■ New York Confidential
ニックは犯罪シンディケートのボスのルーポの元で働いていた。ルーポの娘キャシーは何かと父親に反発している。
キャシーの家出・死亡があり、シンディケートの裏切り事件などでルーポは当局に協力する決意をした。 シンディケートはニックにルーポ殺害の指示を出した。
製作年:1955、監督:Russell Rouse、脚本:Clarence Greene、Russell Rouse、原作:New York: Confidential!(Jack Lait、Lee Mortimer)
■ はじめに
登場人物(キャスト)
チャーリー・ルーポ(ブロデリック・クロフォード)
ママ・ルーポ(Celia Lovsky) チャーリーの母親
キャサリン・ルーポ(アン・バンクロフト) チャーリーの娘
アイリス・パーマー(マリリン・マクスウェル) チャーリーの愛人
ニック・マゼラン(リチャード・コンテ) 殺し屋
ジョニー・アキレス(オンスロー・スティーブンス) シカゴのボス
■ あらすじ
◆ チャーリー・ルーポ
チャーリー・ルーポは犯罪シンディケートのニューヨーク支部のボスである。
合法的な会社の仮面の下に、麻薬、賭博、密輸、歓楽街の利権などをめぐる暴利をむさぼり、目的のためには手段を選ばず、恐喝、殺人等の暴力行為をほしいままにしている。
だがルーポはいかめしい顔つきには似合わず、心配性の母親、もう大人になった娘のキャシーと住んでいる。妻はおらず、恋人のアイリスがいる。
キャシーは何かとルーポに反抗している。
◆ ニック・マゼラン
アンドラドという男がシンディケートの掟を破った時、ルーポはシカゴのボスのジョニー・アキリーズからニック・マゼランを借りてアンドラドを処分した。
以降アキレスの許しを得てニックはルーポの元で働いた。
ルーポとオフィスや屋敷で過ごすうちに、キャシーがニックを好きになるが、ルーポとの関係からキャシーを無視している。
◆ ウィリアムスン殺害事件
シンディケートはワシントンにいるウィリアムスンを通じて石油利権漁りをしていた。ウィリアムスンが議員にロビー活動をする。
しかしウィリアムスンは裏切ったたため、シンディケートはウィリアムスンの処分を決定した。ルーポは三人の手下を使ってウィリアムスンを殺害した。
殺害は成功したものの、彼らは手懸りを残し過ぎた。仕方なくルーポはニックに彼らの殺害を命じた。
ニックは二人までを殺害したが、一人を取り逃がした。
生き残った一人は当局に駆け込んで、自分の罪を認める代わりに「ウィリアムスン殺しの黒幕はルーポ」と白状した。
◆ キャシーが自殺した
キャシーは父親に対する反発から家出をして、自分で仕事をしていた。
ニックはキャシーの居場所を知っていたが、ルーポには秘密にしていた。
しかしキャシーはウィリアムスン事件の件で解雇された。
ニックを頼って来たが、ここでもニックに拒否されたため、運転する車を立ち木に激突させた。
◆ ルーポとニックの殺害
キャシーの死亡はルーポを打ちのめした。ルーポは当局に協力することを決意した。
それを受けてシンディケートはルーポの抹殺を決定した。ニックに命令が下った。
ニックは命令通りルーポを殺したが、秘密を知りすぎているニックも消された。
■ 出演作
◆ アン・バンクロフト
(1957)リゾート連続殺人事件/The Girl In Black Stockings
(1955)ニューヨーク秘密結社/New York Confidential
◆ リチャード・コンテ
(1946)記憶の代償/SOMEWHERE IN THE NIGHT
(1949)深夜復讐便/THIEVES' HIGHWAY
(1959)コルドラへの道/They Came to Cordura
(1968)セメントの女/Lady in Cement
(1948)出獄/CALL NORTHSIDE 777
(1947)いのち短し/The Other Love
(1949)ならず者と墓荒らし/Big Jack
(1950)大病院殺人事件/The Sleeping City
(1953)バビロン伝説/Slaves of Babylon
(1954)ハイウェイ捜査網/Highway Dragnet
(1949)他人の家/House of Strangers
(1949)疑惑の渦巻/Whirlpool
(1955)ニューヨーク秘密結社/New York Confidential