TRIQUETRA ~Tributary Zone~ -2ページ目

TRIQUETRA ~Tributary Zone~

2代目のブログです

スタディ・グループのメンバーの

ひとりだった、WMMの彼は。

 

ゼニスの講座とか。

ライトランゲージの講座とか。

 

ウイングメーカー以外でも

関わることが多くて。

 

 

そういうところでも。

 

あぁ、この子は。

 

なんだか、いろんなものを、

引き継いでくれるのかもなぁ。。。

 

・・・という。

 

そんな感覚があった。

 

 

彼もまた、魚座で。

 

魚座らしく、

本当に素直で、優しい人で。

 

そして多分、メタモンで(笑)

 

 

でもあの頃はまだまだ。

 

完全に何かに

変身しきる前の。

 

未知数のメタモンだったと思う。

 

 

なんだか。。。

 

ものすごく失礼な喩えを

しているような気もするけど^^;

 

 

 

ある時、彼が私の前で、

彼のお母さんと電話で話している

様子を見ていたら。

 

私の口からは。。。

 

 

「なんだか、良い息子だねぇ。。。」

 

 

・・・なんて言葉が、

つい飛び出していて(笑)

 

 

彼もたしか。

 

もう、三十路は超えていたし。

 

そんな風に言われるのは、

イヤだっただろうけど(苦笑)

 

 

でも、私にとって彼は。

 

そういう印象の子だった。。。

 

 

 

スタディ・グループが終わりを

迎えた頃に。

 

その彼と、所用でメールした時、

彼は突然、こんなことを言い出した。

 

 

「翻訳者の彼さんに、メールで

お礼をしようと思ってます」

 

・・・と。

 

 

翻訳者の彼も、『ドールマン』の

翻訳をしていたのだけれども。

 

それがちょうど、その時期に

完結したようで。

 

そのお礼を言いたい。と。

 

WMMの彼は言いだしたのだ。

 

 

 

もちろん、私は。

内心。

 

 

「は???

ちょっと、やめて」

 

 

・・・と思っていた(苦笑)

 

 

もし今。

 

WMMの彼が、自分はLyricaさんの

スタディ・グループにいました。と。

 

翻訳者の彼に伝えてしまえば。

 

 

オラクルの預言を信じきっていた

翻訳者の彼のことだから。

 

きっとすぐに、WMMの彼の役割を

定義してしまうだろうと。

 

そう思ったのだ。

 

 

「あなたがきっと。

三人目だ」

 

・・・と。

 

 

そしておそらく。

 

WMMの彼も。

それに、流されるだろう。。。と。

 

 

私の頭の中では。

 

一瞬にして。

そんなストーリーが巡った。。。

 

 

 

ただ起こっているだけのドラマに。

最初から意味なんてなく。

 

 

そこに、意味をつけていくのが、

私達、人間で。。。

 

 

預言はそうやって。

 

人が成就させてしまうものだと。

 

私は思っているから。

 

 

 

だから。

 

正直に言えば。

 

WMMの彼には。

メタモンには。

 

翻訳者の彼とは、

繋がってほしくなかったのだ。

 

 

もともと。

似たようなオーラというか。

 

似たような色を持つ

あの二人が繋がれば。

 

 

まだ、透明さの残っている

WMMの彼が。

 

翻訳者の彼から、多大な

影響を受けてしまうことは。

 

目に見えていたから。

 

 

でも。

 

あの時の私もその。

 

「やめて!」

 

・・・という言葉は。

飲み込んだ。

 

 

それは私の。

エゴだと思ったからだ。。。

 

 

 

なんというか。

 

大事な息子を。

 

あまり好きではない家に、

婿入りさせないといけない親。

 

・・・みたいな感覚になった(苦笑)

 

 

 

これまで大切にしてきた人が。

 

この先、ヒエラルキーの構造に

とりこまれることがありませんように。と。

 

 

変身前のメタモンが。

 

その構造の中で。

今の透明さを失うことが

ありませんように。。。

 

・・・と。

 

 

心の中でひっそり祈りながら。

 

 

でもそのまま。

何も言わずに。。。

 

 

彼の手を。

 

あの時、放した。。。

 

 

これもまた。

 

運命か。。。と。

 

そう思いながら。

 

 

その先のことはもう。。。

 

WMMの彼の道なのだ。。。と。

 

 

*******

 

 

母が倒れた時。。。

 

自分の中のエネルギーが、

何か切り替わったような。

 

そんな感じがしていた。

 

 

ヒーラーの仕事も辞め。

スタディ・グループも終わりにして。

 

 

その時に繋がっていた

人達との縁も。

 

そこですべて、

切れたような。

 

そんな感覚があった。

 

 

言葉ではうまく

伝えられないけれども。

 

 

そこにあった「磁力」が。

 

消えたのだ。

 

 

そういう時は。

 

ドラマのチャプターが

切り替わる時だと。

 

これまでも感じてきていた。

 

 

人生の中でそうやって。

 

チャプターが切り替わる瞬間を、

何度か経験してきていたから。

 

もうこの頃は。

 

感覚で、そういうことが

解るようになっていた。

 

 

 

正確に言えば。

 

魂のご縁というものは。

ずっと切れないものだ。。。

 

 

「私」という個が。。。

 

源に溶けこんで、

完全に、消え去るまでは。。。

 

 

 

けれども。

 

この、「人間ドラマ」の上でのみ、

それを見た時は。。。

 

人間視点からのみ

見た時は、それは。

 

「道が分かれる」

 

・・・ように見える。

 

 

「縁」が切れたように見える。

 

 

同じ舞台に立っている時間が、

終わった。。。

 

・・・みたいに。

 

 

 

私はもともと。。。

 

人間Lyricaが存在している

この世界は。。。

 

すべてである私が見ている

夢だと思っていたから。。。

 

 

 

その人間Lyricaにとっては、

「本物の現実」であり。

 

すべてである私にとっては、

「単なる夢」である

 

この人間ドラマは。

 

 

記憶喪失になって。。。

 

自分は「私という個人」だと、

思い込んでいる今しか。

 

リアルに体験できない。。。と。

 

 

そう思っていた。

 

 

 

そんな貴重な今であり。

楽しまなきゃ損なものであり。

 

 

そうやって。

 

思う存分。

 

今、ここにいるこの時を。

 

真剣に、全力投球で、

体験しつくすものだと。。。

 

 

本気でそう思いながらも。

 

 

同時にどこかでは、、、

 

執着心が薄くて。。。

 

必死になれなくて。。。

 

 

 

だって。。。

 

10代のあの時に。

本当に記憶が戻ってしまったから。

 

 

ここが幻想であることは。

 

 

私にとってはもう。

 

疑いようのない、

「事実」だから。。。

 

 

 

だから。

 

何事にも必死になれない私は。

 

昔からそうやって。。。

 

そういう「流れ」のままに。

 

その流れに乗って、

生きてきた。

 

 

けれども。

 

私のこの生き方を。

この感覚を。

 

本当に本当に。

 

理解している人は、

いないのだろうなぁ。。。と。

 

いつも、感じていた。

 

 

 

流れのままに生きる。

 

・・・ということは。

 

 

時に、周囲から

誤解を受けたりもしてきたので。

 

 

昔は、攻撃されるのが

怖くて。。。

 

解っていても、

流れに逆らってしまうことが、

多々、あったりしたけれども。

 

 

母が倒れた頃。。。

 

あの頃はなんだか。。。

 

いろんなことがもう、

突き抜けてしまっていて。

 

 

なんというか。

 

もう何も。

 

怖れなくなっていたな。。。

 

 

 

あの時点で既に。。。

 

 

人間Lyricaの中に、

すべてである私と同じ、

 

 

「静けさ」

 

 

・・・は、少しずつ到来していて。

 

 

だから思ったのだ。。。

 

 

残っているカルマは。。。

 

もう、ほとんどないのかも

しれないな。。。

 

・・・と。

 

 

*******

 

 

これまでの人生の中で。。。

 

いつも必ず。

 

私の心の真ん中に

入り込んでくる人がいて。

 

今いる人がそこを去る時。

 

そのタイミングで必ず、

次の人が現れていた。

 

・・・と。

 

これまでも、書いてきたけど。

 

 

あの時。

 

その位置にいた人が、

勝ちゃんファンの彼女で。

 

 

でも。

 

その彼女との縁も。

 

スタディ・グループの終わりと共に、

終わった。

 

 

終わった。。。というよりかは、

半ば無理矢理。

 

私のほうで終わらせた。

 

 

・・・と言ったほうが、

正しいかな。

 

 

そうやって。。。

 

人間的な視点から見たら。

 

冷たい人だ。。。

 

私は。。。

 

 

 

けれども。

 

もしあのまま続けていたら。。。

 

彼女はますます

私に依存しそうな気がしていた。。。

 

 

 

彼女が私と再会した時。。。

 

彼女もまた。

周りの人達に去られて、

独りになって。。。

 

寂しかったところで、

私のことを、ふと思い出したと。

 

そう言っていたけれども。

 

 

その時は、やっぱり。

 

彼女もまた。

チャプターの切り替わり時

だったのだろう。。。

 

 

あのあと。

 

私から影響を受けた彼女は。

 

精神的な世界への旅に、

意識を向け始めたけれども。。。

 

魂的に見れば、

多分。

 

彼女にとっての私は。

 

そういう「役割」で。。。

 

 

彼女に限らず私はいつも。

 

そういう役割で。。。

 

 

そうやって。。。

繰り返してきていた。

 

私も。

 

 

そこに何か。。。

 

私の、カルマ的なものが

あったのだろう。。。

 

 

 

スタディ・グループが終わる頃の

彼女はもう。

 

私のそばにいなくても、

自分で自分の道を歩けるくらい、

元気になっている。。。と。

 

そう感じていたから。

 

 

なんとなく。

 

自分の役目も終わったような。

そんな気がしたのだ。

 

 

もちろん。

 

人は、「情」に囚われるから。

 

彼女からしたら、そこに。

 

いろんな感情が湧いただろうと

思うけれども。

 

 

あの時も。

 

余計なことは言わなかった。

 

 

*******

 

 

勝ちゃんファンの彼女との

時間が終わった時。

 

次は、誰が来るのだろう?

 

・・・と。

 

そんな思いが、

頭の中にはあった。

 

 

いつもだったら。

このタイミングで。

 

思いもしない人が、

思いもしないところから、

現れるからだ。。。

 

 

でも、とうとう。

 

「次の人」は、

現れなかった。。。

 

 

だからあの時、

実感したのだ。。。

 

 

あぁ。

ここのカルマも。

 

これで終わったね。。。と。

 

 

 

あの時。。。

 

勝ちゃんファンの

彼女だけでなく。

 

私と繋がりのあった人たちが、

私の周りからいなくなって。

 

 

実際は。。。

 

いなくなった。というか。

 

 

私が切った。。。

 

・・・のかもしれないけど。。。

 

 

 

でも。

 

磁力が消えたことを感じれば、

すぐに手を放してしまう私は。。。

 

 

流れのままに、ゆらゆらと。。。

 

迷いなく切ってしまう私は。。。

 

 

それを、寂しいと思わない私は。。。

 

 

人として。

 

どこかが壊れている。。。と。

 

 

そう思われたりするのだろうか。。。

 

 

 

実際。

 

そうなのかもしれない。

 

 

10代の時のあの体験で。。。

 

人間としての私の何かは、

壊れてしまったのかもしれない。。。

 

 

 

「寂しい」という感情は。。。

 

人間に装備されている、

この、感情発生装置から。

 

自動的に発生するのかも

しれないけれども。

 

 

私も例に漏れず。

 

そういう感情は発生するのかも

しれないけれども。

 

 

それはすぐに、

霧散してしまう。。。

 

 

霧散。。。というか。

 

どこか、他人事のように

思えてしまう。。。というか。

 

 

 

それよりも。。。

 

しみじみ感じていることは、

こっちなのだ。。。

 

 

あぁ。

ひとつのチャプターが

終わったね。と。

 

 

いつもいつもそうやって。。。

 

自分の物語の、

観察者だった。。。

 

 

10代の。

あの時から。。。

 

 

 

カルマというものは。。。

 

 

カルマ自身が引き寄せる

人生経験を通して。

 

人との関わりを通して。

 

ソウルメイトとの

ドラマを通して。

 

 

色々なことを考え感じ。

 

泣いて、怒って、悩んで、

そして、笑って。

 

 

そうやって。

 

少しずつ、少しずつ、

落としていくものだ。。。と。

 

 

そうやって、

気づいていくものだと。

 

 

そう、思いながら。

 

 

自分に起こるドラマを、

観察することが。。。

 

 

楽しかったのだ。。。

 

 

*******

 

 

「家族」がそこにいる。

 

 

・・・ということが。

 

 

そういう私を。

支えてくれているのだろうとも

思う。

 

 

そういう状況に、

いさせてもらえることを。

 

いつも、感謝している。。。

 

 

自ら。。。

 

いろんな人たちとの縁を

切った時。。。

 

 

最後に残るのは、

やっぱり。

 

ここだったか。。。と。

 

そう思った。

 

 

 

ただ。

 

もうこれで、

ほとんど終わったな。。。と。

 

 

そう感じていたあの時に。

 

 

まだ、ひとりだけ。

 

そこに残っている人がいた。。。

 

 

 

それが、英会話の先生で。

 

 

私にとってはその人は。

 

 

サプライズ。というか。

意外すぎた。というか。

 

 

でも。なんというか。

 

最後のプレゼントのようにも

感じたのだった。。。

 

 

*******

 

 

つづく

母が倒れたと言っても。

 

父の時のように、

直接命に関わるようなことでは

ないだろうと。

 

はじめは、

そう思っていた。

 

 

最初に問題が出たのは、

足だけで。

 

その他は元気だったからだ。

 

 

けれども。

全く歩けなくなってしまった母は、

日常生活に支障が出て。

 

それまで母が分担していて

くれた家事など。

 

私のやることも増えて。

 

そういうことで私も。

 

今までの忙しさに、

拍車がかかっていった。。。

 

 

でもあの頃。。。

 

なんとなく、うっすらと、

気づき始めていたりもした。

 

 

私ってやっぱり。

 

家にいることが

好きなんだな。。。と。

 

 

家事ばかりして、

外に出られなかったり。

 

外の社会と、

ほとんど接していなくても。

 

それは、

まったく苦痛ではなく。

 

 

逆に、

幸せ、感じてない?

 

・・・と。

 

 

静かに、家族だけと

過ごす日々に。。。

 

 

そう言えば。

 

娘が生まれたばかりの頃。

 

家で、赤ちゃんと

二人きりで、一日中

ひきこもっていても。

 

全然、大丈夫だったっけ。

 

 

・・・というかむしろ。

 

幸せを感じていたよな。

 

 

・・・みたいなことを、

思い出したりしていた。

 

 

 

そうこうしているうちに、

母の足はどんどん悪化し。

 

そのうち、入院となり。。。

手術となり。。。

 

 

手術することでやっぱり、

一気に病人みたいになった母は。

 

 

一時期は本当に、

いろいろと落ちてしまい。

 

 

もしや。

父の時と同じように、

このまま?

 

・・・と、思わされるような

時期もあった。

 

 

 

母が倒れる直前の頃。。。

 

ヒーリングの仕事に関しても。

 

そして、スタディ・グループに

関しても。

 

思うことがいろいろあった私は。。。

 

 

本当はもう。

 

そういうものを、手放したく

なっていたのだろうと思う。

 

 

けれどもそこには、

いろいろなしがらみやら、

責任やらがあったりしたし。

 

 

一度始めたことを、そんな簡単に、

辞めてはいけない。

 

・・・みたいな思いに、

囚われていたりもしたので。

 

 

だからきっと。

 

あのままであったなら私も。

 

今でも、ヒーラーをやっていたり、

スタディ・グループをやっていた

ままだったかもしれない。

 

 

けれども、そんな中で、

母が倒れてしまったことによって。

 

状況的にも。

それを続けていくことが

難しくなってきて。。。

 

 

でも、あの時私は。。。

 

 

正直言えば。

どこかでホッとしていたのかも

しれない。。。

 

 

これで、手放せる。と。。。

 

 

*******

 

 

ヒーリングのお仕事に関しては、

母が倒れたあとは、

一時休業にして。

 

 

でもあの頃はまだ、

どこかに迷いがあった。

 

 

落ち着いたら、

復帰しようかどうしようか。と。

 

 

でも。

 

決定的な流れを感じたのは、

ゼニス、アメリカ本部のアンから。

 

メールの返信がこなくなった

ことだった。

 

 

ゼニスにも、

組織的なシステムがあって。

 

ティーチャーとして、

ゼニスの講座を開くためには、

毎年一回、資格の更新を

しなくてはいけなくて。

 

 

私も、とりあえず。

 

更新だけはしておこうと

思っていた。

 

 

資格の更新は。

 

アンが、すべて

取り仕切っていた。

 

 

でも、あの時。

 

更新の手続きのために、

そのアンに何度もメールを

したのだけれども。

 

アンからは、

返信がこなかったのだ。

 

一回も。

 

 

なぜ、そういうことに

なったのか。

 

だいたい、見えていることは

あるのだけど。

 

 

そういうことはもう、

ここでは端折る。

 

 

 

ともかく。

 

そこに、どんな理由が

あったとしても、今。

 

 

「返信がこないから、

更新の手続きができない」

 

 

・・・という現実が

起こっているということが。

 

 

これもまた。

 

ひとつのメッセージなのだと。

 

私は感じていた。。。

 

 

母が倒れたことも。

アンから返信がこないことも。

 

 

今はそう。。。

 

もう、流れが。

そっちに流れている。。。と。

 

 

すべての物事が。

 

そこから離れるという方向へと。

 

そちらへと流れている。。。と。

 

 

そう感じた。

 

 

*******

 

 

スタディ・グループに関しても。

 

翻訳者の彼との、

ああいう流れがあった時から。

 

私はもう、

 

「引退」

 

・・・の気配を感じていた。

 

 

きっと。

 

この先、この日本で。

 

展開されていくであろう、

ウイングメーカーの世界には。

 

翻訳者の彼の色が、

更に色濃く乗って

いくのかもしれない。

 

 

でも私は。

 

その色は、好きじゃなかった。

 

 

私が好きだったのは。

 

ジェームズの世界。

 

ジェームズの色。

 

 

その色ではなくなっていく

ウイングメーカーに対して。

 

私は。

「熱」は持てないからだ。。。

 

 

 

本家の。。。

 

ジェームズ自身が展開させた、

ウイングメーカー神話を。

 

ジェームズの世界を。

 

本気で愛していたが故に。

 

 

そこから離れてしまうことは、

少し、寂しい気もしたけれども。

 

 

これもまた、

運命か。。。と。

 

 

そう思った。

 

 

そんなことを考えていた

タイミングで。

 

母が倒れたのだった。

 

 

 

あの頃は。

 

ジェームズ本人の活動ももう、

止まっていたから。

 

動く気配もなかったから。

 

 

私もここで、

終わりでいい。と。

 

 

そう思った。

 

 

きっとなんでも。

 

いつかは、

終わりがくるのだ。。。と。

 

 

その時は、

握りしめていた手を開いて。

 

いさぎよく手放さないと。

 

 

その後はもう。

 

めんどくさいカルマのドラマに

巻き込まれるだけだろう。と。

 

 

*******

 

 

本家のウイングメーカーは。

 

ジェームズ自身が展開させた

世界のことは。

 

今でも、愛してる。。。

 

 

ウイングメーカー神話に。。。

 

ジェームズの世界に。

 

ジェームズという人に

出会えて。

 

本当によかったな。。。と。

 

心からそう思うし。

 

 

ジェームズには、

感謝の気持ちしかない。。。

 

 

でももう。。。

 

私は、遠くから静かに

見ているだけにしようと思った。。。

 

 

 

日本のウイングメーカーの

活動には、もう、関わらないし。

 

翻訳者の彼の背負う荷物を、

半分背負う。

 

・・・なんてことも、

もうしない。

 

 

この先もし。

 

ジェームズが動いた時も。

 

 

私は遠くからひっそりと。

そして、自由に。

 

 

彼の世界を楽しませて

もらおうと思っていた。

 

 

昔のように。

 

本当に、ただの。

自由な、いちファンに戻ろうと。

 

 

そう思った。

 

 

*******

 

 

そして、それは。

今年。

 

2020年に起こった。

 

 

ジェームズが動いたのだ。

 

 

本家ウイングメーカーの

サイトがまた、リニューアルされて。

 

新しい絵画が、

いくつか公開された。

 

 

・・・けど。

 

それらの絵を観ながら。。。

 

そこに添えられていた、

ジェームズからのメッセージを

読みながら。。。

 

 

なんというか。。。

 

ジェームズやっぱり。

 

本当は、

もう、終わってるんでしょ?

 

・・・みたいな。

 

 

そんな印象を受けた。。。

 

 

 

もし、また動くとしたら、

それはきっと、

2020年だろう。。。と。

 

 

そういう、漠然とした

予感があったから。。。

 

 

それが現実になったことは、

素直に嬉しかった。。。

 

 

 

でも。

ジェームズ。。。

 

 

本当にそれを

やりたかったのかな?

 

そこに、「熱」は

あったのかな?

 

 

・・・と。

 

 

なんとなく。

そんな気がしてしまった。。。

 

 

 

だって、あの時に。。。

 

2014年に、

ネルダインタビュー5を

公開した時に。。。

 

それまでのすべての画像を

放出した時に。

 

 

彼は。

すべてを出し切ったような。。。

 

そんな印象を受けていたから。

 

 

ジェームズが伝えたかったことは、

すべて伝えきって。

 

 

このまま続ける意味は、

もうない。。。と。

 

 

ジェームズが。

 

そう感じているように、

見えていたから。

 

 

だから。

 

なぜ今年になって、

更新したのだろうなぁ。。。と。

 

 

不思議に思った。。。

 

 

 

まぁ。。。

 

それはそのまま。。。

 

私の気持ちをそこに、

投影していただけなのかも

しれないけど。。。

 

 

*******

 

 

つづく

ヒーリングのお仕事を

すればするほど。

 

どうしても。

心にひっかかることを。

 

だんだん、無視できなく

なってきた。

 

 

今までずっと。

 

蓋をして見ないように

してきたことが。

 

どうしても。

 

 

だんだん。

 

自分に嘘がつけなく

なってきたのだ。。。

 

 

それは。

 

「お金」

 

・・・のことだった。

 

 

*******

 

 

人の悩みの相談相手に

なってあげたりとか。

 

誰かを癒してあげたりする時。

 

そこに、「料金」が

発生することが。

 

昔から、ものすごく

違和感があった。

 

 

だから。

 

職業ヒーラーは、

邪道だと。

 

ずっと、そう思っていた。

 

 

ヒーラーだけでなく。

 

スピリチュアル的なものに

関することで。

 

料金が発生することが。

 

私には、違和感でしか

なかった。

 

 

そういうことを。

 

「ビジネス」

 

・・・にすることが。

 

 

 

尊敬していた

ダスカロスは。

 

そういうことはすべて、

無償で行っていたし。

 

ダスカロスに限らず、

イエスとかもそうだったし。

 

 

そしてそういう形が、

私の理想の在り方だった。

 

 

だから私は。。。

 

周囲の人達から、

 

「あなたはヒーラーに向いている」

 

・・・と言われながらも。

 

絶対に。

お金をとってのヒーリングなんて、

したくない。と。

 

そう、思い続けてきたのだ。

 

 

 

それが。。。

 

このブログでもあれこれ

書いてきたように。。。

 

いろんな流れがあり。

 

結局は、ヒーラーという

仕事を始めることになった。

 

あれだけ、邪道だと

思っていた、

 

「職業ヒーラー」を。

 

 

自分でも自分が、

何をやっているのか。。。と。

 

苦笑いしてしまうところもあった。

 

 

 

やっぱり。

 

マインドに選択させると。

 

こうやって、

間違えるのだな。。。と。

 

 

あとあとになって、

そう思った。

 

 

*******

 

 

あれはたしか。

 

リリー夫妻のところで、

フラワー・エッセンスやルーン文字を

使ったヒーリングを習った時

だったと思う。。。

 

 

それは。

リリー夫妻から直接聞いたわけでは

なかったけれども。

 

同じクラスで勉強していた

お友達から。

 

こんな話を聞いた。

 

 

夫妻の講義を受けると、

そのツールを使って、ヒーリングを行う

プラクティショナーとしての、

資格を取得することができる。

 

 

でも。

 

例えば、その人が、

 

「グリーンマン・エッセンスの

プラクティショナー」

 

・・・と名乗って仕事をする場合は、

 

決して、無料では行わないで

下さいと。

 

リリー夫妻はそう言っていた。と。

 

そのお友達は言ったのだ。

 

 

私が、、、

 

「なぜ、無料ではいけないの?」

 

・・・と訊くと。

 

 

「無料で行うことで、

そのツールの価値や品位が

落ちるから」

 

・・・って言ってたよ。と。

 

お友達は言っていた。

 

 

理屈は解るけれども。

 

あの時、私の胸には。

 

ものすごい違和感が

広がっていた。

 

 

 

ダスカロスは、マスターであり、

ヒーラーであり。

 

彼が無償で、人を癒したり、

人に教えたりする姿を見て。

 

ものすごく、共感している

自分がいた。。。

 

 

ダスカロスは。

 

彼曰く、前世で。

イエスの最若の弟子だった

そうだけれども。

 

だから彼は。

イエス系の人で。

 

 

やっぱり私は。

 

こういう系統の在り方が

好きなのだなと。

 

そう思っていた。

 

 

イエスの系統に。

ダスカロスに惹かれる人は。

 

人を助けるのは、

無償であるべき。

 

・・・と、考える人が多くて。

 

 

そして私も。

 

そういうことが、心地よかった。

 

 

これが正しい在り方だ。とか。

 

料金をとることは、

悪だ。とか。

 

 

そういうことで、あれこれ

議論する気はないし。

 

 

自分と違う考えや、

やり方の人がいても。

 

責める気もない。

 

 

 

ただ私は。

 

こういう、在り方が好き。

 

・・・というだけのことだ。。。

 

 

*******

 

 

自分は。。。

 

人を癒すことが好きなのだ。。。

 

今まで辛そうだった人が、

ホッと安心する顔を見るのが、

好きなんだ。。。と。

 

・・・と。

 

 

そう、自覚した時。

 

それを、日常的な仕事にしたい。と。

 

そう思った。

 

 

でも。

 

ダスカロスのような、

マスターレベルの技法を使える

までには至っていない私は。

 

もっと、お手軽な手法に、

頼ってしまったのだと思う。

 

 

お手軽。。。と言っても、

それが、「偽物」だとは

思っていない。

 

 

けれども。

 

講座を受ければ誰でも

使えるようになれる。とか。

 

その講座を受けるのに、

高額な受講料が必要とか。

 

 

それは、私にとっては、

どこまでもどこまでも、

違和感のあるシステムだった。

 

 

ハートではそうやって、

違和感を感じていたのに。

 

マインドが、こう言ってくるのだ。

 

 

「それが、今の時代だよ」

 

 

・・・と。

 

 

だから、私は考えた。。。

 

 

 

自分がマスターレベルにまで

成長した時に。。

 

初めて開花する能力。

 

ヒーリングの能力とは、

そういうものだと思っていた。

 

 

だから。

 

本気でヒーラーになりたいので

あれば。

 

私はもっともっと修行をして。

 

それで、自身でそういう能力を

開花させていれば、多分。

 

のちのち。

胸に違和感を残さずに

済んだだろうと思う。

 

 

私の中では。

 

そういう、マスタークラスの人のみが、

ヒーラーになれるのであり。

 

そんなところまで

登りつめている人だからこそ。

 

「無償」

 

・・・が、実現できるのだろう。。。と思う。

 

 

だってその頃にはきっと。

 

「欲」

 

すらも、かなり消えているだろうから。

 

 

けれども今は。

 

お手軽にヒーラーになれる

ツールが。

 

あっちにもこっちにも

転がっていて。。。

 

 

私もやっぱり、安易に。

そっちを選んでしまったのだと思う。

 

 

 

なぜ今って。

 

こんなにもたくさんの、

「ヒーリングの手法」が。

 

世に溢れているのだろう?と。

 

そこが、疑問だった。

 

 

それが、今、実現している

現実だったからだ。。。

 

 

それで、ふと思ったのだ。

 

 

もしかすると、今という時代は。

 

「ヒーラーという道」

 

・・・を通して、自身のカルマを

落としていく。という。

 

そういう新しい形が、

出現したのかな。。。

 

・・・と。

 

 

でなければ。

 

私くらいのレベルで、

ヒーラーなんてなれるはずが

ないのだから。。。と。

 

 

そうやって。

 

自分を納得させた。。。

 

 

自分で自分自身に、

言い聞かせた。

 

 

*******

 

 

そこに、料金が発生することに

ついても、そうだ。。。

 

 

それに対して。

 

胸には違和感が

ありまくりなのに。

 

マインドが、言い聞かせてくる。

 

いろんな情報が入って来る。

 

 

他のゼニス・ヒーラーさん達の

料金設定を参考にしながら。

 

自身の料金設定をした。

 

「これって、、、

高すぎるだろう。。。」

 

・・・と、内心思って

いたけれども。

 

 

ひとりだけ、足並みを

揃えないのはどうなんだろう?

 

・・・とか(苦笑)

 

 

 

無料で行うと、

冷やかしの人達が

たくさん来る。とか。

 

無料で行うと人は、

それに対して価値を

見なくなる。とか。

 

 

あとは。

 

宇宙に溢れるエネルギーを

使わせてもらっているのに。

 

それに対して、料金をもらうのは

邪道だ。という意見に対して。

 

その料金は。

あなたが自分自身の「時間」と

「労力」を使っていることに対する

対価だ。。。

 

・・・とか。

 

 

理屈は解るのだ。

理屈は。

 

 

でも。

 

胸にある違和感は、

ずっと消えなくて。。。

 

 

その違和感に

蓋をしながら。

 

 

「今は、こういう時代。

これが、今のやり方」

 

・・・と。

 

自分にそう言い聞かせて

やってきたけれども。

 

 

どんどん。

 

苦しくなっていった。

 

 

 

でもその頃は。。。

 

たくさんのクライアントさんを

抱え。。。

 

引き返したくても、

引き返せない状況でもあり。

 

 

どうしたものか。。。と。

 

そう思っていた時に。

 

 

母が倒れたのだ。。。

 

 

*******

 

 

つづく

スタディ・グループの中では。

 

メンバーの人達に対して。

 

マテリアルに対する、

私の解釈とか見解などは、

割と、ハッキリと伝えていた。

 

 

けれども、いつも、

釘はさしていた。

 

 

「でもこれは。

あくまでも、私個人の

思いであって。

 

ジェームズの真意は、

ジェームズ自身にしか

解らないよ」

 

・・・と。

 

 

 

そして当初。

 

私の頭の中で思い描いて

いたような形は。

 

日本人にはちょっと、

難しかったりするのかな。。。と。

 

 

そう思い始めたりもしていた。

 

 

 

私は、メンバーそれぞれが、

自立して。

 

自分自身の見解や解釈を

持ってほしかったのだ。

 

 

それがたとえ。

違っていてもいい。。。

 

 

そこに、明確な

正解、不正解はないのだから。と。

 

 

そうやって、自立した者同士が、

健全なディスカッションを

することによって。

 

そこに、錬金術が起こり。

 

新たな何かが

生まれるかも。。。と。

 

 

そういうことを、

期待していた。

 

 

 

そして。

 

メンバー同士。

 

あまり、慣れ合いには

なりたくなかった。

 

 

あまり親密になり過ぎると。

 

「情」がわいて。

 

マテリアルよりも、

人間関係に囚われるようになる。

 

・・・と。

 

そう思っていたからだ。

 

 

女性は特に。

 

「おもちゃ」よりも、

「人」に関心が湧くようだから。

 

 

 

けれども。

 

最初に集ったメンバーの

半分が。

 

「もともと、友達」

 

・・・であったことで。

 

 

現実は。

 

そのあたりのバランスを

とることが。。。

 

実は。

 

すごく難しかったりもした。

 

 

*******

 

 

英語の学校に通っていた頃。

 

海外の先生達がイライラしたり、

呆れたり、諦めていたりした

ポイントがあって。

 

それは、私達生徒が、

ちゃんと、自分の意見を

言わないことだった。

 

 

何か意見がある人いますか?

 

・・・と先生に訊ねられても、

生徒はみんな、

下を向いているし(苦笑)

 

個人的に質問されても。

 

「I don't know.」

 

・・・としか答えない、

私達生徒。

 

 

生徒側としては。

 

正直、めんどくさいのだ(苦笑)

議論することが。

 

 

ただ、聞いているだけのほうが、

ラクなのだ。

 

 

でも。

 

私達のそういう在り方が、

海外の先生達には理解できない

ようで。

 

もちろん、日本生活が長い

先生たちは。

 

「日本人って、こういうものか」

 

・・・と、理解していたりも

するけれども。

 

 

中には、熱血先生もいて。

 

「WHY????」

 

・・・と、小一時間、

問い詰められたこともあった。

 

 

なぜ、君たちには。

意見がないんだ~~~。

 

なぜ、黙っているんだ~~って(笑)

 

 

その先生の必死の

問いかけさえ、黙ったままで。

 

下を向いたままで、

やり過ごそうとする、私達生徒。

 

 

先生。

相当、混乱しただろうな(苦笑)

 

 

スタディ・グループの時は。

 

そんな昔のことを、

思い出したりしていた。。。

 

 

でも。

 

これが。

 

一般的な日本人の

在り方だったりするよなぁ。。。

 

・・・とも、思っていた。

 

 

どうしても。

 

「哲学的ディスカッション」には、

発展しない。。。

 

 

「中心的に話す人」と

「ただ黙って聞く人」

 

・・・の形になってしまう。

 

 

間違えていたらどうしよう。。。

 

周りから変だと思われたら、

どうしよう。。。と。

 

 

個よりも、全体を

重視する私達日本人は。

 

 

そういう、ジェネティック・マインドに

支配されているから。

 

 

*******

 

 

昔。

 

ダスカロスのサークルに

参加していた時。

 

そこのサークル・リーダーの

女性が、ポロッとこぼしていた。

 

 

「ダスカロスがいない中で。

マスターがいない中で。

 

私達だけで、こうやって

話していてもねぇ。。。」

 

・・・と。

 

 

彼女の言いたいことは、

すごく解った。

 

 

サークル・リーダーであった

彼女も。

 

そして、メンバーの私達も。

 

どこかで、

物足りなさを感じていたから。

 

 

そこにマスターがいれば。

 

今、自分の解らないことが、

解るのではないか。と。

 

みんな。

 

そんな期待をするからだ。

 

 

実際には。

 

自分で見つけない限りは。

 

人はいつまでも、

迷ったままなのに。

 

 

 

でも、いつもいつも、

そうやって。

 

 

マインドが感じる

「物足りなさ」に。

 

負けてしまう。

 

 

それもまた。

 

私達人間の、

弱さだと思う。。。

 

 

*******

 

 

もし。

ジェームズが。

 

このスタディ・グループに

来てくれて。

 

あれこれ語ってくれたら。

 

私は、ラクだろうなぁ。。。

 

・・・なんて、考えたことも。

実はあった(笑)

 

 

でも。

当の、ジェームズ本人は、

何かのマテリアルの中で。

 

 

「私は、自分の作品に関して、

あれこれ説明はしたくない」

 

 

・・・みたいなことを

言っていたので。

 

 

スタディ・グループの中で

語ってもらう。

 

・・・なんて妄想が。

 

本当に本当に遠い夢で。

 

決して叶わないことも

解っていた。

 

 

そして。

 

「説明したくない」と。

 

そう言っていた、

ジェームズが。

 

私は、好きだった。

 

 

本当に彼は。。。

 

スピリチュアル・リーダーと

いうよりも。

 

芸術家だなぁ。。。と。

 

そう思っていた。

 

 

作品で、語る人。。。

 

 

芸術家の中でも、

自分の作品に関して、

事細かに、あれこれ定義する

人もいたりするけど。

 

 

私は。

 

ただ、作品をそこに

置いておくだけの。

 

無口な芸術家のほうが

好きだから。。。

 

 

でも、ジェームズも。

あんなことを言っておきながら。

 

たまに、チラホラ、

人間らしいところも見えた。

 

 

たまに。

我慢できなくなって、つい。

 

・・・みたいなことも

あるんだな。と。(笑)

 

そう思っていた。

 

 

「そうじゃないんだけど」

 

・・・って思いを。

 

抑えきれなく

なったのかな。。。とか。

 

 

そう感じる時も。

時々、あった。

 

 

*******

 

 

そんなこんなで。

 

スタディ・グループでは常に、

試行錯誤の連続だったけど。

 

 

この日本で。

 

日本人気質において。

 

私の理想の在り方を

実現させることって。

 

難しいことだなぁ。。。と。

 

 

そういうことを、

だんだん感じ始めていた頃。

 

 

翻訳者の彼との、

ああいう出来事があった。

 

 

そしてそのすぐあと。

 

母が倒れて、

入院することになった。

 

 

赤ちゃんの時に、

健康優良児で表彰された

ことがあるらしい母。

 

身体は。

ものすごく丈夫で。

 

ほとんど病気知らずだった母。

 

その母のような人ですら。

 

歳をとると、

こんなことが起こるんだ。と。

 

 

なんだかすごく。。。

変な感覚になった。

 

 

 

私も。

そして、母自身も。

 

母はきっと。

 

前日まで普通で。

朝、目が覚めたらそのまま、

眠るように息を引き取っていた。

 

・・・みたいな人だと。

 

勝手に、

そう思っていたから。

 

 

 

あの頃は。

 

スタディ・グループだけでなく。

 

ヒーラーとしてのお仕事の面に

おいても。

 

いろいろ、思うことが

あったりしていた時で。

 

 

そんな時に。

 

あの母が倒れたということは。

 

 

それは私にとっては。

 

ひとつの、メッセージのように

感じたのだった。

 

 

これもまた。。。

 

流れなのだなぁ。。。と。

 

 

*******

 

 

つづく

サイキック的な力に

夢中になることは。

 

スピリチュアルの世界に

興味を持ち始めた人の。

 

ほとんどの人が、

一度は通る道だとも思う。

 

 

神様と話ができる。

スピリットからの声が聴こえる。

未来が視える。

 

オーラが見える。

幻視が出来る。

 

体外離脱ができる。

 

・・・などなど。

 

 

シャーマン的な世界。

というか。

 

 

けれども私は、

そういうことに夢中になるのは。

 

「初心者」

 

・・・の段階だと。

 

そう思っている。

 

 

カバラの生命の樹で言ったら、

マルクトの意識というか。。。

 

原始的で。

本能的なもののように

感じる。。。

 

 

古代の人類が。。。

 

生きるために必要だった

本能のようなもの。。。

 

 

けれども。

 

現代人である私たちが。

 

未だに、アストラルやら何やらの

世界に囚われたままでは。

 

いつまでたっても、

進歩がない。。。

 

 

いつまでたっても。

生命の樹を登れない。

 

 

サヴァリン・インテグラルとは、

おそらく。

 

ティフェレットの意識の

出現のことだと。

 

私は、思っていたから。。。

 

 

 

ここまで。

 

たくさんのことを

経験しながら。。。

 

長い長い道のりを歩いてきた

私達人類は、もう。

 

 

本能も、感情も、思考も

超えた。

 

魂の領域の体現。

 

 

この、地上で。

 

サヴァリン・インテグラルを

体現する。

 

・・・というフェーズに

入っているのだ。と。

 

私は思っていた。

 

 

 

 

けれども、人というのは、

本当に。

 

そういう、

「不思議なこと」に弱くて。。。

 

「力」に弱くて。。。

 

 

この貴重な一生を。

 

その部分の探求に費やして

しまうことも、少なくはない。

 

 

でも、昔。

 

チベットのラマ僧も

言っていた。。。

 

 

彼らは、一生懸命修行に

明け暮れて。。。

 

「虹の身体」

 

・・・を、完成させようと

するけれども。

 

でも。。。

 

たとえ、それを完成させたと

しても。

 

それで、輪廻の輪から、

外れるわけではないのだ。

 

・・・と。

 

 

 

そういうことなのだ。。。

 

虹の身体の完成ですら、

この、幻想の世界の中で起こる、

ドラマでしかない。。。

 

 

アストラルだろうが。

どれだけ高次元の宇宙だろうが。

 

「そこにある世界」

 

・・・は、すべて幻想。

 

すべて、監獄内。

 

 

 

好奇心を満たすために、

サイキック・パワーを探求する

ことも。

 

それはそれで、いいけど。

 

 

でも私は、もう。

興味ないのだ。。。

 

 

そういうことには。

 

 

予言にも興味がない。。。

 

 

 

だってこの世界は。

 

自分で創っていくものだから。

 

 

*******

 

 

翻訳者の彼は、

預言者オラクルに。

 

 

「今は、たくさんの人達と、

繋がることが必要です」

 

 

・・・というようなことを

言われたようで。

 

 

だから彼は。

そのために、スタディ・グループは

必要だと。

 

そう感じたようだ。

 

 

今までは。

そこに、参加しようとも

しなかった彼が。

 

 

突然コロッと手のひらを返し。

 

「私も、スタディ・グループに

参加してみようかな」

 

・・・なんて言い出した時は。

 

 

私は、嬉しいというよりも、

イラッとなっていたな(苦笑)

 

 

まるで、母のようだ。と。

 

そう思っていた。

 

 

私の話には、

耳を貸さないくせに。

 

紀野先生がそれと

同じことを言うと。

 

突然、

素直に受け入れる母。

 

 

母がそうなったのは。

 

母が辛かった時に。

孤独だった時に。

 

紀野先生に。

仏教に。

 

「救われた」からなのだ。。。

 

 

自分以外のものに。

救ってもらってしまった

からなのだ。

 

 

そのおかげで。

 

一番身近であった家族との。

 

自分の娘との関係性が、

崩れていったことは。

 

なんて、皮肉なんだと思う。

 

 

私は。。。

 

仏教や先生に傾倒してしまう

前の母が大好きだったのに。

 

仏教を心の拠り所に

してしまったあとの母は。

 

すごく。

遠い人になった。

 

 

 

こういうドラマもまた。。。

 

大いなる目で見たら。

すべては完璧だ。

 

 

ソウルメイト同士で起こしている、

お互いの成長にとって

必要なドラマ。。。

 

 

・・・ではあるのだけど。

 

人間としての視点から見たら。

 

皮肉以外の、

なにものでもない。

 

 

 

「紀野先生がね、、、

この本は良いって言ってたから、

あんたも読みなさい」

 

・・・と。

 

母は、いつも言う。。。

 

 

私がそれを読むことを

拒否すると。

 

 

「あんたの器は小さい。

あんたは我が強い」

 

・・・と。

 

 

母なりの愛と慈悲の

心を持って。。。

 

憐れむように。

責めるように。

 

 

私のことを。

 

そんな目で見ていた

母のことを。

 

 

私は、思い出していた。

 

 

翻訳者の彼もまた、

そうやって。

 

この先、どんどん。

 

更に、話しの通じない人に

なっていくのだろうな。と。

 

 

*******

 

 

それでも。

 

私はずっと。

母のことを愛していたように。

 

それまで関わってきた人達の

ことを、愛していたように。

 

翻訳者の彼のこともまた、

愛していた。

 

縁の深い、

ソウルメイトとして。

 

 

だから。

 

 

理由はともかく。

 

彼がスタディ・グループに

参加する気になったことは。

 

良いことだと。

 

最初は思っていた。

 

 

いつも、ネットの世界に

ひきこもっている彼が。

 

生身の人間と、ちゃんと

リアルで向き合うことは。

 

彼の成長にも繋がる。と。

 

 

あの頃の私は。

そう思っていたのだ。

 

 

今にしてみれば、

余計なお世話だったな。と。

 

そう思うけど(苦笑)

 

 

 

けれども。

 

彼の言う、その新たな

プロジェクトというものが。

 

ウイングメーカー本家の、

ジェームズからの依頼では

なかったと解った時。

 

 

私はそこには、

協力することは出来ない。と。

 

ハッキリ告げて。

 

 

そして。

 

スタディ・グループの

メンバーの人達を。

 

そのプロジェクトに

関わらせるのはイヤだと。

 

そう言った。

 

 

スタディ・グループの人達を、

「古い体制」に繋げてしまう

可能性のある状況は。

 

できれば、

避けたかったからだ。。。

 

 

だからあの時はちゃんと、

自分の意思表示をした。

 

 

せっかく誘ってくれたのに、

断ったら悪いな。とか。

 

 

そういう思考癖からいつも、

カルマのドラマに巻き込まれて

きていたから。。。

 

 

あの時はハッキリと、

断った。

 

 

 

でも多分。

 

私の真意など。

 

あの時の彼には、

まったく伝わっていなかっただろう。

 

 

彼が。

もっと、次元の低いところで。

 

「感情のレベル」で、

今起こっていることを

捉えていることは。

 

もう。

 

手に取るように解っていた。

 

 

でも私も。

 

いちいち、説明しなかった。

 

 

あの時点でもう。

 

私はそこに、「終わり」を

見ていたから。

 

 

*******

 

 

「私のプロジェクトに、

最初から協力しないと

言っている人とは。

 

一緒にやることはありません」

 

・・・と。

 

彼はまた、いきなり

手のひらを返したかのように。

 

スタディ・グループへの

参加を断ってきた。

 

 

あぁ。

 

ホント、感情的になってるな、

この人。

 

・・・と。

 

私は、心の中で

苦笑いしていた。

 

 

でもこれもまた。

 

水の人の特徴なのだけど。

 

最後に彼は、

こう言ったのだ。

 

 

「いつの日か、Lyricaさんも、

ここに加わってくれると。

私は、信じています」

 

・・・と。

 

 

まったく。

 

母と同じだ。と。

 

そう思っていた(苦笑)

 

 

 

母との関係性の中。

 

この、「最後のセリフ」が

あるからこそ。

 

 

私はいつも。

 

「あれ?悪役は私なの?」

 

・・・みたいな気持ちに

させられてきた。

 

 

彼らは、「同志」を得ると。

「仲間」を得ると。

 

途端に強気になるし。

 

自分は間違っていないと。

 

完全に信じ込むようになる。

 

 

だから、こう言ってくる。。。

 

今のあなたが。

私を理解できなくても。

 

いつかは、あなたにも

解る日が来るでしょう。

 

私はいつも。

あなたを受け入れてますよ。

 

 

・・・みたいなことを。

 

 

そういうことを。

 

彼らはいつも。

 

最後の最後で、

言ってくる。。。

 

 

その、感情の嵐が、

去った後に。

 

 

*******

 

 

これまでの一連の流れ。。。

 

これまでの彼らが、

実際にやってきたこと。

 

そして、最後のそういう言葉。

 

 

それを見ながら私はいつも。

 

 

「あなたが今まで、

実際にとってきた態度と、

今のその言葉は。

 

全然一致してないよ。

矛盾だらけだよ。

 

私の本当のところは、

全然理解していないし。

 

本当の私のことを、

受け入れてもいないよ」

 

 

・・・と。

 

 

そう、思いつつも。

 

 

でも、彼らのそういう、

「美しい言葉」によって。

 

 

私の中のどこかに、

自分を責める気持ちが

生まれる。

 

 

もしかして。

 

私のほうが、解って

いなかったのかもしれない。

 

・・・みたいに。

 

 

OSHOの彼と、

あれこれあった時も。

 

それと同じ心の動きを、

経験した。

 

 

でも。。。

 

翻訳者の彼とのあの

遣り取りがあった頃の私はもう。

 

そういうところは、

完全に抜けていて。。。

 

 

そういうカルマはもう、

なくなっていて。

 

 

だから。

 

罪悪感も何も、なかった。

 

 

相手のことも。

自分のことも。

 

責めなかった。

 

 

私は私で。

自分の進みたい道を進むから。

 

あなたはあなたで、

あなたの進みたい道に進めばいい。

 

 

でも。

 

もう、手は繋げないから、

バイバイ。

 

・・・みたいに。

 

 

情も何ももう、

なくなっているのを感じて。

 

 

すごく、軽かった。

 

 

*******

 

 

それでもまだ。

ひとつだけ、

 

心に重く残っていたのは。

 

ウイングメーカーのこと。

 

 

ウイングメーカーというのは。

 

「ジェームズの世界」

 

・・・だから。

 

 

その世界を。

 

その、カルノメンのような人や、

オラクルという預言者に、

侵食されていくようで。。。

 

 

また。。。

 

すっかり、オラクル信者となった、

翻訳者の彼もまた。。。

 

この先、そのオラクルの魅力に、

どんどん影響されていって。

 

その中に、取り込まれて

いくだろうと思っていたから。

 

 

これからどんどん。

 

ジェームズの思いが、

歪まされてしまうような気がして。

 

 

 

イエスの教えが、

いつの間にか。

 

「教会の教え」に変わって

いったように。

 

 

ひとりの覚者の思いが。

 

時代と共に、、、

 

伝言ゲームのように、

変化していってしまいそうで。

 

怖かった。。。

 

 

 

だから私はあの時。。。

 

今のこの状況を。

 

そして、私の気持ちを。

 

スタディ・グループのメンバーに

きちんと話そう。

 

話したい。と。

 

そう思った。。。

 

 

 

その言葉は。。。

喉元まで出かかったけど。

 

 

でも。

それは、やめたのだ。。。

 

 

私がそれをしたら。

 

それが、

 

「派閥」

 

・・・の生まれてしまう、

第一歩になると。

 

そう思ったから。

 

 

 

ジェームズ本人が、

数年前に活動を停止している今。

 

 

今後私は、

どう在るべき?と。

 

 

スタディ・グループを

抱えていたあの頃の私は。。。

 

 

しばらく、考えることになった。

 

 

*******

 

 

こういう形って本当に。

どこにでもあるんだな。と。

 

そう思った。

 

 

人間にエゴがあるから。

 

握っているものを、

なかなか離そうとしないから。。。

 

 

それは。

 

スピリチュアル的な世界

だけではなく。

 

例えば。

アイドルのファンクラブみたいな。

 

何かのマニアックな

ファン同士の派閥とか。

 

政治なんかもそうだし。

 

 

どこにでも生まれる。

 

こういうことは。

 

 

そういうことに巻き込まれるのは、

昔から、大嫌いだったのに。

 

 

どうして今頃。

 

こんなことが、自分の身に

起こっているのか。。。と。

 

 

ちょっと。

面白がっている自分も、

いたけど(苦笑)

 

 

 

*******

 

 

つづく

私が、「ヒエラルキー」と書く時。

 

それは、ウイングメーカーの

哲学で使われているような

意味で使っているから。

 

 

ウイングメーカー的

ヒエラルキーとは、何ぞや?

 

・・・についてを、

細かく説明しなければ。

 

実のところは伝わらない。

 


・・・ということは、

重々解っているけれども。

 

 

説明することでそこに、

私自身の解釈が混じるから。

 

私のエネルギーが

そこに乗ってしまうから。

 

だから。

それをしたくないのだ。

 

解説したくないのだ。

 

 

解説しなければ。

 

多くの人が、解らないままで。

私が言っていることは、

意味不明のままで。

 

そこをスルーすると思うし。

 

 

そうでなければ。

 

これまでの自身の培ってきた

知識や経験を駆使して、

それを解釈しようとしたり

するのだと思う。

 

 

例えば。

神智学なんかでは、

「ハイラーキ―」という用語が

あるから。

 

そっちの意味でこの用語を

理解している人は。

 

それをそこに当てはめて、

文面を解釈したりするのだろう。。。

 

 

そうやって。

 

誤解が生じるリスクは、

重々承知したうえで。。。

 

それでも私は。

 

解説することが嫌いだ。。。

 

 

*******

 

 

そういうことを

言いたいのではなくて。。。とか。

 

ちゃんと解って欲しい。とか。

 

若い頃は私も。

そういうエゴが強かったけど。

 

今はもう。

 

そういうことすら、

手放してしまった。

 

 

 

今はもう。

 

それならそれで、いいや。

 

伝わらないなら、

伝わらなくてもいいや。

 

・・・みたいな。

 

そんな感覚でいて。

 

 

こういうところでも、

ラクになったな。。。と思う。

 

 

だって。

 

マインドには伝わらなくても。

 

そのマインドが邪魔さえ

しなければ。

 

ハートには伝わる。

ということを、実感したから。

 

 

私がこうなったのには。

 

英会話の先生との

交流が大きかったけど。

 

それもまた。

あとの話だ。。。

 

 

 

ただ。

 

そうやって。

解らない時。

 

 

もし本当にそこに、

「理解したい」という

熱意があったり。

 

どうしようもなく興味を

惹かれたりした時は。

 

 

誰に言われなくても、

自分自身で調べたく

なるだろうと思うのだ。

 

 

そして。

 

そういう「熱意」がなければ。

 

「本気で知りたい」

 

・・・という意欲がなければ。

 

 

多分、簡単に。

 

ウイングメーカーの

哲学がいうところの。

 

「ヒエラルキー」

 

・・・の構造に取り込まれるし。

 

 

誰かの解釈を、誰かの思いを、

自分自身の思いにしたまま。

 

そこで満足して、

とまってしまう。。。

 

 

・・・と、私は感じているので。

 

解説することが、

嫌いなのだ。

 

 

*******

 

 

ヒエラルキーの構造自体が、

悪いものだというわけではない。

 

・・・と。

 

ウイングメーカー哲学でも

言っているけれども。

 

私もそう思う。

 

 

けれども、その在り方は。

 

これからはもう、

古い。と。

 

そう思っている。

 

 

前も書いたけれども。

 

私は火星が水瓶座のせいか。

 

古いものは尊重しつつも。

もう、必要ない。と思ったものは、

躊躇なく壊そうとする

ところがある。。。

 

 

でも、壊すためには。

 

古いものをしっかり、

理解する必要もあるのだ。。。

 

 

それを私は多分。。。

 

過去生の中で十分やって

きたのだろうと思うし。

 

今回の人生でも、

時間をかけて、そういう道を

復習してきたりもした。

 

 

そのうえで。

 

やっぱりもう、、、

これまでの宗教的な在り方は、

要らないかも。と。

 

そう思ったのだ。

 

 

宗教の教えそのものというよりも。

 

その在り方。

 

 

組織とかコミュニティのように。

 

マスターや、教師や。

教えや。

 

そういうものを、心の拠り所に

した人達同士で。

 

「共同体」を作ること。

 

 

こういう在り方はもう、

古い。と。

 

 

私は思ったのだ。。。

 

 

*******

 

 

たしか。。。

 

イエスの頃に始まったと

言われている。

 

「魚座の時代」

 

・・・は、まさに。

 

「教師と生徒」とか、

「救世主」の時代で。

 

ヒエラルキーの構造が、

中心となっていた時代

だったと思う。

 

 

けれども今は。

 

「水瓶座の時代」

 

・・・と言われるような時代で。

 

 

そして。

 

私が心惹かれる

ウイングメーカーの世界を

展開させた。

 

そのクリエーターの

ジェームズの太陽星座は、

水瓶座で。

 

 

彼が初めて。

この世にウイングメーカーを

送り出した日のエネルギーは。

 

射手座と水瓶座の

エネルギーで溢れていた。

 

 

・・・ということは、もう。

 

こういうことだろう。。。と。

 

 

私は勝手に。

そう思っている。

 

 

つまり。

 

ウイングメーカー的に

生きたいと思うのならば。

 

ヒエラルキーの構造からはもう、

解き放たれなくては

いけないのだと。

 

 

これからは。

 

自分自身を、

自分の救世主として。

 

自分自身の中にいる神。

 

「すべてである私」

 

・・・と、自身で繋がることが、

出来るようになること。

 

 

これがきっと。

 

ウイングメーカー・ファンとしての、

自分の。

 

在りたい、在り方だ。。。と。

 

 

私は。

そう思った。。。

 

 

*******

 

 

ジェームズの小説の中に

登場する、「オラクル」という

存在は。。。

 

私はあれもまた、

比喩的に捉えていた。。。

 

心理学的というか、

神話的というか。

 

 

外側の世界というのは、、、

自身の内側が反映された世界で。。。

 

だから、オラクルという

エネルギーを。

 

外側に見つけるのではなく、

内側に見つけていた。

 

 

ユング心理学的に言えば。

 

私は、「内向的」なのだ。。。

 

 

 

けれども。

 

人はそれぞれ、自分の

フィルターを通して、物語を

解釈するから。。。

 

中には当然。

 

それを、「額面通り」に

捉える人もいて。

 

 

翻訳者の彼もまた。。。

 

そのオラクルを、

 

「オラクルというひとりの存在」

 

・・・として、自身の外側に、

イメージしたのだろうと思う。

 

 

その時点で。

私とはもう、在り方が全然

違うのだけれども。

 

でも、彼の在り方もまた、

それはそれで、いいのだ。。。

 

 

けれども彼は。

 

この現実世界の中で。

 

ある一人の人物の中に、

オラクルを見つけてしまった。

 

 

多分。

 

サイキック的なパワーに、

魅せられたのだろう。。。

 

 

そして。

 

自分自身ではなく。

 

その人物を通して。

メッセージを受け取る。

 

・・・という形を。

 

自身の中で、

承認してしまった。

 

 

それはもう。

 

ヒエラルキー的構造に

囚われたことなのだ。と。

 

私には映った。

 

 

こうなってしまえばもう。

 

あとは、「同志」を集め始め。

 

オラクルを中心とした、

コミュニティを構築しはじめる

だろう。。。

 

 

母や、OSHOの彼を見てきて。

 

もう、重々解っていた。。。

 

 

ああいう人たちにとって、

自分が一度、

信頼を寄せた人は。

 

彼らの中ではそれこそ、

神様みたいになって。。。

 

 

母は紀野先生の。。。

OSHOの彼はOSHOの。

 

その在り方をそのまま

受け継いで生きていく。。。

 

そしてどこか。

排他的になる。。。

 

 

私には彼らの生き方が。

 

そういう風に映っていた。。。

 

 

水の在り方。。。

 

母は魚座で。

OSHOの彼は蟹座で。。。

 

 

翻訳者の彼もまた、

蟹座だったけど。

 

実際は蟹座である彼が。

 

まだ、浅い付き合いのうちは、

水瓶座に見えていたのは。

 

それは多分、彼が。

 

水瓶座のジェームズを、

無意識に模倣していたからだと

思う。

 

 

そうやって。

自分が大切にしているものを、

壊すことなく受け継ぎ、守り。

 

次に伝えていく。

 

それがきっと。

蟹座的。。。

 

・・・というか、水的生き方

なのだろうと思う。

 

 

 

翻訳者の彼が。。。

 

ジェームズ的在り方を

模倣して生きていたのであれば。

 

まだ、よかった。。。

 

 

けれどもあの時彼は。

 

心の拠り所を、

ジェームズではなく。。。

 

そのオラクルに

切り替えたことで。

 

 

あぁ。

 

これでもう、

完全に終わりだと。

 

 

そう実感したのだ。。。

 

 

今度の今度こそ。

 

道は分かれたな。。。と。

 

 

*******

 

 

サヴァリン・インテグラルを

目指すためには。

 

教師なんていらない。

 

 

自分自身の人生を。

そのドラマを。

 

しっかりと、体験しつくせば

いいのだから。。。

 

 

自分の魂が。。。

 

ちゃんと、導いてくれるのだから。

 

 

ただもし。

悟りを目指すのならば。。。

 

それはやっぱり。

 

密教的な体験を通さないと

無理だと。

 

私は思っているので。

 

 

やっぱり、

先生は必要かな。

 

・・・とも思う。

 

 

例えば、プロの

バレリーナになるのに、

ちゃんとした、教師が必要なのと、

同じように。。。

 

 

 

そして。

 

これは、私の勝手な

考えだけど。

 

「本物」の

禅の先生に出会うのが、

多分。

 

一番、早いような気がする。

 

 

・・・とは言ってもそれこそ。

 

世を捨てる覚悟で。。。

 

だけれども。

 

 

 

何というか。。。

 

禅の世界の中に、、、

一番、共鳴するのだ。。。

 

 

あの、「静寂さ」の中に。

 

「無でありすべてである私」

 

・・・の姿を。

 

すごく、感じるのだ。。。

 

 

*******

 

 

以前。

 

ソウル・リーディングの

講座を受けた時。

 

思っていたこと。。。

 

 

自分の魂の声は。

 

誰かに聞いてもらうのではなくて、

自分自身で聞けるように

ならなければ。

 

意味はないという、

あれ。。。

 

 

それは、昔。

 

レイオルトに。。。

 

私の魂に。

ハイアーセルフに。

 

言われたことだ。。。

 

 

それまでずっと。。。

 

自分の内側から

聴こえてくる声に。

 

レイオルトの声に

私の自我は従っていた。

 

 

けれどもある時、

その声が聴こえなくなり始め。

 

最後に聴こえた時、

こう言われた。

 

 

「声を聴くのではなく、

あなた自身がそれを

体現できるようになりなさい」

 

・・・と。

 

 

「声」というのは、

レイオルトの声。。。

 

魂の声。。。

 

 

彼が、「あなた」と言ったのは、

私の「自我」のこと。

 

 

彼はそれまでも常に、

こう言っていた。

 

 

「私はあなたです」

 

・・・と。

 

 

あの時以来私は。。。

 

自分の自我が、

魂を体現できるようにと。

 

それを胸に。

いろいろ頑張ってきた。。。

 

 

自我を魂レベルまでに

昇華させることとはつまり。

 

自我のカルマ(色)を

落としていくことでもあり。

 

自我を透明にしていく

ことでもあり。。。

 

 

多分それが。

 

サヴァリン・インテグラルを

体現することなのだと。

 

私はやっぱり。

そう思った。

 

 

そこに。

 

「自分の外側にいる、

オラクルからのメッセージ」

 

・・・は。

 

必要ないのだ。。。

 

 

*******

 

 

でもあの時。。。

 

翻訳者の彼が、

ああいう道を選んでくれたおかげで。

 

 

私はやっと。

 

決心することが出来た。。。

 

 

ウイングメーカーを、

手放す決心を。。。

 

 

*******

 

 

つづく

メールやネットの中で、

私の前でだけであれこれ

熱弁するくらいなら。

 

スタディ・グループに来て、

それをみんなの前で。

 

みんなの目を見ながら。

 

リアルで語って。

 

 

もし、スタディ・グループに

来る気がないのならば。

 

それならそれでいいけれども。

 

でもだとしたら、

今はもう、あなたと一緒に

やることはない。

 

・・・と。

 

 

そんな感じの捨て台詞を吐いて、

連絡を絶ってから。

 

1年以上は経っていただろうか。

 

 

翻訳者の彼から、突然、

連絡が来たのは。

 

 

でもそれは。

 

私が期待していたような。

 

「スタディ・グループに参加します」

 

・・・という内容ではなく。

 

 

自分が提案する仕事に、

Lyricaさんのほうが

協力してくれという内容で。

 

 

まぁ。

その時点で、私はもう、

だいぶ、イラついていたけど。

 

 

それでも。

 

ウイングメーカー本家の。

ジェームズのプロジェクトで

あるのならば。

 

協力したいと。

 

そう思った。

 

 

けれどもそれが。

 

ジェームズや本家とは、

まったく無関係の。

 

翻訳者の彼の、独自の

プロジェクトであると解った時は。

 

「彼のやりたいこと」に、

協力しろと言われているのだと

解った時は。

 

 

もう、なんというか。。。

 

一体。

どういう神経をしているんだ?

 

・・・というか。

 

 

そういうのって。。。

 

人としてどうなの?

 

・・・みたいな。

 

 

そんな気持ちに

させられたっけ(苦笑)

 

 

*******

 

 

私がああやって、

意図的に彼を傷つけるような

ことを言って、その場を去った時。

 

ああやって、

彼を揺さぶった時は。

 

彼にとってもある意味、

試練の時だった。

 

 

あの頃の彼は、

プライベートでも辛いことが

あって。

 

心がだいぶ、

弱っている時でもあったから。

 

出来るだけ、優しくして

あげたかったけど。

 

 

でも。

 

私にも、、、

「堪忍袋」というものがあり。

 

 

その緒が、

あの時切れた。

 

 

*******

 

 

人が誰かの悪口を、

つい言ってしまうことは。

 

それはきっと。

誰にでもあると思う。

 

 

でも。

 

そういう悪口を聞かされた時、

ものすごく気分が悪くなり、

もう、やめて。と思う時と。

 

逆に、愚痴を言っている人を、

元気づけたくなる時があって。

 

 

その違いは。

何なのだろう?と。

 

考えたことがあった。

 

 

それで解ったのは。

 

私に起こるそういう感情は。

 

その愚痴の内容に、

左右されているものではない。

 

・・・ということだった。

 

 

それよりも。

 

愚痴を言うその人から

漂ってくるエネルギーが。

 

私の気分に影響している。

 

・・・ということが、解った。

 

 

誰かの悪口を言っている人が。

 

その相手に対して、

深いところでは、赦しの気持ちを

持ちながら。

 

自分にも、多少の非はあり。

お互い様である。

 

・・・ということを、どこかで

解りながら愚痴っているのか。

 

 

それとも。

 

「私は間違っていない

私は正しいことをした」

 

・・・という前提のもと、

相手のみを、完全に悪として

批難しているのか。

 

・・・の違いなのだな。と。

 

ある時、気づいた。

 

 

それが。

その人の放つエネルギーに

出てくるのだ。。。

 

 

 

あの頃の彼も。。。

 

自分を「被害者」として、

語っていたけれども。

 

でも、事が事だったので、

私も出来るだけ。

 

彼の気持ちに寄り添おうと

していた。

 

 

けれども。

 

自分を完全被害者として

話している場合。

 

それに寄り添うことは時に、

毒にも薬にもなり。

 

 

愚痴を言いながらも、

最終的には、「お互い様」で

あったことに気づき。

 

自分側の非も、

ちゃんと認められるように

なる場合と。

 

 

どこまでもどこまでも、

自分を正当化してしまう

場合とがあり。。。

 

 

本当は誰でも。

 

深いところでは解っているのに。

 

やっぱり。

 

自分の非を認めることには

勇気がいるから。。。

 

 

そこに、誰かが寄り添って

くれた時。

 

それが、その勇気を奮い立たせる

薬になるのか。

 

それとも、自己保身という

弱さを増長させる毒になるかは。

 

その人自身にかかっている。

 

 

 

あの頃は私もまだまだ

未熟だったので(苦笑)

 

 

ある時。

 

「もう、いい加減にして!

いつまで、ウジウジしてるんだ!」

 

・・・みたいになってしまって(苦笑)

 

 

で、あの捨て台詞まで、

吐いてしまったわけで(苦笑)

 

 

ちゃんと最後まで。

寄り添えなかった。

 

 

 

あの時彼は。

 

彼の性質からして。

 

私に裏切られた。と。

 

そう感じたのだろうな。。。と。

 

そう思った。

 

 

彼は。

 

共感や繋がりを、

とても大切にする蟹座だから。

 

特にそういう思いは、

強かっただろう。。。と。

 

 

彼の甲羅の内側から

飛び出した私は。

 

彼にとっては突然、

「敵」になる。

 

 

だからますます。

スタディ・グループになんて

参加する気が起こらなかったの

だろうけれども。

 

 

それでもまた、私に

連絡してきたのは。

 

事の事情はどうあれ。

 

 

そこにやっぱり。

 

カルマ。

 

・・・が、あったからなのだろう。

 

 

*******

 

 

私と連絡を絶っていた間に、

彼にはまた、新たなことが

起こっていた。

 

 

その話を聞かされた時。

 

正直言うと私は、

こう思っていた。

 

 

「あなたは昔から。

同じことを、延々と

繰り返しているね。。。」

 

・・・と。

 

 

 

ジェームズの哲学の要は。

 

「サヴァリン・インテグラル」と、

「グランド・ポータルの発見」

なのだけど。

 

 

それは、前も書いたけれども。

 

自我の意識を、

魂のレベルにまで引き上げること。

 

自我を透明にすること。

 

 

それは。

 

個としての意識を、

完全に消し去ってしまう、

悟りまではいかないにしても。

 

 

個としての究極。。。

 

記憶喪失から解放された上で、

個として生きること。

 

 

監獄から解放された意識で、

監獄内で生きること。

 

 

まぁ。。。

 

表現はいろいろあるけど、

そういうことだ。。。

 

 

けれども。

 

翻訳者の彼は。。。

 

いつも、同じところで

止まってしまうのだ。。。

 

 

サヴァリン・インテグラルを

目指しながら。。。

 

いつも。

 

監獄内のおもちゃに、

気を取られてしまう。。。

 

 

それはなぜか。。。

 

・・・というと。

 

 

「力」

 

・・・に、弱いから。

 

パワーに。

魅せられてしまうから。

 

 

この世での権力に

執着することもそうだけど。

 

サイキック的な力に

固執してしまうこともまた。。。

 

 

そこで、足踏みしてしまう

要因になる。。。

 

 

*******

 

 

ある時、翻訳者の彼のもとに、

一通のメールが届き。

 

それが彼にとっての、

新たな出会いになった。

 

 

彼曰く。

 

「カルノメンのような人と出会い、

オラクルに会わせてもらった」

 

・・・とのことで。

 

 

これは。。。

 

ジェームズの『ドールマン』の

小説を読んでいない人にとっては。

 

「????」

 

・・・みたいな感じだと思うけど(苦笑)

 

 

私は彼のこのセリフを

聞いた瞬間。

 

 

「あぁ。。。また、そこか」

 

・・・と。

 

そう思ったのだ。

 

 

 

小説に出てくる

「オラクル」というのは。

 

すごくシンプルに言ってしまえば、

「預言者」みたいなものなのだけど。

 

そのオラクルのように。

 

上と繋がることの出来る人と

出会ったのだそうだ。

 

預言者と同時に予言者でも

あるオラクルは。

 

未来を見通すこともできる。

 

 

カルノメンというのは、

小説の中では。

 

そのオラクルを独占した

教会の長で。

 

現実になぞれば。

 

ヴァチカンのローマ教皇の

ような立場の人。

 

 

翻訳者の彼はそうやって、

思い込みが激しいというか。

 

ジェームズの小説の

登場人物に、なりきりたがる。

 

・・・というか。。。

 

 

よく言えば。

本当に、ピュアで。

 

永遠の少年で(苦笑)

 

 

 

そんな彼の脳内では。

 

そうやって、

オラクルやカルノメンに

見える人達。

 

 

そういう人たちと出会い。

すっかり舞い上がった彼は。

 

 

そのオラクルを中心とした

プロジェクトを。

 

この先、

動かしていきたいのだ。と。

 

そう言った。。。

 

 

それは。

 

ジェームズとはまったく

関係のないもので。。。

 

 

そのプロジェクトに。

 

私にも参加してほしいと。

 

 

そして。

スタディ・グループの

メンバーまでをも。

 

そこに、巻き込みたがって

いるように。

 

私には感じた。

 

 

あぁ、蟹座らしいな。と。

 

そう思った。

 

 

自分の周りの人に、

一斉に去られ。

 

寂しかった彼は。。。

 

 

今、オラクルという、

「パワー」を得て。

 

そこに。

自分の「巣」を。

 

「家」を。

 

構築したがっているように

見えた。

 

 

でも。

私は思っていた。

 

 

これが。。。

 

この形が。

 

今までの宗教が辿ってきた

道への、第一歩だ。と。

 

 

ヒエラルキーのパワーに

支配された。

 

「教師と生徒の道」

 

・・・なのだ。と。

 

 

「教会」を作ること。

「宗教」を作ること。

 

 

それは、私にとっては。

 

サヴァリン・インテグラルから、

遠ざかる道でもあった。。。

 

 

 

運命というか。。。

 

カルマというか。。。

 

 

そういうものを。

 

ひしひしと感じた。

 

 

*******

 

 

つづく

スタディ・グループは、

最終的には、「解散」になった。

 

解散。というか、

私の勝手で、終わりにさせて

もらった。

 

 

その、表面的な一番の

理由となったのは。

 

私の母が倒れて、

入院したことだった。。。

 

 

母が倒れる。。。

 

・・・という出来事は、

スタディ・グループのことに

限らず。

 

いろんなことに、

終止符を打ってくれた。

 

 

私の中に残っていた

執着。を。

 

すべて、断ち切ってくれた

出来事となった。

 

 

このことに関しては、

あとでもう少し、踏み込んで

書いていきたいけれども。

 

 

今はとりあえず。

 

ウイングメーカーのことに

関して。。。

 

 

ウイングメーカーに対する

執着心が。

 

背負っていた荷物が。。。

 

私の中で消えていったことには。

 

母のことだけはなく、

もっと他に、複雑な要因があり。

 

流れがあり。

 

 

母のことは、単に。

 

「表面的な理由」

 

・・・でしかない。。。

 

 

*******

 

 

ウイングメーカーと、

初めて出会ったのが、2003年。

 

 

ここが自分の「ホーム」だと。

それに気づいたのが、2011年。

 

 

ジェームズが何かを手放して、

一区切りがついた。と。

 

そう感じたのが、2014年。

 

 

そして。

 

スタディ・グループを

始めたのが、2016年。

 

 

*******

 

 

2011年に、翻訳者の彼から、

WMFJに誘われて以来。

 

この日本で。

 

ウイングメーカーに関わる

「何か」を。

 

背負ったような気がしていた。

 

そういう、気になっていた。

 

 

正直。

 

そういうものは、

背負いたくなかったし。

 

私の柄ではない。と。

 

そう思っていた。

 

 

射手座の私は。

 

そこに「自由」がなくなると、

息苦しくなって身動きが

取れなくなるから。

 

 

好き勝手に、

ただの、ウイングメーカーファンの

ひとりとしてやっているほうが。

 

自分が輝けることは、

解っていた。

 

 

でもあの時。

 

背負ってしまったのだ。。。

 

 

翻訳者の彼がそれまで、

ひとりで背負い続けてきたものを。

 

なぜか、引き受けてしまった。。。

 

 

実は彼は。

ある夢を見たそうで。

 

その夢を。

予知夢だと信じ込んだ彼は、

あの時。

 

自分の

「後継者」を探していたそうだ。

 

 

彼は私に。

 

その、白羽の矢を

立てたみたいだけど。

 

私は内心。

 

「冗談じゃない」

 

・・・と(苦笑)

 

そう思っていた。

 

 

彼にとって「真実」に映った

その夢は。

 

当事者ではない私には、

「思い込み」にしか映らなかったし。

 

とにかく。

 

そんな責任を

負わされるなんてイヤだ。と。

 

 

もう、最初から。

 

そこに「温度差」が

あったのだ。

 

 

けれども。

 

彼が根はピュアなことは

解っていたし。

 

ここで冷たく突き放すのは、

私の良心が痛んだし。

 

 

だから。

 

「半分だけ」

 

それを一緒に

背負うことにした。

 

 

つまり。

私の責任でもあった。

 

ちゃんと、ハッキリ

断らなかった私の。

 

 

 

それは。

 

男性である翻訳者の彼と、

女性である私が。

 

ふたりでやっていく

仕事なのだろうと。

 

そう思うことにした。

 

 

でも彼と私では。

 

価値観とか、いろんなことが

違い過ぎて。

 

このまま一緒に仕事を

していくことは、到底無理。と。

 

 

それを自分の中で、

認めたのが、

 

2013年?2014年頃?

 

 

でもあの時。

悔しかったのは、確かだ。

 

 

私はそれまでずっと。

 

どんな人とでも、

いつかは必ず、理解し合える。と。

 

信じていたのだけど。

 

 

その「信念」が。

翻訳者の彼との交流を通して、

崩れたからだ。。。

 

 

「世の中、どう頑張っても、

解り合えない人というのは

いるものだ」

 

・・・と。

 

 

それを、認めることになった。。。

 

 

 

あの時はすごく、

悔しかったけど。

 

でも結果としては。

 

それを認めた今のほうが、

断然、ラクだ。。。

 

 

それまでは、占星術などで、

「相性」を判断したりすることに、

拒絶反応があったりもした。

 

 

でもある時。

 

「相性」っていうのは、

ありだな。。。と。

 

それを、納得してしまった

自分が。

 

 

悲しくもあり。

嬉しくもあった。

 

 

*******

 

 

もしそこに。

 

「ウイングメーカー」が、

絡んでいなかったら。

 

私はきっと。

 

翻訳者の彼とは、多分。

あそこまで関わる前に、

離れていただろうと思う。

 

それくらい。

 

「何か」が、私とは

ズレている人だったから。

 

 

それが、良いとか悪いとか

そういうことではなく。

 

ただ。

 

「合わない人」

 

・・・だった。

 

 

とにかく。

 

それを認めた、

2013、4年頃に。

 

完全に、手を離せば

よかったのだけど。

 

それが出来ないのが、

人間で。

 

それが、カルマで。

 

 

情。とか。

記憶。とか。

期待。とか。

 

いろんなものが、

複雑に入り交じる。。。

 

 

だから、2016年に私は。

翻訳者の彼を、スタディ・グループに

誘ったけれども。

 

想像通り。

 

彼はそこには、

最後まで、参加することは

なかった。

 

 

けれども、彼には、

こう、声をかけておいた。

 

 

「きっとみんな。

あなたが来たら喜ぶから。

 

気が向いたら、

いつでも来てください」

 

・・・と。

 

 

ただ。

そのセリフと一緒に。

 

私は彼に、

とんでもない捨て台詞を

吐いたことも事実。というか(苦笑)

 

 

話があまりにも通じない彼に。

 

「意図的」に、傷つける言葉を

投げかけたりもした。

 

 

私もちょっと。

意地悪なのだけど。。。

 

 

試してみたのだと思う。。。

あの時。。。

 

 

*******

 

 

あの頃の私は。。。

 

翻訳者の彼と話していると、

自分がなんだか。

 

「カサンドラ症候群」

 

・・・のようになっているのでは?と。

 

そんな感じがしていた。

 

 

 

夫と。

 

長い間、夫婦をやっている間に、

それはやっぱり、いろんなことが

あったし。

 

お互いを理解し合えるまでに、

紆余曲折はあった。

 

 

けれども。

 

翻訳者の彼と話している時の

ような。

 

こんな、、、

絶望的な通じ合わなさ。

 

みたいなものを感じたことは、

多分、なかったと思う。

 

 

そんな状態では。

 

通常の私だったら、

すぐに、そこから

離れてしまっていたの

だろうけれども。

 

 

何の因果か。。。

 

そこに、「ウイングメーカー」が

あったからこそ。

 

そんなすぐには、

離れられなくなった。。。

 

 

だからこそ。

 

翻訳者の彼とは、

魂的な縁が強いのだろうと。

 

そう思っていた。

 

 

*******

 

 

スタディ・グループを始めてから

月日が流れて。。。

 

あれはたしか、2018年頃。

 

 

突然、翻訳者の彼から、

連絡がきた。

 

 

あの時も、

「虫の知らせ」があった。

 

 

「あぁ、メールが来そうだな」

 

・・・と、そう感じたその日に、

本当に彼からメールが

きたのだ。

 

 

そのメールは。

 

「仕事に協力して欲しい」

 

・・・という内容だった。

 

 

これから新しく動かす

プロジェクトがあるのだけど。

 

そこに、参加して欲しい。と。

 

 

 

私はあの時、

なぜか、勘違いしたのだ。

 

 

それは、ジェームズが。。。

 

ウイングメーカーの本家が

新たに始動させるプロジェクトの

ことなのだ。。。と。

 

その文面から。

そう思い込んでしまった。

 

 

 

2014年に。

 

「終わった」と感じた、

ジェームズの活動。。。

 

 

でももし。

 

また、新たな動きが

あるのだとしたら。

 

それはおそらく。

2020年になるだろう。と。

 

そう思っていた。。。

 

 

なぜなら、もう何年も前から。

 

「2020年に何かが起こる」

 

・・・という。

 

漠然とした予感が

あったからだ。

 

 

翻訳者の彼が言うには、

2019年には動き始めたい。

 

・・・とのことだった。

 

 

正直言えば。

 

それだと、

ちょっと早いな。。。と。

 

そう思っていたけれども。

 

 

まぁ、そんな予感は。

私の思い込みに過ぎないかも

しれないわけだし。

 

ジェームズが始動させる、

何らかのプロジェクトであるの

ならば。

 

喜んで協力したい。と。

 

そう思ったから。

 

 

私は彼からの依頼を、

引き受けることを了承した。。。

 

 

*******

 

 

翻訳者の彼は、

こう言っていた。

 

 

「Lyricaさん。

あなたが今までやってきたことは、

間違いではなかったのですよ」

 

・・・と。

 

 

何のことかと思えば。

 

よくよく聞いてみればそれは、

スタディ・グループのことだった。。。

 

 

 

私がこれまで、

大切に温めてきた場所。

 

スタディ・グループ。

 

そして、そこに集ってくれた

メンバーの人達。

 

 

それが、ジェームズの

新たなプロジェクトにどう

繋がっていくのか?

 

その時の私には、

まったく解らなかった。

 

 

ただそれが。

今後のために、必要なことで。

 

だから、あなたは、

間違っていなかったと。

 

翻訳者の彼は言うのだ。

 

 

 

あの時。

 

正直言えば私は。

 

 

これまで。

 

スタディ・グループに、

一度も参加しなかったあなたが。

 

何の協力も

してこなかったあなたが。

 

 

なんで、偉そうに。

そんなことを言ってるの?と。

 

そう思っていた(苦笑)

 

 

もちろん、彼が。

 

無邪気に。

それどころか、私を気遣って

そう言っていることも。

 

重々解っていたけれども。

 

 

「ツボ」が合わない私達。

 

彼は、いちいちそうやって。

私の地雷を踏んでくるのだ(苦笑)

 

 

・・・というか。

 

それまでの私たちの長い

関係性の中で。

 

彼が何を言っても、

私をイラッとさせる。

 

・・・みたいな。

 

そんな構図がすでに、

出来上がってしまっていた。

 

 

 

翻訳者の彼は昔から。

 

重要なポイントを

隠す人で。

 

大事なところは、

最後の最後まで

言わない人で。

 

 

匂わせておいて、

なかなか、蓋を開けない人で。

 

 

まずはチラ見させて、

様子を見るのだ。

 

相手の出方を。

 

 

意図的なのか。

無意識なのかは。

 

それは、解らないけれども。

 

 

まぁ。

臆病な人なんだな。と。

 

そう思っていた。

 

 

本当の意味で。。。

 

人のことを、

信頼できない人。。。

 

 

ちょっと、言い過ぎかもだけど。

 

本音だ(苦笑)

 

 

 

感情的にならないように、

おどかさないように、忍耐強く。。。

 

彼から、話を

聞き出していくうちに。

 

 

私が。

いろいろと勘違いしていたことに

気づいた。。。

 

 

その後。

 

最初に、協力することを

了承してしまったことは。

 

間違いだったと、

気づくことになる。。。

 

 

それは。。。

 

ジェームズのプロジェクトでは

なかったのだ。。。

 

 

*******

 

 

つづく

ウイングメーカーに関しては。

 

 

「結局、これってどういうことなの?」

 

 

・・・みたいなことを、

今までもよく訊かれてきた。

 

 

よく解らない。

 

・・・というのが、多くの人達の

感想のようだった。

 

 

その人にとって、

なんらかの衝撃があった。とか。

 

その人の人生のドラマと、

異様にシンクロ感を感じたとか。

 

 

そういう、よっぽどの

「何か」を感じたわけではなければ。

 

よっぽどの「磁力」を

感じたわけでなければ。

 

だいたいが、「よく解らない」で

終わり、そのまま忘れていく。

 

 

簡単に言えば。

 

特に興味も魅力も感じないまま、

通り過ぎていく。

 

 

そういうものだった。

 

 

初対面で。

 

音楽でも、絵画でも、詩でも、哲学でも、

インタビューでも、その他なんでも。

 

ウイングメーカーの何かに、

何とも言えない「磁力」を

感じた人はきっと。

 

なんらかの縁があって。

 

 

けれども。

 

そうやって「縁」があった人でも、

次に、ぶち当たる壁がある。

 

それが。

 

「これって、フィクション?

それとも、ノンフィクション?」

 

・・・というもの。

 

 

そこに、完全なる

「ノンフィクション」を期待して

いた人の多くが。

 

少しでも「フィクション」を

感じた時。

 

失望して去っていく。

 

 

なぁんだ。

本当のことじゃないんだ。

 

・・・と。

 

 

 

完全ノンフィクションではない。。。

 

・・・と解っても。

 

それが、「神話」であると

解ったとしても。

 

 

それまでに。

その世界の魅力に完全に

虜になってしまって

いたりすると。

 

未練があって、

そこを去りがたく。

 

 

・・・というか。

 

理屈ではなく。

去りがたく。

 

 

それでずっとそこに

留まっているうちに。

 

いろんなことが、

見えてくる。

 

 

昔。

 

ダンカン・ダンスの

メアリー先生が。

 

 

「ひとつのことを、ずっと

深めていくと。

 

いろんなものが見えてくるのよ」

 

 

・・・と言っていたけど。

 

 

ウイングメーカーの世界も、

やっぱり、そういう感じだ。

 

 

けれども。

 

「いろんなものが見えてくる」

 

・・・まで、そこに留り続けるには。

 

 

自分にとってそこに、

「磁力や熱を感じること」

 

つまり、「縁」があること。

 

・・・が、重要で。

 

 

こういうのはもう、

他人にも自分にも

強制はできない。

 

 

ホント。

理屈ではないのだから。。。

 

 

ジェームズが。。。

 

「このマテリアルは、一部の人達に

向けられたものです」

 

・・・と発言していたことが

あったけれども。

 

 

選民意識を刺激しそうな。

すごく、誤解を招く言葉だな。と。

 

あの時は、そう感じたけど(苦笑)

 

 

でもこれも結局。

 

「縁ある人のために」

 

・・・ということだったのだろうと。

 

 

そう思った。。。

 

 

 

だから。

 

「布教」。。。というか。

 

「解説すること」には、

意味はない。と。

 

私は思っていた。

 

 

いくら語ったとしても。

いくら、教えたとしても。

 

言葉で説得できるのは、

マインドだけだからだ。

 

 

マインドでは、理解不能のままでも。

ハートで、離れられなくなる。

 

 

それが、「縁」だと。

 

 

そう思っていたから。

 

 

*******

 

 

あのスタディ・グループは。

 

私にとってはまさに、

「実験」だったな。。。と。

 

今は思う。

 

 

メンバー選びに関しても、

最初は、特定の人にしか

声をかけなかったものを。

 

広く声かけしてみたりとか。

 

いろいろ試してみたりした。

 

 

いろんな人がそこに、

出入りしたけれども。

 

 

私や。

翻訳者の彼と同様に。

 

ウイングメーカー自体に、、、

・・・というか、ジェームズに。

 

かなり強い縁があるのだろうな。

 

・・・と、感じたのは、

たったひとりだけで。

 

それは、WMMの彼だった。

 

 

他の人達は。

 

ジェームズに。というよりは、

私個人とカルマ的に関わる

縁なのだろうな。。。と。

 

そんな感じがしていた。

 

 

WMKの彼だけは、

そのあたり最後まで、

よく解らなかった。。。

 

 

*******

 

 

それが、

ジェームズとの縁であっても。

 

私個人との縁であっても。

 

 

私があの場に集った人に、

伝えたかったことは。

 

以前も書いたけれども、

たったひとつ。

 

 

それは。

 

「この世はすべて幻想であり、

本当に存在するものは、

『無であり全てである私』だけ」

 

・・・ということ。。。

 

 

Nothing but Everything

 

 

あの頃は。

 

そうやって、呼んでいた。。。

 

 

 

けれども。

 

私があの、、、

スタディ・グループ開催までに

辿り着く、それまでの長い

経験の中で解ったことは。

 

 

「ほとんどの人は、

それを知ることを、

真に求めてはいない」

 

 

・・・ということでもあった。

 

 

 

あの、10代の時に起こった

体験は。。。

 

本当にイレギュラーで。。。

 

偶発的な、

バグで。。。

 

人間的なバグで。。。

 

 

それは。

 

そんな滅多には

起こらない。。。ということも。

 

だんだん、

解っていった。。。

 

 

10代という。

早い時期に。。。

 

望んだわけでもないのに、

それを知ってしまった私には。

 

 

逆に想像しづらかったり

したのだけれども。

 

 

もし。

 

あの時、あの体験を

しなかったとしたら。。。

 

私もきっと。

 

こう思って生きていたと

思う。。。

 

 

「もっと幸せになりたい」

 

・・・と。

 

 

 

人はそうやって。。。

 

常にどこかで、

深層心理というか、

潜在意識と言うか。

 

それとも。

全体の集合意識というか。

 

 

そういうところで、

いつも「求めている」から。

 

答えを探しているから。

 

 

だからいつもどこかで、

満たされない。。。というか。

 

「不足感」を感じていて。。。

 

 

*******

 

 

自分がなぜ、

満たされないのか。

 

 

それは。

記憶喪失になっているせいだ。

 

 

本来の自分のことを

忘れてしまっているから。

 

モヤモヤするのだ。

 

 

「無であり全てである私」

 

・・・としての実感を、

忘れているから。

 

 

どこかでは。。。

覚えているのに。。。

 

 

鍵をかけてしまったから。

 

 

*******

 

 

でもそれが。

 

記憶喪失になることが。

本来の自分の意思だったのだけど。

 

 

*******

 

 

そんなことすらも。

 

今。

人間としてここにいる

私達は。

 

忘れてしまっている。。。

 

 

 

忘れているから。

 

その本当のところを

解らないまま。

 

自分が本当は、

何を求めているのかも

解らないまま。

 

 

この、幻想の世界の中に、

その答えを探す。。。

 

満たしてくれるものを、

求める。。。

 

 

愛だったり。

お金だったり。

力だったり。。。

 

 

「それ」を、

そういう何かにすり替えて。

 

手に入れようとする。

 

 

そうやって。

 

その「不足感」があるからこそ。

 

この世界はどんどん、

纏う衣を着替えながら。

 

グレードアップしてきた。。。

 

 

でも。

 

根本は何も変わらない。

 

人がいつも。

何かを探し求めていることは。

 

満たされない何かを感じて、

もっと、幸せになりたいと。

 

そう思っている。

 

・・・ということは。

 

 

 

でも、それが人間の世界であって。

 

そういう世界を。

 

「もとの私」

 

・・・は、ここに創ったのだろう。。。

 

 

多くの人がこの、

「人間」という制限の中で。

 

幸せを求めて。

 

様々なドラマを繰り広げる世界。

 

 

 

この幻想の世界に。

 

ウイングメーカー的な

言葉を使うとしたら。

 

「アヌの作った監獄の中」

 

・・・に、囚われたまま。

 

記憶喪失になったまま。

 

 

私達は。

ドラマを繰り広げる。。。

 

 

「監獄」とか「牢獄」とか。

 

宗教的な世界では。

特に、グノーシス的な世界では。

 

この、人間の世界を、、、

 

どちらかというと「悪」として。

 

ネガティヴに表現することが

多いけれども。

 

 

ジェームズもきっと。

そういう影響を受けているの

だろうけれども。

 

 

私、個人的には。

そういうのは、嫌いだ。

 

どうしてそう。

ネガティヴに捉えるのだろう。。。

 

 

私がここで言っている、

 

「人間の世界」

 

・・・というのは。

 

 

私達人間が、

私達のマインドを通して

「想像」することの出来る。。。

 

イメージすることのできる、

 

「異次元の世界」も

含まれているのだけれども。

 

 

それも全部。

 

「監獄内」だ。

 

 

だから、厳密に言えば。

 

ウイングメーカーすらも。

 

監獄内だ。

 

 

ジェームズは。

そうは言っていなかったけどね。

 

 

本当は。

 

何もないのだから。。。

 

 

何もないけど。

すべてがあるのだから。。。

 

 

 

でもホント。。。

 

「監獄」って言葉は、

嫌い。

 

 

 

この世はこんなにも。。。

 

「もとの私」

 

・・・の、願い通りの世界なのに。

 

 

 

そんな世界の中で。

 

私達は。

 

 

これが幻とも知らずに。。。

 

 

本当はただ。

 

本当の「故郷」へと。。。

 

「無でありすべてである私」

 

・・・の中に還っていくことを、

求めていることに。

 

気づかないまま。。。

 

 

延々と。

ドラマを繰り返し続けていく。。。

 

 

*******

 

 

私にはこの。。。

 

「不足感」を。

 

10代の時に失ってしまった。

 

 

だからずっと。

実感として、解らなかった。

 

 

必死になる。

 

・・・ということが。

 

 

けれども。

 

10年近く。

スピリチュアル的な世界と

接することで。

 

そういうことが、少しずつ、

理解できるようになった。

 

 

幸せになろうと

必死になることを。。。

 

どこかでずっと。

馬鹿馬鹿しいと。

 

そう思っていた。

 

 

必死になるのではなくて。

 

今、ここにあるものを、

思う存分楽しめばいいじゃない。と。

 

ずっと。

そう思っていた。

 

 

でもある時。

 

それでいいのだ。。。と。

 

 

必死になることは決して、

馬鹿馬鹿しいことではないのだと。

 

 

それを、本気で納得したのは、

40代に入った頃だったか。。。

 

 

それでも私自身は。

 

相変わらず、

必死にはなれなかったけどね(苦笑)

 

 

他者が必死になることを、

素直に認められるようにはなった。

 

 

それはそれ。。。と。

 

そう思えるようになった。。。

 

 

*******

 

 

スピリチュアル的な世界と、

初めて出会った時も。

 

 

例えば。

 

ヒーリングとか、

引き寄せの法則とか。

魔法とか。

 

あとは、宗教やスピの

概念の研究をするとか。

 

そんなことには全然。

興味がなかった。

 

 

そんなことよりも。

瞑想などをして、悟りを

開いてしまったほうが、

断然早い。と。

 

そう思っていた。

 

 

でも。

 

今のこの、スピの情報が

氾濫し過ぎているこの世界の

中で。。。

 

「悟りを目指している」とか。

「覚醒を目指している」とか。

 

それどころか。

 

「私は覚醒しました」

 

・・・と言っている人でさえも。

 

 

そう言っている人の大半が。

 

この「監獄」の中に、

囚われたまま。

 

「悟り」や「覚醒」を。

 

「個人の欲」を

満たすものだと勘違いしたまま。

 

幻想の世界の中での

幸せを。

 

探し求めたままでいることを

感じたりすると。

 

 

矛盾していることに、

気づいていない姿を見るたびに。

 

 

すごく。

もどかしかったりもした。

 

 

 

悟りは本当は。

 

人として幸せになることではなく。

 

超人になることでもなくて。

 

 

個としての自分が。

完全に消え去ることだから。。。

 

 

そんなことを。

本気で求めている「個」は。

 

ほとんどいないのだ。

 

 

自分が消えてなくなることを、

本気で求めている人なんて。

 

 

 

だから。

 

悟りを求めるより、

まずは、この人間の世界で、

幸せを感じるのが先なのだろう。と。

 

 

「もう、お腹いっぱいです」

 

・・・と。

 

そうやって飽きるまで、

この世界を堪能しつくして。

 

もう。

やりたいことがなくなるまで、

やり尽くすほうが先なんだ。。。と。

 

 

そう思うようになった。。。

 

 

一度すべてを手に入れれば。

 

あとはもう。

捨てるしかないのだから。

 

 

・・・と。

 

 

*******

 

 

あの頃。。。

 

スタディ・グループを行う中で。

 

ヒーラーとしての

仕事を行う中で。。。

 

 

個としての自分を、

完全に消して。。。

 

無であり全てである私に、

溶け去っていきたい。。。

 

元に戻りたい。。。と。

 

そういう心境に、

本当に辿り着くまでには。

 

 

「監獄」から。

本当に抜け出すには。

 

 

それにはやっぱり。

 

ものすごく時間がかかる

ものなのだな。。。

 

・・・ということを。

 

 

いつも感じていた。

 

 

だからここでは。

 

「人間として、この幻想の

世界の中で幸せになること」

 

・・・を。

 

 

縁あって、私と出会った人が。

 

それが一時的なものであっても。

 

一瞬でも。

 

「満たされた感」

 

・・・を感じられるような。。。

 

 

それを。

 

ウイングメーカーの世界。。。

 

ジェームズの哲学を通して。

 

どこまで出来るのか。。。

 

 

・・・というのが。

 

 

いつしか。

 

私の中での、

テーマになっていた。

 

 

これは。

ヒーラーを始めた動機と、

ほとんど同じだったな。。。

 

 

「自分が消えること」

 

・・・を、真に求めるように

なるまでの、「通過点」として。

 

「人間的な幸せを得る」

 

 

幻の幸せを。

少しでも。。。と。

 

 

 

まぁ。

 

「ジェームズの哲学」を

借りた形で。

 

それをやることは。

 

 

それは今にして思えば、

すごく無謀だったと思う。

 

 

でもきっと。

 

あれもまた。

 

私にとっても、

必要な通過点だった。

 

 

そういうこともまた、

自身のカルマと関わっていた。

 

 

まだ少し。

 

何かを背負ったままでいた、

あの頃の私は。。。

 

随分。

 

迷走していたな。。。と。

 

 

今は思う。

 

 

*******

 

 

つづく

 

 

 

メンバーの、男女の比率も、

なんとなく、ちょうど良い感じだし。

 

そこには、様々な「色」が

あって。

 

 

なんだかんだと、

全体のバランスは

とれているような。

 

そんな気がしていた。

 

 

当初、私が想像していたものとは、

多少、形は違っていたけれども。

 

きっと。

これでいいんだろう。と。

 

そう思っていた。

 

 

でも。

 

スタディ・グループの

初回開催日に。

 

翻訳者の彼は、

こなかった。

 

 

都合が合わないからと、

彼は言っていたけれども。

 

私は内心。

 

「この人、最初から

来る気なかったね」

 

・・・と(苦笑)

 

 

どうして?というよりも。

 

やっぱりね。という

気持ちのほうが強かった。

 

 

*******

 

 

占星術の先生のもとでは、

アストロ・カウンセラーの

資格を取った。

 

アストロ・カウンセリングとは、

カウンセリングに、占星術を

取り入れたもので。

 

先生、オリジナルの資格。

 

けれども、そのベースには、

心理占星術の手法なども

取り入れられていたりする。。。

 

 

その資格を取得する際に、

全く知らない人相手に、

アストロ・カウンセリングの

実践をする。という課題があった。

 

しかも。

 

横で、先生が見ている前で。

 

 

私のカウンセリングを、

隣で観察していた先生は。

 

 

「あなたは、ヒーラーみたいな

仕事をしているだけあって、

そのへんはもう、慣れていそうね」

 

・・・と言った。

 

 

慣れてるって。。。

 

いや、もう。

 

占星術の大御所みたいな

先生の前でカウンセリング

するなんて。

 

緊張しまくり

なんですけどって(笑)

 

そう思っていた。

 

 

でも。

その先の話を聞いているうちに、

先生が何を言いたかったのか。

 

だんだん解ってきた。

 

 

 

占星術はよく、

統計学とも言われるけれども。

 

でも、やっぱり、

「直感」も大事で。

 

 

その直感と、知識を使って。

そして、相手と会話をしながら。

 

見えてくるものがあったりする。

 

 

けれども、占星術を

学んでいる人の中には、

人と、面と向かって話すことが

苦手だという人もいて。

 

相手と、目も合わせられない。

みたいな。

 

 

そういう人は、今のこういう

ご時世だから、ネットを使って

鑑定する。ということも

出来たりするけれども。

 

 

あなたの場合は、

そういう心配はないわね。

 

・・・と。

 

先生は、そう言っていた。

 

 

 

まぁ。。。

 

それもそうだ。。。と。

 

そう思っていた。

 

 

ヒーラー云々以前に、

私は。。。

 

今までの人生の中で、

いろんな場面で。。。

 

揉まれてきたから。。。

 

 

知らないうちに。

たくましくなったのだ(苦笑)

 

 

*******

 

 

あの頃の私は。

 

人とのコミュニケーションは、

リアルでないと。

 

「本当のところ」なんて、

絶対に解らない。と。

 

そう思っていた。

 

 

ネットでも、

多少の「エネルギー」は

伝わるけれども。

 

リアルに比べたら、

十分ではないし。

 

 

映像があるならまだしも。

 

文章だけでは。。。

言葉だけでは。。。

 

 

そこには、受け手の

思い込みや妄想が入るから。

 

本当の姿が、

かなり、ぼやかされる。。。と。

 

 

そう思っていた。

 

 

それは今でも、

そう思っているけど。

 

 

まぁ、、、

他人の在り方については。

 

もう、気にしなくなった。

 

 

心底。

 

その人の自由だ。と。

 

今は思うようになった。

 

 

 

でもあの頃は。

 

実際に会った時に、

相手の目も見れないような

シャイな人に。

 

人のカウンセリングや

指導なんて。

 

出来るのだろうか???

 

・・・と。

 

それが疑問だった。

 

 

占星術を、知識として学び、

学者になることと。

 

人のカウンセリングを

することは。

 

話が違うような。

 

そんな気がしていた。

 

 

 

それでも、

カウンセラーになりたいので

あれば。

 

人のことより、まず自分。

 

 

ネットであれこれ語る以前に。

 

リアルで人と接した時の。

 

「対・人」の、

コミュニケーション力を

身につけていくほうが先だ。。。

 

・・・と。

 

そう思っていた。

 

 

自分を知ること。

人を知ること。

 

人間を知ること。

 

・・・が、まず先だ。。。と。

 

 

 

人と直接話すのが苦手。とか。

 

シャイであるとか。

 

 

人には色々事情はある。。。

 

 

 

でも。

 

リアルでは臆病なのに、

ネット上でだけは、強気で饒舌。

 

・・・というのでは。

 

 

リアルとネットでは、

まるで別人のように

差があり過ぎるようでは。

 

 

なんだか。

 

ネットが逃げ道に

なっているようで。

 

いつまで経っても、

成長しないような気がした。

 

 

実際にリアルで、

人の中に飛びこんでいけば。

 

そこには、いろんな人がいるし。

 

だから、色々あるし、

大変で疲れることもある。

 

 

けれども、そうやって、

良いことも、悪いことも、

たくさん経験して。

 

人は、深みが増すのだ。と。

 

私は思っていたから。

 

 

*******

 

 

そういう意味で。

 

翻訳者の彼には本当に、

あの時。

 

踏み出してほしかった。

 

リアルへと。

 

 

でも彼はやっぱり、

選択しなかった。

 

 

予想はしてたけど。

 

 

あの時は彼も、

プライベートでも変化を

促すような流れが起きていたし。

 

今度こそ、

変わるかな。と。

 

 

私もちょっと。

期待したりしたのだけど。

 

 

でも。

 

思い知らされた。

 

 

人って。

 

そう簡単に変わらない

ものなんだなぁ。。。と。

 

 

自分が生まれ持った、

今、纏っているエネルギー。

 

これまでの過去生からの

経験の集大成ともいえるその。

 

魂にまとわりついている

フィルター。

 

個性、思考パターン、

性格。。。

 

 

もう、呼び名はなんでも

いいけど。

 

 

そういうものを、

魂、本来の色に。。。

 

透明に戻していく

ことというのは。

 

 

並大抵なことではない。

 

・・・というか。

 

よっぽど意識的に

ならなければ。

 

本当に難しいこと

なんだ。。。と。

 

 

そう思った。。。

 

 

物事を。

 

カルマ的な観点でみれば、

そういうことだと思う。。。

 

 

ここにいる目的なんて。

みんな一緒だ。

 

 

魂が旅をして、

再び、源泉に還ること。

 

 

一度、色を纏って。

また、透明に戻ること。

 

 

 

でもそれを。

 

人間的な情緒を通して、

物語的に捉えるとすれば。

 

 

それは。

 

運命。。。というか。

 

 

今回の人生。

 

何かの目的や役割を持って。

 

やりたいことがあって、

生まれてきているのだと。。。

 

そう捉えるのだろう。。。

 

 

自分には。

 

その「色」としての

役割がある。。。と。

 

 

魂の纏うその色が。

 

ドラマを生む。。。

ドラマを呼ぶ。。。

 

 

 

ドラマを体験させる、

その本当の目的は。

 

透明に戻ることだと。

 

そのフィルター自身が。

個性が、マインドが。

 

気づきもしなくても。

 

 

そして、

 

何も纏っていない

裸の魂は。

 

 

ただの、観察者でしかない。

 

 

 

ドラマを通してしか

見えない、その「役割」を。

 

 

それを果たすために、

絶対に変わらない。みたいな。

 

そういう信念みたいなものが。

 

人にはあって。

 

 

でも、それに囚われている

うちは。

 

きっと。

 

私達の魂は戻れない。

 

本当の故郷に。。。

 

 

 

「すべてである私」

 

・・・の中に。

 

溶けて消えていくことは。。。

 

 

「私」の最大の望みでもあり。

 

一番怖れることでもあるから。。。

 

 

*******

 

 

人間的な情緒を通した

物語的に捉えれば。。。

 

 

それはきっと。

 

「運命」

 

・・・と。

 

そう呼ばれるのかもしれない。

 

 

 

だから私も。

そして、翻訳者の彼も。

 

きっと。

 

 

そういう、物語の観点から

物事を眺めれば。

 

あの時は。。。

 

それぞれがそれぞれの

「信念」を貫くために。

 

 

お互いが、妥協できないことや、

歩み寄れないことがあった。

 

と、いうことになるのだろう。。。

 

 

私達が人間である限り。

 

 

そういうシーンも。

 

時にはきっと、

あるのだろう。。。と。

 

 

そこに。

 

「個」としての、

自分が存在している限りは。

 

 

だから。

 

そういう時はもう本当に。

 

手を離すしかないのだ。

 

 

それぞれが自分の道を、

歩くしかない。。。

 

 

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こういうことを、解っていても。

 

私もやっぱり、人間だから。

 

人間を、

身にまとっているから。。。

 

 

知らず知らずのうちに。

 

彼が変わることを、

どこかで、期待していたのだろう。

 

 

でもあの時。

 

本当に、思い知らされた。

 

 

人を変えようとするなんて、

ホント、無意味。だと。

 

 

 

そしてあの時。

本当の本当に感じた。

 

 

もう。

 

道は完全に分かれた。

 

今回で、本当に、

終わりだ。と。

 

 

深いところに、

そういう実感が起こった。。。

 

 

 

そうしたら。

なんだか、すごくスッキリした。

 

 

またひとつ。

荷物を降ろしたような気がした。

 

 

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いろいろ過ぎて。

 

自分の人生の物語の記憶を。

 

まるで、他人事の映画のように

ただ、鑑賞している今となっては。

 

 

ただただ。

面白い。

 

 

やっぱり、人というものは。

 

頭で解っていることを、

実際に腑に落とすまでには。

 

時間がかかるものだよね。。。と。

 

そう思った。。。

 

 

複雑で、めんどくさくて。

ジタバタしてて(笑)

 

 

でもだからこそ。

 

面白かったな。。。

 

・・・って思う。

 

 

人間を生きる。

 

・・・ということは。

 

 

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つづく