由来、
「野のソキ(ノソキ)、すなわち境上の原野」という説もあるようですね。
奥羽本線
↑(山形駅方面)
新庄駅
泉田駅
羽前豊里駅
釜淵駅
大滝駅
及位駅(平成25年11月3日)
院内駅
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湯沢駅
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