1月28日に青森認定看護管理者会の総会が開催された。

10周年という節目を迎え、今回は浅虫温泉に参集で記念大会を開催した。

微力ながら私も講演の講師を務めさせていただいた。

 

この会は看護管理実践における能力の向上のための研鑽と、

情報ネットワークの拡大・強化を目的としており

研修や実践報告などの活動をしている。

 

映画「八甲田山」のセリフ「天は我々を見放した」は有名である。

121年前の明治35年1月。

大寒、極寒の中で、八甲田山雪中行軍が行われ大量遭難が起きた。

陸軍青森歩兵第五連隊210人中199人が死亡。

山岳史上最悪と言われる遭難事件である。

 

この映画は、リーダーシップの教材に使われることも多い。

自然の中で発生した想定外の事象に対するマネジメントについて、

現代においても、環境が異なっていても、すべてに通じて考えさせられる。

 

2つの隊が同じ任務を遂行するというミッション。

その明暗を分けたのは何だったのか・・・

色々な要因があるだろうが、そのひとつに情報不足があげられている。

 

認定看護管理者会の目的は研鑽と情報とネットワークであり、

その活動はとても重要である。

今回は記念ロゴも作成し、10周年に花を添えた形となった。

 

折しも10年ぶりの寒波襲来であったが、

参加された方は、心も身体もほっこりとして帰路に着いたことだと思う。

今年の冬は厳しい寒波続きであるが

2月に入り、空の色が少しずつ変わってきたように思う

 

自分の中では、一年の中で2月が一番嬉しいかもしれないと思っている

理由は、節分、立春、えんぶりなど春を感じる機会が増えるから

それだけ春が待ち遠しいということ

青森市は世界一の豪雪都市であるが

市民は本当に忍耐強く春を待っている

 

さて、今日は節分である

節分は冬から春に移り変わる節目を示すという

というわけで、今日のランチは年越しそばならぬ節分そばであった

 

ちなみに諸般の事情で今週は3回目の麺類である

そばのように細く長く?

いや、それとも3回だと逆効果か?!

1月初め、八戸駅の片隅に小さな小さな鳥居が見えた。

主に受験生のための期間限定「八戸開運神社」だそうだ。

(【八戸経済新聞】JR八戸駅に期間限定「八戸開運神社」)

駅で使用している滑り止め素材を使ったお守りも配布されたらしい。

受験生のみなさんはまさに祈るような気持ちで試験に望んでいることだろう。

 

病院においては

患者は受診、検査、手術、治療がスムーズに終わるようにと祈る。

そして、家族も同様に祈り待つ。

 

交通機関では

記録的な寒波のなか、飛行機が欠航になりませんように、

新幹線が立ち往生せずに、遅延なく目的地に着きますようにと祈る。

 

普段の生活では

朝、今日という日が無事に終わります様に祈る。

ただ、一日が終わったとき、感謝を忘れていることが結構ある。

困ったときの何とか頼みではいけないのはわかっているのだが…

コロナによって失われた3年分を取り戻すべく

お正月も終わった。

懐かしい味と、お気に入りの地酒に

ホッとした時間を過ごしたのではないだろうか。

 

焼酎の「iichiko(いいちこ)」のポスターを一度はご覧になったことがあるだろう。

写真のセンスもよく、そのデザインの秀逸さに目を引く。

自然の四季の風景をバックに焼酎が置いてあるシンプルなポスターだが

そこに添えてある一言が、その時の世相を映しておりとてもよい感じである。

 

1月 反照そして静寂

12月 やさしい日々を待っています

XMAS 少し飲んで 少し話す 静かな夜です

11月 松籟の森で

10月 野をかけて日を話そう

9月 秋風のゆくえ

8月 季節はどこへ行こうとする

7月 海に染まって帰ります 

6月 いつかのように見ている海です

5月 花に帰ってきた

4月 野の花が誘っています

3月 花が咲く日の幸せをおもう

2月 季節が流れる日のこと

1月 時のゆくえをひとり見ている

 

iichikoのホームページで歴代ポスターが見られるので

ご興味ある方はぜひご覧あれ。

 

 

休日のショッピングセンター、

家族連れで多く賑わうフードコートに

若い女性が一生懸命勉強している姿があった。

ふと目に入ったのは看護師国家試験の問題集。

見た目にもすごい集中力で頑張っていた。

陰ながら心の中でエールをおくる。

 

さて、県内における新卒看護職の離職率が跳ね上がっている。

離職理由の第一位は「自身の健康(主に精神的理由)」によるものである。

コロナ禍で臨床実習が少なかったこと、

迎える側も、コロナ対応で新卒指導の時間が十分に確保できなかったこと等が

影響しているかもしれない。

 

「終わりよければ全てよし」という言葉がある。

逆に「仏作って魂を入れず」というのは困る。

コロナにも対応しながら新人のサポートを行わねばならない状況。

二兎を追う者は一兎をも得ずというが、この場合は当てはまらない。

結果も過程も大事である。

新年のご挨拶を申し上げます。

年末年始は久しぶりに家族の帰省で

賑やかに過ごされた方も多いと思います。

年末・年始と勤務されている看護職の方もたくさんいらっしゃると思います。

皆様には深く感謝申し上げます。

 

私はといえば、例年通り駅伝に釘付けの年始。

監督の選手への声がけを、毎年面白く見ています。

個々に合わせて言葉巧みに檄を飛ばし鼓舞させる、

選手・監督双方の絶大なる信頼感が呼応して一体感となるのを感じます。

 

医師と対象者、スタッフと上司、医療チームのメンバー

それぞれにもいえることでしょう。

情報を共有し、方針を確認し、変化に向けての過程が楽しいものです。

ひとつの目的・目標に対し、目指すことを一致させてこそ

一体感は生まれ、よい結果に結びつくのだと、駅伝を見ながら思うのでした。

青山学院大学は残念でしたね。名将原監督をもってしても連覇は難しいのですね。

12月の初旬は、急な寒さと突然の大雪で、相当の積雪となりましたが

その後、冬至のあたりからは、寒さも緩み道路の雪も解け

日も少しずつ長くなってきたように感じます。

 

ここ2年の新型コロナウイルスの行動制限により、

今年3年ぶりに故郷へ帰省すると思われる姿が目立ちます。

駅の改札口で出迎える家族も、寒さ知らずでとても嬉しそうです。

 

門前には門松が飾られ、いよいよ2023卯年です。

新型コロナも来春を目処に、5類への引き下げに向けた検討が始まるとのこと。

卯年は、芽を出した植物が成長していき、茎や葉が大きくなる時期で、

目に見えて大きく成長する年だといわれています。

よく、兔のように跳ね、飛躍する年とも言われますので

いよいよアフターコロナへの道が見えてくるかな、とも思っています。

 

当協会は本日12月28日が御用納めとなります。

会員の皆様、看護管理者の皆さま、施設管理者の皆さま、

その他関係各所には一年間本当にお世話になりました。

 

雪の少ない穏やかなお正月になることを願います。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

それでは、みなさん、よいお年をお迎えください!

12月14日に、認定看護管理者教育課程サードレベル研修を

終了することができました。

皆様のご支援のお陰であり、関係各位に深く感謝申し上げます。

 

今年度は、当協会が教育機関として、初めて開催したサードレベルです。

皆様からお導き頂き、閉講式を迎えられたことは、大変に嬉しく

と同時に安堵しています。

 

学ぶとは、単なる知識の取得ではなく、学んだことにより「行動が変化」することだと言われます。

どの様に生かすかは自分次第ですが、同時に組織の支援の有無にもよると思います。

 

さて、明日はクリスマスイブイブ(笑)です。

通勤道路から目に入る家の玄関先に、50ccのバイクがあるのですが

毎年、クリスマスバージョンにデコレーションされています。

それを目にすると、小さなプレゼントをもらった気分になります。

 

今回の受講者16名の方たちは、水を得た魚のごとく

現場で力を発揮していることだろうと思います。

修了判定は3月になりますが、全員そろって修了という

大きなプレゼントを手にして欲しいものです。

「PICU小児集中治療室」「神様のカルテ」「ザ・トラベルナース」 

放送クールを終え、医療系ドラマが立て続けに最終回をむかえる。

どれもリアリティー溢れ、頷きながら視聴していた。

 

中でも 中井貴一さんと岡田将生さん2人が演じるトラベルナースの

ユーモアと本質を突いた言葉は笑えた。

中井貴一の「君に足りないものは」と言ってくれる先輩

(今時そんな先輩いるか???)

看護部長の寺島しのぶさんも、看護ノートをつけているが    

それを読み返すのが好きだとのこと。

あるあるのような気がする

 

なぜ同じ時期に各局医療ドラマが放送されたのか。

明日は我が身と感じて、他人事と思えないから

身近なテーマだということがポイントのようだ

 

内田菊春 作の万場「ナースは誰を愛してる?」

「兄を難病で喪った美大生・モナが出会ったのは、WOCナースとして働く天野リヒト。
内田春菊が描く、今までになかったWOCナースを取り巻く物語」(紹介文引用)

結構面白かったですよ!

当協会ではタイトルに示す事業を行っている。

その事業の中で、12月1日から3か月の予定で助産師出向がスタートした。

出向する者、受け入れる病院、派遣する病院の三者の思いが一致した時

実際に出向というかたちになる。

その機会はありそうでなかなか簡単なことではない。

 

私達は時に人生の選択を迫られることがある。

同様に、組織として意思決定を求められることがある。

情報をとり、プロセスを踏み、熟考したうえで一大決心をすることになり

私も度々大きな決断をしている。

 

助産師出向においても、皆で背中を押して、3者が一歩を踏み出した。

自分の思いだけではコントロールできないこともあるが、

3か月後の景色を3者は楽しみにしているに違いない。