先週の土曜、息子はめまいと倦怠感でバイトを休んだ。

前夜は夜活が盛んで眠れていないようだった。

翌日の日曜も、「昨夜は12時にはベッドに入ったのに、朝6時まで眠れなかった」と言い、

頭痛を理由に欠勤した。

 

月曜、私が帰宅するまで寝ていたし、いつもならしてくれているお風呂掃除もしていなかった。

そして夜活が盛んになっていた。

私は、うつがぶり返してる気がした。

 

火曜、その日はメンタルクリニック受診(17:30)の日だったが、私が仕事から帰宅してもまだベッドの中にいた。

いつもなら、事前にキャンセルの連絡を入れていた息子であったが、この日は連絡をしていなかった。

私はすぐにクリニックに連絡するよう促したが、息子はベッドに横になったまま固まっていた。

するとほどなくクリニックから電話がかかってきて、息子は謝罪することなく、来週にリスケしてもらっていた。

 

その後も息子は、ベッドに突っ伏して動こうとも話そうともしなかった。

 

私は、彼は怠惰でそうしているのではない。彼の病がそうさせているのだと思い、

怒ることなく、「これはインフルみたいなもんやから。病気のせいやからあんたは悪くないんやで。」そう言って

背中をさすってやり、静かに部屋を出た。

 

息子は部屋から出てくるかわからないけど、私は息子の好きな2色丼を作ろうと思った。

そして、フライパンでひき肉を炒めていると、急に涙が出てきた。

怒りと悔しさと悲しさが一気にあふれ出たようだった。

 

泣きながら料理をしていると、匂いに釣られたのか、息子が部屋から出てきた。

私は息子に泣き顔を見られてもお構いなしに、号泣しながら、

「あなたはすごく頑張っているのになんでこんな風になってしまうのか。

あんたが一番泣きたいやろに私が泣いたりしてごめんな」と言うと

息子は黙って私の背中をトントンしてくれた。

 

その後、夕飯を食べながら、息子はポツポツと話してくれた。

 

週2日しかバイトしてないのに、2日とも休んでしまって情けない。

平日何もしてないのも恥ずかしい

何かしたいと思ってもやる気が起きない

散歩してても悪い方向に考えてしまうので、最近散歩もしなくなった

このままじゃいけないという思いがあるけど、身体が動かない

木曜はランチタイムバイト入ってるけど、迷惑かけてるし申し訳ないから行こうと思ってる

 

 

息子はやはり、うつ症状を再発しているようだった。

この状態では木曜もバイトには行けないだろう。

当日ドタキャンすることは避けたい。

仮に行けたとしてもそれは無理やりなのでその後また動けなくなるだろう。

お店のためにも、なるはやで連絡した方がいい。

そして、来週のクリニック受診まではひとまずお休みした方がいい。

 

息子は「ボクは行こうと思ってたけど、傍から見てそんなに普通ではないように見えるなら

やめといた方がいいよね」と同意して、おやっさんに事情を説明してその週はお休みすることを

LINEで伝えた。(こういう自分を客観的に見て判断できないところが危うい)

 

そしてたまたま別の用事で休みを取っていたので、来週のクリニックは私も

同行することにした。(ドタキャンした謝罪と症状を正確に伝えて処方してもらいたいので)

 

 

私は、前回の土曜バイトで経験した多忙な中での絶望が、彼の心の中に大きな不安となってしまったことが

原因やと思う。

一定のペースで淡々とやる作業を得意とする息子にとっては

混乱の中、たった一人の洗い場で追い詰められてしまったのだろう。

 

定型発達の子なら「超忙しくて超大変であんなのやってらんねーよ」と言ってサクッと辞めるだろう。

しかし、発達障害(真面目)な息子は辞めたいとは思わず、行きたいし、行かねばと思って、でもまたあの状態になったら

と思うと大きな不安感が押し寄せて夜眠れなくなるし、当日は体がフリーズしてしまうのではなかろうか。

 

おやっさんに相談してもう一人入れてもらえればいいけど、人件費を考えるとそれは無理。

となると一人で洗い場ができない人材はいらないという結論になるだろう。

そりゃそうだ。慈善事業ではないのだ。

 

息子に「元気になったらまたバイトに戻りたいか」と聞くと

息子「・・・・わからない。でもこのまま終わりにはしたくない」

 

恐らく「辞めるけど、最後はちゃんと挨拶に行きたい」という意味だろうなと私は思った。

 

 

おやっさん始め、皆さんとても良い方達ばかりで仕事も少しずつ覚えて行って

楽しそうだったので、できればもう少し続けてほしいと私は思う。

しかし、むしろ、皆さんいい人だからこそ、息子は頑張りすぎてしまったのかもしれない。

 

少しでも長く続けるために、例えば、週1とか少し時間を短めにしてもらうとかしたらどうだろう?

そう思ったものの、彼はきっと嫌がるだろう。

自分のために本来しない配慮をしてもらうことは、彼には屈辱だったり申し訳なさが先に立つはずだ。

「ずる」は嫌なのだ。

 

2025年、年の瀬に、また振り出しに戻るとは。

 

せめてもの救いは、息子が私に対してはフリーズしてないということだ。