今週は、急遽木曜と金曜のランチタイムも出勤してほしいとおやっさんから言われ
快諾した息子。
しかし、昼夜逆転生活は続いていたのでちゃんと起きれるか心配であった。
木曜の朝、私がリビングに行くと、息子がうなだれていた。
「一睡もできなかった・・・」
どうやら、朝起きなければ!というプレッシャーで眠れなかったようだ。
ランチタイムはディナータイムよりハードだと聞く。
せっかく居心地のいい職場に出会い、喜んでいた息子。
ここで無理してバイトに行って失敗したり、ダウンしてしまっては
元も子もない。
私は息子に欠勤することを提案した。
息子「ボクが行かなくて(お店)大丈夫かなあ」
母「大丈夫。そんな状態で行ったら返って迷惑かけるかもしれないし、職場はいる人でなんとかするよ。
その代わり、今日しっかり休んで、明日元気に行った方が全然いいよ」
そう説得して息子はおやっさんにLINEした。
翌日、精神的に落ち着いたのか、しっかり眠れたようで朝はちゃんと起きられた。
バイト先では皆が声掛けしてくれたし、ランチタイムピークで洗い場が忙しくなると
おじいちゃん(ベテラン職人だけど名前がわからない)が手伝ってくれたそう。
ホールのお姉さんも心配してお茶の差し入れもしてくれたって。
ランチタイムの後はまかないが出るということで
この日は唐揚げだった。
この唐揚げがめちゃくちゃおいしかったと息子絶賛。
ごはんもおかわりしたそう。
このときに洗い場を手伝ってくれたおじいちゃんが「唐揚げにマヨネーズつけるか?
ケチャップもあるぞ」と世話を焼いてくれたり、「またやよい軒行くのか?」と聞かれて
まだ入ったばかりの頃にちょっと話したことをずっと覚えてくれていたことに息子は感動していた。
洗い場なので水がかかるからスニーカーだと濡れてしまうことがあるので
コックシューズを買いたいとおやっさんに相談すると
それを聞きつけた職人さん達も出て来て
皆であーでもないこーでもないと話し合ってくれて
「店で頼むこともできるけど、実際に履いてみた方がいいから飲食業界御用達の店に
行って試着して買った方がいい」
「経費で落とせるからレシートを持ってくるように」
というアドバイスをいただいて帰ってきた。
洗い場の食洗器は熱湯を使うのでいつも熱いのを我慢していた息子であったが
見かねたおやっさんが「これ使いな」とゴム手袋を渡してくれたらしい。
私が感じたのは、皆、息子を温かく見守ってくれているってこと。
息子のキャラが不器用で大人しいから余計気にかけてしまうのかもしれないけど
全員がそうってすごくない?
「バイト先ではすっごく丁寧に教えてくれるんだ。失敗しても怒らないしその代わりきちんと教えてくれる。
だからちゃんと覚えられる。
ボク、丁寧に教えてもらえばできるんだってこと。黙々と一人で作業することが向いてるってこと。
それに気づけたのは、このバイトのおかげだよ。」
「学校は集団だから、できなくてもそのまま進んでしまうから、いつも置いてけぼりでつらかった」
そうだよ。あなたはダメな子なんかじゃない!
学校という環境があなたに合わなかっただけ。
とはいえ、かなり長い間苦しかったね。
おやっさん始め、この寿司店に出会えて本当によかった。
そういえば、このおやっさんは店長さんではなかった。
店長はずっと若い男性で皆から「ケンちゃん」と呼ばれているらしい。
オーナー会社の社員っぽい。
息子とは、ランチタイムで初めて会ったそう。このケンちゃんもいい青年のようだ。
結局おやっさんは何者なのかわからないが、皆のリーダー的存在であることは間違いないらしい。
そして、息子の人生に多大な影響を与える大きな存在であることも間違いない。
今日のバイトは17時からです!
(あいつ、まだ寝てるよ)