寛容でない不正利用検知システム
GWは毎年義実家に帰省する。コロナ禍が明けてからは、義実家には泊まらずホテルに泊まるようになった(これが快適)。うちは旅行といえば義実家に行くくらいなので、ホテルはなるべく奮発する(たまの贅沢)。そして今年もネットでホテルと新幹線を予約をしてクレジットカードで支払いもした。すると昨日そのサイトからメールが来た。「新幹線の座席が確定したお知らせだな」と思って見てみると、「座席は確保できたので決済したけど、決済エラーとなったので再度別の方法で決済をしてください」だと。え?なんで??私は仕事でECもやっているので、決済エラーになる仕組みは知っている。与信枠を超えた場合がほとんど。お客様にそれを伝えると「今月はそんなに使ってないよ!」とキレられることも。「知らんがな」と思いつつ「こちらでは個人情報なので原因までは知ることができないため、カード会社にお問合せ下さい」これを繰り返すしかない。今は私もそんな気分。「今月はそんなに使ってないよ!」今回は金額が高額だったので、いつも使っているカードではなく、普段ほとんど使っていないカードを使った。ひょっとしたら、入力の数字を間違えたかな?でも、数字の確認は入力直後に審査されるはずだからそこですぐに「間違ってる」とアラートになるはず。うーん・・・とりあえず、裏を取るためにATMでキャッシングしてみた。これでキャッシングできれば、サイトで誤入力した可能性が出てくる。しかし、「残高が不足してます」と言われ、やはり引き出すことができなかった。え?残高??今月は9,000円使っただけですけど?帰宅して、WEB明細を見てもやはりその9,000円のみ。うーん・・・カード会社に電話!と思ったけど、案外連絡先がわからないことに焦った。ネットで調べて、ようやくたどりついたものの、そこは18時までの受付だったためアウト。こうなると、ずっと悶々としてしまう。夕飯も息子には勝手に食べてもらって私もてきとーに食べる。お風呂を沸かしたものの、昨夜洗濯に使ったのを忘れてて、湯量が半分だったし。「明日、電話すれば解決するさ」と切り替えられればいいんだけど私はずっと引きずるタイプ。唯一忘れられたのは「不適切にもほどがある」を観ている時間だった。悶々としつつ、就寝。そして翌朝、早速カード会社に電話してみた。「ただいまお電話が大変混みあっております。このままお待ちいただくかしばらく経ってからお掛け直しください」と、お決まりの音声が流れる。スピーカーにして流しっぱなしにする。長期戦は覚悟の上だ。しかし、5分もたたずにオペレーターに繋がった。「あの、昨日ネットで決済エラーになったんですが、今月9,000円使っただけなんですけど」と伝えると秒で原因が判明した。不正利用検知システムが勝手にあやしいと判断して決済をさせなかったことが原因だった。「旅行代金や航空料金などの高額の換金性の高い商品は不正利用の疑いが強いと判断されて決済をはじくようになって」いるらしい。しかも普段ほとんど使っていないカードだったため、いきなり高額の決済をかけられたからセキュリティが発動してしまったらしい。「もう一度同じカードで決済をしたいのであれば、一時的にセキュリティを弱くすることも可能ですが」と言われたがすでに別カードで決済は済ませていたのでお断りした。高額決済の理由は納得したが、もう一つ、気になることが。「あの、先ほど、ATMで少額をキャッシングしようと思ったら残高不足と出たんですけどそれはなぜ?」オペレーター「お客様のカードはキャッシングサービスは付いておりません。もし、お付けしたければお申込みが必要です」え?そうだったの?だから残高不足?なるほど・・・そういえば、普段は銀行のクレジット機能付きキャッシュカードを使っているのでクレジットカードでキャッシングすることはなかったから全く気づかなかった。「いえ、大丈夫です。問題解決しました。ありがとうございました!」それにしても、ATMも「残高不足」ではなく「あなたはキャッシングサービスは付いてませんよ」って表記してくれたらええのに。それにしても、セキュリティシステムも普段1万円も利用してないからって不正を疑わなくてもええのに。本人が義実家に帰るだけでも疑われる時代って・・・そういえば、昨日のドラマで言ってた。「寛容になりましょう♪」って。私も寛容になるけどさ、AIももう少し寛容になってはくれへんやろか(いや~それにしても不正利用されてなくてよかった)