皆さま、こんにちは！
昨年の今頃のことですけど
室蘭本線・登別（のぼりべつ）駅に行ってきました。
ホントにどうでもいい話ですが、
自分、「登別」は頭の中にしっかりと記憶していた地名でした。
…と言いますのも、自分がまだ小学生だった頃（今から40年以上前）、
「カックラキン大放送」というバラエティー番組が放映されていて
この番組のスポンサーが
入浴剤を販売するツムラ順天堂（現・バスクリン）だったのです。
CMで毎週のように「登別カルルス」の名が流れていたために
「北海道には登別というスゴイ温泉地があるんだ」ということを
脳裏に刻み込まれてましたよ。
だから登別駅に来るのを楽しみにしていたのですよね。
そんな自分が現地に来てわかったこと。
「登別」と「カルルス」って別の温泉地だったんだ。
カックラキンのせいで「登別カルルス」とセットで覚えてましたわ。
登別駅の駅前風景です。
いかにも温泉街って感じが堪らなくイイ！
登別駅は街外れの温泉地に近い場所に設けられてるんですって。
観光客に優しい駅前風景を持つ登別駅でした。
そんな駅で出迎えてくれたのが巨大な鬼の像。
登別には火山が噴煙を上げる「地獄谷」があるため、
市内の各地に鬼の像があるそうですよ。
そして駅舎に入ると…
クマのはく製!!!
クマの「ケイ太」が観光客を迎え入れてくれてますけど、
様相を見ると、とても歓迎してくれてるようには見えません。
クマがハチミツ好きでおっとりさん、かつ黄色いカラダなのは、
メルヘン話の中だけなのかもしれませんね。
登別駅は明治25年に開設された駅で、
駅舎は昭和10年に建立された木造のモノだそうです。
平日の昼間だというのに待合室には大勢の観光客がいらっしゃいました。
登別駅は駅員さんが常駐する駅員配置駅で「みどりの窓口」もあります。
すべての特急列車が停車する駅とのこと。
※ 「スーパー北斗２号」のみ通過扱いのようです。
ご指摘くださいましたtakuさん、本当にありがとうございました！
続いてはホームです。
列車の退避が可能な相対式＆島式ホームによる複合２面３線構造でした。
駅舎寄りの１番線ホームを見ると、
上屋が元は島式ホーム用だったように見えるのですが、
昔はここに頭端式ホームがあったのでしょうかね？
国鉄末期まではここに側線があったようなのですけど…。
跨線橋の中では赤鬼が観光客を出迎えてくれてました。
鬼のパンツがトラ模様なのは全国共通なんだ。
登別駅の構内にはいろいろ気になるものがあり、ひとつ目がこちら。
駅舎の側面に重厚な扉があるのですけど、
一角に貴賓室か何かがあるのでしょうか？それとも駅長室？
この扉を見ると小樽駅の駅長室を思い出します。
気になるもの、その２。
２本のホームを繋ぐ跨線橋を見ると、
中央部分が高くなった段付き構造になってました。
古い航空写真を見ると、
この跨線橋自体は戦後間もないころからあったモノのようで。
登別駅は昭和55年に電化されましたが、その際、
架線に接触するために中央部分だけ嵩上げされたのではないでしょうか？
外目から見るとそんな風に見えるのですが。
気になるもの、その３。
島式ホームにはこんなモノが置かれてましたよ。
これってひょっとして…
蒸気機関車が現役だった頃に使われていた
洗面台じゃないでしょうかね？
昔の客車は空調が無く夏場は窓を開けていましたが、
機関車が吐く煤が車内に入ってくるために
駅にはこのような洗面台が置かれていたはず…
観光看板の土台として使われてましたが、
これってひょっとして貴重な代物じゃないです？
登別駅のホームに居て気づいたことは
アジア系の観光客さんの利用が多かったこと。
道内はどこもそんな感じですが、登別駅は特にそのように感じました。
それ自体はとても嬉しいことなのですけど、
ただひとつ残念なことがありまして…
目の前にゴミ箱があるのですが、
投げ捨てていかれるために中には入らずこんな状態だったのですよ。
汚れた駅は嫌なのでゴミを拾い直しましたが、
もう少し配慮頂けるとありがたいです。
最後はホームに掲げられた看板で〆。
本当にクマと友達になれるのでしょうか？
入口にいたケン太を見てるとそうも思えないのですけど。
でも登別温泉のケーブルカーには乗りたい！
次回は入浴剤で満足せず、登別温泉に浸かる旅を計画しますぜ☆
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