七福神の乗る  🌸「宝船」🌸 

 

 

  

 

 

 

宝物をたくさん積んだ、豊さの象徴ですね。

 

 

ですが宝船の元祖は、意外にもシンプルなものだったようです・・

 

 

京都の五條天神宮で、節分の日限定で授与される、日本最古の宝船図、「嘉賀美能加和(かがみのかわ)宝船」

 

 

それは、稲穂を一束乗せただけの簡素なものなのです。

 

 

 

  

      

    「嘉賀美能加和(かがみのかわ)宝船」

 

 

 

「稲に優る宝は無い」ということのようです・・

 

 

 

この五條天神宮の主祭神は「少名毘古那(スクナビコナ)」

 

 

オオクニヌシと共に国造りをした、とても小さな神さまですね。

 

 

このスクナビコナ、神話では「天乃羅摩船(アメノカガミノフネ)」(ガガイモのサヤ)に乗って、オオクニヌシの前に現れています。

 

 

      

 

 

さきほどの宝船図の船が、この天乃羅摩船(アメノカガミノフネ)を指すようです。

 

 

      

 

 

 

このスクナビコナは、「鵝(ヒムシ)(=蛾(ガ)) の皮の着物」をまとっていることになっています。

 

 

蛾(ガ) の皮の着物」・・( ゚д゚)

 

 

・・・といえば、まるで最近考察した「ノシメマダラメイガ」のようです! (・Д・)

 

 

お米が大好物の「ノシメマダラメイガ」は、豪華な着物のような

「熨斗目(ノシメ)模様」の羽を持っています。

 

 

         

 
 
   
「熨斗目(ノシメ)模様」とは、鮑(あわび)を干して作られる
「熨斗鮑(のしあわび)」をモチーフとした、吉祥(きちじょう)文様です。

 

 

         

   「熨斗鮑(のしあわび)」

 

 

この「熨斗鮑(のしあわび)」は、現在も伊勢神宮に神饌として奉納されている、縁起物です。

 

なので、格式の高い模様に思えます。

 

 

 

詳しくはこちらに

  ↓

 

 

 

さきほどの宝船図には、稲穂が一束だけ乗っていました。

 

スクナビコナは描かれていません。

 

    

 

 

なのでもしこの船にスクナビコナが乗っていたとすれば、考えられるのは・・

 

「稲穂にくっついていっしょに乗っていた」?

「稲穂の影に隠れている」?

 

 

・・・だとしたら・・稲穂につく虫では・・??

 

 

「スクナビコナ」=「ノシメマダラメイガ」or ガのなかま

 

 

・・だったりして・・? ( ゚д゚)

 

 

 

      

 

             

 

   

    

「稲につく虫」+「ガの着物を着てる」= ノシメマダラメイガ

(・・違う?・・怒られる?^_^;)

 

 

でも「スクナビコナ神」=「神格化した虫」

 

・・という可能性もあるかも!?(スクナビコナは虫サイズ!)

 

 

 

古代エジプトでは、フンを転がす「スカラベ」は、神聖な虫とされ、再生、復活のシンボル「太陽神」と見なされています。

 

 

              

    

     

  ✨  VIP待遇「フンコロガシ」

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(ノシメマダラメイガも神宮関連の模様の着物を着ています^ ^)

 

 

 

仮に・・仮に、スクナビコナを蛾のような虫と考えた場合・・

 

 

「オオクニヌシがスクナビコナを、手の平で弄(もてあそ)んでいると、飛んできて頬に噛みついた

 

 

・・こんな神話のエピソードも、辻褄が合うような・・

 

 

 

 

 

「スクナビコナ」は、「小さな虫(蛾)の神さま」

 

 

 トンデモこじつけですが!!・・ ( ̄∇ ̄)

 

 

もしかして、もしかしたら、そんなこともあるかも!?

 

 

・・なーんて思ったので、ちょっと取り上げてみました・・(^。^)

 

 

 

    スクナビコナくん ♪