昨日、バイト初日だった息子。

 

スタートが17時からだったので、昼間からずっと緊張してそわそわソワソワ落ち着かない様子。

 

私もつられて落ち着かないったらありゃしない。

 

ようやく時間が近づき、ちょっと早めに家を出る息子。

息子「大丈夫かな?ボク、できるかな?」

母「大丈夫。絶対楽しいから!スマイル、スマイルよ~いってらっしゃい!!」

緊張を隠して母は笑顔で送り出す。

 

 

勤務時間は17時から21時まで。

 

久しぶりに週末、一人飯となった私(イエーイ)。

ABEMATVの「麻雀最強戦」を観ながら、チューハイ片手にコンビニ弁当を食らう。

 

そんな夜も悪くない(イエーイ)。

 

21時。

「あーそろそろバイトも終わりだな。うまくやれたのかな。」

 

21時半。

「もう終わったよな。終わったらLINE来ても良さそうなのに。

まだなんかやってるのかな」

 

21時45分。

「あれ?もうとっくに店出てるよね。連絡がないってことはうまくやれなくて落ち込んでるのかな。

気持ち落ち着かせるために散歩に行っちゃったのかな」

 

悪い方向にしか考えられない母。

不安で心臓がドキドキする。

 

 

22時。

ガチャ。

「ただいま~」と息子がようやく帰宅した。

 

表情は明るい。

 

「終わってから、お腹空いてたから富士そばによって食べてきた」らしい。

親の心、子知らず。

 

 

バイト初日、結果報告はこうだ。

 

先日、面接してくれた男性は厨房で焼き物を担当する料理長だった。

息子は洗い場担当で、厨房はこの料理長と息子の二人だけ。

表の店内で寿司職人とホールのおばちゃんら数名。

(少人数でアットホームな雰囲気のようだ)

息子以外は全員50代以上のベテラン社員。

(同世代とは気疲れしてしまう息子にとってはいい環境なのかもしれない)

 

この日はお客さんは少なめでかなり暇だったらしい。

料理長が気さくな人のようで、ずっと話しかけてくれたそう。

魚をさばくところも見せてくれたり、

焼いたほっけの切れ端を食べさせてくれたり

余った茶碗蒸しを出してくれたり

最後にはホールのおばちゃんがおせんべいをくれたそう。

 

息子を何と呼ぶかも考えてくれて

下の名前で○○くんと呼ばれることに決まったそう。

なんてスウィートなエピソード(泣)

 

仕事始めと終わりにゴミ出しをするそうで、商業ビル内だから

ゴミを出すにも、台車に積んで、エレベーターで地下まで下りて、機械にバーコードを読み取らせると

店名が印字されたシールが出て来て、それを分別されたごみ袋にそれぞれ貼って出すらしい。

 

「次からボク一人で出すんだって。エレベーターまでの道が一回だと覚えられなくて

帰りに確認したんだ。」

「分別されたごみ袋が不燃なのか可燃なのかリサイクルなのか見た目だとわからないんだよね。

料理長は触って確認してたけど、ボク、大丈夫かな」

「洗い物は食洗器があるし、作業は単純だから大丈夫そうだよ。」

「ほっけがね、切れ端だったけど、焼きたてだったからすっごくおいしかった」

「あん肝がね、でっかくて、血抜きするのを見せてくれた」

 

疲れていただろうけど、しかし、息子は眼をキラキラさせてずっとしゃべっていた。

 

 

初日は、かなり充実した時間を過ごせたようで、私は一安心。

一安心どころか、息子の話を聞きながら、涙をこらえるのに必死だった。

 

あの松屋での扱いを思ったら、この高級すし店はなんと良心的であったかい職場だろうか。

私はその料理長やホールのおばちゃんに握手をして頭を下げて回りたい気持ちであった。

 

『温かく迎えていただいてありがとうございます!

息子、頑張り屋さんなんですよ。不器用ですけど、一生懸命やりますんで

どうぞこれからも面倒みてやっておくんなまし!』

 

 

息子「ああ~腰が痛いよ。筋肉痛だね。デッキブラシで床磨いてたからさ(えっへん)。

あ、そうだ、ゴミの分別の練習になるから、家のゴミ出し、これからはボクやるよ」

 

 

そうかそうか。

あたしゃ、涙で前が見えないよ。

 

 

次のバイトは来週の土曜17時からです!