長文。加古川河口にて、ウインドサーフィン,アクアミューズの避難場所を考えながらウォーキング。 | たくちゃんの小さな帆 Takuma's Little Sail

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41歳の時に中古のアクアミューズ セーリングカヌーを買ってからの話。自分が乗る為の小さな帆船を2隻作ったり、45歳からはウインドサーフィンをやり始めました。
47歳からウイングフォイルに集中しています。テーマ別に書いているので、テーマの方もチェックして下さい。

 数日前に投稿した記事の続きなんですが、この所、肥満解消のため、毎日ウォーキングをしています。
 
私の家の周りって、兵庫県にある一級河川 加古川の河口付近なんですね。
 
家から歩くと、加古川河口東側の堤防、突堤の一番端(南端)まで歩いたり、私の家とは加古川を挟んだ西側の一番南側にある、高砂海浜公園(向島公園)まで良く歩きます。
 
ウォーキング中は、川や海を見ています。
 
そうすると、ウインドサーフィンや、アクアミューズ 141 セーリングカヌーの事を考えます。
 
出艇が出来る場所については、これまでも紹介してきました。
 
最近、歩きながら考えているのは、セーリング中に強風でながされた時や、なにか重要な部品が壊れた場合、緊急に避難できる上陸可能ポイントを探しています。
 
ウインドサーフィンのフィンやウレタンゴムが壊れたり、アクアミューズのラダー、センターボードが折れる可能性はあります。ディスマストだってありえますよね。
 
その時、きっと慌てます。
慌てつつも、最悪、ボードや、リグ、艇を放棄したとしても、遭難や大きな怪我をせずに生きて戻ってこれるよう、緊急避難ポイントを知っておくと助けになると思うのです。
 
いくつか気になった緊急避難ポイントや、上陸可能な場所を紹介してみようと思います。
(海が時化いるときは、今回紹介する場所でも安全に上陸できるとは言いませんが)
 
私が対象にしている船やボードは、重量30kg以下のもので、ひとりで運べる物を想定しています。
 
具体的には、ウインドサーフィン、SUP、カヤック、カヌー、アクアミューズ 141 セーリングカヌーです。
 
幅広で重いミニボートは、今回のテーマには当てはまらないと思います。

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ちなみに加古川河口にはライブカメラがあります。

静止画なんですが、ウインドサーフィン、ウイングフォイル、小船遊びをだれかしていないかな?って気になった時にチェックするといいかもしれません。


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では、ウォーキングをしながら、周囲を紹介していきますね。

 ↑この道路は、左に側道があり、側道を進むと突き当たりに、高砂海浜公園があります。
 
 ↑先ほどの道路から、東側を望むと加古川河口が見渡せますが、加古川河口の河川敷、西側には葦原が広がっています。
 
この葦原の中って歩いた事がなかったので、今日はどのあたりまで入る事ができるのか確かめてみようと思っています。
 
 ↑道路から葦原を見ていると、鈍くひかる銀色の何かが見えます。
 
↑ズームにするとわかりますが、橋か、船を係留したりする杭か何かみたいです。
 
これを書いている今はその正体を知っていますが、その時はそう思いました。
 
 
2019年10月17日の投稿記事から引用した写真を掲載しますが、道路から側道に入って高砂海浜公園に向かうと、その途中に河川敷に降りる事の出来るポイントがあり、そこはクルマも駐車ができます。
 
↑こちらも、2019年10月17日の投稿記事から引用した写真ですが、河川敷に降りて、砂浜を歩くと、この場所に出ます。
 
 
↑先ほどのクルマを駐車できる場所はこの辺りです。
 
 ↑今日はウォーキングをしているので、実際はウインドサーフィンは持ってきてないですよ。
 
同じ場所を南側に向かって撮影しています。 
 
 ↑先ほどの場所を、今度は北側に向かって撮影しています。
 
2019年10月にウインドサーフィンをしにきた時には気がつかなかったのですが、葦原の中に葦を刈り取ったり、足で踏みつけたりした通路があるのがわかります。
 
10月の段階では、葦が生い茂ってこの通路が有ることには気づいていませんでした。
 
 ↑では、葦原の中に Let's go
 
 ↑釣り目的でこの通路が踏み固められているのか、所々に釣りの道具が置いてあります。
 
 ↑足元はそんなに悪くないですね。
 
↑葦原に入って200mぐらい歩くと、例の鈍い金属色の場所にたどり着きました。
 
足場材で作った橋?になるのかな。
 
 ↑グラグラはしていません。
 
↑渡ったあとは、すぐに行き止まりでした。
 
また、誰かがこの先に道を作るのでしょうか?
 
私としては、ウインドサーフィンやアクアミューズで、出発地点より上流に風で流されても、退避できる場所がある事がわかったので良かったです。
 
↑対岸側から、葦原の通路をのぞむとこんな感じです。
 
§ § §
 
一回、場所をかえます。
 
↑一番最初の写真の場所に戻ってきました。
 
さっきは、このまま南側に歩いたわけだけど、反対側の北側も探索する事にしました。
 
↑北側に200mほど歩きました。
 
写真は北側をうつしています。
 
河口から一番近い橋、相生橋が見えますね。
 
↑ここからも河川敷に降りる事ができます。
 
一応、クルマをこのゲート前に止めてはいけない事を書きますし、ここから出艇させるメリットもあまりないように思います。
 
↑歩いて下ります。
 
 ↑この辺りは、さっきの手作りの橋みたいな場所から、上流に200mぐらい登った場所です。
 
↑ここからでも、川から上陸できます。
 
↑潮の満ち引きにもよりますが、アクアミューズやウインドサーフィンを水面から引き上げれそうです。
 
§ § §
 
場所を変えます。
 
 ↑加古川堤防の西側道路を下って、一番南側までいくと、高砂海浜公園にたどり着きます。
 
↑高砂海浜公園の砂浜です。
前方に見える、橋がかかっている小さな島は、「高砂島」って言うそうです。
 
2016年1月に投稿した記事から引用した写真ですが、過去に2回ほど、ここから加古川河口に出艇した事があります。
 
「高砂島」へ架かる橋の下をくぐるのが比較的簡単ですが、その反対側の水路も無理をすれば通れ無いこともありません。
 
しかし、水面の下に砂流れ止めの堤防のような構造物があり、中央部のみが通れます。 
 
その水路幅は2.5mぐらいでしょうか?
ここを航行するのは難しいです。
可能なら避けるべきなんですが、遭難しそうな時、多少の怪我、艇の損傷、沈没を覚悟するなら、ここを通る、もしくは乗り上げて上陸するという選択肢もありえます。
 
↑2016年1月に、ここからアクアミューズで出艇した時の動画です。
この時は橋の下を通っていますよ。
 
風はあまりなかったし、天気が曇り空だったので、イマイチなセーリングだったような記憶があります。
 
↑「高砂島」を西側の陸地から見る。
 
 ↑同じような場所なんですが、ここは松林が有名なんです。
 
何故この写真を掲載したかというと、その反対側に理由があります。
 
 ↑そこには水面におりる事の出来る階段があります。
 
 ↑動画で、写真の防波堤の切れ目を通過し、高砂港というか、高砂埠頭内にアクアミューズが入ってきます。
 
動画ではすぐに防波堤の外に出ますが、何かトラブルがあった場合、この階段から上陸できます。
 
 ↑もう一カ所、先ほどの階段から北側に100mぐらい移動した場所にも同様の階段があります。
 
その他、あまり詳しく書けないのですが、北側に500mぐらい移動した所に橋があって、その辺りにも、上陸可能な場所が数カ所あります。
 
ただし、一般の人の為の場所ではないので、強風、波浪、重要部品の破損などによる、緊急避難的な時でないと、そこから上陸しないで下さい。
もし、そこから上陸するときには、周囲の人、管理する人に事情を話し、緊急避難で立ち寄った事の理解をお願いして下さい。
 
詳しく書けませんので、その場所を知りたい方は自分の足で探して下さい。
 
それから、高砂港の対岸側の埠頭も歩いてみると、階段とか、助けになる場所があったりします。
 
そういうのも、緊急時に限って避難に使えますから、どんな物があるのか、知っておくのも良いと思います。
私からは、その内容を書く事はできません。
 
§ § §
 
場所を変えます。
 
↑ここは、私の自宅に近い、加古川河口の堤防東側です。
 
加古川東側から出艇する場合は、↑のゲート前にクルマを止めるのは当然ダメですけど、そこ以外の場所で道具や艇を下ろした後、クルマを近くにある松風公園の駐車場に移動させて下さい。
 (※私の立場として、この付近にクルマを止めて良いとは書けません。土日はローカルの人がいたら、みんながどうしているのか聞くことを薦めます)
 
もしくは、松風公園の西側に尾上漁港があるのですが、その手前のフェンス付近に荷物を下ろして、トロリー等で運ぶのがいいと思います。
その後はクルマを駐車場に移動して下さい。

↑松風公園の入口。
 
↑尾上漁港への入口。
このフェンスの前は止めたらダメですよ。
少し離れた所で荷物を下ろす。
 
↑松風公園駐車場。
 
↑しおかぜこみち
 
↑しおかぜ小橋。
 
↑橋を渡って右に行くと浜に降りれます。
 
松風公園の西側には「しおかぜこみち」という遊歩道があって、そこを通り、泊川という小さな川の橋「しおかぜ小橋」を渡れば河川敷にでます。
アクアミューズの船体幅なら、トロリーに載せて十分通れます。
 
↑ゲートの横の通路からも、アクアミューズならトロリーに載せて通れます。
 
↑ここが堤防から砂浜に降りる事ができるスロープです。
 
↑砂浜側から見るとこんな感じ。
 
ウインドサーフィンだったら、ボードが軽いので、もっとゲート側の堤防の斜面を下りている方が多いです。
 
2017年3月に投稿した記事に載せた動画です。
 
動画では、この砂浜からアクアミューズを出艇させています。
 
↑先ほどのスロープから南側をむいて、写真をとっていますが、まだまだ海側に道路がのびています。
 
ここから南側の岸近くの水面は浅いです。
 
満潮なら足がつかないかもしれませんが、標準潮位なら、ほぼ足がつき、顔が水面上にでます。
 
↑300mぐらい南側に移動しました。
写真は北側をむいて撮っています。
 
だいたいこの辺りの岸近くまで浅いですよ。
 
でも岸近くが浅いといっても、気象状況に影響されるレジャーですから、甘くみない方がいいです。
 
↑は同じ場所を別の日に撮影しています。
 
この時は南西の風、風速6~7m/s 、波の高さ1.5m、満ち潮の状況でした。
 
ウインドサーファーは、これぐらいなら海に出ると思います。アクアミューズとかは止めといた方がいいです。
 
↑この通路を進んで、先ほどの場所から更に南側へ200m歩いていきます。
 
↑の消波ブロックの海側も、ブロック近くはそんなに深くありません。浅くもないけど。
 
先に進みます。
 
 ↑そうすると、こういう場所に出ます。
 
この写真は風のあまりない干潮の時に撮影しました。
 
 ↑強い北風で、川から流されたり、艇のトラブルで操舵に不自由が生じた場合、海に流される前に、なんとかしてこの場所に辿り着いて下さい。
 
ここから上陸できる可能性があります。
 
↑ちなみにこの潮位なら、海底に足をついて顔がギリギリ水面上にでる可能性があります。
もちろん身長によりますけど。 
 
場所にもよりますが、海底からコンクリート上まで約2mぐらいです。
 
↑同じ場所を、満潮で、風が強い時に撮影すると、こんな感じです。
 
この潮位なら足は海底には届きません。
 
↑トラブルが発生するのは、こんな日ですから、なんとかして、このテトラポッドを足掛かりに上陸してください。
 
多少のケガはするでしょう。場合によっては艇を引き上げるのは諦めましょう。
 
北風で、フィン、センターボードが折れた場合、ここが上陸できる最終防衛ラインですよ。
 
ここより南側にも、身体だけならなんとか漂着出来そうな場所はありますが、ボード、艇の回収は難しいですし、大怪我の可能性があります。
 
↑さっきの上陸ポイントから、まだまだ南側に歩けます。
 
↑まだまだ南側へ
 
↑南へ500m歩くと、コンクリートで出来た、ちゃんとした防波堤はここで終わります。
 
最初の上陸ポイントから、ここまでに防波堤へよじのぼれる場所はありません。
 
↑ここから南側は幅が狭くなっていて、西側にテトラポッドを積んでいる簡易防波堤です。
 
↑よじ登れないとは言わない。
今の姿だけをみるなら。
 
長時間漂流するぐらいなら試してもいいけど、ウインドサーフィンやアクアミューズの重要部品が壊れるような気象状況の時は、波も風も厳しいです。
 
テトラポッドに身体がたたきつけられそうなので、オススメはできません。
こんな場所がありますと言うだけにします。
 
§ § §
 
言うまでもありませんが、ライフジャットや、浮力体のついたアクティブジャケット等を身につけましょう。
(ライジャケをしていると遺体が回収される可能性が高いです。行方不明扱いだと、家族のある方は生命保険とか、配偶者の再婚とか、遺された家族の心にも影響するし、独り身だと土地家屋の処分問題、水道電気携帯家賃税金の支払い問題が何年も解決しない)
 
出来ればウエットスーツかドライスーツを着るのが望ましいです。
 
ウエットブーツも履いて欲しいかな。どこもサラサラの砂浜ではありません。
 
普段着でアクアミューズに乗るのはオススメ出来ません。こういう乗り物は沈前提です。
 
スマートフォンは防水ケースに入れて身につけましょう。
 
救助を呼ぶ手段がなく、北風だと数十時間かけて、淡路島か、徳島県、香川県まで漂流するしかありません。
 
途中で漁船かプレジャーボートの助けを祈るしかなくなります。
 
§ § §  
 
場所を変えます。
 
↑ゲートまで戻ってきました。
 
加古川堤防東側の、このゲートの北側なんですが、上陸しにくいです。
 
↑ゲートから北側をむいた写真です。
 
堤防の裾には、テトラポッドが相生橋まで並んでいます。
 
波、風が強くなければ、上陸できるのですが、あまり上陸ポイントとして、ゲート北側で東側の堤防の下はよろしくありません。
 
また、↑の写真の川の東端から数十mの位置には、大潮の干潮時、古い堤防跡みたいな、洗岩が連なって露出します。
 
満潮の時は大丈夫なんですが、潮位が低い時はフィンやセンターボードを当てて壊す可能性があります。
水面下、数十cmに岩石が連なっているので気をつけて下さい。
 
また写真に撮れたら載せておきますね。
 

おわり。
 
※追記 風向きついて
・加古川河口は北風が良いです。風の強さと対岸の砂浜への上陸が楽です。ただし海に流される危険はあります。
・南風も悪くないです。風の入りは良くないけれど海に流されにくく対岸の砂浜に上陸しやすいです。
・東風は加古川河川敷の西岸からだせば問題ありません。
・西風はイマイチです。理由は河川敷東岸の出艇場所の北側が、消波ブロック地帯だと言う事と、干潮時の暗岩地帯が川の中央から東よりに隠れているので、風に押されるとそこに行く可能性がある。出艇場所南側は足はつくけれど波が立ちます。それらを避けて西岸よりで走ると堤防の高さで風がガスティになる。
 
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※参考までにこれまでのウォーキングシリーズの一部を紹介します。
 
姫路白浜海岸~姫路木場ヨットハーバー付近までの海沿いをウォーキング↓
 
姫路白浜海岸~妻鹿漁港~姫路LNG基地付近の海沿いをウォーキング↓
 
姫路福泊海岸~姫路木場ヨットハーバー付近の海沿いをウォーキング前編↓
 
姫路木場ヨットハーバー付近~福泊海岸の海沿いをウォーキング後編↓
 
姫路大塩海岸~西の工業地帯の海沿いをウォーキング↓
 
場所の並びは↓こうなっています。
 
この姫路LNG基地人口島が南側で
 
その北が↑妻鹿漁港
 
その東が→姫路白浜海岸
 
その東が→木場ヨットハーバー付近の八家川河口
 
その東が→小赤壁付近
 
その東が→福泊海岸
 
その東側が的形海岸(一般人は立ち入り禁止)
 
その東が→大塩海岸。そのあと大塩緑道で工場地帯近くまで砂浜が続きます。
 
 
他にもウォーキングシリーズは色々書いたけど、家から西へ車で30分圏内はこれぐらいです。
 
アクアミューズ、ウインドサーフィンと、シーカヤック、SUP(やったことないけど)の視点で、上陸可能地点を探しながらのウォーキングでしたが、なにかの助けになりましたでしょうか?