甘ずっぱい蜜の部屋

甘ずっぱい蜜の部屋

観劇(主にバレエ)&美術鑑賞&旅行&グルメ…などなど身辺雑記

こんにちは。ご訪問ありがとうございます。

どうそ ごゆっくり。

展覧会予告がでたとき、東京展の会場が 上野の森美術館 と知って失礼だけど やや 気分が萎えてしまった・・・

 

よい展覧会を催しているんだけど、なんかなぁ・・・

各展示室 暗くて狭くて こう言ってはなんだけど古い雑居ビルのような・・・

 

お化け出そう

 

美術館て “美の殿堂” 的なイメージだけど、そもそも 日本でそう呼べそうな美術館・博物館てなかなか思い当たらず。

 

とはいうものの、やはり この絵は観たくて行くことにした。

 

大ゴッホ展 上野の森美術館

大ゴッホ展 夜のカフェテラス

 

大ゴッホ展 上野の森美術館 ショップ前

 

最終日の前日(8/11)だったからか、当日券の窓口にずいぶん並んでいた。

 

日時指定のはずなんだけど、一体 何人の枠にしていたんだ!?

ていうくらい人ごちゃごちゃ。

 

よく 係の人が「空いている所からご鑑賞くださーい」 とか声掛けしてるけどさ、やっぱ何となく並んでいる順に観たいんだよね。

 

制作年とか 隣り合わせの絵画とか、関係あるんだろうな、と思うと。

 

2期に分かれて開催される この ゴッホ展。

第1期は、ミレーに傾倒していたオランダ時代の “農民画家” の頃から パリ→アルル へと変遷していく過程を紹介。

 

聖職者から画家を目指した頃のオランダ時代。

 

毎日汗水流して 手を泥だらけにして日々の糧を得る名もなき労働者を主題にしていたのは、まだ信仰の目を通して底辺に生きる農民や世の中を見つめていたのかも。

 

画面も “茶色い弁当” ならぬ “茶色い絵画”

 

ジャガイモを食べる人々

『ジャガイモを食べる人々』(1885年)

 

おそらく 必要な絵の具は茶系と黒だけで足りていたんじゃないかと思えるくらい。

 

後の アルルの太陽や麦畑などの 黄金に輝くような絵画に発展していくとは誰も想像できなかったんじゃない?

 

ゴッホが ゴッホらしくなってくるのは、やはり パリに来てから。

 

自画像

『自画像』(1887年)

 

カフェにて

『カフェにて』ピーエル=オーギュスト・ルノワール(1877年)

 

そして、唯一無二の画風へと飛躍していくのは 南仏とジャポニスムを知ってから。

 

パリ時代の やわらかな画風は <ゴッホ作> として観るとそれなりによいとは思うけど、

 

やはり キャンバスにのせられた絵の具が蠢いているようなアルル時代の絵が、この画家の描くべき画風に大成したように思える。

 

この絵のためにさらに行列に並ばされたけど、やっぱり観に行ってよかった ↓

 

フィンセント・ファン・ゴッホ 『夜のカフェテラス』

 

夜のカフェテラス 解説

 

テオへの手紙

 

『夜のカフェテラス』 フィンセント・ファン・ゴッホ

 

星空

 

写真や原寸大のパネルとかでも見る機会あったけど、やっぱり本物の絵画が放つオーラって、ある。

 

まるで 自分が石畳の夜道を歩いてカフェの明かりに吸い寄せられていくような気分。

 

行列 2~3回並んで 見入ってしまった。

 

私の中で一番好きなゴッホの絵は『ローヌ川の星月夜/La Nuit étoilée』(← 11月に都美のに来日)だけど、思わず こっちを昇格させようかと思ってしまった・・・

 

20年ぶりに来日した名画を鑑賞できて、せっかく 良い心持だったのに残念・・・というより無念だったのが、ショップ。

 

ここの美術館、ショップに行くのに一旦外に出るんだけど(それが面倒くさくて この美術館のイヤなことのひとつ)、この日はなんと 40分待ち。

 

都美の大英博物館展から立ちっぱなしで脚パンパンだったし、雨もちらついてきて、さすがに断念。

 

“展覧会限定オリジナルグッズ” とか ○○コラボ商品とか 購入するしないに関係なく興味あるけど、仕方ない。

 

いつか 円高になって 燃油サーチャージ下がったら またオランダ行ってみるか。

 

クレラー・ミュラーはまだ行ったことないし。

 

大ゴッホ展 上野の森美術館

 

2026年8月11日 鑑賞

 

第2期は 『アルルの跳ね橋』が 70年ぶりに来るのだとか。

 

シンシナティ美術館展

 

東京都美術館開館100周年記念

オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び

 

レンブラントからモネ、ゴッホ ハマー美術館展


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話題の展覧会を観に都美(東京都美術館)へ

 

大英博物館展 東京都美術館

 

開館100周年だって。

 

東京都美術館 開館100周年

東京都美術館

 

大英博物館 日本コレクション 百花繚乱

東京都美術館開館100周年記念 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱 〜海を越えた江戸絵画

 

“大英帝国” の世界観を凝縮したような 大英博物館 から日本美術にしぼった “お里帰り” の展覧会

 

≪解説より≫

「1753年に創立したイギリス・ロンドンの大英博物館は、世界を代表するミュージアムのひとつです。同館の日本美術コレクションは、海外では最も包括的なもののひとつと評されるほど量・質ともに充実しています。そのコレクション形成を支えてきたのは、ジャポニスムが流行した19世紀後半以来、海を隔てた異国の地・日本の文化に魅了された人々でした。数々の収集家や学芸員が築いたつながりは、国境や時代を越えて広がり、今日まで受け継がれています。本展では、4万点に及ぶ同館の日本コレクションから、イギリスから初里帰りの喜多川歌麿の貴重な肉筆画《文読む遊女》や円山応挙《虎の子渡し図屛風》、葛飾北斎《『万物絵本大全』版下絵》などを含む、江戸時代の屛風、掛軸、絵巻の絵画作品と、歌麿、写楽、北斎、広重など代表的な8人の浮世絵師による版画を中心に、優れた作品を厳選してご紹介いたします。さらに、同館が日本美術の収集・研究・保存の第一線で果たしてきた役割をたどります。それは、国際的な文化交流の歴史を振り返ると同時に、大英博物館に受け継がれてきた日本美術の名品と、今日を生きる私たちとのあいだに新たな対話をひらく機会ともなるでしょう。 」

 

明治時代 お雇い外国人として日本に滞在していた英国の知識人たちが収集したコレクションが核となって広まっていった日本美術

 

考古学から浮世絵まで 網羅的に集められていて この美術館の日本コレクションだけで日本美術の歴史が辿れそう

 

特に話題になっていたのが、かつて奈良の 談山(たんざん)神社にあって 日・英・米 と別れていった襖絵が集結した襖絵

 

実に 150年ぶり

 

狩野宗眼重信 《秋冬花鳥図襖》

 

狩野宗眼重信 『秋冬花鳥図襖』

狩野宗眼重信 《秋冬花鳥図襖》

 

狩野宗眼重信 『秋冬花鳥図襖』

 

狩野宗眼重信 《春景花鳥図襖》

 

狩野宗眼重信 『春景花鳥図襖』

狩野宗眼重信 《春景花鳥図襖》

 

狩野宗眼重信 『春景花鳥図襖』

 

狩野宗眼重信 『春景花鳥図襖』

 

狩野宗眼重信 『春景花鳥図襖』

 

『名所風俗図襖』

 

 

名所風俗図襖

名所風俗図襖

 

名所風俗図襖

 

名所風俗図襖

 

狩野宗眼重信 《琴棋書画仙人図襖》

 

名所風俗図襖

狩野宗眼重信 《琴棋書画仙人図襖》

 

狩野宗眼重信 『琴棋書画仙人図襖』

 

狩野宗眼重信 『琴棋書画仙人図襖』

 

日英米 襖絵の再会

 

日英米 襖絵の再会(地図)

 

日英米 襖絵の再会(解説)

 

宮越家

 

シアトル美術館

 

海を越えた襖絵、約150年ぶりの再会

 

まさに <奇跡> の再会

 

襖たちに魂があったら、お互いにどんな言葉をかけあっているかな・・・?

 

あと 浮世絵も。八大絵師(鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川豊国、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳)のほか肉筆画もこれでもか、というほど展示。

 

「大英博物館の浮世絵コレクション」てな感じで、これだけで 展覧会開けそう。

 

もっとじっくり観たかったけど、疲れた・・・

 

日本にあっても 国宝や重要文化財になりそうな美術が海外に散ってしまったことについては少し複雑な気もするけど、

 

彬子さまのご説明のとおり 戦争とかでかっさらわれたものではなく、当時の英国紳士 もとい 知識人たちに興味をもたれて収集され、海を渡った美術品たち。

 

もし、日本にいたままだったら 廃仏毀釈で損壊されてしまったり、戦争で焼失してしまっていたかもしれない。

 

世界の名だたる美術館・博物館に展示され、その国の人たちだけでなく、世界中から訪れる人々の目に触れられるのは名誉なこと。

 

鑑賞者に日本美術の 高度で繊細でありながらもダイナミックな技法、自然界の営みに人生観を照らし合わせた精神性を伝えてくれているはず。

 

彼らも立派な外交官。

 

海外へ行って 美術館・博物館に訪れても ここでわざわざ日本美術観なくても・・・って素通りするか割愛していまうことが多いから、一斉に里帰りして、まとめて鑑賞できて、とても感激。

 

大英博物館展 フォトスポット

フォトスポット

 

8月11日鑑賞(東京展 10月18日迄)

 

離ればなれの襖絵、150年ぶり「再会」 大英博物館展、25日開幕

 

彬子さまと巡る 大英博物館・日本美術コレクション


彬子さま「略奪されていったものではなく」海外流出の日本美術の意義語る

 

彬子さま「研究者として」NHK「日曜美術館」に出演「夢かなって、うれしゅうございます」

 

 

 

 

 

久々の 納涼歌舞伎

 

八月歌舞伎座

八月納涼歌舞伎

 

八月納涼歌舞伎 第三部

 

八月納涼歌舞伎 錦絵

 

八月 歌舞伎座

 

八月納涼歌舞伎 演目

 

歌舞伎座 正面

 

今回は第二部を鑑賞。

 

緞帳

 

「らくだ」四世片岡亀蔵を偲ぶ——落語をもとにした傑作喜劇

「鬼神のお松」伝説の女盗賊を描いた見応えある作品

 

両方 初めて観る演目

 

「らくだ」

<遊び人の手斧目の半次は、悪友の馬太郎が河豚にあたって死んだと聞かされます。通りかかったは紙屑買の久六は、弔いの金や酒肴を調達するため、半次に強引に頼まれて家主の夫婦のもとへ。しかしあっさり追い返され、妙案を思い付いた半次は馬太郎の亡き骸を久六に担がせ家主のもとへ押し掛け、死人に“カンカンノウ”を踊らせます。
 落語がもとの喜劇の傑作。せしめた酒で酔った久六が態度を一変、半次と立場が逆転し、馬太郎を担いで披露する踊りは抱腹絶倒の場面です。昨年11月に逝去した四世片岡亀蔵がたびたび演じた馬太郎は、圧倒的な存在感で魅了した当り役。>(解説より)

 

半次(松本幸四郎)と 久六(中村勘九郎)の掛け合いが絶妙!

 

すでに死体になっている馬太郎(片岡 市蔵)を後ろから支えて踊らせたり、その死体が 家主の女房おいく(笹野 高史)に覆いかぶさったり、

 

さらには 死んだ馬太郎が勝手に踊りだして 挙句の果てに生きた

半次を(自分がされたように)踊らせたり・・・

 

抱腹絶倒。

 

でも、演者たちだけで勝手に盛り上がっているドタバタの騒々しいコントにならないところが歌舞伎なんだな、と。

 

特に 紙屑買の久六の中村勘九郎。ほんのちょっとした仕草や目線だけで、“口と腹” の違いや内心の変化が面白いように伝わってくる。

 

お芝居なのかアドリブなのか分からないほど 楽しませてくれた父の 故・十八代目 中村勘三郎を思い出しちゃう。

 

「鬼神のお松」

<盲目の浪人・夏目四郎次郎に仕える妻のお松は、裏では大勢の手下を率いる女盗賊「鬼神のお松」の顔をもっています。夫が浪人に落ちぶれる原因となった主家の宝刀「暁丸」を奪い返すためです。ある日、お松は旅の武士を殺めますが、それが夫の兄だと知り驚愕。さらに夫が悪党に騙されて偽の宝刀を掴まされ、切腹を図ろうとします。夫を止め、本物の宝刀を巡りお松は古寺で奮戦しますが……。
 「日本三大盗賊」とされる鬼神のお松。本作では女盗賊・女房・母親の3つの顔を鮮やかに演じ分けます。お松が見せる夫への愛や我が子への母性愛など見どころの多い幕末に生まれた物語を、本興行では実に62年ぶり>(解説より)

 

鬼神のお松

 

この演目、七之助に演じてほしくて62年ぶりに復活させたんだろうと感じさせるほど 芸の幅・深みのあるお役。

 

暴漢に襲われそうになったときの儚げな娘

化けの皮をはいで旅の武士を殺して刀を奪う冷酷さ

目の見えない夫への献身

悪党と対峙するときも懐へ抱いていくほどの赤子へ愛情

主家の宝刀「暁丸」をとりもどした夫と ほんとうの許嫁、その二人に我が子を託して身を引こうとする自己犠牲と無償の愛

 

悪党と戦いながらも 赤子の鳴き声で瞬時に母親の表情になってしまうけど 幕切れ、ギャン泣きする我が子を「うるせいガキ」と悪態をつきながらも心を鬼にしようとする葛藤と苦悩の妙

 

まさに “鬼子母神”

 

坂東玉三郎丈も感じていたけど七之助って ちょっとクセのある女、妖力で人間を操るような超自然的な役がすごく似合うと思う。

 

是非 玉藻前(九尾の狐;『玉藻前曦袂(たまもまえあさひとたもと)』『玉藻前雲居晴衣(たまもまえくもいのはれぎぬ)』とか、

 

『芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)』の 葛の葉とか観てみたい。

 

八月納涼歌舞伎 出演者 サイン団扇

出演者サイン入り団扇

 

木挽町

木挽町

 

勧進帳 人形

 

歌舞伎タワーにて

 

顔はめ写真

 

もののけ姫.

もののけ姫

 

2026年8月8日(土) 第二部 所見

第二部

四世片岡亀蔵を偲んで

岡 鬼太郎 作

榎本滋民 改訂

眠駱駝物語

一、らくだ
  紙屑買久六
手斧目半次
家主女房おいく
糊売り婆おぎん
駱駝の馬太郎
家主佐兵衛
中村 勘九郎
松本 幸四郎
笹野 高史
中村 梅花
片岡 市蔵
坂東 彌十郎

百千鳥沖津白浪

二、鬼神のお松(きじんのおまつ)
  鬼神のお松
夏目四郎次郎
主水妹藤浪
下部柴平
茶屋女お福
盗賊小助実は木鼠
篠原一学
夏目四郎太郎
牧村主水
中村 七之助
尾上 右近
中村 米吉
中村 虎之介
中村 歌女之丞
中村 歌之助
中村 福之助
中村 歌昇
中村 扇雀

 


やっぱりねっ!

 

公私共々 これ以上ない真の “パートナー” “相棒” だったのでしょう。

 

ペアとして最初に組んだ時「雷が落ちた」というほどハマったらしいけど、アスリートとしてだけでなく人間同士として “出逢えた” とうことだったんだろうな。

 

お幸せにベル ウエディングドレス結婚指輪

 

 

りくりゅう 婚約

 

次は しょーま&まりん かな?

日伊修好通商条約締結160周年&シモネッタ歿後550年記念特別展 

イタリアと日本の文芸作品に描かれた美しきシモネッタ

 

美しきシモネッタ 展

 

とおい昔、イタリアに花開いた フィレンツェ・ルネサンスの文化に にわかに興味を持ち始めた頃、今みたいにネットやAIでさくさく調べられる時代じゃなくて、関連書籍(ふくろうシリーズとか)をあれこれ読んでいたら、一際 目を引く美しい女性の肖像が「丸紅株式会社所蔵」って表記されていて 丸紅ってあの丸紅!? とビックリした。

 

メディチ家の御曹司 ジュリアーノに見初められ メディチ家主催「ジョストラ(騎馬槍試合)」(1475年)で“美の女王”たうら若き乙女

 

『美しきシモネッタ』

シモネッタ・ヴェスプッチ(1453年2月6日 - 1476年4月26日)

 

詩人 ポリツィアーノは、『騎馬槍試合のためのスタンツェ』でシモネッタを称えて後世に残した。

 

「アモル(キューピッド)は首尾よく仕返しをするや、
  喜びいさんで闇の空をひとっ飛び、
  小さな兄弟たちの待つ
  母の領国(ヴィーナスの王国)にはや来たれり。
  そこではグラツィア(三美神)が楽しげに集い、
  ベルタ(美神)は髪を花冠で飾る。
  好色なゼフィロ(西風)の神はフローラ(女神)のあとを

  追い、緑なす草は咲きみだれる。

  ・・・陽気なプリマヴェーラ(春の女神)も欠けていない。
  彼女は金髪と縮れ毛をそよ風になびかせ、
  無数の花々で小さな花冠を結ぶ。
  アモルたちの母、美しきヴィーナスは
  その一団と子どもたちに囲まれている。
  ゼフィロ(西風)の神は草原を露でぬらし、
  数限りない甘美な香りをまき散らす。
  いたるところに飛びかい、田野を
  薔薇、百合、菫、などの花々でおおう。
  白、空色、淡黄、紅色、
  草原は花々の美しさで驚くばかり」(森田義之/訳)

 

詩人や画家にインスピレーションを与えるために地上に降臨し、わずか23歳で夭逝してしまった美のミューズ。

 

地球上に人間が誕生してから どれだけの人が生まれて死んでいったか知れないのに、死後 500年以上経った 遠い異国でも語り継がれるなんて、一体 どんな貴婦人だったんだろう・・・

 

西欧でとりわけ美しい国の 花の都の文芸復興のために天から遣わされて、まったく 老いを見せることはおろか想像すらもさせないまま昇天してしまった。

 

丸紅ギャラリーの至宝だろうけど、そうそうお出ましになることはないらしい。

 

展示されていた主な絵画はこれ1点。

 

あとは書籍とか、ルネサンス芸術に関するパネルとか。

 

シモネッタとジュリアーノの出逢いの場面

「シモネッタとジュリアーノの出逢いの場」

 

《プリマヴェーラ(春)》の解析:花々の意味

「プリマヴェーラ(春)」の解析;花々の意味

 

興味深かったのが、日本人作家 辻邦生 著の『春の戴冠』 という書物に関しての紹介。

 

『騎馬槍試合のための詩』とボッティチェリの《プリマヴェーラ(春)》に「不変の桜草の姿」を見た、ことで生まれた文学だそうで、『新潮』に 1972年1月号から全45回連載。

 

まだまだ シモネッタの虜になる芸術家・作家は後を絶たない様子。

 

2026年8月8日 鑑賞

 

丸紅ビル

 

丸紅

 

丸紅ビル

 

エントランスのシモネッタ

エントランスの大きなパネル

 

アメブロ プラトン・アカデミー

アメブロ ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美

アメブロ 魅惑のイタリア大紀行 ルネサンスとは何だったのか BS-TBS


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4年ぶりとなる 地元出身の世界的チェリストのリサイタル

 

宮田大 チェロリサイタル

栃木県総合文化センター開館35周年記念

宮田大チェロ・リサイタル2026 with ジュリアン・ジェルネ

 

県のホール開館35周年の記念イベントの一環

 

前回同様 最初のご挨拶で「客席には “大ちゃん、大ちゃん” とお声をかけてくれそうなお顔も」と。

 

幼少時代から成長を見守ってこられたお馴染みさんがいらしていたのかも。

 

今回は、フランスとアメリカの作曲家に焦点を当てたプログラム

 

・サン=サーンス:白鳥
・フォーレ:5つの歌
 秋/蝶々と花/ゆりかご(子守唄)/愛の歌/マンドリン
・サン=サーンス:チェロソナタ第1番
 1楽章 Allegro
 2楽章Andante tranquillo sostenuto
 3楽章Allegro moderato


・ガーシュウィン/小林幸太郎編曲:パリのアメリカ人
・ジョン・ウィリアムズ/山中惇史編曲:John Williams Fantasy Trip

 

サン=サーンスの 『白鳥(動物の謝肉祭)」は、バレエ『瀕死の白鳥』で使用されている音楽。

 

これは 是非1度ナマで聴いてみたかったので、大興奮!

 

バレエの舞台だと、どうしても踊りばかりに目がいってしまうけど、音楽もとても耳に心地よい

 

今までの人生で遭遇してきた 忘れえぬ美しい情景が浮かんでくるような旋律

 

チェロという楽器の魅力を最大限に堪能できる曲だと思う。

 

フォーレの『5つの歌』は本国フランスでもなかなか演奏する機会のない音楽なのだとか。

 

フォーレは大好きな作曲家。

 

私の中で 秋深まる季節にぴったりの音楽はフォーレの『ペレアスとメリザンド』

 

そして、私の知る全作曲家の『レクイエム』の中でも ダントツ1番好きな『レクイエム』もフォーレが作曲したもの。

 

私の葬送は、是非この曲でこの世とお別れしたいと切望しているので、エンディングノートにも太文字で記入するつもり。

(見送ってくれる人がいるかどうか分からないけど・・・)

 

マドレーヌ寺院
フォーレ『レクイエム』が初演されたマドレーヌ寺院(パリ)

2012年12月 撮影

 

第1部 フランス作曲の最後は サン=サーンスの チェロソナタ。

 

ヴァイオリン協奏曲の『序奏とロンド・カプリチオーソ』は有名で、フィギュアスケートのプログラムでもよく使用されて、たしか 羽生結弦は 清塚信也氏によるピアノ編曲版を披露していた。

 

チェロの曲はなかなか鑑賞する機会なかったけど、フランス的な洗練されたソナタ。

 

大ちゃん(失礼!)曰く「レンブラントの絵画のような光がさす情景」のような音楽、と。

 

第2部はアメリカ作曲家のプログラム

 

ガーシュウィン『パリのアメリカ人』は、作曲家本人がパリを訪れて町ぶらしていたときの様子を音楽にしたのだとか。

 

タクシーのクラクションを模したような効果音もあって、やっぱりヨーロッパ系の音楽とはちがう、思わず身体がスイングするような曲。

 

たしか ジョージ・バランシンのバレエ『Who Care's?』も何曲か入っている。

 

最後の『John Williams Fantasy Trip』は、ジョン・ウィリアムズが作曲したお馴染みの映画音楽(ジョーズ、スターウォーズ、ホームアローン、ET、ハリーポッター)を少しずつコラージュして 彼の映画音楽の世界を “旅” するという趣向。

 

どれもお馴染みの曲で、とっても楽しめた

 

宮田大 チェロリサイタル アンコール曲

アンコール

 

こちらのアンコール曲、大ちゃん(失礼!×2)にとって特別な音楽なのだそう。

 

いまは亡き おじいちゃま・おばあちゃまの想い出に浸れるそうで。

 

「大切な方に思いを馳せながら聴いて下さい」と。

 

コレ、れっきとしたバレエ音楽

 

バレエ絡みの楽曲をいっぱい演奏してくれて、大感激。

ありがとう、大ちゃん(失礼!×3)

 

開館35周年の ホール

 

栃木県総合文化センター 35周年

 

栃木県総合文化センター 35周年

 

大ちゃん(失礼!×4)は今年 40歳になるそうで「(開館したのは)ぼくが 5歳のとき」ですって。

 

栃木県総合文化センター 35周年

 

もぅ 40歳・・・

 

ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール(2009)で日本人初の優勝して一躍脚光をを浴びたけど、かなり若い というか少年時代から活躍していたから なんかピンとこないや。

 

音で旅をする、音で語り合う。チェリスト・宮田大が盟友ジュリアン・ジェルネを迎え故郷・栃木へ

 

演奏者紹介(Webより)

 

宮田大

2009年ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールにおいて、日本人として初めて優勝。これまでに参加した全てのコンクールで優勝を果たしている。その圧倒的な演奏は、作曲家や共演者からの支持が厚く、世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛され、日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げている。トーマス・ダウスゴー指揮、BBCスコティッシュ交響楽団との共演による「エルガー:チェロ協奏曲」の欧米盤が、欧州のクラシック界における権威のある賞の一つ「OPUS KLASSIK賞2021」を受賞するなど、海外からの評価も高まっている。スイスのジュネーヴ音楽院卒業、 ドイツのクロンベルク・アカデミー修了。使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1698年製A. ストラディヴァリウス“Cholmondeley”である。

 

ジュリアン・ジェルネ

ベルギーのナミュール生まれ。幼少より音楽を学び、ニース音楽院でピアノとバイオリンで一等賞を獲得。パリ国立高等音楽院でピアノを学び、高等教育学位を取得。07年エリザベート王妃国際音楽コンクールではセミファイナリストに選出される。03年リスボン国際ピアノ・コンクールでヴァンドーム賞を受賞。ラ・ロック=ダンテロン国際ピアノ音楽祭などフランスの数多くの音楽祭に出演。宮田大とは2009年以来、10年以上に渡って共演を重ねている。

 

2026年7月18日(土)

栃木県総合文化センター メインホール 鑑賞


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロイヤル・バレエ団の『ジゼル』は 1995年、2016年に次いで3回目。前回からちょうど10年。

 

英国ロイヤルバレエ団 日本公演 2026

英国ロイヤル・バレエ団 2026年日本公演

 

英国ロイヤルバレエ 2026『 ジゼル』

 

ピーター・ライト版の『ジゼル』は、とても素朴で牧歌的

 

ロマンティックバレエであっても 第1幕とかとても演劇色が濃くて、ちょっとしたマイムでも登場人物たちの会話が聞こえてきそう。

 

英国ロイヤル・バレエ団 『ジゼル』 第1幕

 

さすが、シェイクスピアの国のバレエ団。

 

それに 主役以外でもちょっとしたところの演出が絶妙。

 

例えば ジゼルの家に狩りの休憩に訪れた貴族の令嬢(バチルド姫)に ジゼルが小さな花束を差し出して歓迎したのに、姫は手に取ったブーケを “しょぼい花” とばかりに一瞥するとすぐお付きの女性に手渡して、そのお付きもすぐ後ろにいた村の青年に渡してしまって・・・

 

貴族の身分の人たちの 高慢さや贅沢が普通であることをそれとなく醸し出している。

 

タイトルロールは 日本人プリンシパルの 金子扶生さん。

 

どちらかというとミルタ(精霊 ウィリの女王)が似合いそうな 凜とした風情のあるダンサーだから、配役表見た時 ジゼルってイメージがあんまりわかなかったけど、だからこそ この鄙びた村では異質な存在の少女で、身分を隠した貴公子 アルブレヒトの目に止まったんだろうな、と思わせられる。

 

英国ロイヤル・バレエ団 2026 『ジゼル』 金子扶生

 

ジゼルに思いを寄せる森番;ヒラリオンは、実直で無骨だけど ジゼルの気持ちを無視して自分の想いをぶつけるだけ。

 

粗末な身なりに扮していても 女性が喜ぶ術を心得ていて、スマートにエスコートするアルブレヒトにジゼルが舞い上がってしまうのも無理はない。

 

アルブレヒトが実は貴族で バジルド姫の婚約者ということが暴かれたときも 怯むことなく二人の間に分け入って「あなた(バジルド)はこの人とどういう関係なの!?」と詰め寄っていた。

 

だけど・・・

 

森に棲まう 精霊(ウィリ)たちはこの結末を予見していたのかも。

 

婚約者がありながら 世間知らずの村娘の気を引くアルブレヒトを次なる餌食に見定めていたのかもしれない。

 

実際、ジゼルはアルブレヒトをや村の若者たちと戯れながらも なにかしらの気配を感じて ふと視線を宙にさまよわせるようなシーンが幾度となくあった。

 

第2幕 ピーター・ライトの解釈では、ジゼルの死因はアルブレヒトの裏切りによるショックでの “自死”

 

キリスト教における 大罪だから、正式な墓地には埋葬されず 精霊たちが蠢く森の中の簡素な墓に葬られた、と。

 

だから ヒラリオンもアルブレヒトも人目を避けて草木も眠る真夜中に墓参りしたのか・・・

 

ふたりの哀れな男 をウィリたちは見逃さなかったけど、半狂乱になって命乞いをするヒラリオンに対し、自らを殺そうとする精霊の女王に対しても敬意をはらうアルブレヒト。

 

アルブレヒト役;ワディム・ムンタギロフ の足さばきの美しいこと・・・

 

英国ロイヤル・バレエ団 『ジゼル』 Act2

 

そして、裏切られて 命を絶つきっかけとなった男に対しても 必死に守り抜いたジゼル。

 

キリスト教の禁忌を破って自ら命を絶った魂は その地に地縛し続けてしまうところを 自分を裏切った恋人を守り抜いたことでジゼルは昇天できたんだ、と納得できる。

 

ジゼルの魂は 肉体から離れた後、恋人に裏切られた絶望や悲しみなんかの負の感情は捨てて、楽しかった日々や喜びや愛だけを留めていたのかもしれない。

 

英国ロイヤル・バレエ団 『ジゼル』 第2幕


かつて ジゼルが当たり役だった アレッサンドラ・フェリがジゼルのテーマを “無償の愛” と語っていたのを思い出す。


フランスでバレエが隆盛を極めた時代に創られたロマンティックバレエのほとんどが消えてしまったけど『ジゼル』だけは現在でも世界中のバレエ団のレパートリーに入って 人気演目として踊り継がれているのは この普遍性の故かもしれない。

 

NHKホール エントランス

NHKホール ホワイエ

 

今回の公演は1961年の初来日から65年目とのことで、ロビーで

ロイヤル・ウィークエンド> を開催。

 

英国ロイヤルバレエ ロイヤルウィークエンド

 

ロイヤル・バレエ団至宝のダンサーゆかりの品や 過去の公演のポスター、来日公演に参加したダンサーのサインなどを展示

 

マーゴット・フォンティン 白鳥の湖

 

英国ロイヤルバレエ 不思議の国のアリス

 

英国ロイヤルバレエ 眠れる森の美女

英国ロイヤルバレエ 眠れる森の美女 オーロラ姫

 

英国ロイヤルバレエ団 芸術監督

 

英国ロイヤルバレエ団 ロイヤル・ウィークエンド

 

英国ロイヤルバレエ サイン

 

英国ロイヤルバレエ サイン

 

英国ロイヤルバレエ サイン

 

過去の来日公演ポスターも展示。懐かしい公演も。

 

英国ロイヤルバレエ 1987

最初に鑑賞した来日公演

 

絵国ロイヤルバレエ 1992

この写真、大のお気に入りで 切り抜いて飾ってたっけ

 

大入

 

2026年7月12日 マチネ NHKホール所見

 

振付:マリウス・プティパ

(ジャン・コラーリ、ジュール・ペローに基づく)

演出・追加振付:ピーター・ライト

音楽:アドルフ・アダン

編曲:ラース・ペイン

台本:テオフィル・ゴーティエ(ハインリヒ・ハイネに基づく)

美術・衣裳:ジョン・マクファーレン

照明:ジェニファー・ティプトン

照明再デザイン:デヴィッド・フィン

 

<配役>

ジゼル:金子扶生

 

アルブレヒト:ワディム・ムンタギロフ

 

ヒラリオン(森番):テオ・デュブロイル

 

第一幕

 

ウィルフリード(アルブレヒトの従者):エイデン・オブライエン

 

ベルタ(ジセルの母):クリスティーナ・アレスティス

 

クールラント公:トーマス・ホワイトヘッド

 

バチルド(その令嬢):ララ・ターク

 

狩りのリーダー:フィリップ・モーズリー

 

パ・ド・シス:崔 由姫、中尾太亮、

       ヴィオラ・パントゥーソ、リアム・ボスウェル、

       エラ・ニュートン・セヴァニーニ、ジョシュア・ユンカー

 

村人、廷臣:英国ロイヤル・バレエ団

 

第二幕

 

ミルタ(ウィリの女王):アネット・ブヴォリ

 

モイナ(ミルタのお付き):オリヴィア・カウリー

 

ズルマ(ミルタのお付き):ララ・ターク

 

ウィリたち:英国ロイヤル・バレエ団

 

指揮: マーティン・ゲオルギエフ

演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 

◆上演時間◆

第1幕 12:00-13:00

休憩     25分

第2幕 13:25-14:20

 

NHKホール

 

アメブロ ピーター・ライト版『ジゼル』

アメブロ 英国ロイヤル・バレエ団 『ジゼル』

 

エスプリ・ドゥ・ラ・ダンス

次回公演 <エスプリ・ドゥ・ラ・ダンス

 

 

若かりし頃、公演の度に劇場へ足を運んでいたダンサーの一人。


まだ 現役で踊っていたのね、とチョット驚いた。

 

最後に観てから 10年以上は経っているはず。

 

ルジマトフ JAPAN FINAL

ルジマトフ JAPAN FINAL

 

すでにご子息も マリィンスキー劇場バレエに所属するれっきとしたダンサー。

 

「ルジマトフ JAPAN FINAL」出演ダレル・ルジマトフ特別インタビュー

 

時の流れを感じてしまう・・・

 

ルジマトフを最初に観たのは たしか 1991年のマリィンスキー・バレエ団の来日公演

 

『海賊』全幕の アリの役だった。

 

当時 インターネットもなくて 専門誌からしか情報を得られなかったけど、それでも かなり話題にはなっていたから、当日の配役表でルジマトフの名前見つけて小さくガッツポーズしてた。

 

んで、有名なバリエーションの最初のシーン。

 

まるで 一陣の風に舞い上げられたかのように舞台に現れて 船の帆を張るが如く頭上高く片脚を後ろに上げてアラベスクのポーズを決めた瞬間、劇場がまるで大海原になってしまったようだった。

 

それ以降 『海賊』のアリはルジマトフの当たり役。

 

多分 日本公演ではしょっちゅうリクエストされて もしかしたらうんざりしていたかも!?

 

そのくらい素晴らしかった。

 

武道の高名な先生も著書の中でルジマトフの身体の使い方を 取り上げていた。

 

「[捻り] は滞空時間を延ばす

 

私の知る限りは、F・ルジマートフが [捻り] を得意とするダンサーの筆頭である。というか、非常に少ない例なのだ。

 

実は、ダンスの中でも、とりわけ [捻り] を伴う動き(1、2の例外を除きほとんど)持たないはずなのだ。

 

ところが、彼のジャンプを見ると、確かに骨盤の上と下で角度が切り替わっている。これはクラシック・バレエの中でもお馴染みのジャンプのひとつだと思うが、普通は骨盤と状態の向きは同一方向である(注;『ラ・バヤデール』マネージュの写真)。

 

ということは、ルジマートフは、“バレエとしては” 意味のないことをしていることになるのだろうか?

 

ひとつ考えられるのは、ジャンプの「滞空時間」である。ジャンプをした後にさらに [捻り] を加えると滞空時間が延びるのだ。

 

そこで、無意識のうちにか本来「型」のうえでは存在しない [捻り] が加わる、というふうにも考えられる。

 

しかし、よく注意すると、彼はジャンプだけではなくあらゆる動き、ポーズに [捻り] を加えていることに気がつく。

 

彼の [捻り] は「クセ」なのかもしれない。もちろん、それがあらゆる瞬間に、強烈に「ルジマートフ」という個性を刻印することは間違いないだろう。このダンディな、ナルシスティックなシルエットに数多くの女性が心を奪われるのだから。

 

 ダンスは、打ったり投げたりする対象物(ボールなどのパワーを出すべき対象)を持たないが、 [捻り] の動きは、見た目に訴える「力強さ」「緊張感」を生む。

 

ルジマートフのような引き絞った [捻り] は、玉三郎の柔らかく軽い [捻り] と対照的ではないだろうか。「力強さ」と「優雅さ」、 [捻り] のカバーする範囲は広く深い。文字通りフレキシブル、「柔軟」なのだ。

 

 また、ルジマートフのように見事な [捻り] は身体の中心軸、サイドのラインを際立たせ、踊るシルエットがくっきりと強く印象づけられる。

 

これは玉三郎にも当てはまるが、彼の場合は、どこまでも柔らかな女形のシルエットに凛とした「芯」(=存在感)を与える、と言えないだろうか。

 

 [捻り] はダンスでは稀であると言ったが、よく考えるとフラメンコはルジマートフのそれとよく似た [捻り] が特徴的である。

 

まさにダンディズムと陰影のある情熱のダンスにはルジマートフの個性と通じるものがあるように思えるのだが、どうだろうか。」

『スーパーボディを読む』伊藤昇/著(マガジンハウス)1998年

 

かつて、かれの踊る『バクチ』(モーリス・ベジャール振付)を観たとき、舞台上で座禅を組んで坐しているだけなのに、身体から焔のようなエネルギーが絶えずほとばしっているように見えて、手前で踊っている女性ダンサーそっちのけでガン見していた。

 

ネコ科のようなしなやかさと俊敏さを持ち合わせた野性的な雰囲気で、とにかく(演じるというより)“踊り” で魅せるダンサーだと思う。

 

だから、正直 王子様や貴公子とはちょっと違う気がして、ザ・バレエ的な全幕作品はほとんど観なかった。

 

それに関しちゃ ちょっと、というかかなり後悔している。

 

だけど ワツラフ・ニジンスキーが当たり役としていた『シェヘラザード』の黄金の奴隷とかは、すごい似合っていて 彼のために創られたんじゃないかと思ったほど。

 

こういう エキゾチックな役柄とか、彼の個性を際立たせられる小品(『タンゴ』とか)で観たかったから、ガラ公演がほとんどだったし。

 

FINAL と銘打った今回の公演で この日 ルジマトフが踊った演目は、

「王は踊る」N.アンドロソフ振付

「牧神の午後」F.ルジマトフ改訂振付

「ボレロ」N.アンドロソフ振付

 

かつてのように 空を切り裂くようなジャンプや回転を披露することはなかったけど、体中の筋肉の全細胞がひとつもお休みしていないようなキレ味は変わりなかった。

 

篝火のようなセットに囲まれて踊った『ボレロ』、まるで 何かの儀式のようなシャーマニスティックは雰囲気が漂っていて、ああこれがルジマトフだ!と瞼に焼きつけた。

 

現在活躍している舞踊家たちの中で ルジマトフのタイプに匹敵するような人、ちょっと思いつかない。

 

唯一無二のダンサー。

 

カーテンコール

 

フィナーレ(撮影OK)

 

カーテンコール

 

祝花

 

ルジマトフ JAPAN FINAL

 

ルジマトフ JAPAN FINAL

 

ルジマトフ JAPAN FINAL

 

ルジマトフ JAPAN FINAL

 

ルジマトフ JAPAN FINAL

 

ルジマトフ JAPAN FINAL

 

久しく訪れていなかった 新宿文化センター

 

新宿文化センター

 

場所全く覚えていなくてあせった

 

公園.jpg

 

2026年6月17日 マチネ所見

 

アメブロ サッカーに “武道” を取り入れてみては? ~素人の妄想


 

 

 

 

 

 

 

 

 

祝 スペイン

 

The FIFA World Cup 2026 スペイン優勝

 

W杯 全8試合1失点は史上最少だとか。

 

この “無敵艦隊” に前回の W杯グループリーグでは日本勝ったのにね。

 

4強のチームが FIFAランキング1~4位、決勝2チームが 1,2位

 

やっぱり実力があるチームは きっちり上がっていくんだ・・・

 

アルゼンチン悔しいだろうけど 2大会連続で決勝まで勝ち上がってるし。

 

日本はまたもや決勝T初戦敗退だっていうのに。

 

そういや、遠い昔 日本が初めてW杯に出場した 1998年フランス大会、一番最初の対戦相手がアルゼンチンだったっけ。

 

当時 決定力不足とか散々言われていたけど、それでも 強豪相手に1点差負けだったんだよね。

 

あの大会の後、中田英寿がイタリアのセリエAのクラブに入団するってすごい話題になっていたけど、今や 代表チームのほとんどが欧州組。

 

飛躍的に進化した・・・らしいんだけど、いつになったら決勝T “次戦” 見せてくれんの?

 

さすがに もぅ “負けたけどいい試合だった” “感動をありがとう” と吹っ切れない。

 

前回くらいまでは 日本チームの試合内容を褒めている海外記事ググってちょっと気分よくなっていたけど、今回はあえて辛辣な記事を探してしまっている。

 

サムライたちには何が足りなくて 何が必要なのか・・・

 

ホントの強豪国が負けちゃったら、いくら試合内容がよくて礼儀正しくてロッカー綺麗にしたって 結果しか評価されずボコられまくるだろうし。

 

慰めみたいな記事書かれんの、やっぱまだ新興国なのかな。

 

識者の人たちは、あとは “個” の力、ていうけど、“個” の何?

フィジカル? 技術? メンタル? 経験?

 

とはいうものの、今大会はあまりにツキがなさすぎた。

 

主力選手が怪我で招集されなかったり、離脱したり。

 

グループステージ何位で突破しても 初戦がブラジルかモロッコかフランス

 

審判も なんか日本に対して辛めだったような・・・

 

“運も実力の内” とはいっても、くじ引きみたいなのはいかんともしがたい。

 

1回 決勝T勝てば 呪縛が解けてポンポンと勝ち上がってくれるんじゃないかな、なんて期待したいけど。

 

アフリカや聞いたことない国(カーボベルデ)、この国 今までW杯出てたっけ?という国(ノルウェー)が活躍しているのに、アジアのお粗末なこと・・・

 

“中東の笛” なんて姑息なことしていたらいつまでたってもサッカー三流大陸のままってコト、学んでくれたかな。

 

どーせやるなら FIFA会長にレッドカード撤回させるくらい大胆なことやってみれば? それはそれで問題だけどさ。

 

サッカーほど 複雑でエキサイトするスポーツってないと思うんだけど、だんだん 商業的・政治色が滲み出てきてオリンピックみたいにきな臭くなってきちゃった気がする。

 

The FIFA World Cup 2026 スペイン優勝

The FIFA World Cup 2026

 

中村敬斗選手

 

歴代の代表選手も イケメンそこそこいたけど、群を抜いている❣

 

中村敬斗が快挙!「W杯貴公子ランキング」で忖度なしの2位 南米大手調査会社が発表

 

中村敬斗選手 アンバサダー就任

 

クリロナより全然カッコイイじゃん!

 

中村敬斗 トークイベント

 

もっと勝ち進んでいたら、もっとテレビに映っていたのに・・・

 

中村敬斗 一日広報官

 

そこらの俳優やタレントより 断然 美男子!!

 

中村敬斗 一日広報官

 

無双やん・・・恋の矢

 

39歳メッシ19歳ヤマルと抱き合い称賛 19年前赤ちゃんのヤマルと写真撮影

 

【W杯】決勝後に「今大会のヒーロー」現る!19歳ヤマルの弟・ケインくんがピッチで大暴れ

開館50周年を迎えた SOMPO美術館へ

 

SOMPO美術館 ブータン展

 

ウジェーヌ・ブータン展

SOMPO美術館 開館50周年記念 ウジェーヌ・ブーダン展

― 瞬間の美学、光の探求

 

≪解説≫

「印象派の先駆者」と呼ばれる画家ウジェーヌ・ブーダン(1824-1898)の、日本では約30年ぶりとなる展覧会です。空や雲、海景、牛の群れなどを瑞々しい色彩と軽快な筆致で描き出したその作品は、故郷であるフランス北部のノルマンディーをはじめとする各地の光と大気の様子を見事にとらえています。

 戸外制作を重視し、移ろいゆく自然現象の「瞬間」に向き合うその態度は、若きクロード・モネ(1840-1926)を開眼させ、やがて印象派の誕生へとつながってゆくのです。 

 海の情景を描いた「海景画」と共に語られることの多いブーダンですが、その魅力はそれだけにとどまりません。油彩・素描・パステル・版画を中心に約100点で構成する本展では、人物や建築モティーフなどにも焦点を当てつつ、フランス近代風景画の発展に大きく寄与したブーダンの魅力を、新たな視点で問い直します。

 

ウジェーヌ・ブータン展 入口

 

ウジェーヌ・ブータン

 

<ノルマンディーの海辺を描いた「海景画」がよく知られていますが、それだけはありません。8つの切り口―「海景」「空」「風景」「建築」「動物」「人物」「素描」「版画」―を通じ、ブーダンの魅力を多角的に再考> というコンセプト

 

“弟子” であったクロード・モネの方がすっかり有名になってしまい、ブータンの展覧会は約30年ぶりだとか。

 

ウジェーヌ・ブータン 『海景』

ウジェーヌ・ブータン 『海景』

 

ウジェーヌ・ブータン 『埠頭の帆船』

ウジェーヌ・ブータン 『埠頭の帆船』 解説

 

展示作品の多くが 海・空・雲 をモチーフに描いた絵画

 

カミーユ・コローやシャルル・ボードレールをして「空の王者」と呼ばれたというブータン。

 

特に 空に浮かぶ雲の濃淡は 雲の種類、地表からの距離、風の流れ具合をも感じさせる、一期一会の情景を描いているみたい。

 

ブータンの故郷 オンフルール

 

ブータンの制作地

 

サン=シメオン農場

 

ヨンキント

 

ウジェーヌ・ブータン 『オンフルール、港、朝の効果』

ウジェーヌ・ブータン 『オンフルール、港、朝の効果』 解説

 

ウジェーヌ・ブータン展

 

ウジェーヌ・ブータン展

 

正直今まで ブータンといえば コレ、的な絵は何も思い浮かばなかったけど、展示されている絵を観ていくと(この絵は 誰それの ○○の絵に似ている!? )のようなデジャヴ感を感じる絵がいくつかあった。

 

後の 印象派の画家たちのインスピレーションを刺激した絵画だったのかも。

 

2026年6月17日 鑑賞