今年の5月の第2日曜日である14日(日)は母の日

スポーツ界でもピンクを身に着け母に感謝を表現ていた

誰の発案かは存じないが、とてもいいと思う

白衣にピンクをつけたらいいかも知れない、などともふと思った

 

看護の起源は、母が子に対する世話が始まりと言われている

そして母の日の起源は、国によって異なるが

アメリカでは、平和を願う母親たちの社会運動を記念したものだったとか

12日は近代看護の母と言われるナイチンゲールの誕生日であるが

こちらもクリミア戦争と深く関わっている

 

友人から届いた写メに、カーネーションが写っていた

写真と共にサトウ ハチロー氏の詩

「母を慕うわが心 すなおなり

 母にそむくわが心 いがむなり

 この二つ

 いつも母の姿につながり

 からみあいて この年までつづきぬ

 あわれにして おかし」

 

我が家の玄関に掛けてある額にある詩とと同じであった

本当にいくつになっても母は有難いと思う

感謝の念を思い起こさせる貴重な日である

新型コロナウイルス関連の事業として

保健所等での電話相談事業があった

 

今年の4月下旬に、その電話相談にお集まりいただき事業報告会を開催した

2020年3月に、どの保健所でもマニュアルもない状況でスタートした電話相談 

その間、勤務した看護師の実人数は51名にものぼる

電話越しの見えない相手との会話は本当に大変な苦労があったことだろうと

容易に推測できる

 

未知の感染症に対する不安からくるクレーム

障害のある方やその家族からの相談

高齢の方や子どもについての逼迫した相談

証明書や検査キットについての問い合せ

症状で声が十分に出せない方からの相談

 

地方ならではの理解が難しい方言もあっただろう

帰宅しても寝床についても、電話の呼出音が耳から離れないことも度々あったという

電話相談員みなさんが、電話の向こうの生活を支えていたことを思うと

看護の思いが伝わり、なかなか感動する報告会であった

 

諸説あるようだが「聴」という漢字は「"十四"の"心"で"耳"を傾ける」という意味から

成り立っている字だという
1 受容する心 2 共感する心 3 好意的な心 4 興味を示す心 5 肯定する心

6 優しい心 7 理解する心 8 ゆったりとした心 9 誠実な心

10 先入観のない心 11 明るい心 12 公平な心 13 信頼の心 14 感謝の心

 

5類移行を前に、連休に入る前の5月2日で実質電話相談が終了したが

大変な時期を支えてくれた電話相談員のみなさんには本当に感謝しかない

新青森駅構内に、ジュースの自動販売機が設置されている。

青森特有の、リンゴジュース専用の販売機である。

観光客や県外から来られた方には特に目をひくようで

スマホで写真を撮ったりしている。

 

自販機のパネルには県内産リンゴの品種が並んでいる。

最近「世界一」が追加され、「トキ」・「ふじ」・「世界一」・「つがる」

4品種のペットボトルが整然と並んでいる。

 

なるほど

よく考えるものである

自販機もジュースもそれほど興味がない自分だが

何となく自分の中でプチ自慢

こういうのも誇りっていうかな⁉

春の訪れとともに

福寿草 れんぎょう スイセン クリスマスローズ ヒヤシンス 

と次々に開花

そして桜 今年は記録的なスピードで満開となっている

 

春の花が咲き乱れるきせつ

新人にとっては一生に一度の特別な春だろう

新入社員の姿は一見して分かる 

真新しい靴で、歩き方もどことなくぎこちない

 

靴といえば1週間に2度の靴に関わるエピソードがある。

親に手を引かれた子どもが、エスカレーターを降りる時に靴が脱げてしまった

もうひとつは、抱いていた子供が足をばたつかせ靴が落ちてしまい

親は落ちた靴に気付かなかった 

同じような事に遭遇するので結構あるものだ

 

苦は楽の種というが

踏み出した一歩から始まり 幾度となく春を迎えながら 足跡を残すよう

特別な春を迎えた新人には、歩み続けて欲しいと思う

チームを成長させてWBCで世界一になった侍ジャパン

栗山監督曰く、野球観に大きく影響を与えたのが、

引退後に務めたスポーツキャスターとのこと

その活動の中で、忘れられない言葉がある

 

メジャー通算324勝、7度のノーヒットノーランを達成した

大投手ノーラン・ライアン選手へのインタビューで

「大リーガーとそうでない選手との違いは?」と尋ねると、

ライアン氏は「人間性だ」と答えたそうだ

 

選手や監督という立場の前に、人としてどうあるべきか

「そういったもの(人間性)がないと、長い間頂点には立てないと言われた

そのことだけは大切にしなくては」そう胸に刻んだ。

と載っていた

 

2020年5月からちょうど3年

軽症者療養施設、保健所の電話相談は

新型コロナウイルス感染症が5類に移行する5月7日で終えることになる  

看護師は急遽で就業できる方たちにお願いした事情があり

必ずしも感染症に長けた看護師が集ったわけではない

しかし、各人それぞれのホテルに対応したマニュアル作成など

体制整備を行い、安全に運営できるよう務めた

何より危機的状況にも拘らず、トライした人間性に敬意を表したい

 

従事した看護師は勿論のこと、当協会の専務をはじめとした役員

そして縁の下の力持ちとなってくれた総務をはじめとした各課の職員、

それぞれが自分の役割を果たし、コロナ禍を乗り越えることができた

また、関係機関の皆様、特に医師会、JATAには心から感謝申し上げる

 

日本一になった侍ジャパンとそれを率いた栗山監督の記事を読みながら

チーム力を発揮した軽症者療養施設と電話相談に従事した看護師の皆さん

そして、当協会の役員職員を讃えたいと思った

そんな思いで令和4年度末を迎えている

ニュースでも大々的に報じられた某病院での事件

報道によると、虐待が常態化しているとして看護師が逮捕されたとのこと

目を覆い耳を塞ぎたくなるような事件である

何が起きていたのか、何故起きたのか、どうしたら防げたのか

とても残念である

 

当協会では、3月25日(土)に精神科に特化した研修を初めて開催した

講師の、弘前大学名誉教授 工藤せい子 先生には 

「精神科看護における倫理の特性」と題しご講演いただいた。

 

倫とは人の輪と書くように、人間・仲間・間柄の意味

理とは物事の筋道、道理のことである

従って倫理とは、物事の筋道・道理を逸脱すると

人間社会の秩序を乱すこととして処罰され、

理想的に合致すると褒められる

その根拠となる道理・原則のことと考えられる 

(弘前大学名誉教授 五十嵐靖彦 氏の講義内容を引用)

 

倫理ってなに?

分かるようで分からない

あれっ? これって何? どうなの?

という思いを大事にしたい

そして、言葉にして発してみることが重要である 

 

現場では、倫理委員会やコンサルテーションチームが活動していると思う

日常業務で倫理的課題に対応できるように

当協会では、1昨年から3日間の倫理研修を開催している

 

問題に気付く力

つまり倫理的感性を高めるには

意見交換をすること、

そして第5感、第6感を研ぎ澄ませること?だろうか

3月16日の野球の世界大会「WBC」準々決勝

日本と対戦するのはヨーロッパの強豪国イタリアであった

仕事や家事を早目に終えて、昂る気持ちを整え

テレビの前で応援した方も多かったと思う

 

気迫のこもったプレーの数々で見事な勝利!

選手個々が役割を発揮して、全体のチーム力がパワーを増していると感じた

日本のファンの期待に応え、結果を出すということがすごい

プロに求められるのはそういう事だとわかっていても本当にすごいと思う

 

すごいといえば、プロ野球の世界で投打ともに秀でた選手というのはほとんどいない。

その二刀流の選手が、国内ならずメジャーリーグの世界で日本から誕生し

さらにはそれをテレビで見ることができるとは、本当にうれしい限りである。

一口に二刀流というが、投打それぞれの才能を、自身の努力によって

伸ばしていかなければならず、自己との闘いも並々ならぬものがあるだろうと思われる。

 

テレビを見ながらふと思う

今、この瞬間、いろいろな場面で闘っている人が、きっといるはずである

明日、大きな闘いが待っている人もいるだろう

病と闘っている人、コロナとの闘い、大きな商談がある人、受験などなど

この先、様々な闘いの場に赴かねばならない人がたくさんいるだろう

それはごく身近な知人かもしれない、逆に面識のない赤の他人かもしれない。

 

私自身、何の力にもならないけれど

気持ちは一緒に闘っているからね、と伝えたいときがある

熱く闘うWBCの両国選手を見ながら、私も熱くそう思った

個人的な話になるが、新型コロナが流行する以前

花粉症とインフル予防対策で半年以上はマスクを着用していた

 

病院での着用を考えたとき、手術室職員はほぼマスクである

従って患者は手術室の看護師の顔を知らないことが多い

業務の特殊性から限られた時間での接触であり

人知れず命の現場を支えている

それが手術看護のひとつだと思う

 

3月13日からの国の方針を受けてマスク着用をどうするか検討中だという

困難の後にこそ春がやってくるというが

今年の春は、色々な意味で、新たな出会いの瞬間でもあるような気がする

2月28日に「令和4年度看護職能団体等代表者会議」を開催しました。

この会議は令和2年度に初めて開催しましたが、昨年度はコロナ禍のため開催を見送り

本年が2回目で、参集・リモートハイブリット方式で開催しました。

 

県内の看護職の各団体等のトップが一堂に会する本会議は、

看護職の確保定着、人材育成、そして日頃の課題を共有し

解決に向けて意見交換する場が必要であると考えて企画したものです。

 

自治体病院看護部会・青森県総看護師長会・助産師会・産業保健師会・

行政保健師・保健師長会・日本精神科看護協会・訪問看護ステーション連絡協議会・

看護師等養成機関・准看護師養成機関

に呼びかけを行いましたが、他にも関係団体はあるかと思います。

 

会議では、コロナ禍での現状と課題を語り、

それぞれの団体がどの様な方針の下で活動をしているか等々

情報や課題を共有する貴重な機会になりました。

 

この3年を振り返りながら

看護をより深め、さらなる広がりを感じる時間になったことを共有し、

次につながる機会であるとの認識で一致しました。

今後とも、ご意見等を本会の事業に反映させるように検討を進めてまいります。

2月11日(土)祝日に、令和4年度青森県看護連盟研修会が

参集とオンラインリモートのハイブリッド形式で開催された。

講師は石田まさひろ参議院議員。

テーマは「リーダー・管理者看護職給与アップに向けて」であった。

 

昨年からの看護職の処遇改善は、一律手当支給、

2月の補助金、10月は診療報酬による評価料新設、

そして医療職俸給表の改定など歴史的な改正となっている。

講演では、改正に向けて中心なって尽力した石田議員ならではの話を聞くことができた。

その内容はとても分かりやすく、かつ興味深く、考えさせられるものであった。

 

さて「学生のための政策立案コンテスト」をご存知だろうか。

若者が政治に興味を持つ機会になると好評のようである。

その他にも各種団体や自治体等で実施している

「地方創生 政策アイデアコンテスト」や「高校生施策アイディアコンテスト」

「高校生政策アイデアコンテスト」などがある。

 

私達はコロナ対策や処遇改善で、

政治がいかに大事か身をもって知ることになった。

看護管理研修では看護政策に関する内容もある。

今回の研修会は、政策についてあらためて考える機会になった。