ジョー・クインは、ジョージ・ウィロビーという若者を下院議員にして、自分の娘ポーラと結婚させようとする。
だがポーラは結婚したくない。また気象観測者のカーク・ダンカンと知り合ったが、カークとも喧嘩した。
選挙が行われるが、その日の天候が雨と予想したカークに反発して「雨だったらジョージと結婚」と言ってしまった。
製作年:1937,監督:Alfred E. Green,脚本:Ethel Hill,Albert Z. Carr,Manuel Seff,Lynn Starling
■ はじめに
登場人物(キャスト)
ジョー・クイン(ウォルター・コナリー)
ポーラ・クイン(アイダ・ルピノ) 娘
ジョージ・ウィロビー(レジナルド・デニー)
ウィロビー夫人(ナナ・ブライアント) 母親
カーク・ダンカン(ラルフ・ベラミー) 気象観測者
ハンク・キース(グランヴィル・ベイツ) ウィロビーの対立候補
邦題が秀逸。ポーラのキャラクターも秀逸。だが画像が不鮮明、なんとかならなかったのか?
■ あらすじ
◆ ジョー・クインの陰謀
金持ちで政界に影響力を持っているジョー・クインは、ウィロビー夫人と諮って、彼女の息子ジョージ・ウィロビーを下院議員にしようとしている。
そして娘のポーラとジョージを結婚させて、自分の社会的地位、影響力を増大させようとしている。
だがポーラは、その話に怒る。
◆ 風船事件
ポーラが父親に対して怒っているところに、空から風船が舞い降りて来てポーラの頭に着陸した。
その風船は気象庁に勤めるカーク・ダンカンが観測用に飛ばしたものだった。
カークはクインの屋敷を訪れて風船を回収しようとした。だが怒ったポーラと喧嘩して、風船を忘れて帰ってしまった。
またまた怒ったポーラは気象台を訪れて、風船を突き返そうとしたが、また二人は喧嘩して風船を戻すのを忘れて帰って来た。
◆ やっぱりポーラは意地っ張り
いよいよ選挙は始まって、ジョージは立候補した。ハンク・キースも立候補した。
ジョージはクインの屋敷を訪れて、ポーラにラヴコールを繰り返したが、意地っ張りのポーラの怒りを買って、ジョージは屋敷を飛び出した。
◆ カークの天気予報
ところで投票日の天候がどうなるかで投票率が変わってくる。雨であれば、投票率は落ちる。
それが気になったジョーとジョージはカークに予報を聞くために屋敷にカークを呼び出した。
カークは雨と予想した。そしてカークもポーラにラヴコールする。またしても怒ったポーラは「雨が降ったらジョージと結婚するっ」と嫌味を言ってしまった。
カークは気象台に辞表を提出した。
◆ 雨になったが、
だがカークは、デタラメに雨と予報したことが判明。ジョー、ジョージなどは慌てる。
ポーラはジョージと結婚しなくていいと胸をなでおろした。
だが当日は雨となってしまった。ジョージはポーラと結婚できるとウキウキ。
だがそこにカークが跳びこんできた。カークとポーラは抱き合って、雨の中に飛び出した。雨の中でキスをした。
ジョージは悔しがった。
■ 出演作
◆ アイダ・ルピノ
(1941)ハイ・シェラ/High Sierra
(1941)生きてる死骸(生きてゐる死骸)/Ladies in Retirement
(1948)秘境/Lust for Gold
(1952)危険な場所で/On Dangerous Ground
(1948)深夜の歌声/Road House
(1953)二重結婚者/The Bigamist
(1942)夜霧の港/Moontide
(1954)地獄の掟/Private Hell 36
(1955)悪徳/The Big Knife
(1941)海の狼/The Sea Wolf
(1952)優しき殺人者、記憶が途切れる男/Beware, My Lovely
(1956)口紅殺人事件/While the City Sleeps
(1950)逃亡する妻/Woman In Hiding
(1942)人生が始まる夜/Life Begins At Eight Thirty
(1954)仮装舞踏会/Masquerade
(1953)ジェニファー:失踪した管理人/Jennifer
(1947)逃げちゃ嫌よ:二人の作曲家と二人の女性/Escape Me Never
(1976)巨大生物の島/The Food of the Gods
(1950)レイプのトラウマ/Outrage