近年、離れてしまっているセルフ・カウンセリング®を少し…
AEAJ認定教室 調布アロマシオン主宰、アロマテラピー研究室でも活動し、web制作する島田さつきです
96年から学び始めたセルフ・カウンセリング®。
出会ってからかれこれ、四半世紀になります。
セルフ・カウンセリング®とは、1960年代に渡辺康麿先生によって創案された“一人でできるカウンセリング”で、自分の思いこみ(既成概念)から自由になって、自分と世界とを再発見する方法です。
セルフ・カウンセリングでは、自分と他者を分ける「自他境界線」という概念(メソッドの中の記述ルール)があります。
例えば、子どもが恥ずかしいことをすると親である自分も恥ずかしい。
こういったことは、「自他境界線」が引けていない状態です。
このような時、当人の子どもは、恥ずかしいことをしているのでしょうか?
子どもは「恥ずかしいこと」と意識的にそのことをしていないかもしれません。
恥ずかしいのは親だけで、子どもはそんなこと微塵も感じていないかもしれません。
恥ずかしいと感じているのは、親自身の価値観からそのように感じているだけ。
子どもの言動が本当に恥ずかしいかどうかは、根源的な問題では無いのです。
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赤子は生きるための学習を真似ることから始めます。
それは、保護者である大人の真似をして危険を回避し、生き延びる防御戦略です。
ある程度、自分を守れるようになっても、ずっと真似っこをするのは、その拠りどころとする人と同一化して安心を得たいからです。
防御戦略のために、それまでずっと行なってきたことですからね。
「お母さんみたいになりたい」とか、子どもの頃は恥ずかしくて嫌だったのに「父と同じ職業の芸人になる」とか、そういう心理はこの同一化からきています。
他者と関わる時、まずは自分のことを知って欲しいから始まります。
そして、自分のことをわかって欲しい。自分のことを、認めて欲しいといった欲求へと、距離が縮まれば縮まるほど、その欲求はエスカレートし、自分と同じように感じて欲しいと、同一化する欲求に変わっていきます。
そして、自分の思いや価値観を共有したい(わかって欲しい)から、
自分の思いや価値観を押し付ける(わかるべき)になってしまうのです。
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