AEAJ認定教室 調布アロマシオン主宰、アロマテラピー研究室でも活動し、
セラピストのためのホームページ制作も承ってます島田さつきです。
ここ数か月、アニメチャンネル(キッズステーション)で『まんが日本昔ばなし』を観ている。70年代の子ども時代に放映されていたが、94年まで続いていたという。
70年代、これからの未来…大人になる頃にはアトムが居て、空飛ぶ車で出かける世の中になっているんだろう…などと漫然と未来を想像していた、希望に溢れてた70年代の子ども時代の平和の象徴のようなアニメ。
昔々、おじいさんとおばあさんが…のお馴染みのシチュエーションはやはり多い。
じじばばが山(田舎で残され)で暮らしているのは、今に始まったことじゃなかったんだね。
昔話では、山村の集落で若い人がいる場合、田畑の担い手だが、他にも人手となる若者は、町に奉公に出てたりする。
山村での暮らしでは、嫁がよその土地からくるパターンも多い。
だから、雪女とかへび女とか、つるの恩返しみたいな、ヒトではない嫁の話しが多いのもわかる。
今現在、130回まで観てきての昔話あるある…
良心のあるじじばばと、意地悪じじばばの対比話はけっこうある。
じじばば以外の出演は、山姥(やまんば)、天狗、鬼、雷さま、神さま、きつね、たぬき、牛、馬、ねずみ、うわばみ…
鹿、猿、熊なども昔から居たはずだが、前出の動物と比べると出演率は低い。
きつね、たぬきに化かされた率が凄く多いところをみると、ヒトと接していた率が、他の動物と比べて群を抜いているのだろうと想像できる。
先日の話は現在問題になっている大雨による被害の二本立てだった。
『三人兄妹』(島根県)
三人兄妹には、筏師(いかだし)の両親がいたが大雨の災害で、はげ山の崖崩れの岩に潰され死んでしまう。両親の死後、姉は以前から決まっていた嫁に行き、兄は炭焼きの卸となり家を出て、末娘の「かめ」は家に残り暮らした。
兄は、秋から冬まで焼く炭を、夏まで焼かせて安く買占め、冬に高く売るというやり方で成功していく。店の裏山を買占め、更に木を切って炭焼きに炭を量産させた。
末娘のかめは、親の遺した畑で杉の苗を育て、親が死んだ崖やあちこちの他人の山や崖、木の切られた隙間に植えていった。そんな苗も大雨では次々と流されてしまう。しかし、かめは何度でも植えるのだった。このムダに終わる植樹に陰口を叩く村人も多く、兄も自分の山に苗を植えるかめに止めろと言い絶縁してしまった。
何十年も経ち、兄は炭で大成功を納める一方で、かめはずっと杉苗を植えていた。杉はぐんぐんと育っていき足場が悪い崖の杉は切り倒すこともできなくなっていた。
かめは老婆になっても相変わらず杉を植え続けた。
そんなある日、大雨で兄の山は山崩れを起こし家ごと潰れてしまう。かめが植えた杉が育った山では、杉の根が岩や土をしっかりと抱え込み山崩れを起こさずに済んだ。
村人たちは、おかげで被害に遭わずに済み、かめに感謝するのだった
その後、かめは変わらず苗を植え続けるがある日、杉の下でひっそりと亡くなる。
村人はそこに「美杉観音」という小さな観音堂を建てのちの代まで語られたという。
『姉川と妹川』(滋賀県)
昔、琵琶湖の近くの伊吹山の谷に、どこの誰かも分からない二人の姉妹の姫がいた。
谷には川がなく、村人たちは田んぼが作れず粟やそばなどを作って貧しく暮らしていた。そんな貧しい村人たちだったが、その姉妹を大事にしてもてなしていた。
ある年、長雨に見舞われ山の高台に大きな池の水たまりができてしまう。山の木々は土を抱え崩れるのをこらえていたが、山は水を腹に溜めパンパンになり、今にもはちきれそうで、もう持ちこたえられなくなっていった。
姉妹は、山崩れを防ごうと池の水の底を抜くため池に飛び込んだ。
池の水は谷に二股に分かれた川となり、姉妹が姿を変えた龍とともに流れ込んだ。
二本の川ができた谷では、水をひくことができ田んぼも作れるようになった。
二つの川を村人は、姉川、妹川と呼んだという。
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木々の根は、石を含んだ土を防災ネットのように抱え込み、容易に崩れない山を形成する。しかし、私たちは、今、水を貯めこめる土をコンクリートの下に追いやった。
コンクリート下の土たちは、雨水の浸食と共に隙間を作り、いつの間にか大きな空間となってしまう。地下を掘りその振動で土揺らしをして、道路陥没が起きる。
木を切り土を覆うソーラーシステムも、さらに山崩しを助長させる。
マンホール蓋が飛ぶのは、排水に水のみならずゴミまで流れているのも一つの原因だ。ヒトが水流の管理を怠っているだけでなく、予測を超えた自然の驚異を甘く見積もっているからでもある。
昔話でも、はげ山が水害を招くことを露わにしている。
両親の喪失を繰り返すまいと、杉を植え続ける生涯をおくったかめ。
それでも、かめの魂は届かず、兄をも失くしてしまう。
昔話は、めでたしめでたしばかりでなく、残酷な教訓をも遺す。
昔の人々の魂の物語は、私たちを動かすことはできるのだろうか。
さて、『まんが日本昔ばなし』は1回2話ずつで1470話あるらしい。
キッズステーションでは、平日のみの放送で、今、130話あたりまできているが…全て観るまであと2年半かかる計算。
それまでまともに生きていられるんだろうか?
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アロマテラピー研究室は、翻訳によって日本にアロマテラピー広めた故・髙山林太郎氏が創設。
髙山氏から後継人指名をされた林さんとともに、髙山氏の思いを引き継ぎ、髙山氏のアロマ遺産管理とアロマテラピー啓蒙活動をしております。







