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夏のフィンランド①Hakaniemi market

2023年夏のフィンランド②Ivaloの街

2023年夏のフィンランド③Juhannusとフィンランドに咲く花たち

2023年夏のフィンランド④Osmoとハイキングと瞑想

2023夏のフィンランド⑤Ivaloの街の人

2023年夏のフィンランド⑥サーミ美術館SIIDAとSAJOS

2023年夏のフィンランド⑦私史上レベル7のピンチとフィンランドのギフト

2023年夏のフィンランド⑧ヘルシンキ空港到着ロビー

2023年夏のフィンランド⑨ラッペーンランタの夏の花

2023年夏のフィンランド⑩フィンランドのオーセンティックな食べ物?!

夏のフィンランド⑪マーケットとムーミンVSトトロ

夏のフィンランド⑫フィンランドの危険植物

 

 

Inariへハイキングしたときに、この世とは思えないほどの静けさの中で

 

瞑想モードに入った話は書いたと思うが、今回は湖で泳いだ後の言葉では書けない幸福感の話。

 

でもそれをブログに書いてみようと言うのだからチャレンジだ。

 

 

    

半年越しの約束

 

 

最初にラッペーンランタに来たときに散歩をしていて偶然見つけた場所。

 

Voisalmiの岩場のビーチ。

 

ここは私達のお気に入りの場所の一つになって、その後も何回か足を運んだ。

 

 

そして今年の冬(1月)には凍った湖の声を聴いた。

 

その時の動画がこれ

 

 

そして、夏にはきっとここで泳ごうねと約束をしていた。

 

卒業論文で忙しいMちゃんのジャマをしないようになるべく一人で行動するようには

 

していたんだけど、これだけは約束だから。

 

 

タオルと水、日焼け止めを持って家を出る。

 

私はアジアンでしかもこどもの頃外で遊んでばかりいて真っ黒だったので

 

すぐに日に焼けるし耐性はある。

 

でもMちゃんはEuropeanで白いので日焼けには弱い。

 

初日のヘルシンキの街歩きたった数時間なのに頭が日焼けして皮がむけたそうで、

 

あれから帽子を買ったみたい。(坊主だからよけいにね)

 

”こんなに日に焼けた、茶色くなった”と腕をまくって見せてくるけど

 

”茶色くないよ、それ、ピンクだよ” 白がピンクになっただけだった。

 

**

 

いつもは静かなVoisalmiのビーチも夏は近所の人でにぎわっていた。

 

賑わっていると言っても数えられるほどだけど。

 

足を入れてみると冷たい。

 

Ivaloで泳いだときよりも冷たい。

 

日差しも強くないし、涼しいくらい。

 

湖の水は透き通ってきれいだけど冷たい・・・

 

 

湖の色のきれいさが写真だとでないのが残念。

 

意を決して入る。

 

一回入ったら水の中にいたほうが寒くない。

 

Mちゃんも実は泳ぐのを楽しみにしていたらしい。

 

こどもの頃の話を良くしてくれる。

 

いくらでも潜れたんだって。

 

潜ろうと言うから、1秒でイヤだと断る。

 

コンタクトとれるし、顔冷たいし。

 

しばらく入っていたら本気で寒くなって来たので一度出る。

 

震えが止まらない。

 

”Relax”と言われるけど、ジブリングしないと死ぬ。

 

でもせっかく来たし、ずっと楽しみにしてたんだし、

 

3回入った。

 

一気に行かないと決意がにぶる。

 

なんかフィンランドで泳ぐときいつも私は走り込みしている気がする・・・

 

 

 

    

”Aurinko paistaa"の感覚

と至福を味わった日

 

 

でたらやっぱり寒いから太陽の光を吸収。

 

「フィンランドの夏を満喫しております」とか言いながら。

 

夏のフィンランドの太陽は本当に輝いていて、

 

”Aurinko paistaa"という言葉が肌感覚でわかった。

(太陽が輝いている)

 

ただ「晴れてる」じゃないんだ、光線がここまで届いて、

 

すべてにそのエネルギーを注いでくれているんだ。

 

森の中ですら肉眼では見えないけど、こうなっている。

 

 

 

道ばたの草花たちはほぼ一日中太陽の光を受けて、美しく輝いている。

 

 

 

ここでは夜10:30には太陽が沈むので一応夜はあるけれど、

 

でもかなり明るい。

 

太陽が沈んだ後もこんな感じ。(部屋の窓越しに)

 

 

たいして泳いではいないけどお腹が空いた。

 

湖からの帰り道、ものすごい幸福感の中にいるのを感じた。

 

 

何か特別なことをしたわけではなく、例えばジェットスキーとか、バナナボート乗ったとか

 

のアクティビティがあったわけでもない、

 

ラグジュアリーな椅子に寝転んでジュースとか飲んだわけでもない。


 

家から持って来た水道の水を飲み、

家から持っていったバスタオルに冷えた体を置いて、

太陽の下で暖を取っていただけだ。

 

 

幸せとはそういうことではないというのはわかっていた。

 

物質ではない。

 

得ることでもない。

 

 

清らかなる湖の水に浄化されて、太陽の輝くエネルギーを吸収して、

 

白や青やピンクの可憐な野の花たちに囲まれて静かに歩いているときに

 

言葉には出来ないほどの満ち足りたものが魂レベルでやってきた。

 

 

至福。

 

この感覚が得られたのは私にとっては究極だった。

 

 

注)この写真はイヴァロ

 

 

 

 

 

 

家に帰って昼寝をしたあと、ピッツアを食べた。

 

一日一つのことをする毎日。

 

日本では毎日少なくとも二つのことをしている。

 

仕事がたいてい二つはあるから、その合間に連絡事項や事務処理したり次の仕事の準備をしたり。

 

その合間にご飯を作ったり家事をするわけだが、それはすることの数には入れていない。

 

家事は暮らす中で基本のことなのでいちいち「しなくてはいけないリスト」にあげていたら

 

息が詰まってしまう。

 

だから決して家事という仕事をないがしろにしているわけではない。

 

 

 

    

政治の話から株の話まで

 

 

Mちゃんとは言語パートナーなのでお互いに言葉を教え合うことはもちろん、

 

いろんな話をこれまでしてきた。

 

フィンランドに私がいるときは、コミュニケーション優先になるので

 

ほぼ英語の会話、結果、まったくフィンランド語を

 

話さない日もあるくらいで、これではいかんといつも思う。

 

 

FINNのポリティクスの事をきく。

 

極右のグループがいくつかあって、でもToo muchだからいづれ消えていくと。

 

極左もいるけどそれでバランスがとれているという。

 

フィンランドには移民の問題もあれば、(昨今では特にウクライナ関係)

 

多国籍の人々が暮らしているので日本人にはちょっと想像できないようなことが

 

日常的にそこにある。

 

と言うようなことをフィンランド語で話すには私にはレベルが高すぎて無理なのだ。

 

英語だってGoogle借りないとわからない言葉がたくさんある。

 

 

 

また、株の話にもなった。

 

言語学習のアプリ、デュオリンゴが株式上場していて、その推移を見たりした。

 

その流れでファイザーはどのくらい儲けたのかとか、

 

その流れでフィンランドではワクチンはどうなのかとかも数字で見てみた。

 

一回目はほぼ全員というくらい受けたようで、二回目、三回目とどんどん減っていって

 

四回目では高齢者をのぞき、かなり減っていた。

 

心臓のトラブルで急死する(特に男性)副作用も周知の事実だろう。

 

未来のある若者にはリスクがあるものは控える方向。

(でも、Pくんの話では日本ほどではないけど集団圧力はあるそうだ)

 

日本よりはまだそういった情報は届きやすいのだろうか?

 

ヒッピーな私と理論派でrealismのMちゃんだけど、この辺りの考え方はほぼ一緒だ。

 

「わからないものを簡単に信用してはいけない」

 

政治的な考え方はかなり真逆なところにいるけれども、

 

生命レベルでは同じだからこうして仲良くしているんだろう。

 

 

Mちゃんが作ってくれたある日の晩ご飯。

 

「魚のスープ」

 

冷凍の魚を使うんだけど、ブロック状になっていると勘違いして買ってきたMちゃん、

 

私が「あらかじめ解凍しておかなくていいの?」と聞いても「凍ったまま使うからいいんだ」と言う。

 

 

いざ、あとは魚を投入というときになって、全部ひとかたまりになっている冷凍魚に唖然。

 

熱いスープ鍋の中にそのままぶち込んで、ガンガン崩していく。

 

「普通はブロックになってるはずなんだ」Mちゃん。

 

カチコチに凍った魚の棒はなかなかとけてくれない。

 

ゲラゲラ笑いながら「これも良い思い出だろ?」

 

味はとても美味しかった。

 

サーモンスープしか知らなかったけど、他の魚のスープも相当美味しい。

 

 

日本ではこの魚は売っていないから、ここだけのSpecial。

 

 

 

今日も読んで下さりありがとうございます。

 

まだまだ続きます。

 

 

 

 

Kasumi