皆さま、こんにちは!
今日は徳島線・学(がく)駅の訪問記です。
この駅名を聞いて「あれか?」と思った方、
きっと多いのではないでしょうか?
昭和の頃、切符や切手の収集が「趣味の王道」と呼ばれていた時代があり、
その頃にここで売られていた入場券が大人気だったのです。
学駅の入場券を5枚揃えて買うと
「5(ご)×入場券(入)×学」という語呂になることから、
「合格祈願きっぷ」として知られていたのですよね。
当時は「愛国駅→幸福駅行ききっぷ」並みに
学駅の入場券は人気だったのではないでしょうか?
だから自分もここに来ることを楽しみにしていたのですよ。
ついに来ましたぜ、憧れの学駅に。
正面口に駅名(地名)の由来が掲げられてました。
その理由が実に崇高過ぎる。
求めていた切符はこれです。
「合格祈願きっぷ」800円なり!
なぜ販売額が800円なのか?
入場券の販売額が1枚当たり160円でそれが5枚連なるからですよ。
この切符をセットで買うと
合格祈願の「お守り」も付いてくるんですって。
これは買わない手はありませんよね。
それでは切符はどこで買えるかというと…
う~ん… そもそも学駅って無人駅なんだ。
…ってことは他所の駅で売られているってこと?
ファッ、やっちまった!
穴吹に鴨島に徳島駅…
どこも周り終えてた駅じゃないですか!?
それじゃ、自動券売機で入場券を5枚買えばいいじゃないかって?
いやいや、「縁起切符」として売られているセットを買うのと
自動券売機で買う5枚の入場券とは、
同じ5枚の入場券でも手にした時の満足感が全然違うのですよ。
この気持ち、わかってもらえるかな?
「合格祈願きっぷ」入手するのは次回の旅に持ち越しすることにして、
駅の様子を眺めることにします。
自分は受験生ではありませんので入手は急いでませんから。
学駅は明治32年に開設された駅です。
古い木造駅舎がありますけど、
駅舎は開業当時に建てられたモノではないでしょうかね?
屋根の上に櫓がありますけど、
JRに移行した後の改装により設けられたモノとのこと。
待合室はこんな感じでした。
建物財産票があれば建立年がわかるのですけど残念!
探しても見当たりませんでしたわ。
ベンチは小学校と建設会社さんから寄贈されたモノだそうですけど、
誰よ、モンスターボール描いたの?
続いてはホームにイン。
学駅は列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造です。
縁起切符ばかりが話題になる学駅ですけど、
近隣では「ぶどう狩り」も楽しめるみたい。
時期は今頃(8月中旬~9月下旬)がピークだそうですよ。
合格祈願きっぷ、どうせなら学駅で買いたいですけど…
となると再訪時期は正月明けか。
1月は仕事の閑散期なので旅行を真剣に考えてみたいと思います。
近い将来、消費のすべてがキャッシュレスに変わって
切手や切符を知らない世代が現れるのかもしれません。
「見返り美人」とか、昔は誰でも知ってたのにね…。
訪問駅リスト(JR線)
徳島線(よしの川ブルーライン)
↑(佃駅方面)
学駅(平成27年9月2日)
↓(佐古駅方面)
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