「思い込み」という無意識 | アロマ&心理カウンセリング 心とからだのセルフケア @東京 調布

アロマ&心理カウンセリング 心とからだのセルフケア @東京 調布

心とからだの健康はセルフケアから。セルフ・カウンセリング、AEAJアロマテラピーアドバイザー・アロマハンドセラピスト資格認定教室 アロマシオン主宰
セラピストのためのweb制作も承ります。アロマ、カウンセリング、自然療法、Web制作のこと語ります

季節が良い時期は、色んな人がレジャーに出かける。
旅行に行ったのはもう何年前だったか。
ここ数年、レジャー目的で出かけるのは、恒例になった梨ぶどう狩りくらい。
他は仕事がらみでハーブ摘みイベントか、アロマフェアくらい。
それ以外、何をやっているかって…仕事か家事。
大したお金にならなくても、ちまちまと仕事をこなしていくのは楽しい。
だからやっているようなもので、気晴らしとか遊びに行こうとか別に思わない。


そんな生活にちょっと疑問を持ったものだから、ある人に
「私は全く遊んでない。
レジャーに興じる事もなく、起きている時間はほぼ何かの作業をしていている。
出不精の夫でさえ、テレビゲームに興じるような遊びはしているのに…」と、
そんな私の生活ぶりってどうなんだろう…と問いかけようとしたら、
話を全て聞かないまま、自分の事を話出した。
あっ、また持っていかれた。
これが「人の話を取る」という行為。
大抵の人は、何かの話題に対して、自分の思いを述べる傾向にある。
それはそれで悪い事ではないけれど、自分の思い込みの中でさらに解釈を変えてしまうのだ。
私の話を最後まで聞かず、私がレジャーに行きたいと主張していると勝手に解釈している。
自分の思いを述べるに留まるならばまだしも「私はレジャーに行きたい」などとは、
一言も言っていないのに、そのような前提ありきで話はどんどんと進んでいく。

人の思い込みとは、このように自分で気づかないまま行われる行為なのだ。
そしてそれは習慣化される事で、疑問を持つ隙もなくなる為に気づく機会も無くす。
挙句に、解釈を間違えていることを指摘すると「それなら早く言ってくれ」のようなやり取りになる。
「早とちり」という言葉があるが、自分の中だけで完結して、
本来あるはずの相手とのコミュニケーションが成立しなくなってしまう。


ジャイアンみたいなオヤジに、誰かとのイザコザの話をしたら、
勝手に相手の所へ怒鳴り込んでいくようなストーリーと同じだ。
誰も怒鳴り込んでくれとか、相手が悪いとか言っていないのに…
そしてジャイアンはこう言う「なんで早く言わないんだ」

相手とのやり取りにおいて、自分自身を観察すること。
年をとれば取るほど、習慣化が進んでジャイアンになりがちになる。