皆さま、おはようございます！
今朝は昨年の11月に訪れました
室蘭本線・竹浦（たけうら）駅の訪問記です。
竹浦駅は先週の地震の震源地でもある、
道央・胆振地方の白老町（しらおいちょう）にある駅です。
白老町の地名は自分は結構古くからしっておりまして、
地元・仙台の歴史姉妹都市なのです。
仙台藩の陣屋が白老町に築かれたことが由来になってるようですね。
白老町内には塩竈神社もあるみたいですよ。
そんな白老町にある竹浦駅は明治30年に開設されたそう。
かつては漁港で獲れた海産物の出荷で賑わっていた駅なんですって。
竹浦駅の駅舎の写真をアップで撮ろうとすると、
どうしても手前の建物の屋根が写り込んでしまう…
ちなみに手前の建物は駅に備え付けの駅便（駅の便所）でした。
竹浦駅の駅舎は昭和29年に建てられたモノだそうですけど、
この駅便も同じ時期に設けられたのではないでしょうかね？
相当古いモノだとお見受けしましたが。
この看板に思わず見とれてしまった駅便ファンの自分。
書く文字に 丁寧さの微塵も見えず いとおかし。
壁面に「男子用」「女子用」のちっちゃなサインがありますけど、
中は隔離されてません。
どうせならこのサイン、中に入口近くに付ければいいのに。
この駅便は中がまた素晴らしいのです。
心して見てくださいね。
どひゃ～!!!
この駅便は便器間の他に、
首元にもギロチンタイプの仕切りがある珍しいタイプ。
使用の際は、自分のオ〇ンチンも見失う恐れがあるので注意が必要です。
最近はバリアフリー対策でトイレが次々と建て替えされてる中、
趣がある便所が減ったとお嘆きの駅便ファンが多いと思いますが、
竹浦駅の駅便は必見ですぜ☆
駅舎の出入口に、禁煙を啓蒙するポスターが貼られてました。
胸に「Ｎ」の文字が描かれてますけど、
これは特定の人物に向けて描かれたものなのか？
それでは駅構内の探索を開始します。
まずは待合室の中から。
中途半端に窓枠にかかる壁面からもわかる通り、
駅舎は昭和29年の建立後に改築されてた模様。
Wikiによると、建立当初はひと回り大きな駅舎でしたが
火災が原因で現在のサイズに変わったみたいです。
竹浦駅は平成19年に無人駅化されたようですけど、
有人駅時代に使われていた出札窓口が
板で塞がれた状態で今でも残されてました。
待合室に事務机が置かれてましたけど、
これって有人駅時代に駅員さんが使っていたモノ？
それとも持ち込まれた粗大ごみ？
くだらんことばかり気になってしまう自分でした。
お次はホームにイン。
相対式＆島式ホームによる複合２面３線構造です。
ホーム間の２本の線路が広く空いてますけど、
国鉄時代はここに１本の待避線が伸びており、
石炭を満載した石炭列車の退避等で使われていたんですって。
２本のホームは跨線橋で結ばれてますが、
昭和55年の簡易委託駅化直後に設けられたモノだそうで、
町の東西を結ぶ自由通路を兼ねた構造とのこと。
駅の構内を眺めていたところに
東室蘭駅行きの普通列車が入線しました。
車両はキハ140系ですね。
余剰客車（50系51形）から改造された珍形式です。
あらら、肌荒れがひどいこと。
そりゃそうですよね、
製造されてから40年近くも経っているのですから。
竹浦駅で大勢のお客様が下車されましたが…
あれれ？皆さん駅舎を通らずに跨線橋を登られてる？
跨線橋の奥に何があるのか、
気動車を見送った後に跨線橋の上から町の様子を眺めてみました。
なるほど！
竹浦地区は駅の裏側に住宅地が広がってたのですね。
かつて漁業で賑わった竹浦地区も現在は白老町のベッドタウンに変り、
町の中心が駅の東側から西側に移ったみたい。
北海道の駅ではよく目にする光景ですけど、
竹浦駅もそうだったんだ…。
竹浦駅は鉄道趣味的にも面白い駅で、
戦前はここから敷生川まで砂利専用線が伸びていたそうですよ。
砂利線は前後間もなく撤去されたようですけど、
廃線跡は道路に転用されて現在も残っているとのこと。
今回は時間が無かったので見ることは出来ませんでしたけど、
次の訪問時はじっくり眺めたいですね。
最後はホームから見た竹浦駅の景色で〆ます。
北海道は秘境駅訪問も魅力的ですけど、
竹浦駅のような、ごく普通の駅の日常風景を見るのが楽しいのです。
そんな駅が400以上あるっていうんですから、
北海道旅行は止められませんよね。
電力供給が震災以前同様に戻ったら、駅巡りを再開しよっと！
室蘭駅
母恋駅
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輪西駅
東室蘭駅
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幌別駅
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竹浦駅（平成29年11月13日）
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