この間の金曜日、またも同期と朝までコースを歩んでしまった。
ルパン三世の石川五右衛門の「またつまらぬ物を斬ってしまった・・・」というカンジでしょうか。
でもね、こういう生活は流石にいかんと思うわけですよ。
青春の無駄だし、何より体がついて行かない。

心と体の乖離が激しくて最近驚愕しているんですが、これが老いというものなのでしょうか。
まぁ甘んじて受け入れるのも良し、それに抗うもまた良し。
自分の限界を知るのもまた大切ですね。


そんなわけで、今週も相も変わらず自堕落で非生産的な週末。
昼に起き、ボケっとしながらとりあえず「アッコにおまかせ!」を見る。
和田アキ子は番組の進行を峰竜太とかに「おまかせ」しすぎだろ、と心の中でツッコミをいれつつ、昼下がりの一時。


そのままダラダラと「新婚さんいらっしゃ~い」「アタック25」を流されるまま視聴。
「冷静且つ大胆にいきましょう、大事なアタックチャンス!」という児玉清さんの言葉とは裏腹な、冷静さも大胆さも無い弛緩しきったボク。
ああ、今日は何をしよう?


午後二時を過ぎるとめぼしい番組も無くなり、しょうがなく先日買った「月刊ガンダムエース10月号」を読み漁る。
魅力的なガンダム漫画や新商品情報を眺めていると、一つ気になる記事が目に飛び込んできました。


「千葉県松戸市のガンダムミュージアムが今月をもって営業を終了します。」


アーハン!?


ボクは目を剥いた。
ガンダムミュージアムが閉館だと!?
実物大のザク頭とガンダム胸像がある、あのミュージアムが?
この情報に、ガンダマーの血が久々にたぎった。
近場だからいつでも行けるわと胡坐かいてたら、今日しかもう行くチャンス無くなってた。
すぐさま松戸へのアクセスを調べ、急ぎ家を出る。


1時間もかからず松戸に到着。
脇目も触れず、バンダイミュージアム内のガンダムミュージアムに向かう。

そしたら長蛇の列。
ガンダムミュージアム入るのに30分待ちの状態であった。
なんでやねん、こんなマニアックなとこなのに、って思ったけど夏休みの日曜やからそら混むわな。


憮然とした顔で30分待ち、ようやく入れることになった。
入り口で入場券とパンフレットを購入。
パンフと一緒にオリジナルのポストカードももらう。
なぜか袋はくれなかったので、やむなくパンフに挟む。
入り口の係りの兄ちゃんは連邦軍の制服を着用していて、ああガンダムの世界に来たのだなと感じる。


ミュージアムに入るとまず3万分の1スケールのスペースコロニーが展示されていた。
結構精巧なつくりをしてるけど、しょっぱなからこれはシブイね~、まったくおたくシブイよ。


次の部屋には、実物大のザクの頭が展示されていた。
ウェザリング(汚し)加工やモノアイの点灯して左右に動く仕掛けなど、なかなか凝った造りでかっこよかった。
多くの入場者はここで写真を撮影していた。

そして壁には様々なザク情報が。


ザクの重さは象9頭分と同じ。
だの、
ザクは犬より速いが、チーターより遅い。

などといった、実生活で役立つ事など皆無な情報が盛り沢山でした。
一体誰がこんな情報を知りたいのだろうか?
こんなんトリビアの泉のネタにすらならんわ。

でもちょっと気になったのはザクのお値段。
ザク一機の値段は自家用車1500台分、だそうです。
いくら位なんだろ、誰か暇な人計算してちょ。


ザク頭を堪能してから、メインとも言うべきフロアにやってきました。
実物大ガンダム胸像の間(仮称)である。
ここでは、様々な体験コーナーがある。
ザクマシンガンの試射、ガンダムのコクピットへの搭乗、ガンダムとの記念撮影(コスプレ)などなど。


ボクは真っ先にザクマシンガン試射のコーナーへ。
ここも30分待ちだった、やれやれだぜ。
夏休みの日曜のためか、家族連れやカッポーばかりであった。
ザクマシンガン試射のコーナーも、御多分に漏れず家族連れで楽しんでいる風景が良く見られた。
ボクのように一人で来ているキチガイはやはり少数だった。

30分待ってようやくボクの番が回ってきた。
ここでは的をガンダム、ガンキャノン、ガンタンクから選ぶことが出来ます。
ボクは迷うことなくガンダムをチョイス。
心は既にジオン軍のザクのパイロット。
やってやるぜ、連邦の白いヤツ!
ジークジオン!

マシンガンを構える。
6キロもあるから意外と重い。
狙いはガンダムのコクピット、そして、


オラオラオラオララオラオラオラオラァ!
裁くのは俺のスタンドだ!


トリガーを引くと一気に弾が発射し、ガンダムを打ち抜いていく。
一発一発は威力が無いが、そのへんは手数で圧倒。
見る見る打ち抜かれていくガンダム。
最高にスカッと&ザマァミロって気分だぜ。
打ち終わった後に思わず「カ・イ・カ・ン」って言いそうになっちまったぜ。


その後は実物大ガンダム胸像を望見し、ミュージアムをでる。
ミュージアム出口にはグッズ売り場が。
「てめえらしっかり金落として行けよ!」という声がどこからか聞こえてきたような気がした。
が、「だが断る。」とばかりに何も買わずに退場。

本当はガンダムレストランでガンダム胸像を見ながら、優雅にガンダムのキャラをイメージした料理を食すというのもオツでしたが、アホほど混んでいたのでそのまま岐路に。


帰りの電車の無いでウキウキとパンフレットを開くと、ありえない事態に気付く。
パンフに挟んでたポストカードどっかに落とした。
どうでもいいことかも知れんけど、ちょっと凹んだ。