2011年 作品 逆転裁判
昨日WOWOWで放送してたのでつい懐かしく観いってしまった。この作品も僕にとって思い出深い仕事のひとつこれはと思い久々に記憶をたどりながらの投稿です。2011年5月クランクインだったけかな・・東映京都NO,1スタジオでかっこいい裁判所を建設。 このスタジオ翌年に火事で焼失 関西では大きいスタジオだっただけにすごい残念です。作品はおなじみ三池崇史監督でゲームが原案なお話。美術監督は今ではいろんな作品を手掛けておられる林田裕至さんである。舞台は京都のあちこちでロケーション 主に宝が池周辺での撮影が多かった。小日向文世さん扮する灰根 高太郎(はいね こうたろう)のボート小屋なかなかのボロ小屋に仕上げです。内部はスタジオで建造 やりすぎた感満載でしたがOKでした。法律事務所のセットこれもなかなかシュールな感じでよい雰囲気が出てたと思います。どこも細かい塗装エイジング作りこまれております。こんな事務所がほしいですね。鮎川誠さん扮する小中 大(こなか まさる)が身柄を拘束されてる留置場こんな汚い留置場に入るのはいややなぁ(笑 派手に汚しました。こういう仕事は好きです。主人公成宮寛貴さん扮する成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)と斎藤工さん扮する御剣 怜侍(みつるぎ れいじ)が面会する面会室のセット しかし配役の名前がややこしいことなぜかこんな狭いセットでほぼ徹夜で仕上げた仕事でした。いやぁ今でも覚えています(笑)なかなか大変だったんよ。 映画見た途端記憶がよみがえりますね。いやぁもう汚し放題(笑)仕事的にはおもしろかった。さていよいよメイン 裁判所法廷のセットです。まぁこれが大掛かりで手間のかかった塗装の数々。でも苦労した甲斐もありとても良い仕上がりになっと思ってます。まずは建て込みがバタバタと立て始めます。で なんとこの腰板ベニヤ全面に木目描いて仕上げろとの指示こんな感じで進めていきます。木目が単調にならないように気を付けて高級感も忘れずに 毎日木目描いてたなぁ(笑)壁面は大理石風 クロスを張ったりそれに合わした付属品を塗装そして汚し塗装。法壇です なんとこの役物はバキューム成型でそれに着色。何でも作るんですねぇ 映画業界て壁面を彩る像たちも発砲スチロールで造形この造型師 この業界では有名な方なのです。しかし彫るのが早い人です。まさに達人。で 着色これも発泡スチロール で 着色 こんな感じで飾られ仕上がりです。完成 あとは装飾部さんたちが飾って命を吹き込みます。かっこいい法廷の出来上がりです。こういう写真映えするセットの仕事携われてよかったと 実際こんな法廷あればいいのになぁ 日本の映画界 がんばってほしいです。 ではでは・・・・ 逆転裁判 作会社 「逆転裁判」製作委員会 配給 東宝 公開 2012年2月11日 上映時間 135分 製作国 日本 監督:三池崇史 脚本:飯田武、大口幸子 音楽:遠藤浩二 製作指揮:宮崎洋 製作:菅沼直樹、市川南、徳丸敏弘、奥野敏聡、阿佐美弘恭、弘中謙、平井文宏、北川直樹 エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治 プロデューサー:東山将之、畠山直人、坂美佐子、前田茂司 ラインプロデューサー:今井朝幸、小松俊喜 キャスティングプロデューサー:伊東雅子 撮影:岡雅一 照明:東田勇児 録音:中村淳 美術:林田裕至 装飾:坂本朗 編集:山下健治音響効果:柴崎憲治 助監督:渡辺武制作担当:堀岡健太衣装デザイン:松本智恵子ヘアメイクディレクション:冨沢ノボルCGIディレクター:太田垣香織美術プロデューサー:竹村寧人配給:東宝制作プロダクション:OLM制作協力:楽映舎撮影協力:東映京都撮影所 キャス成宮寛貴 斎藤工桐谷美玲中尾明慶大東駿介柄本明檀れい谷村美月平岳大篠井英介鮎川誠余貴美子石橋凌小日向文世中村優子村杉蝉之介斎藤歩蜷川みほ本村健太郎阿部祐二キバちゃん