皆さま、こんにちは!
今日は2年半前に訪れた
徳島線・阿波加茂(あわかも)駅の訪問記です。
本当はタイムリーにブログアップしたいのですけど、
全然追いつかないのですよ。
時たま「〇〇駅にお越しになったのですね」
とコメント戴くことがありますけど、
5年前の出来事をまるで昨日のことのように書くことがあります。
ご了承のほど。
阿波加茂駅は旧・三加茂町(現在の東みよし町の一部)の玄関口として
大正3年に開設された駅でした。
ここでの注目はズバリ、駅舎とホーム!
すっごくオシャレな造りの駅舎ですけど、
一時期は無人駅だった(現在は簡易委託駅です)阿波加茂駅に近年、
これだけ大きな木造駅舎が建てられたとは考えにくく…
ひょっとしたら大正時代に建てられた駅舎を改装したモノなのではないかと。
JR四国には、古民家をシンデレラ城に改装しちゃう
魔法を持った匠がいますので、侮れませんぜ。
自分が訪れた時間帯は閑散としてたからか駅員さんは不在でした。
それにしても、駅舎って何でこんなに落ち着くのでしょうかね?
最近は駅舎を持たない無人駅が増えますが、
駅舎はやっぱりあってほしいです。
古い木造駅舎を大切に活用するJR四国は本当にありがたい。
それでは跨線橋を渡ってホームにイン。
徳島線のうち、大正3年に延伸開業した川田-阿波池田間の駅は基本的に、
阿波加茂駅と同様、跨線橋の先に島式ホームがある構造でした。
跨線橋の上から島式ホームを眺めます。
阿波加茂駅の島式ホームから全景をチェック。
ホームの上にはいかにも古そうな上屋がありますけど、
JR四国の駅にはこの形状でも新しい上屋があるので要注意です。
ちなみに阿波加茂駅の上屋は開業当時からの古いものと確信しました。
その理由は…
柱が腐れてましたから。
シロアリにやられちゃったのかな?
駅舎もですけど虫に食われた上屋をたま~に見かけます。
シロアリも駅舎が上屋が好きなのですね、自分もですけど。
さてさて、阿波加茂駅のホームが注目な理由ですが…
ホームの上にでっかなクスの木が生えてる!
そんなの珍しくないじゃないって?
いえいえ、ホームで大樹を見る機会って意外に少ないはずですよ。
実はここにクスの木が生えてるのには理由がありまして、
三加茂町には樹齢1,000年を越える
特別天然記念物の「加茂の大クス」があるのでした。
観光の振興のためにここにクスの木が植えられたのだと思いますが…
ホーム上の2本のクスの木は国鉄時代からあるモノらしい。
このクスの木は、「加茂の大クス」のことを知ってほしくて
国鉄職員さんが植えたモノなのでしょうけど…
1500形気動車にしか目が行かなくて本当に申し訳ない。
もう一度言います。
本当に申し訳ない。
阿波加茂駅から「加茂の大クス」までは約1キロ。
歩いて15分ほどで辿り着くことが出来ます。
興味がある方はぜひ「加茂の大クス」へ。
興味のない方はホームのクスの木で満足してくだされ。
訪問駅リスト(JR線)
徳島線(よしの川ブルーライン)
↑(佃駅方面)
阿波加茂駅(平成27年9月1日)
↓(佐古駅方面)
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