指揮者のジョン・メレディスはツアーのためロシアに来た。そこでアマチュアピアニストのナディア・ステパノヴァに出会った。
二人は愛し合って結婚したが、ドイツがロシアに侵攻した。
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製作年:1944、監督:Gregory Ratoff、Laszlo Benedek、脚本:Leo Mittler、Victor Trivas、Guy Endore、Paul Jarrico、Richard Collins
■ はじめに
登場人物(キャスト)
ジョン・メレディス(ロバート・テイラー) 指揮者
ハンク・ヒギンズ(Robert Benchley) ジョンのエージェント
ナディア・ステパノヴァ(Susan Peters)
ボリス・ブルガノフ(John Hodiak) ナディアの義兄
設定は大作風だが、内容は個人的なストーリーである。いや、それだから良いとか悪いとかいう話ではない。
■ あらすじ
◆ ジョンとナディアの出会い
1941年、指揮者のジョン・メレディスはマンハッタン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者として、ロシアでの長期ツァーを開始するためにモスクワに来た。
駅には彼らを歓迎する人々が詰めかけた。その中にナディア・ステパノヴァという女性がいた。ナディアはジョンに近づこうとしたが、人ごみに遮られて近づけなかった。
ある場所でナディアがピアノを弾いていると、偶然にジョンが入ってきた。
演奏が終了した後、二人は話した。ナディアは数か月後にナディアの故郷の村ツァイコフスコエの音楽祭に来てほしいと願い出た。
二人はレストランに行って食事をした。ジョンはナディアの依頼を快く引き受けた。
◆ ナディアは姿を消した
その後、ジョンの四日間の休暇を利用して、モスクワを見て回った。
そして早くもジョンはナディアに惹かれて愛を告白した。
ナディアはと言えば、突然のことで気が顛倒したのか、あるいは有名な指揮者と単なる田舎娘の自分を比較したのか、応答することができなかった。
ナディアはジョンの前から姿を消してツァイコフスコエに帰った。
◆ ジョンとナディアは結婚した
ジョンはナディアと一緒になる決意を固めてツァイコフスコエに向かった。補足。ツアーのことはどうなったのか知らないが。
村人から暖かい歓迎を受けた。ジョンはナディアにプロポーズした。
ナディアは迷いに迷ったが、結局プロポーズを受け入れた。ロシア式の伝統的なな結婚式が行われた。
◆ ナディアは立派に演奏をこなした
ツアーが再開され、ロシアの各地を回った。圧倒的な人気を得て大成功である。
ナディアもジョンと同行した。
ジョンは次のコンサートでナディアにピアノを演奏するように提案した。
緊張しながらもナディアは立派に演奏をやり遂げた。その評判はナディアの故郷ツァイコフスコエにも届いた。
◆ ドイツが侵攻した
しかしここにおいてドイツがロシアに侵攻した。
二人は別れてナディアはツァイコフスコエに戻った。
ソ連政府のの戒厳令が敷かれて、軍事訓練が行われた。外国人の立ち入れは禁止された。
ジョンはコンサートを続けていたが、ツァイコフスコエの状況を把握し、ナディアに会いに行くことにした。
◆ ジョンはツァイコフスコエへ
ジョンはバスや列車を乗り継いでツァイコフスコエを目指した。
列車が爆撃を受けて、他の人々とともに、どことも分からないところに逃れた。
ある指揮官に助けられて、なんとかツァイコフスコエに到着したが、村は戦火によって荒れ果てていた。
ジョンは村に残ってドイツ軍と戦おうとするが、ナディアの義兄のボリス・ブルガノフがナディアと二人でアメリカに戻ることを提案した。
◆ ニューヨーク
ニューヨークのコンサート会場。
ジョンはスピーチを行い、その中でドイツに侵攻されたロシアの状況とナディアを紹介した。
演奏が始まり、ナディアはピアノを演奏した。大きな拍手。
■ 出演作
◆ ロバート・テイラー
(1940)哀愁/Waterloo Bridge
(1951)クォ・ヴァディス/Quo Vadis
(1954)王家の谷/Valley of the Kings
(1946)底流/Undercurrent
(1947)高い壁/High Wall
(1949)夫はスパイだった/Conspirator
(1958)暗黒街の女:マフィアと弁護士とダンサー/Party Girl