最後の基礎研修プログラム。
架空の企業の現行業務から課題点とその原因、解決策を考えて、システムによってそれを実現する提案をする。
準備段階として説明用のパワーポイントを作成し、本番はそのパワーポイントをつかってご説明する。


ご説明差し上げるのは企画課長、技術課長、取締役の3名。
企画課長は現行業務の課題・原因・解決策と、それを実現するシステムの導入効果を知りたがっている。
技術課長は、システムを実現する技術要素を知りたがっている。
取締役は、システム導入によって経営の観点から見て得られるものを知りたがっている。


三名が知りたいことは三者三様であり、それぞれが求めるものをご説明しなければならない。
当たり前だと言われそうだが、これがなかなか難しいものだ。
システムの全体図を作った後に、それぞれの興味ある部分を相手によってアレンジしなければならない。


要は、お客様目線に立って考えなければならないと言うことだろう。
ご説明のときに質問が来たならば、何故その人はそのような質問をしたのか考えてみる。
どういうことを望んでいるのか、どういう意図で質問したかなどを考えて、相手の望む答えを返す。
この場合の「相手の望む答え」とは、相手に媚びへつらえという意味ではない。
質問の裏にある、不安や心配事を払拭してあげられるかや、相手の関心事に絡めて返答すると言うことだと思う。


今回、システムの提案をするという事を実践する研修であったが、つくづく思ったのは、システム化は目的ではなく手段だと言うことだ。
相手のお客様は「売上高○○円以上」を目標に掲げています。
それにはこういったシステムを導入することで目標達成をご支援できますよ、と言った具合に。


そりゃそうだ。
別にお客様はシステムが欲しいんじゃない、目標を達成する方法が欲しいわけだものね。
その一つのやり方としてシステムを提案しますよ、ということに過ぎないのだから。
お客様目線に立つことの重要性を、コレでもかと言うほど学んだ4日間であった。


4日間本当に色々あった。
慣れないプレゼンで言いたいこともうまく言えず、相手にご納得いただけないのが口惜しい時もあった。
自分のコミュニケーション能力の低さを呪いたくなる時もあった。
こちらの考えと相手の考えの違いに往生したプレゼンもあった。
どうにもよくわからない課題をいただいて往生して同期や同じグループの人間に聞いたりもした。
初日からいきなりマイナス評価なことをしでかして、一時はどうなるかとも思ったが、本当にいい経験をさせてもらったと思う。


ハッキリ言って至らない点があまりにも多く、改善していかなければならない事が山積みではある。
が、多くの気付きを与えてくれた4日間であった。

ジョジョの奇妙な冒険というマンガがある。
特濃の画風、珍妙なポージング、奇怪な台詞回し、ありえない擬音・・・どれをとっても非常にクセの強いマンガである。


このマンガでの概念に、「スタンド」と呼ばれるものがある。
作中での説明を引き合いに出すと、
「生命エネルギーが生み出すパワーある実像(ヴィジョン)」だそうだ。


つまりスタンドとは、超能力を持った背後霊みたいなもの、というのが一番わかりやすい説明になるのかもしれない。


この「スタンド」にはそれぞれ超能力のようなものを持っている。
炎を自在に操れるだとか、時間を数秒間止められるとか、触れたものを爆弾に変えるとか、様々な能力を一人一つ持っている。
このスタンドの特性を活かしつつ戦うという頭脳バトル。
これこそ、ジョジョの魅力である。


さて、このスタンドにはそれぞれに名前がついています。
合計すると60以上の様々なスタンドが登場し、物語を彩った。
エアロスミス、メタリカ、ローリングストーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーなどなど・・・


上で挙げた例でお気づきの方もいらっしゃるだろうが、ジョジョに出てくるスタンド名は洋楽のバンド名や曲名に由来するものが非常に多いのである。


洋楽が好きな人はたくさんいるだろうが、ジョジョから洋楽を聞き出すなんて輩はそう多くは無いはずだ。
そこでボクは「ジョジョからの洋楽入門」と称し、洋楽に手を出してみることを思い立った。


さて、まずは何を聞こうか?
ジョジョのスタンドを調べてみると、どうやら同一アーティストの曲名から何曲かつかっているケースがあることがわかった。

キラークィーン
シアーハートアタック
アナザーワン・バイツァダスト
ボヘミアン・ラプソディ
メイド・イン・ヘブン

これら5つである。
さてこのアーティストは誰でしょう?



答えはクィーンである。
日本でも数年前に流行りましたね。
曲名聞いてもピンとは来ないやもしれませんが、日本では「I was born to love you」が一番有名かな?
キムタクの「プライド」っていうドラマの主題歌だった曲。
あとの曲は名前までは知られていないでしょうが、キラークィーンとボヘミアンラプソディーはCMとかでも流れていたので、聞けばわかるといった塩梅でしょう。


曲を聴きながら、
「ああ、このスタンドはこんな特殊能力をもってたっけ。」
なんてマニアくさい楽しみ方をしていましたが、クィーンの曲は名曲揃いだと素直を感心した。
なんと言ってもフレディ・マーキュリーの抜群の歌唱力と表現力に舌を巻く。
ブラボー!おお・・・ブラボー!


個人的に気に入ったのが2曲。
一つが「Don't stop me now」である。
ナイナイの岡村や梨花が踊っている、ビールのCMソングだ。
実にテンポが軽快で心地よい高揚感を味わえる。

もう一つはボヘミアン・ラプソディ。
歌詞が結構衝撃的で興味深い。


名曲との出会いというものは非常に嬉しいものだ。
心をワクワクさせてくれる。
こんな機会を与えてくれたジョジョに感謝。



この日曜と月曜を利用し、大坂に部屋を探しに行ってきた。
10月末に転勤が決まり、大坂で住む場所を確保せねばならなかったわけだ。
しかし家を借りるというのは、ビッグマネーが動く一大事、軽々とは決められない。

そこでボクは一大プロジェクトを立案した。
その名も、
「プロジェクトI(家探し)~探索者~」
である。
ではダイジェストでどうぞ。


突如舞い降りた此花への転勤。


大坂での安全な住居を確保せよ!


大坂に対し、全く無知の俗物。


襲いかかる大坂の住宅事情。
「ミナミは危険だ」


何件かの不動産屋へで条件に合う物件を探す。


不動産屋が、部屋の条件を聞く。


ボクは言う。
「家賃6万まで、セパレート、2階以上、駅近、窓は南向き…」


業者は言う。
「そんだけの条件満たす物件だと家賃6万越えますよ!」


ボクは言うてやった。
「なんぼまでまかる?」
指で¥マークを作りながら。


これを延々繰り返し、ようやく部屋が決まった。
多少の妥協はあったが、まあ悪くはない物件だ。
取り立てていい物件でもないが。

とりあえず向こうでの住宅面の心配は一応解消された。
これで後顧の憂いなく研修に打ち込めるってヤツだ。

打ち込めるハズだ。


多分…
一日千秋の日々を乗り越え、配属決定の日が到来した!
色めきたつ同期達!
和歌山か鹿島でほぼ確定と、自分の運命を半ば覚悟する俗物。
はたして結果やいかに!?
様々な思惑が交差する中、ついに配属先通知の個別面談の幕が静かに切って落とされた・・・


朝から皆、集中を欠いていた。
ハッキリ言って、研修の課題に集中できないような状態だ。
だがボクはなかば自分の結果が予想できていた。
このままでは、配属先決定で高揚している皆との温度差が生じてしまうので、ボクは一つのゲームを始める。

その名も「配属先トトカルチョ」。
まぁ簡単に言うと同期の配属先予想ですわ。
どこに何人配属かという情報は事前に入手済み。
さぁ、Let's トトカルチョ!

・・・低俗だとお思いですか?
いいじゃないですか、そんな非難がましい目で見ないで下さい。
これはもはや結果が半ばわかってしまっているボクの、せめてもの慰みってヤツです。
予想を書いて同期の面談が終わるのを待つ。
一応自分は和歌山予想。


その頃には同期内のチャットはてんやわんやの大騒ぎ。
黒船でも来たのか?と聞きたくなるほど皆チャットで配属先について会話。
カイジやアカギよりも「ざわざわ・・・」という擬音が強烈だったに違いない。


時間は刻々と過ぎ一人、また一人と同期の面談は終わっていく。
それぞれに配属先はどこか聞き、トトカルチョの答え合わせ。
序盤はいい感じに予想が的中している、良し良し。
ところが中盤から予想がやや乱れ始める。
くそ、深読みしすぎたか・・・!

同期の一人が配属先の決定に納得がいかなかったのか、30分も会議室で粘るという一幕がありましたが、それ以外は何事も無く滞りなく進行。


そしてボクの番。
すでにこの段階で鹿島の枠は埋まっていた。
和歌山ね、トトカルチョの予想通りだな・・・と自嘲の笑みをうかべつつ所属長の待つ会議室に入る。
開口一番「ボク和歌山ですよね?」と先走りしそうになるのを必死でこらえた。
やれやれだぜ。


が、所属長の口からは予想もつかない言葉が出てきた。




「俗物さんは此花事業所に配属になります。」


・・・・・あれ?


「え、此花・・・ですか?」

ボクはかなり素っ頓狂な顔をしていたのかもしれない。
所属長は、


「そうです、希望通りではなかったですか?」
と実に平然とした面持ちで言った。


ボクはこの思いもよらない配属先に、アニメ「中華一番!」のキャラクターのように、ただただアホみたいに驚いていた。
もう頭の中では火山が大噴火、海からは大津波が押し寄せていた。


此花・・・しかしこれは予想だにしなかった。
絶対に鹿島か和歌山しかありえないと思ってそれ以上考えなかったし、同期も同じ意見だったはずだ。


何だか釈然としないまま面談終了。
もうずっと首傾げっぱなしだ。
阿藤快並に「なんだかな~」を連発。


その後もサプライズ配属は続き、結局トトカルチョは14人中8人正解というかなり微妙な結果を残してしまった。
ああもう、他の人が一喜一憂しているの傍観して楽しもうと思ってたのに、自分がありえんくらい驚いてもたわ。

しかし手放しで喜べんぞコレ。


此花の配属はボク一人。
つまり此花での今年の新入社員のイメージはボクが作ってしまうことになる。
ボクのような畑で腐って、ハエすらたからないカボチャのような人間が、である。
それにまた新しい配属先で一から人間関係築かなアカンし。
あな、おそろしや。

大阪配属だと浮かれている場合じゃないぞコレ。


まぁ今日言いたいことを集約すると、

阿藤快は「海」を「快」に変えてなんか意味があったのか?ということ。
一体どうやねん。
今日の出来事。
それは本来先週到来するはずだったもの。
もしかしたら入社したときから待っていた、と言ってもけして差し支えないのかもしれないもの。
まるでお預けを命じられた犬のように、ただただ舌なめずりをしながら今日という日を待っていたのかもしれません。


ボク達が待ち続けたもの、それは配属先の決定です。
本来は、先週の水曜に決定するはずだったのですが、どうやらお偉方の会議で全員分の配属先が決まらなかったらしく、次週に持ち越しとなりました。

一週持ち越しになり、ボク達の焦がれる思いは一層強くなりました。
胸が締め付けられんほどの焦燥の気持ち。
しかしその一方で、結果を知りたくないという相反する思い。
はやく知りたいという気持ちと知りたくない気持ち、この心の葛藤が溶け合って絡み合う・・・
形容し難い心持での一週間でした。


その間、会社内では様々な情報が錯綜しました。
どこそこの事業所は今年は何人とるだとか、こういう人材を欲しがっているだとか、信憑性のあるものから憶測だけの情報まで実に様々だ。
そしてそんな情報の一つ一つに、同期内では驚愕や嘆きの声が上がるのだった。


そういった情報発信源はいつも同じ。
会社の喫煙室である。
同期の喫煙者は、喫煙室で所属長や事業所のお偉いさんと話をする機会があるのだ。
喫煙室は、煙草を吸うものにとっての休憩室。
そんなリラックスできる空間だから、自然と口も軽くなるのかもしれない。
何気ないボヤキから、重要事項まで聞くことが出来る秘密の花園、それが喫煙室なのだ。


情報が黄金の価値を持つこの時代、淘汰されてきている喫煙者が肩を寄せる場にこそ、黄金の情報が溢れているとは何とも皮肉なものだ。
今は世界的に禁煙ブームであるが、それがむしろ喫煙者間の連携や結束を強めているのかもしれない。
喫煙室では普段は絡む機会の無い人間とも絡むチャンスが生まれる。
新たな「何か」を発見できるかもしれない。
そう考えると、煙草もあながち害をなすものとは言い切れないかもしれない。


そんな喫煙室情報を喫煙者からまわしてもらい、認めたくない恐ろしい事実までわかってしまった。
東京本社の配属は今年は無いらしい。
同期の半数が東京本社希望なので、この情報には電撃が走った。
骨が透けて見えるくらい、黒焦げになってアフロヘアーになるくらいのすさまじい衝撃だった。
ボクも東京を希望勤務地に挙げていたのでこの情報には驚いた。
一体どうなるのだろう、と先行きが不安になったものだ。


ボクは勤務希望地を東京と関西で出していた。
まかり間違っても鹿島に行くのは御免こうむる。
先日鹿島事業所に見学に行ったが、まわりには本当に何も無かった。
ボクの地元も田舎だが、それをはるかに凌駕するレベルであった。
最強レベルの田舎オーラが前面に漂っていた。
こんなところで休日なにをすればいいんだ・・・


しかし事前情報を集め、誰がどこに配属になるかと考えれば、悲しいかなボクもしっかり候補者なのだ。
とにかく、絶望しないようにただただ冷静に鹿島に行っても構わない覚悟だけは決めておく。


配属先の候補は鹿島、尼崎、此花、淀屋橋、和歌山、小倉の6箇所。
冷静に判断すると、ボクは鹿島か和歌山のどちらか。
どちらも周りに何も無い僻地で、車がなければ生活も成り立たない場所だ。
どう考えてもこの二つが現実的で妥当なボクの配属先なのだ。

どっちに行ってもいいよう、覚悟を決めておいた。
そしてその結果・・・!


・・・長くなったので続きは次回。

今日は東京から茨城まで行ってきました。
朝からバスに乗って茨城の某巨大製鉄所の見学のために。
ボク達の配属先にもなるやも知れぬ、いや、配属先の急先鋒と言ってもいいかもしれない場所です。
やはり一度は現場を見なければならない、ということなのでしょう。
・・・今後ずっとここに来ることになるかもしれませんけど。


行ってみて思ったのですが、想像以上に周りに何も無い&製鉄所が広大。
なにしろ東京ドーム300個分、ディズニーランド12個分の広さだと言うのだから只者ではありませんよダンナ。
広すぎて見学中の移動はタクシーを使わなければならないほどですから、もう訳がわかりませんね。


製鉄所内は異様な熱気と湿度、そして鉄の溶ける独特のにおい。
少々懐かしさすら感じた。

僕の実家はコンクリート屋なので、夏休みになるたびに工場の手伝いをしていたものです。
そのときの感覚に非常によく似ていた。
コンクリートをつくるときには、工場はかなり湿度が高い。
それにコンクリートの骨組みは、針金を溶接して形をつくるので、工場は鉄が溶ける臭いがするのです。
ああ、結局ボクはこういうところに縁があるのね。


それからシステムの説明を受けました。
一回システムを止めると多大な損失が出るので、いかにシステムを落とさないかということが非常に重要である、と工場の方はおっしゃられていた。
ああ、現場でこうやって頑張っていてくれるからこそ、本社や顧客が安心して仕事をできると言えるのでしょう。


問題を起こさせないように全力を尽くす現場の人達の、絶え間ない努力にこの日気付かされました。
やはり現場の人間はグレートだぜ。



この間の金曜日、またも同期と朝までコースを歩んでしまった。
ルパン三世の石川五右衛門の「またつまらぬ物を斬ってしまった・・・」というカンジでしょうか。
でもね、こういう生活は流石にいかんと思うわけですよ。
青春の無駄だし、何より体がついて行かない。

心と体の乖離が激しくて最近驚愕しているんですが、これが老いというものなのでしょうか。
まぁ甘んじて受け入れるのも良し、それに抗うもまた良し。
自分の限界を知るのもまた大切ですね。


そんなわけで、今週も相も変わらず自堕落で非生産的な週末。
昼に起き、ボケっとしながらとりあえず「アッコにおまかせ!」を見る。
和田アキ子は番組の進行を峰竜太とかに「おまかせ」しすぎだろ、と心の中でツッコミをいれつつ、昼下がりの一時。


そのままダラダラと「新婚さんいらっしゃ~い」「アタック25」を流されるまま視聴。
「冷静且つ大胆にいきましょう、大事なアタックチャンス!」という児玉清さんの言葉とは裏腹な、冷静さも大胆さも無い弛緩しきったボク。
ああ、今日は何をしよう?


午後二時を過ぎるとめぼしい番組も無くなり、しょうがなく先日買った「月刊ガンダムエース10月号」を読み漁る。
魅力的なガンダム漫画や新商品情報を眺めていると、一つ気になる記事が目に飛び込んできました。


「千葉県松戸市のガンダムミュージアムが今月をもって営業を終了します。」


アーハン!?


ボクは目を剥いた。
ガンダムミュージアムが閉館だと!?
実物大のザク頭とガンダム胸像がある、あのミュージアムが?
この情報に、ガンダマーの血が久々にたぎった。
近場だからいつでも行けるわと胡坐かいてたら、今日しかもう行くチャンス無くなってた。
すぐさま松戸へのアクセスを調べ、急ぎ家を出る。


1時間もかからず松戸に到着。
脇目も触れず、バンダイミュージアム内のガンダムミュージアムに向かう。

そしたら長蛇の列。
ガンダムミュージアム入るのに30分待ちの状態であった。
なんでやねん、こんなマニアックなとこなのに、って思ったけど夏休みの日曜やからそら混むわな。


憮然とした顔で30分待ち、ようやく入れることになった。
入り口で入場券とパンフレットを購入。
パンフと一緒にオリジナルのポストカードももらう。
なぜか袋はくれなかったので、やむなくパンフに挟む。
入り口の係りの兄ちゃんは連邦軍の制服を着用していて、ああガンダムの世界に来たのだなと感じる。


ミュージアムに入るとまず3万分の1スケールのスペースコロニーが展示されていた。
結構精巧なつくりをしてるけど、しょっぱなからこれはシブイね~、まったくおたくシブイよ。


次の部屋には、実物大のザクの頭が展示されていた。
ウェザリング(汚し)加工やモノアイの点灯して左右に動く仕掛けなど、なかなか凝った造りでかっこよかった。
多くの入場者はここで写真を撮影していた。

そして壁には様々なザク情報が。


ザクの重さは象9頭分と同じ。
だの、
ザクは犬より速いが、チーターより遅い。

などといった、実生活で役立つ事など皆無な情報が盛り沢山でした。
一体誰がこんな情報を知りたいのだろうか?
こんなんトリビアの泉のネタにすらならんわ。

でもちょっと気になったのはザクのお値段。
ザク一機の値段は自家用車1500台分、だそうです。
いくら位なんだろ、誰か暇な人計算してちょ。


ザク頭を堪能してから、メインとも言うべきフロアにやってきました。
実物大ガンダム胸像の間(仮称)である。
ここでは、様々な体験コーナーがある。
ザクマシンガンの試射、ガンダムのコクピットへの搭乗、ガンダムとの記念撮影(コスプレ)などなど。


ボクは真っ先にザクマシンガン試射のコーナーへ。
ここも30分待ちだった、やれやれだぜ。
夏休みの日曜のためか、家族連れやカッポーばかりであった。
ザクマシンガン試射のコーナーも、御多分に漏れず家族連れで楽しんでいる風景が良く見られた。
ボクのように一人で来ているキチガイはやはり少数だった。

30分待ってようやくボクの番が回ってきた。
ここでは的をガンダム、ガンキャノン、ガンタンクから選ぶことが出来ます。
ボクは迷うことなくガンダムをチョイス。
心は既にジオン軍のザクのパイロット。
やってやるぜ、連邦の白いヤツ!
ジークジオン!

マシンガンを構える。
6キロもあるから意外と重い。
狙いはガンダムのコクピット、そして、


オラオラオラオララオラオラオラオラァ!
裁くのは俺のスタンドだ!


トリガーを引くと一気に弾が発射し、ガンダムを打ち抜いていく。
一発一発は威力が無いが、そのへんは手数で圧倒。
見る見る打ち抜かれていくガンダム。
最高にスカッと&ザマァミロって気分だぜ。
打ち終わった後に思わず「カ・イ・カ・ン」って言いそうになっちまったぜ。


その後は実物大ガンダム胸像を望見し、ミュージアムをでる。
ミュージアム出口にはグッズ売り場が。
「てめえらしっかり金落として行けよ!」という声がどこからか聞こえてきたような気がした。
が、「だが断る。」とばかりに何も買わずに退場。

本当はガンダムレストランでガンダム胸像を見ながら、優雅にガンダムのキャラをイメージした料理を食すというのもオツでしたが、アホほど混んでいたのでそのまま岐路に。


帰りの電車の無いでウキウキとパンフレットを開くと、ありえない事態に気付く。
パンフに挟んでたポストカードどっかに落とした。
どうでもいいことかも知れんけど、ちょっと凹んだ。
俗物のお盆報告、第二弾です。


8月16日(水)
地元の友人の皆様は16日からお仕事再会という方が多く、地元にいるのが暇になったので上洛することを決意。
かねてより京都の知人と示し合わせていた通り、遊園地に行ってきました。


行き先は大阪のエキスポランド、万博の太陽の塔が見えるところにある遊園地です。
11年前、小学校の修学旅行で行って以来の場所でした。
非常に懐かしく、昔と変わらないアトラクション、新たに加わったアトラクションに胸が高まりました。
11年前と同じように、大幽霊屋敷という恐怖(?)アトラクションが今も残っていた。
内容云々よりも、今も存在していたのが何より恐ろしかった。


そして何よりもスプラッシュフォール。
遊園地にはお馴染みのアホほど水しぶきの上がる水上コースター。
これも11年間ご存命だったのですね・・・

このアトラクションの通路部分、コースターが落下すると水しぶきがすごい勢いで襲い掛かってくる所。
これを見ると小学生時代のアホだった頃を思い出します。
昔ここで友人3人でチキンレースをしました。
誰がギリギリまで水しぶきから逃げないかという、至極アホで愚にもつかない勝負。
友人の一人は、結局全く逃げず全身水浸しになり“漢”を見せてくれた。

ちなみに、この日も11年前のボクらと同じようにチキンレースしてるガキどもがいました。
今も昔もガキは馬鹿なんですね・・・
そして23歳にもなってそれに参加しようとしているボクが一番の馬鹿者ですわ。


この日は日差しがきつくて正直行列に並ぶのはダレたが、めぼしいアトラクションはあらかた制覇した。
お化け屋敷「獄門島」、風神雷神Ⅱ、オロチ etc...


風神雷神は突っ立ったまま乗るジェットコースター、オロチは足場の無いジェットコースター、ともに乗る前はビビリまくりだったが、乗ってみるとさほど怖くは無かった。
確かにツイストしながら一回転するのは面白かったけど、落下具合が足りないかな。
富士急で結構鍛えられたのかも。


もうこのボクを恐怖のどん底に陥れるアトラクションなど無い!
と思ったら、最後の最後でボクは心底恐ろしい乗り物に乗ってしまいました。


ボクがもっとも恐怖に感じた乗り物、それは・・・
観覧車でした。


あれは高所恐怖症にとって拷問以外の何物でもありません。
ゆっくりゆっくりと高高度へと上がっていく感覚、少し動いただけで揺れる不安定さ、ジェットコースターのような一瞬の恐怖とはまるで違う恐怖がそこにはあります。
怖すぎて無口になり、冷や汗が滲み出てきました。
あな恐ろしや。


最後の最後で心底ビビって凹んだ状態で京都に戻ると、ちょうど五山送り火だったのでマンションの屋上に上がって鑑賞。
といっても左右の大文字しか見れなかったけど。


あ~、お盆のことまとめて書くつもりだったのに16日だけでこんな長々書いてもうた。
続きはまた次回ってことで

お久し振りです、俗物でやんす。
そろそろ日記を更新しないと、ボクの存在を皆様に忘れ去られるのではないかと危機感を募らせています。
ボクのこと忘れないでね、まだ生きていますから。



さて、世間では社会人もお盆休みをとられている方が多くいらっしゃいますね。
仕事に戻られた方もいれば、9連休とって夏休みを謳歌された方もいらっしゃることでしょう。
皆様の日記も夏休みについて書かれているものも多く、有意義な休暇を謳歌されているのが伝わってきて、非常にうらやましい限りです。



誰も興味は無いでしょうが、ボクの連休のことを書いてみます。



ボクは厚顔無恥を自覚しつつも有給を使って9連休をとってしまいました。
ええもう、申請するときはかなり迷いましたよ。
ボクのような月給ドロボーの如き人間が、そんなにも休みばかりとって良いものかと。
しかしこんなに休み取れるのは1年目だけだろうし、やってしまいましたよ。
きっと所属長様も呆れてモノも言えなかったでしょうな。



んじゃ前半を簡単に。


とりあえず半年以上振りに故郷・福井に帰省。
父上様、母上様、兄様、祖父母などなどに生存報告。
ボクがまだ生きていることに家族や親戚一同は驚きを隠せない御様子でした。
そして姪との対峙。


兄様には2歳になる娘がおります。
半年振りに会いましたが、やはりカワイイ・・・
イケメンと美人の娘ですし、ボクは末っ子なので弟や妹がいないので余計にかわいく感じるのでしょうかね。
半年前に会ったときにはまだ喋れなかったですが、叔父であるボクにもよくなついてくれてます。
来年のお正月にはお年玉あげるからね、ウフフ・・・


続きは次回ってことで。

どうでもいいわ、なんて言わないでね。



時代は流れ、人は年を取る。
赤子は少年少女を経て大人へと成長し、肉体の全盛期を謳歌した後、心身ともに老いていき、やがて命を全うしていく。


人が宇宙に行き、自動で動くロボットを作るだけの科学力や技術力を身につけた現代においても、人は「老い」と「死」という生物の絶対の真理を乗り越えることは出来ていない。

生き物である以上、死とは絶対に逃れられぬ真実ですが、やはり知っている人が死ぬのは悲しいもの。
それが早過ぎたり、突然であったりすれば、その悲しみや喪失感はより一層増すものだと思います。



8月6日、一人の声優が肺がんのために亡くなられました。
鈴置洋孝、享年56歳。


彼の主な出演作は以下の通りである。

ドラゴンボール(天津飯)
機動戦士ガンダム(ブライト・ノア)
るろうに剣心(斉藤一)
セイント星也(ドラゴン紫龍)
らんま1/2(久能帯刀)
OVA版ジョジョの奇妙な冒険(花京院典明)
キャプテン翼(日向小次郎)



これを読んで下さっている方のなかでも、
「ああ、あの声の人か。」
とご納得下される方もいらっしゃるのではないかと思います。



あの低く、凛々しき声で多くの名作を支えた名優の死。
あまりにも早く、突然すぎる死。
ボクはとにかく今、驚き呆然としている。

ボクのなかでの鈴置さんの声のイメージはなんと言ってもガンダムのブライト・ノアだ。
去年から今年にかけて放映された、Zガンダムの映画3部作でもこのキャラを再演されていてたのが今も記憶に新しい。
肺ガンだったなんて・・・



ガンダムの放送開始から今年で27年。
ガンダムは今も愛される名作でありますが、その名作の制作に関わった方々は近年どんどん死んでいく。

マ・クベ大佐を演じた塩沢兼人。
セイラ・マスを演じた井上搖。
映画版ガンダムの主題歌を歌った井上大輔。
そして鈴置さん・・・

死という定めは絶対ではありますが、それでもやはり悲しすぎます。
が、今どうこう言っても生き返るわけでもない。
今はただ、静かに鈴置さんの冥福を祈るのみです。



鈴置洋孝さん、どうぞ安らかに。