■ PETER IBBETSON
ゴウゴウとミムシーは仲良しだったが別れ別れになった。
ゴウゴウは長じて建築家となり、ある公爵の仕事をした。その妻と親しくなった。
その妻は、ミムシーであることが分かった。


製作年:1935、監督:ヘンリー・ハサウェイ、脚本:コンスタンス・コリアー、ヴィンセント・ローレンス、エドウィン・ジャスタス・メイヤー、ジョン・ミーハン


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 ゴウゴウ(Dickie Moore) 8歳
 ミムシー(Virginia Weidler) 6歳
 ピーター・イベットソン(ゲイリー・クーパー) 建築家
 メアリー(アン・ハーディング) タワーズ公爵夫人
 タワーズ公爵(ジョン・ハリデー)
 アグニス(アイダ・ルピノ)
 フォーサイス大佐(Douglass Dumbrille) ゴウゴウのオジ

本作は実はアイダ・ルピノの出演作に入っていたのでピックアップしたのだが。ほんの少ししか登場しない。残念。
 


■ あらすじ

◆ ゴウゴウとミムシー

1920年、バリ。ゴウゴウとミムシーは隣同士の家で、二人は楽しく遊んでいた。

ある日、ゴウゴウの母親が死亡した。

ゴウゴウは孤児となり、イギリスからオジのフォーサイス大佐が迎えに来て、ゴウゴウはイギリスに渡った。

名前もピーター・イベットソンとなった。

◆ ビーターは建築家になった

大人になってビーターは建築家になった。大人になってもミムシーの思い出を抱いていた。

休暇を利用してパリに行き、ミムシーとの思い出の地を訪問したが、ミムシーの行方は不明であった。

◆ タワーズ公爵の仕事

ビーターはタワーズ公爵からの仕事を依頼された。ビーターは公爵邸に出かけて仕事をこなした。

公爵夫人のメアリーとも打ち合わせをした。次第に二人の心は近づいた。

仕事は終了した。ビーターの心は迷い、しばらく当地に留まった。

◆ ミムシーっ!

公爵は、このような二人の仲を疑った。さらにメアリーがミムシーであることが判明した。

ビーターはメアリーの部屋を訪れた。二人が抱き合っているところに、公爵が現れた。

公爵は拳銃を構えた。対してビーターはイスを持ち上げて投げつけた。

公爵は死亡し、ビーターは捕らえられた。

◆ ピーターは牢獄の中

ビーターは無期懲役に処せられた。暗い監獄の中でメアリーのことを思った。

補足。これからはほとんど幻覚の世界。

ビーターは監獄を抜けてメアリーに会いに行った。メアリーは指輪を送ると約束した。

不思議なことに、次の日には指輪が送られてきた。

その後も、二人は毎夜出会った。二人は年齢を重ねた。

ついにビーターは獄舎の中で命を終えた。メアリーもピーターの名前を呼んで息絶えた。
 


■ 出演作

ゲイリー・クーパー
モロッコ/Morocco(1930)
(1943)誰が為に鐘は鳴る/For Whom the Bell Tolls
真昼の決闘/High Noon(1952)
(1941)群衆/Meet John Doe
(1932)武器よさらば/戦場よさらば/A Farewell to Arms
西部の男/The Westerner(1940)
(1959)コルドラへの道/They Came to Cordura
(1954)悪の花園/Garden of Evil

アイダ・ルピノ
(1941)ハイ・シェラ/High Sierra
(1941)生きてる死骸(生きてゐる死骸)/Ladies in Retirement
(1948)秘境/Lust for Gold
(1952)危険な場所で/On Dangerous Ground
(1976)巨大生物の島/The Food of the Gods
(1948)深夜の歌声/Road House
(1953)二重結婚者/The Bigamist
(1942)夜霧の港/Moontide
(1954)地獄の掟/Private Hell 36
(1955)悪徳/The Big Knife
(1934)女装陸戦隊/海兵隊へようこそ/Come on Marines!