甘ずっぱい蜜の部屋

甘ずっぱい蜜の部屋

観劇(主にバレエ)&美術鑑賞&旅行&グルメ…などなど身辺雑記

こんにちは。ご訪問ありがとうございます。

どうそ ごゆっくり。

今年は 例年になく惜別のニュースが多い気がする。

 

特に

小澤征爾氏 (2024年2月6 没) 享年88才

フジコ・ヘミング氏 (2024年4月21日 没) 享年92才

 

は、とうとう この日が来てしまったか・・・

と、何とも言えない喪失感がハンパなかった。

 

お年を召されているとはいえ、世界を飛び回って いつまでも活躍していって下さるんじゃないか、って思っていたから。

 

そして、昨日 また・・・

 

佐々木昭一郎さん死去 元NHKディレクター

 

6月14日にお亡くなりになっていたそう。

 

遠い昔、

 

たまたま つけたTV(当時はまだブラウン管)の、ドラマなのかドキュメンタリーなのか 曖昧な、でも 東欧と思われる 欧州の美しい農村風景が広がる画面に吸い込まれるように魅入ってしまっていた。

 

これが、佐々木氏の代表作 リバー三部作のひとつ
 

春・音の光』(リバー)

 

日本人調律師・栄子 という女性と、スロバキアの人々との素朴で温かな交流。

 

主演された 中尾幸世さん、美しいという表現では 全く物足らないほど、強烈な輝きを放った方。

 

夢の中で見たようなおぼろげな情景で、これといった ドラマチックなストーリーではなかったような気がするけど、ずっと頭・・・ というより 胸の奥から離れなかった。

 

このドラマの全編に流れる チャイコフスキーの 『弦楽セレナーデ』  冒頭のメロディーが、それはそれは 壮大で スラブ的な郷愁をそそられて、まるで 心の琴線をかき鳴らされるかのようで、この映像詩にぴったりだった。

 

見た当初は 曲名が分からなくて、いろんな人に聞きまくったけど、誰も私の鼻歌では理解してもらえず・・・

 

インターネットなんて無縁の時代だったし。

 

諦めて 忘れてしまってから 数年後、これも たまたま見ていた NHKのクラシック音楽の番組で、なぜか マエストロが指揮棒を振り上げた瞬間、何かが 始まるような予感がしてドキドキしてきて、流れてきた曲が『弦楽セレナーデ』 だった。

 

ああ、この曲だっ!! チャイコフスキー だったんだっ!!!

と、鳥肌が立った。

 

さらに また、後から知ったけど この曲は ジョージ・バランシンのバレエ 『セレナーデ』 にも振り付けられていた。

 

忘れえぬドラマ、チャイコフスキー、バレエ・・・

と、私の人生に深く食い込んでいるピースが ぴたりとはまったような感覚。

 

少女時代の 宝物のような映像を製作して下さった、佐々木氏。

 

大切にしてきたオルゴールが壊れてしまって、永久に奏でることがなくなってしまたかのよう。

 

ココロにぽっかり穴が開いた感覚。

 

ご冥福をお祈りします。菊

 

NHKで 追悼番組として 再放送してくれないかなぁ・・・

 

春・音の光

川(リバー)・スロバキア編 - 春・音の光 - 微音空間 中尾幸世

 

樋口尚文 銀幕の個性派たち

中尾幸世、テレビ史に刻まれし伝説のヒロイン

 

映画館で《佐々木昭一郎というジャンル》 池田博明

 

佐々木昭一郎のテレビドラマ全作品解題・そして新作『ミンヨン 倍音の法則』

 

 

 

 


 

 

 

 

 

今年のGWは、昨年 11月にリニューアルオープンした

皇居三の丸尚蔵館 へ。

 

皇居 大手門

 

地下鉄 大手町より 走る人

 

皇居 大手門

 

手荷物チェックの行列。

インバウンドの旅行客はもとより、連休中のためか日本人もかなり並んでた。20分位待ったかな?

 

皇居 大手門

 

大手門

 

皇居 大手門

 

皇居 大手門

 

大手門 案内

 

入ってすぐ

 

皇居 三の丸尚蔵館

皇居三の丸尚蔵館 開館記念展「皇室のみやび」

 

皇室のみやび

 

この時の展示は第3期(5月21日からは 第4期)

 

入ってすぐ

 

琉球塗板屏風(旧桂宮家伝来)

琉球塗板屏風(旧桂宮家伝来)

 

琉球塗板屏風(旧桂宮家伝来) 裏面

 

松竹薔薇蒔絵十種香箱

松竹薔薇蒔絵十種香箱

 

松竹薔薇蒔絵十種香箱

 

松竹薔薇蒔絵十種香箱

 

松竹薔薇蒔絵十種香箱

 

松竹薔薇蒔絵十種香箱

 

前から憧れのある、香道。

王朝時代の雅な世界に思いを馳せられます。

 

源氏四季図屏風

源氏四季図屏風(右隻)

 

源氏四季図屏風 解説

 

源氏四季図屏風Ⅱ

 

今年 話題の『源氏物語』 より 光源氏が造園した 六条院の庭園の情景

 

雲紙本和漢朗詠集

雲紙本和漢朗詠集

 

雲紙本和漢朗詠集 解説

 

国宝

展示中に 国宝 認定!

 

源氏物語図屏風  澪標・紅葉賀.jpg

源氏物語図屏風 『紅葉賀』『澪標』

 

源氏物語図屏風 澪標・紅葉賀 解説

 

源氏物語図屏風

 

源氏物語図屏風 松風・澪標

源氏物語図屏風 『松風』『澪標』

 

源氏物語図屏風 松風・澪標 解説

 

梨子地菊花散蒔絵角盥・楾

梨子地菊花散蒔絵角盥・楾

 

梨子地菊花散蒔絵角盥・楾 解説

 

泔坏·菊花散蒔絵台

泔坏·菊花散蒔絵台

 

泔坏·菊花散蒔絵台 解説

 

目もココロも奪われる 絵画や工芸の数々。

現代でも再現できるか分からないような 精緻で洗練された美しい意匠。

 

2026年のフルオープンに向け、現在も増築中の美術館。

今後 目が離せないミュージアムのひとつになりそう!

 

2024年5月3日

 

第3期 近世の御所を飾った品々 出品目録


 

 

 

 

 

氷上の天使、浅田真央にフィギュア・スケートへ誘われた 小さな可愛い男の子

 

宇野昌磨 浅田真央

 

氷上表現者の鬼才 高橋大輔に憧れ

 

宇野昌磨 高橋大輔

 

氷上の貴公子 ステファン・ランビエールに師事

 

宇野昌磨 ステファン・ランビエール

 

バトンを継ぐように 次々に現れ 日本男子シングルの金字塔を打ち立てた選手たち

 

宇野昌磨 高橋大輔 羽生結弦

 

また、ひとつの幕が下りた。

 

超絶技巧の技術力と 今なお 超える者のない圧倒的な表現力で観る者を熱狂させた 大ちゃん

 

非の打ち所がない容姿とスター性、エレメンツのひとつというより 芸術作品の逸品のようなジャンプ、息を飲むようの美しい演技で観る者を圧倒させた 結弦

 

偉大な先輩とはまた一味違った、深み 甘美 繊細な演技で観る者を引き込んだ 昌磨

 

3つお兄さんの 羽生結弦が、自ら強烈な光を放出する 恒星のような存在なのに対し、

 

昌磨は “光と影” の陰影を巧みに演じ分ける奥深さと幅広さが感じられた。

 

昨シーズンは 出場した全試合優勝した全試合 優勝したけど、近シーズンは 全日本選手権のみ。

 

世界選手権は・・・

SPはシーズンベストで1位だったのに、FPが・・・

 

でも、なんだか妙にすっきりしていて、(結果のわりには)達成感があったみたいに晴れ晴れしていた。

 

ただ、もし ノーミスの文句ない出来だったとしても あのマリニンのクレイジーな演技構成では優勝は厳しかっただろうけど。

 

結弦や ネイサン・チェンが競技を去ったことで モチベーションの維持が難しくなってしまった、とのこと。

 

それでも 2シーズン 現役選手として第一線に残ったのは 後輩たちのために男子フィギュアを牽引し、さらに 彼らに発展していってもらうための道しるべになってくれたんだな、と。

 

日本男子としては 結弦と昌磨が圧倒的過ぎて、この後に続く選手がいるんだろうか、と気をもんでいたけれど、

 

鍵山優真、三浦佳生 さらには 佐藤駿 といった選手たちが頭角を現してきてくれた。

 

みんな、結弦や昌磨の背中を追ってきた選手たち。

 

もぅ 競技のドキドキワクワクの観戦ができないのは寂しいけれど、アーティストとしての進化はまだまだ止まらないはず。

 

これからも 新しい 宇野昌磨で観客を魅了してほしい。

 

昌磨選手、おつかれさまでした。

 

宇野昌磨 引退会見

 

すっかり オトナの男性 💖

 

「ゆづくん」として「昌磨」と世界で競技してこれたことが…

羽生結弦さんが現役引退を発表した宇野昌磨にメッセージ

 

浅田真央さん「よく泣いていましたが、できるまで絶対諦めず」

現役引退の宇野昌磨ねぎらう「応援しています」

 

「フィギュアスケートをしようよ」

宇野昌磨は浅田真央に誘われ、高橋大輔に衝撃を受けた…

オリンピックよりも大切にした「自分のなりたい選手像」

 

高橋大輔さんが引退発表の宇野昌磨に驚きとねぎらい

「正直びっくり。長い現役生活、お疲れさまでした」


さくら市ミュージアム−荒井寛方記念館−

開館30周年記念特別展

 

平山郁夫展

平山郁夫展−悠久のシルクロード 仏教の来たみち−

 

平山郁夫展

さくら市ミュージアム

 

平山郁夫(1930-2009)とさくら市出身の日本画家荒井寛方(1878-1945)が平山と同じ日本美術院に所属していた、という縁での特別展

 

アフガニスタンの砂漠を行く・月『アフガニスタンの砂漠を行く・月』  2007年

 

〽 月の砂漠 のメロディーが流れてきそう・・・

 

アフガニスタンの砂漠を行く・日『アフガニスタンの砂漠を行く・日』  2007年

 

仏陀立像

仏陀立像

 

片足に重心をかけて支脚遊脚(しきゃくゆうきゃく)

左手で衣の一端を執り、右腕を大衣(だいえ)に収めた「ソポクレス」形。

ギリシアの哲学者;ソポクレスの像に因んだ呼称で、ローマの貴婦人の影響の可能性がみとめられるらしい。

 

片脚に重心ののせた “休め” のポーズって、ギリシア彫刻の 

コントラポスト(contrapposto) と共通していそう。

 

弥勒菩薩交脚坐像

弥勒菩薩交脚坐像

 

足首を交える坐り方(交脚)は騎馬民族の王族たちの坐法を採り入れたもので、アフガニスタン~中央アジアに広く見られる、と。

 

仏陀坐像

仏陀坐像(パキスタン;ガンダーラ 2~3世紀)

 

お顔立ちはすっかり ギリシア・ローマ系

 

ガンダーラみたく どの国でも歴史上栄えて衰退し、消滅した都市って、とてもロマンを感じる。

 

アレクサンドロス大王の東方遠征でもたらされたヘレニズム文化、東西交易で文明の交流となったシルクロードは、ユーラシア大陸ならではのスケール。

 

これぞ、正真正銘の 一帯一路。

 

“シルクロード” って聞くとなんといっても 子どもの頃 NHKで放送された あの番組を思い出す。

 

悠久の歴史を想起するような喜多郎のオープニングテーマと、石坂浩二のナレーション。

 

今聴いても鳥肌立ちそう。

 

かつては キャラバン隊がゆるゆると進んでいったであろう 果てしなく続く 砂丘を、砂埃を舞い上げながら疾走するジープ。

 

“タクラマカン砂漠” “楼蘭” “敦煌” “ガンダーラ”

シルクロード、と聞いて連想する 固有名詞も、この番組で覚えた気がする。

 

古(いにしえ)の時代は東西の行商人で賑わって栄えたであろう都市が、人間に加工される前の姿に朽ちてしまったような柱や台座のみが残る、忘れ去られた遺跡たち。

 

人類の歴史上 あらゆるところで遭遇する、栄枯盛衰。

盛者必衰の理。

 

ラクダ

ラクダさん

 

2月11日 鑑賞

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

この春 鑑賞した 大規模展覧会(3月10日に閉幕済)

 

本阿弥光悦の大宇宙

本阿弥光悦の大宇宙

 

東博 平成館

東京国立博物館(平成館)

 

本阿弥光悦坐像

本阿弥光悦(1558〜1637)

 

「一生涯へつらい候事至てきらひの人」で「異風者」(『本阿弥行状記』)

 

戦乱の時代に生き、さまざまな造形にかかわり、革新的で傑出した品々を生み出した偉人。

 

「光悦自身の手による書や作陶にあらわれた内面世界と、同じ信仰のもとに参集した工匠たちがかかわった蒔絵など同時代の社会状況に応答した造形とを結び付ける糸として、本阿弥家の信仰とともに、当時の法華町衆の社会についても注目」

 

「造形の世界の最新研究と信仰のあり様とを照らしあわせることで、総合的に光悦を見通そうとするもの」

 

というコンセプトの展覧会。

 

京都の町衆(裕福な商工業者)の一員として、さまざまな職種の工人(職人)たちと信仰と血縁を重ねて広範なネットワークを築いていた、という光悦。

 

能書(書の名人)としても知られ、さらに漆芸や陶芸、出版などさまざまな造形に関わったそう。

 

京都の町衆(裕福な商工業者)の一員として、さまざまな職種の工人(職人)たちと信仰と血縁を重ねて広範なネットワークを築いていた、という光悦。

 

舟橋蒔絵硯箱

舟橋蒔絵硯箱

本阿弥光悦作 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵

 

蒔絵の工芸品は、デザイン、意匠、用途、文学 全てが凝縮された それこそ 芸術の “宇宙”

 

後の時代(大正)の 民藝運動の活動家が提唱した “用の美” に通ずるものを感じます。

 

どれだけ長い月日が経っても色褪せない。

 

今展覧会の白眉

 

鶴下絵三十六歌仙和歌巻

鶴下絵三十六歌仙和歌巻

本阿弥光悦筆/俵屋宗達下絵 江戸時代・17世紀

京都国立博物館蔵

 

光悦 × 俵屋宗達、という究極のコラボ

 

鶴の群れが飛び立つさまは、まさに圧巻。

少し離れて鑑賞すると、鶴たちが光り輝いて 羽ばたいているかのよう。

 

光悦は能書(書の名人)としても知られ、さらに漆芸や陶芸、出版などさまざまな造形に関わったそう。

 

さぞや 風流な文化人だったことでしょう。

 

北大路魯山人、海原雄山(『美味しんぼ』)の原型かも。

 

東京都博物館

東京国立博物館 本館 中尊寺金色堂展 予告

 

2月18日 鑑賞


 

 

 

 

 

 

過去に たった1度だけ訪れた 新国立劇場。

その時 鑑賞したのは、たしか 松山バレエ団の 『白鳥の湖』。

 

新国立劇場 入口

 

どーやって行ったのかすら、すっかり忘れてしまっていた 新国立劇場。

 

恥を忍んで申し上げれば 私、今まで 新国立劇場バレエ団の公演、観たことなかった・・・

 

だって、

劇場行きずらそうな場所だし、

外来バレエの公演で懐も時間もいっぱいいっぱいだったし、

新国ウォッチャーだった NBSの 故・佐々木忠次さんが けちょんけちょんに言っておられたし・・・

 

しかし、このバレエだけは どこのバレエ団で上演しようと 是非観てみたかった作品。

 

新国立劇場

新国立劇場バレエ団『ホフマン物語』 全3幕

 

新国立劇場Ⅱ

 

オペラパレス案内

 

・・・といっても 初演ではないんだけど。

 

ジャック・オッフェンバック(1819 - 1880) の同名のオペラ作品の ピーター・ダレルによるバレエ作品(1972)。

 

19世紀 ドイツ・ロマン派の小説家 E.T.A. ホフマン 自身と、彼の小説に登場する女性たちとの恋愛遍歴。
 

機械人形、オリンピア (『砂男』より)

謎の病を患らう踊り子、アントニア (『顧問官クレスペル』より

※ オペラでは 胸を病んだ歌姫

ヴェネツィアの娼婦、ジュリエッタ (『失われた鏡像の物語』より)

 

そして、その全ての恋路を 様々な男に姿を変えて破滅させる悪魔ダーパテュート。

 

ホフマン物語 ACTⅠ

第1幕 オリンピア

 

スパランザーニによる精巧な人形、オリンピアに心奪われた 若きホフマン。

 

魔法のめがねをかけて彼女を見ると、 彼女は本当に生きている女性のよう。

スパランザーニにオリンピアへの求婚を願いでて 一緒に踊っている途中、魔法のめがねを外されると、人形はバラバラに崩壊。

 

バレエ 『コッペリア』 としても有名。

 

ホフマン物語 アントニア

第2幕 アントニア

 

謎の病により、踊ることを禁じられているアントニア。

ドクター・ミラクル による催眠術で、自分は素晴らしいバレリーナ、と信じ込まされてしまい・・・

 

ホフマン物語 ACTⅡ第2幕

 

幻想に魅入られたアントには、音楽家の父に師事するホフマンに 自分のために演奏してほしい、と懇願。

 

“死への舞踏” となってしまった舞。

やがて、アントニアはホフマンの腕の中で息絶えてしまう。

 

アントニア役の 小野絢子さん。

踊りへの抑えきれない情熱と、死を免れないはかなさ。

共に絶品。

 

ホフマン物語 ACTⅢ

第3幕 ジュリエッタ

 

歳を重ね、信仰生活に入った ホフマン。

悪魔 ダーパテュートのサロンで、彼による誘惑を全てはねつけるも、ヴェネツィアの高級娼婦、ジュリエッタに狂おしいまでに魅了されてしまう。

 

とうとう ホフマンは信仰を放棄してしまうが、鏡の中に自分の姿が映っていないことに気づき、自身の不滅の魂が失われたことを知る。

 

許しを乞い、祈るホフマンが再び鏡に映ると、ダーパテュートとジュリエッタが鏡の中へと消え去ってしまった。

 

第3幕の冒頭、『ホフマンの舟歌』 が流れだした途端、思わず 全身 鳥肌が立ってしまった。

 

ほとんど、この曲を聴きたくて観に来たようなバレエだし。

 

そういや、『Gaîté Parisienne / パリの歓び』(レオニード・マシーン 振付) の最後もこの曲。

 

怪しげで 幻想的な悪魔のサロン。

まるで、千夜一夜物語のオムニバスの世界のように幻想的。


ジュリエッタ役の 米沢唯さんの ミステリアスで妖艶な魅力、ホフマンならずとも魂を奪われてしまいそう。

 

観ているこちらまで ホフマンの怪奇小説の世界に取り憑かれてしまったかのように、どの章もとても魅力的。

 

次に再演されたら、ゼッタイ また観に行こう!!

 
ホフマン物語
 
キャスト表
 
フォトスポット
 
ホフマン物語Ⅱ
 
新国立劇場バレエ団 ダンサー
 
プリンシパルダンサーの面々
 
新国立劇場バレエ団 プリンシパル

 

やはり、劇場付きのカンパニーって、クオリティーが高い。

 

まぁ 経営面に関しちゃ 色々つっこみどころはあるんだろうけど、ダンサー & カンパニーの質の高さは “ナショナルバレエ” として何一つ恥じることない。

 

【ホフマン】奥村康祐 

【オリンピア】奥田花純 

【アントニア】小野絢子 

【ジュリエッタ】米沢 唯 

【リンドルフ ほか】中家正博

 

2月24日 新国立劇場 オペラパレス所見

 

 

劇場のロビーも 華やかにデコレーション

 

冬のフォトスポット

 

くるみ割り人形

 

くるみ割り人形 解説

 

紫苑物語

 

紫苑物語 解説

 

テラス

 

バルコニーも

 

テラスⅡ

 

テラスⅢ

 

YouTubeばぶチャンネルみてね!(^◎^)ばぶー 『ゴンドラの唄』秘話 最終章 ~バルカローレ~

 

 

ホフマニアダ ホフマンの物語

 

ホフマンが、現実世界と空想世界を行き来する姿を描いた ロシアのアニメ―ション。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月最後の日曜日(3/31)、半年ぶりの 女子会

 

昨年夏に開通した ライトライン(LRT)なるものに乗って、ちょこっとお出かけすることにしてみました。

 

待ち合わせの ベルモール の前にいたアルパカたち

 

アルパカ

 

この近くのステーションより

 

ライトライン

来たっ!

 

LRT ステーション

宇都宮大学陽東キャンパス

 

鬼怒川

車窓より 鬼怒川

 

清原という地区で下車し、ランチ会のカフェへ。

 

閑静な住宅街。菜の花が咲いていました。

 

菜の花

 

CAFE UNE 向かい側

すずらんみたいな可憐なお花

 

話題の カフェ ユンヌ

 

CAFE UNE 外観

CAFE UNE

 

 

CAFE UNE 外観

 

内部

 

CAFE UNE 内部

 

こじんまりとした 落ち着いた店内。 

 

CAFE UNE 内部

 

庭園

 

庭園

 

庭園

 

庭園

 

庭園

 

CAFE UNE 日本庭園

 

お食事

 

にんじんのポタージュ

キャロットスープ

 

小柱ときのこのキッシュセット

小柱ときのこのキッシュセット

 

バスクチーズケーキ

デザート;バスクチーズケーキ

 

せっかくなので、一往復してみることに

 

ライトライン

 

ライトライン

 

LRT 内部

車内


なかなか快適です。

 

終点 宇都宮駅内の PRONTO で一休み


さくらミルクティー

さくらミルクティー

 

残念ながら お目当ての桜は珍しく全然咲いていませんでした。

 

でもお天気で気持ち良かったです。


久々の全幕での鑑賞。

 

『マノン』全3幕

 

『世界バレエ・フェスティバル』とかで、パ・ド・ドゥ部分はよく上演するけど。

 

日本公演で観たのは ABTと英国ロイヤル・バレエだったし、まだ アレッサンドラ・フェリやシルヴィ・ギエムが踊っていた頃だったから、そうとう前。

 

フランスのロマン主義文学の代表作を、他ならぬ フランスの もとい 世界最高峰のバレエ団での上演。

 

オペラ座 日本ツアーの 上演プログラムが発表されたとき、思わず「待ってましたぁ~‼」と叫びそうになってしまってた。

 

振り付けたケネス・マクミランは、マノンのことを「悪徳にまみれた女」って評していたようだけど、まさに 男たちを破滅に追いやる “宿命の女”(ファムファタル/;femme fatale)

 

そして、本人は自分の “魔性” を何も自覚していない。

 

ケネス・マクミラン 最大のミューズだった アレッサンドラ・フェリは、マクミランから『マノン』を踊るように勧められたとき、「マノンという女性はよく分からない」って渋ったようだけど、

 

マクミランは、「それでいい。マノンは自分を分かっていない」と。

 

例えば、ビゼーのオペラに出てくる カルメンなんかは、どうすれば男を篭絡できるか、きっと “分かっている”

 

だけど、マノンは 男を誘惑している自覚はなく、本能におもむくまま。

 

若く魅力的で、でも貧しい青年(デ・グリュー)にほいほいくっついて行ったかた思えば、

金持ちだけど じーさん(ムッシューGM)に豪華な洋服や宝石を見せられたら、何の節操もなく ほいほい・・・

 

だからといって、底意地が悪いとか 性格が悪い、という類ではなく。オツムは弱そうだけど・・・

 

ちょっと個性的なマノンを演じていたのが、シルヴィ・ギエム。

 

シルヴィのマノンは 心奪われるものに くっついていく、というよりは、何でもかんでも 欲しいものを強欲に手に入れる、引き寄せる、というイメージだった。


まるで、不遇な幼少期を送っていた女性が、なりふり構わず欲しいものを手に入れて 上へのし上がっていくような。

 

正直 このバレエ作品、すっごく好きかって聞かれても「どちらかといえば」ていう感じだけど、

 

“このダンサーが踊れば” 是非、ていうのはある。

 

前出の アレッサンドラ・フェリ、シルヴィ・ギエム とか。

 

そして、今回は なんといっても デ・グリュー役の マチュー・ガニオ。

 

『オネーギン』もそうだったけど、ちょっと憂いを帯びたような 甘いマスク。

 

“Beau Ténébreux” (ボゥ・テネブルー/憂鬱な美青年)

とは、彼のためにある言葉じゃないかと思えるくらい。

 

マノン役は、ミリアム・ウルド=ブラーム。

 

私の大好きなダンサー!

・・・だけど、マノンていうイメージではないんだよなぁ・・・

どちらかといえば、お姫様ぽい イメージだし。

(ドロテ・ジルベール の方が、マノンの ニンに合っていたような気もする)

 

とはいえ、なかなか 全幕で組んだ作品を観ることがかなわなかった、マチューと踊る作品を引退前に観ることができたっ。

 

ずっと前、たしか マニュエル・ルグリのガラで、この二人が組んでいて、なんて フランス的な美男美女・・・とうっとりしてしまっていたから。

 

できれば『眠れる森の美女』とかで全幕観たかったかも。

 

ミリアムのマノン、この役を演じるダンサーにしては お上品に思っていたけど、一見 貴婦人ぽい雰囲気なのに 男から男へ渡り歩くことになんのためらいもない女性。

 

高級娼婦のような 近寄りがたさと堕落が同居したようなところが、この人らしさなのかも。

 

舞踊評論家の 長野由紀氏の言葉を借りれば、マノンは

「結局は誰のものにもならず、自分の人生と心中した」女性

(新書館/ダンスマガジン特集)

 

第1幕 の幕が上がってすぐ、女囚人たちが 引き連れられる場面があったけど、あれ、マノンの末路を暗示していたんだな、と・・・

 

東京文化会館 ホワイエ

 

パリ・オペラ座バレエ団 チャリティー・オークション

能登半島地震へのチャリティーオークション

 

パリ・オペラ座バレエ団 チャリティー

 

2月18日(日) soiree

東京文化会館所見

 

パリ・オペラ座バレエ団 白鳥の湖

 

「マノン」全3幕 

音楽:ジュール・マスネ

振付:ケネス・マクミラン

オーケストレーション・編曲:マーティン・イエーツ

原作:アベ・プレヴォー

装置・衣裳:ニコラス・ジョージアディス 

照明:ジョン・B.リード

 

マノン:ミリアム・ウルド=ブラーム

デ・グリュー:マチュー・ガニオ

レスコー:アンドレア・サリ

レスコーの愛人:エロイーズ・ブルドン

 

会場:東京文化会館(上野)

上演時間:約2時間45分(休憩2回含む)

予定 指揮:ピエール・デュムソー

演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 

YouTubeばぶチャンネルみてね!(^◎^)ばぶー シュツットガルト・バレエ団 2018年日本公演 『オネーギン』

YouTubeばぶチャンネルみてね!(^◎^)ばぶー パリ・オペラ座バレエ団2020年日本公演『オネーギン』全3幕

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼い頃から親しんできたアニメに関わる方が、立て続けに旅立ってしまった・・・

 

お二人とも、まだ 60代。

 

人生 100年時代ですよ・・・?

 

アラレちゃんの独特の挨拶が大流行していた 小学生の頃、

なぜか 私は 彼らの住む “ペンギン村” にとっても憧れてた。

 

のどかで、ほのぼのしていて、でも 何か楽しそうで・・・

 

アラレちゃん & 悟空

 

名前は知っていたけど、それだけだった『ドラゴンボール』に突如ハマったのは、TVで放送していたシリーズをたまたま見てから。

 

映画の方だったかも・・・

 

主人公が大人になって、父親になるアニメなんて、初めてだったし。

 

大好きだったシーン ↓

 

悟天&悟空 セル戦

悟空 & 悟天 セル戦

 

それからは 弟が買っていた『ジャンプ』を横取りしてむさぼるように読んでいたっけ。

 

その頃からだったかな・・・

『ジャンプ』に連載されていた漫画にハマりはじめたの。

 

『幽遊白書』『スラムダンク』

最近だと『鬼滅の刃』『呪術廻戦』

さすがに今は『週刊ジャンプ』は読まなくなったけど。

 

アニメ、ゲームに留まらず『ドラゴンクエスト』は、バレエにもなったほど。

 

バレエ ドラゴンクエスト

 

スターダンサーズ・バレエ団 『ドラゴンクエスト

 

ドラゴンクエスト

 

漫画家や声優って、そんなに 素顔を見る機会がないせいか、最初に声を聞いた頃のまま、ずっと そのままでいるような気がしてしまっている。

 

まるちゃんも、ランドセル背負って 黄色い帽子を被った小学生のまま。

 

声優さん変更して続けるのかな。

 

TARAKOさん以外の声なんて想像つかないけど。

 

カツオ(サザエさん)や ドラえもん の声もとっくに変わって、変わったことを忘れちゃってたくらいだから、いずれそうなるのかしら・・・

 

子ども時代の自分が親しんでいたり 縁のある方が亡くなってしまうと、自分の過去の一部も葬られてしまうような気がする。

 

こんな風に どんどん過去が消えていって、年を取っていくのかなぁ・・・

 

YouTubeばぶチャンネルみてね!(^◎^)ばぶー さよなら、まるちゃん