試験に出ない!-1782

昭和60年代、膨大な借金を背負い、
 事業が立ちいかなくなった社長さんが、
  途方にくれ、自社ビルから、
   飛び降りようとしたさなか、

当時人気の人形劇『ひょっこりひょうたん島』の、
 

♪今日がだめなら、明日にしましょ~
 明日がだめなら、あさってにしましょ~

 あさってがだめなら、しあさってにしましょ~

 どこまで行っても、明日がある・・・!!

 ドン・ドン・ガバチョ・ドンガバチョ~

という「ドン・ガバチョの未来を信ずる歌」
 が流れて来て、社長さんは、
  自殺を思い止めたそうです・・。


4月9日に、肺がんと闘い、
 享年75歳で亡くなった、
  作家の井上ひさしさんが手がけた、
   NHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」が、
    日本人の心を支え、励みになり、
     昭和という時代を築いて来たような気がします。

高度経済成長期にありながら、
 競争社会の末、深い孤独感に襲われ、
  自分自身を喪い、彷徨っていたそんな時代、

「どこまでいっても、明日がある!」
 人生って捨てたもンじゃないよと、
  逆境を耐えて大きくなろうよ!いう、
   応援歌を唱えたのが井上さん。

小説『偽・原始人』の一説で、
 受験勉強の妨げになると、
  親から机に据え付けられていた、
   ラジオを外される時、
    そのラジオから流れていたのは、
 
萩本欽一の歌う、
 ♪拝啓おかあさん、おぼえていますか~
  の名曲・・。

ユーモアとペーソス溢れる作品で、
 日本を元気にして行った井上さん。

ご冥福をお祈りします・・。

  
AD