少し前、「牡蠣(かき)」について取り上げましたが・・
牡蠣は「海のミルク」と呼ばれますね! (・∀・)
理由は、乳白色で栄養価が高いところが、まるでミルクのようだからです。
「海のミルク」・・ミルク・・といえば・・
「ミルク神」! ( ´ ▽ ` )
「ミルク神」とは沖縄・八重山諸島に伝わる土着の神さまです。
白い布袋様(ほていさま)の仮面に、黄色い法衣。
手には、赤・黒・白の杖と、日月の軍配団扇(ぐんばいうちわ)。
・・と、一度見たら忘れられないビジュアルの神さまです。
(島によって多少違いがあるようです)
豊年祭ではゆっくりと優雅な動きで行列の先頭を歩きます。
(=ミロク行列)
このミルク神は、なんと女性だそうです。
女性? (・Д・)?
「ミルク」とは、「ミロク」が沖縄方言に変化したもので、
「弥勒(ミロク)」のことといわれます。
「弥勒菩薩(みろくぼさつ)」ですね!(・∀・)

このミルク神、
「海の彼方の常世の国・ニライカナイから、五穀の種を積んだ神船でやって来る」
・・ ということになっています。
といえば、似た話がこれまでにいくつかありました・・ ( ゚д゚)
「うつろ船の美女」
「金色姫(こんじきひめ)」(=馬鳴菩薩(めみょうぼさつ))
この女性たちの逸話も、全く同じではないけれど、
「異世界から船でやって来て「種」のようなものをもたらした」
同じような印象の話です。
さらに沖縄・久高島に伝わる神話では、「ニライカナイから琉球開闢の祖「アマミキヨ」が降臨し、その場所に五穀の種が入った壺が流れ着いた」ということになっています。
また、女性ではありませんが、ガガイモの船に乗ってやって来た、日本神話の「スクナビコナ」のエピソードもこれらと似ているような・・?(・Д・)

「異世界(常世の国・ニライカナイ)」から 「種」を積み
「船」に乗ってやって来る・・
「うつろ船の美女」「金色姫(こんじきひめ)」
「馬鳴菩薩(めみょうぼさつ)」「アマミキヨ」
「スクナビコナ」「ミルク神」
・・みんな同じことの、別の表現なだけなのでは・・?
そんなふうに、思ってしまうのでした・・ (・∀・)
こちらも船に宝を乗せているような・・
「海の弥勒(ミロク)」?( ´ ▽ ` )



















