プリンセストヨトミ
 
この映画 豪華なセットがたくさん製作され 結構苦労した作品でした。
劇中に出てくる 長い廊下から地下の国会議事堂のセットの紹介です。
なかなか手がかかる非常に大変な仕上げ作業でしたよ。
劇中ではそんなにドカッと映り込むこともないのですが、地味な僕たち塗装部のお話しです。
 
2010年7月 この夏は暑かったように記憶してます。
当時 このセット 今は無き東映京都NO,1スタジオで組まれたのでした。
このスタジオは かの有名な 蒲田行進曲 で 池田屋階段落ちのセットをはじめ
歴代東映京都の数々の名作が生まれたスタジオです。しかし火事で焼失。 
日本の撮影所としては大きいスタジオのひとつでした。大きな大きな損失とても残念です。
まぁ、そんなことはさておき まずは大道具さんたちが建て始め 僕らは塗装の準備をしていきます。
 
こんな感じで 進んでいきます。
壁の立ち上がり部分は大理石風クロスで 何となく汚しをかけます。
クロスから上は 顔料絵具を固くといたものでコテ塗り仕上げ 
漆喰風に見せるためです。これも仕上げは何となく汚し込みます。
張り屋さんたちも時間がない中 大変です。
入り口の大階段です。 まだまだ これからです。
 
で このセット 床が非常に仕上げが大変でした。
床を大理石が敷き詰めたようにしたいらしく はじめは市販の大理石風の床材を張るとかどうとか言ってたのですが 美術監督の納得いく色の材料がなかったので 思うような色の大理石にしてくれと ベニヤ板を大理石みたいに塗装することに・・・・・
何分面積が 面積なので うちのスタッフ総出で床に這いつくばり夜な夜な大作業でした。
 
で、 完成したのが これです。 なかなか良い出来栄えだったと思います。
 
 
いろんな角度から 真ん中のタイル風模様は出力によるプリントです。
回りの大理石床はハンドメイド塗装です。
豪華な感じが出てるかと・・・
上から見た図
 
 
入り口大階段もこのように仕上がり。
 
 
とまぁ こんな感じで無事 完成 そして撮影がはじまるのです。
 
予算がそこそこあり、これぞ映画のセットだ そんな感じなお仕事でしたね。
最近はそういう仕事が ないな~・・・ 低予算な 映画ばかりが目立つ今日この頃。
そんなんテレビでええやん みたいな作品ばかりな気がします。
本気な映画 なかなか製作されないのだろうな~ 俺たち食いっぱぐれるやん・・・
 
て 愚痴るのはやめよう(笑)
 
最近の若い人たち 映画 テレビ離れしてるのも事実だからね。
アニメは ヒットしてるけどね。
毎回 僕は叫ぶ 日本映画 がんばれ~! 実写のやつ てね。
 
次回も撮りためた写真をゴソゴソと HDDから探してUP しま~す。
 
ではでは・・・・
 
プリンセス トヨトミ
2011年5月28日・全国東宝系で公開。
 
スタッフ
脚本 - 相沢友子
音楽 - 佐橋俊彦
監督 - 鈴木雅之
製作 - 亀山千広 堤田泰夫 島谷能成
企画 - 石原隆 ?啓祝 市川南
プロデューサー - 土屋健 稲葉直人、前田茂司
アソシエイトプロデューサー - 矢野浩之
ラインプロデューサー - 向井達矢
美術プロデューサー - 竹村寧人
美術 - 荒川淳彦
美術デザイナー - 吉田孝
撮影 - 佐光朗
照明 - 加瀬弘行
録音 - 柿澤潔
編集 - 田口拓也
音響効果 - 柴崎憲治、大河原将
スタイリスト - 伊賀大介
スクリプター - 戸国歩
助監督 - 長瀬国博
制作担当 - 古野忠司
キャスティング - 伊東雅子
監督助手 - 権野元、服部大二、加藤卓哉、畑中みゆき
撮影助手 - 平林利徳、眞田慧子、田村ゆう子、大坪隆史
照明助手 - 大石勝己、鹿野克己、奥田祥平、萩野慎也、中西克之
録音助手 - 高須賀健吾、横山つかさ、西山光繁
編集デスク - 佐々木宣明
音響効果助手 - 井上奈津子、松浦大樹、赤澤勇二
特機 - 小窪美佳、岸田吉永
美術助手 - 倉田智子、楢木香名子
装飾助手 - 佐伯賢治、三木香菜子
持道具 - 上田耕治
大道具組付 - 大石秀美
装置 - 岡田実、柴田優
背景塗装 - 青沼隆司、藤原彰人、村井郁恵
建具 - 松田智彰
電飾 - 辻俊安
美術進行 - 中塚拓也
衣裳 - 古賀博隆
衣裳助手 - 野口藍
ヘアメイク - 清水美穂、小林藍子、藤井俊二
かつら - 山崎浩彦
床山 - 鳥居清一、笹森祐子
結髪 - 北川真樹子
スチール - コイケタカ
メイキング - 斎藤正利
ホース・コーディネーター - 辻井啓伺
スタント・コーディネーター - 舟山弘一
エキストラ担当 - 山口陽一郎、豊崎壽夫
方言指導 - 大賀太郎、佐々木愛
画コンテ - 小原智和
歴史監修 - 北川央(大阪城天守閣研究副主幹)、跡部信(大阪城天守閣主任学芸員)
制作主任 - 堀岡健太
制作進行 - 松村隆司、福居雅之、中村元
進行見習 - 伊藤博基、山田みずほ
アシスタントプロデューサー - 竹田浩子
プロデューサーアシスタント - 片山怜子
制作デスク - 菊池香理
撮影応援 - 葛西誉仁、原田幸治、下垣外純、的場光生、古橋長良、寺嶋里紗、芳山貴勇
特機応援 - 西林和彦、由良晋一、宮崎亮太、矢木佑樹、渡部暢隆
照明応援 -
山中秋男、山崎博司、木下敏彰、尾松聖志、牧野力、五島薫、吹留智史、岩谷貴生
土居欣也、宇山智久、川戸貴宏、東田勇児、藤川達也、田中信二、江川敏則、勝馬径
録音応援 - 日比和久、松陰信彦
監督助手応援 - 井口誠一、大脇邦彦
芙蓉園本館
 
キャスト
松平 元 - 堤真一 / 幼少の元 - 岡部太夢
鳥居 忠子 - 綾瀬はるか
旭 ゲーンズブール - 岡田将生
真田 大輔 - 森永悠希
橋場 茶子 - 沢木ルカ
長曽我部 - 笹野高史
真田 竹子 - 和久井映見
真田 幸一 - 中井貴一
空堀中学校・校長 - 宇梶剛士
大阪府庁・幹部職員 - 甲本雅裕
国会議員秘書 - 合田雅吏
大阪城趾歴史研究所・所長 - 村松利史
警察官 - おかやまはじめ
イベントサポート会社・責任者 - 川井つと
大阪某事業団体・職員 - 河原健二
蜂須賀組・組長(勝の父) - ト字たかお
伊茶(国松の母) - 菊池桃子
松平 康(松平の父) - 平田満
漆原 修三 - 江守徹
国松 - 加賀瀬翔
大阪府庁・職員 - いわすとおる
大阪府庁・先輩職員 - 社城貴司
大阪府庁・新人職員 - 須田邦裕
蜂須賀 勝 - 上村響
蜂須賀組・組員 - 駿河太郎
不良 - 田中尚輝、中西一志、岸川拓也
町人 - 窪田弘和
空堀ぃーずレディス・たこやき屋のおばちゃん - 中喜多眞代
南場 勇三 - 宅間孝行(特別出演)
たこ焼き屋のあんちゃん - 玉木宏(特別出演)
アナウンサー - 山本浩之、村西利恵(関西テレビアナウンサー)
空堀商店街の男性 - 林弘典(関西テレビアナウンサー)
徳川方武将 - 堤真一(2役)
柴田善行
大賀太郎
北村明男
林哲夫
藤枝政巳
土方錦ノ助
山田永二
杉山幸晴
佐々木愛
園英子
植並由丞
四方昇
寺戸五十鈴
辰見久子
矢田直資
尾方裕司
松井幸世
伊東佳則
石原啓子
南田千鶴
半田あかり
舟山弘一
雲雀大輔
後藤健
野間仁雄
名村克良
シジミ
稲田美代子
森村祥輝
櫻井忍
山根誠示
向井刑事
武藤和嗣
永瀬ゆみ
秋葉ちひろ
坂手透浩
関田安明
高野ひろき
Velo武田
大抜卓人