皆さま、こんにちは！
一昨年の夏に徳島線・江口（えぐち）駅に行ってきました！
本当にどうでもいい話ですけど、
自分、漫画家の江口寿史さんの大ファンでしたの。
だから、江口駅に来た時には
どこかに白いワニが隠れてるのではないかと思い、ワクワクしてました。
ついでもって、水谷麻里さんの大ファンでもあった自分。
今でもアルバムはすべて保有してましたよ。
細野さん作曲の「バカンスの雨」は名曲です。
まさかこのお二人が、のちにご夫婦になられるとは…
江口駅は大正３年に開業した駅、
昭和50年代半ばに、現在の駅舎に建て替えられたようですね。
平成19年に無人駅化されるまでは簡易委託駅で、
駅舎内にあった売店で切符が売られていたらしい。
シャッターで閉鎖されたこのスペースに売店があったみたいです。
江口駅は東みよし町の玄関口の駅でしたが、
街の中心は吉野川を挟んだ反対側、商売的には厳しかったのでしょうか？
最近、地元の商工会や観光協会が運営する委託駅はよく目にしますが、
売店を兼ねた委託駅は見かけなくなりましたね。
江口駅はちょっぴりユニークな構造でして、
ホームには、駅舎の南寄りにあるこちらの地下道から入れます。
見ての通り、地下道の入口は駅舎に面してないので
駅舎を通らずに入ることが出来ますよ。
こちらがホームに入る地下道。
打ちっぱなしのコンクリートの香りが心地いいです。
自分は、コンクリートとコールタールと
新品の靴の匂いが大好きな臭いフェチでした。
ホント、どうでもいい個人情報ですが。
ここを抜けると、小高い築堤の上にあるホームに入ることが出来ましたよ。
さて、ここで気になったのが、地下道に貼られていたこちらの銘鈑です。
銘鈑に記された年号を見ると、地下道の俊九年は昭和59年とのこと。
だとすると、昭和59年まではこの地下道はなかったわけで…
地下道が完成する以前、
どのような方法でこのホームに上がっていたのかが、
ものすごく気になったのですよ。
そんな時に頼りになるのが古い航空写真です。
昭和50年に撮影された写真をチェックしたら…なるほど！
ホームの南側には構内踏切があり、
駅舎と踏切の間は階段で結ばれていたようですね。
地下道の入口のすぐわきににあるこのスペース。
ここに、ホームに上がるための階段があったのではないかと。
ここに階段跡だとすると、かなり勾配がキツイ階段だったのではないかしら？
黄色の矢印の位置にあった構内踏切を渡って、
ホームに進入していたのではないでしょうかね？
そしてもうひとつ、構内に気になったモノがありまして…
駅舎とホームの間にあるこの建物ですけど、
これってひょっとして、
地下道が完成するまでのわずかな期間だけ使われていた
仮設駅舎ではないでしょうか。
この方向から見える建物の窓に注目ですよ。
窓にヒラヒラが付いていて、
いかにも出札窓口っぽくありません？
地下道や現在ある駅舎を造るには、木造駅舎を撤去せねばならず、
だからといって仮設駅舎を造るためのスペースもない。
そんな状況から、仮設駅舎は
築堤の上に造られたのではないかと思ったのですが…
地元の人に当時の様子を聞けばすぐに答えがわかったのでしょうけど、
所詮ここは無人駅。
解答がわからぬまま帰ってきてしまいましたわ。
もしこれが当時使われていた仮設駅舎だとしたら、
江口駅が構内に２つの駅舎がある、
ユニークさ満点の駅ということになるのですが。
こんな謎解きが楽しめちゃうのが駅趣味の醍醐味でした。
それにしても、このボロボロのヒラヒラを見て大興奮できる人は、
世の中にどれだけいるのでしょう？
少なくても仙台に一人いますよ。
訪問駅リスト（JR線）
徳島線（よしの川ブルーライン）
↑（佃駅方面）
江口駅（平成27年９月１日）
↓（佐古駅方面）
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