ウイングメーカーに関しては。
「結局、これってどういうことなの?」
・・・みたいなことを、
今までもよく訊かれてきた。
よく解らない。
・・・というのが、多くの人達の
感想のようだった。
その人にとって、
なんらかの衝撃があった。とか。
その人の人生のドラマと、
異様にシンクロ感を感じたとか。
そういう、よっぽどの
「何か」を感じたわけではなければ。
よっぽどの「磁力」を
感じたわけでなければ。
だいたいが、「よく解らない」で
終わり、そのまま忘れていく。
簡単に言えば。
特に興味も魅力も感じないまま、
通り過ぎていく。
そういうものだった。
初対面で。
音楽でも、絵画でも、詩でも、哲学でも、
インタビューでも、その他なんでも。
ウイングメーカーの何かに、
何とも言えない「磁力」を
感じた人はきっと。
なんらかの縁があって。
けれども。
そうやって「縁」があった人でも、
次に、ぶち当たる壁がある。
それが。
「これって、フィクション?
それとも、ノンフィクション?」
・・・というもの。
そこに、完全なる
「ノンフィクション」を期待して
いた人の多くが。
少しでも「フィクション」を
感じた時。
失望して去っていく。
なぁんだ。
本当のことじゃないんだ。
・・・と。
完全ノンフィクションではない。。。
・・・と解っても。
それが、「神話」であると
解ったとしても。
それまでに。
その世界の魅力に完全に
虜になってしまって
いたりすると。
未練があって、
そこを去りがたく。
・・・というか。
理屈ではなく。
去りがたく。
それでずっとそこに
留まっているうちに。
いろんなことが、
見えてくる。
昔。
ダンカン・ダンスの
メアリー先生が。
「ひとつのことを、ずっと
深めていくと。
いろんなものが見えてくるのよ」
・・・と言っていたけど。
ウイングメーカーの世界も、
やっぱり、そういう感じだ。
けれども。
「いろんなものが見えてくる」
・・・まで、そこに留り続けるには。
自分にとってそこに、
「磁力や熱を感じること」
つまり、「縁」があること。
・・・が、重要で。
こういうのはもう、
他人にも自分にも
強制はできない。
ホント。
理屈ではないのだから。。。
ジェームズが。。。
「このマテリアルは、一部の人達に
向けられたものです」
・・・と発言していたことが
あったけれども。
選民意識を刺激しそうな。
すごく、誤解を招く言葉だな。と。
あの時は、そう感じたけど(苦笑)
でもこれも結局。
「縁ある人のために」
・・・ということだったのだろうと。
そう思った。。。
だから。
「布教」。。。というか。
「解説すること」には、
意味はない。と。
私は思っていた。
いくら語ったとしても。
いくら、教えたとしても。
言葉で説得できるのは、
マインドだけだからだ。
マインドでは、理解不能のままでも。
ハートで、離れられなくなる。
それが、「縁」だと。
そう思っていたから。
*******
あのスタディ・グループは。
私にとってはまさに、
「実験」だったな。。。と。
今は思う。
メンバー選びに関しても、
最初は、特定の人にしか
声をかけなかったものを。
広く声かけしてみたりとか。
いろいろ試してみたりした。
いろんな人がそこに、
出入りしたけれども。
私や。
翻訳者の彼と同様に。
ウイングメーカー自体に、、、
・・・というか、ジェームズに。
かなり強い縁があるのだろうな。
・・・と、感じたのは、
たったひとりだけで。
それは、WMMの彼だった。
他の人達は。
ジェームズに。というよりは、
私個人とカルマ的に関わる
縁なのだろうな。。。と。
そんな感じがしていた。
WMKの彼だけは、
そのあたり最後まで、
よく解らなかった。。。
*******
それが、
ジェームズとの縁であっても。
私個人との縁であっても。
私があの場に集った人に、
伝えたかったことは。
以前も書いたけれども、
たったひとつ。
それは。
「この世はすべて幻想であり、
本当に存在するものは、
『無であり全てである私』だけ」
・・・ということ。。。
Nothing but Everything
あの頃は。
そうやって、呼んでいた。。。
けれども。
私があの、、、
スタディ・グループ開催までに
辿り着く、それまでの長い
経験の中で解ったことは。
「ほとんどの人は、
それを知ることを、
真に求めてはいない」
・・・ということでもあった。
あの、10代の時に起こった
体験は。。。
本当にイレギュラーで。。。
偶発的な、
バグで。。。
人間的なバグで。。。
それは。
そんな滅多には
起こらない。。。ということも。
だんだん、
解っていった。。。
10代という。
早い時期に。。。
望んだわけでもないのに、
それを知ってしまった私には。
逆に想像しづらかったり
したのだけれども。
もし。
あの時、あの体験を
しなかったとしたら。。。
私もきっと。
こう思って生きていたと
思う。。。
「もっと幸せになりたい」
・・・と。
人はそうやって。。。
常にどこかで、
深層心理というか、
潜在意識と言うか。
それとも。
全体の集合意識というか。
そういうところで、
いつも「求めている」から。
答えを探しているから。
だからいつもどこかで、
満たされない。。。というか。
「不足感」を感じていて。。。
*******
自分がなぜ、
満たされないのか。
それは。
記憶喪失になっているせいだ。
本来の自分のことを
忘れてしまっているから。
モヤモヤするのだ。
「無であり全てである私」
・・・としての実感を、
忘れているから。
どこかでは。。。
覚えているのに。。。
鍵をかけてしまったから。
*******
でもそれが。
記憶喪失になることが。
本来の自分の意思だったのだけど。
*******
そんなことすらも。
今。
人間としてここにいる
私達は。
忘れてしまっている。。。
忘れているから。
その本当のところを
解らないまま。
自分が本当は、
何を求めているのかも
解らないまま。
この、幻想の世界の中に、
その答えを探す。。。
満たしてくれるものを、
求める。。。
愛だったり。
お金だったり。
力だったり。。。
「それ」を、
そういう何かにすり替えて。
手に入れようとする。
そうやって。
その「不足感」があるからこそ。
この世界はどんどん、
纏う衣を着替えながら。
グレードアップしてきた。。。
でも。
根本は何も変わらない。
人がいつも。
何かを探し求めていることは。
満たされない何かを感じて、
もっと、幸せになりたいと。
そう思っている。
・・・ということは。
でも、それが人間の世界であって。
そういう世界を。
「もとの私」
・・・は、ここに創ったのだろう。。。
多くの人がこの、
「人間」という制限の中で。
幸せを求めて。
様々なドラマを繰り広げる世界。
この幻想の世界に。
ウイングメーカー的な
言葉を使うとしたら。
「アヌの作った監獄の中」
・・・に、囚われたまま。
記憶喪失になったまま。
私達は。
ドラマを繰り広げる。。。
「監獄」とか「牢獄」とか。
宗教的な世界では。
特に、グノーシス的な世界では。
この、人間の世界を、、、
どちらかというと「悪」として。
ネガティヴに表現することが
多いけれども。
ジェームズもきっと。
そういう影響を受けているの
だろうけれども。
私、個人的には。
そういうのは、嫌いだ。
どうしてそう。
ネガティヴに捉えるのだろう。。。
私がここで言っている、
「人間の世界」
・・・というのは。
私達人間が、
私達のマインドを通して
「想像」することの出来る。。。
イメージすることのできる、
「異次元の世界」も
含まれているのだけれども。
それも全部。
「監獄内」だ。
だから、厳密に言えば。
ウイングメーカーすらも。
監獄内だ。
ジェームズは。
そうは言っていなかったけどね。
本当は。
何もないのだから。。。
何もないけど。
すべてがあるのだから。。。
でもホント。。。
「監獄」って言葉は、
嫌い。
この世はこんなにも。。。
「もとの私」
・・・の、願い通りの世界なのに。
そんな世界の中で。
私達は。
これが幻とも知らずに。。。
本当はただ。
本当の「故郷」へと。。。
「無でありすべてである私」
・・・の中に還っていくことを、
求めていることに。
気づかないまま。。。
延々と。
ドラマを繰り返し続けていく。。。
*******
私にはこの。。。
「不足感」を。
10代の時に失ってしまった。
だからずっと。
実感として、解らなかった。
必死になる。
・・・ということが。
けれども。
10年近く。
スピリチュアル的な世界と
接することで。
そういうことが、少しずつ、
理解できるようになった。
幸せになろうと
必死になることを。。。
どこかでずっと。
馬鹿馬鹿しいと。
そう思っていた。
必死になるのではなくて。
今、ここにあるものを、
思う存分楽しめばいいじゃない。と。
ずっと。
そう思っていた。
でもある時。
それでいいのだ。。。と。
必死になることは決して、
馬鹿馬鹿しいことではないのだと。
それを、本気で納得したのは、
40代に入った頃だったか。。。
それでも私自身は。
相変わらず、
必死にはなれなかったけどね(苦笑)
他者が必死になることを、
素直に認められるようにはなった。
それはそれ。。。と。
そう思えるようになった。。。
*******
スピリチュアル的な世界と、
初めて出会った時も。
例えば。
ヒーリングとか、
引き寄せの法則とか。
魔法とか。
あとは、宗教やスピの
概念の研究をするとか。
そんなことには全然。
興味がなかった。
そんなことよりも。
瞑想などをして、悟りを
開いてしまったほうが、
断然早い。と。
そう思っていた。
でも。
今のこの、スピの情報が
氾濫し過ぎているこの世界の
中で。。。
「悟りを目指している」とか。
「覚醒を目指している」とか。
それどころか。
「私は覚醒しました」
・・・と言っている人でさえも。
そう言っている人の大半が。
この「監獄」の中に、
囚われたまま。
「悟り」や「覚醒」を。
「個人の欲」を
満たすものだと勘違いしたまま。
幻想の世界の中での
幸せを。
探し求めたままでいることを
感じたりすると。
矛盾していることに、
気づいていない姿を見るたびに。
すごく。
もどかしかったりもした。
悟りは本当は。
人として幸せになることではなく。
超人になることでもなくて。
個としての自分が。
完全に消え去ることだから。。。
そんなことを。
本気で求めている「個」は。
ほとんどいないのだ。
自分が消えてなくなることを、
本気で求めている人なんて。
だから。
悟りを求めるより、
まずは、この人間の世界で、
幸せを感じるのが先なのだろう。と。
「もう、お腹いっぱいです」
・・・と。
そうやって飽きるまで、
この世界を堪能しつくして。
もう。
やりたいことがなくなるまで、
やり尽くすほうが先なんだ。。。と。
そう思うようになった。。。
一度すべてを手に入れれば。
あとはもう。
捨てるしかないのだから。
・・・と。
*******
あの頃。。。
スタディ・グループを行う中で。
ヒーラーとしての
仕事を行う中で。。。
個としての自分を、
完全に消して。。。
無であり全てである私に、
溶け去っていきたい。。。
元に戻りたい。。。と。
そういう心境に、
本当に辿り着くまでには。
「監獄」から。
本当に抜け出すには。
それにはやっぱり。
ものすごく時間がかかる
ものなのだな。。。
・・・ということを。
いつも感じていた。
だからここでは。
「人間として、この幻想の
世界の中で幸せになること」
・・・を。
縁あって、私と出会った人が。
それが一時的なものであっても。
一瞬でも。
「満たされた感」
・・・を感じられるような。。。
それを。
ウイングメーカーの世界。。。
ジェームズの哲学を通して。
どこまで出来るのか。。。
・・・というのが。
いつしか。
私の中での、
テーマになっていた。
これは。
ヒーラーを始めた動機と、
ほとんど同じだったな。。。
「自分が消えること」
・・・を、真に求めるように
なるまでの、「通過点」として。
「人間的な幸せを得る」
幻の幸せを。
少しでも。。。と。
まぁ。
「ジェームズの哲学」を
借りた形で。
それをやることは。
それは今にして思えば、
すごく無謀だったと思う。
でもきっと。
あれもまた。
私にとっても、
必要な通過点だった。
そういうこともまた、
自身のカルマと関わっていた。
まだ少し。
何かを背負ったままでいた、
あの頃の私は。。。
随分。
迷走していたな。。。と。
今は思う。
*******
つづく