①はこちらから夏のフィンランド①Hakaniemi market
Juhannus 夏至祭
ユハンヌスのことはこれまでも色々なところで書いて来たけれど、
もう一度おさらいすると、
○フィンランドではクリスマスの次に大きなお祭り
○一年のうちで太陽が出ている時間が一番長い日だから豊作を祈り、感謝を捧げる
○本来は古代宗教に関連したお祭りなので、昔ながらの言い伝えが色々あって、「前兆占い」みたいなことが多い
・真夜中に裸で湖に姿を写すとそこに未来の結婚相手が映る
・森で7種類の花を摘んでそれを枕元に置いて寝ると夢の中に未来のフィアンセが出てくる
○kokko（かがり火）を焚いたり、お酒を飲んで大騒ぎをして悪霊（禍）を追い払う
そんなことなどを聞いた。
＊＊
わたしはこのkokkoが見たくてIvaloまで来たんだけど、
残念ながらすぐ近くでそれをしているところがなかったので見られなかった。
Mちゃんに｢ユハンヌスを体験したいんだ」と言うと
「ユハンヌスはみんなコテージにこもってグリルしたり飲んだりするだけだよ」と言う。
そして「今年のユハンヌスで何人が溺れるか賭けるヤツもいる。」
なんてことを！
飲みすぎて湖で溺れる人も本当にいるらしく、それはニュースでもあとでやっていた。
＊＊
その日、夕方くらいから花を摘み始めて、
7種類、何にしようかな？
家の前にたくさん咲いていた黄色いNiittyleinikki(ミヤマキンポウゲ）
花びらが可愛らしい。
そして群生していると見事な空間を作るPuna-ailakki（レッドキャンピオン）
そしてやっぱりこれ。
Koiranputki（ノラニンジン）
koiraは犬のことなんだけど、putkiって何だろう？
Googleしてもフィンランド語の場合、訳が違ってること多いからそのうち誰かに聞いてみよう。
あとはやっぱり珍しいからここならではのPuolukka（リンゴンベリー）
7種類何とか集めて花冠を作る
即席で、ヒモとかもなかったので昔シロツメクサで編んだようになんとかつなげてみた。
いつの間にインド人
花冠ができたのでそれをつけて写真を撮ってみようと思い、裏庭に出た。
太陽がまだ出ているので夜も明るい。
妖精が出てこないかなあと思いながら一人でユハンヌスの舞を踊ったりして遊んだ。
うっかりしていたんだけど、ここは森。
蚊がはんぱない。
日本でもあまり私は虫除けスプレーを使わないのでついつけるのを忘れてしまう。
止まると蚊がとまるのでずっと動いていないとならなかったのでちょうどいい。
「フィンランドも蚊がいるの？」ってよく聞かれたけど
これだけ木があるんだものね。
日本の蚊と比べると脚が長くてちょっと大きめ。
人も蚊も同じ何だね。
そしてあの「Puuuuuuuun」という音があまりしない。
静かなのもフィンランドらしい。
1回だけあの音を聴いたけど、あとは知らない間に刺されていた。
夜寝ようとしたらおでこが痒い。
3箇所だったからかぶれた？じんましん？何？
と思ったが、どうやら虫に刺されたみたいだった。
その次の日も眉間をちょうど刺されたみたいで、プツンと赤くなっていた。
（あとでMちゃんに会った時、「いつの間にインド人になったの？」と言われるくらい
見事にビンディーだった。。。）
最初の方に刺されたもんだから、その後のフィンランドにいるときの写真は全部インド人。
違う種類の蚊だからか、免疫がないから跡がいつまでも残っていた。
日本の蚊だったら刺されても1日で跡は消えるのに。
免疫をつけておくってほんと、大事。
さてさて、この日の様子もYouTubeにあげましたので良かったら観てね
太陽の位置が低くて面白いね。
＊＊
kokkoをみることができなかったのでまたいつかこの時季に行こうと思う。
花が本当にきれいだし。
Ivaloではライラックがあちこちで咲いていてきれいでした。
あ、7種類の花を枕元に置いて寝た結果、
夢に出てきたのはトナカイでした。
Mちゃんのママにめちゃうけてたらしいです。
では今日はこの辺で
読んで下さりありがとうございました。
＊＊＊＊
「フィンランドに恋して」
Suomiでしたい50のこと
みらいパブリッシングさんより発売中。
これまで撮りためた写真の数々とエピソード、
良かったら読んでね♡
楽天方はこちら↓
Amazonの方はこちら↑
Kasumi