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大相撲夏場所。

千秋楽は、白鵬が雅山を寄り切って敗り、
初優勝を決めました。

朝青龍が、ケガで休場というアクシデントに、
同じモンゴル出身の力士が、がんばりました!。

相撲や歌舞伎の興行で、
その最終日のコトを、
千秋楽(せんしゅうらく)と呼びます。

もともと、千秋楽という言葉に、
最後の日という意味はありませんでした。

奈良時代のころ、
中国や朝鮮半島から、
雅楽という形態の音楽や舞踏が、
日本へ伝わり、宮廷や寺社で
演奏されていました。

その雅楽で演奏される曲目の1つに、
「千秋楽」という名前の曲がありました。

仏教の法会の最終日には、
この千秋楽という曲が演奏されたことから、
相撲や歌舞伎でも使われるようになったと
言われています。

また、「千秋楽」には、
おめでたい席でよく謡われる
千秋万歳(せんしゅうばんぜい)、
「千秋楽は民を撫で、万歳楽には命を延ぶ」
に肖って、相撲や歌舞伎が栄え、
初日から最終日まで、数日間続いた興行が、
無事に終わった祝いとお礼と、
また、つぎの興行が、無事故で、
大入り満員でありますように、
との祈りも込められて、
「千秋楽」と呼ばれているそうです。