一日千秋の日々を乗り越え、配属決定の日が到来した!
色めきたつ同期達!
和歌山か鹿島でほぼ確定と、自分の運命を半ば覚悟する俗物。
はたして結果やいかに!?
様々な思惑が交差する中、ついに配属先通知の個別面談の幕が静かに切って落とされた・・・
朝から皆、集中を欠いていた。
ハッキリ言って、研修の課題に集中できないような状態だ。
だがボクはなかば自分の結果が予想できていた。
このままでは、配属先決定で高揚している皆との温度差が生じてしまうので、ボクは一つのゲームを始める。
その名も「配属先トトカルチョ」。
まぁ簡単に言うと同期の配属先予想ですわ。
どこに何人配属かという情報は事前に入手済み。
さぁ、Let's トトカルチョ!
・・・低俗だとお思いですか?
いいじゃないですか、そんな非難がましい目で見ないで下さい。
これはもはや結果が半ばわかってしまっているボクの、せめてもの慰みってヤツです。
予想を書いて同期の面談が終わるのを待つ。
一応自分は和歌山予想。
その頃には同期内のチャットはてんやわんやの大騒ぎ。
黒船でも来たのか?と聞きたくなるほど皆チャットで配属先について会話。
カイジやアカギよりも「ざわざわ・・・」という擬音が強烈だったに違いない。
時間は刻々と過ぎ一人、また一人と同期の面談は終わっていく。
それぞれに配属先はどこか聞き、トトカルチョの答え合わせ。
序盤はいい感じに予想が的中している、良し良し。
ところが中盤から予想がやや乱れ始める。
くそ、深読みしすぎたか・・・!
同期の一人が配属先の決定に納得がいかなかったのか、30分も会議室で粘るという一幕がありましたが、それ以外は何事も無く滞りなく進行。
そしてボクの番。
すでにこの段階で鹿島の枠は埋まっていた。
和歌山ね、トトカルチョの予想通りだな・・・と自嘲の笑みをうかべつつ所属長の待つ会議室に入る。
開口一番「ボク和歌山ですよね?」と先走りしそうになるのを必死でこらえた。
やれやれだぜ。
が、所属長の口からは予想もつかない言葉が出てきた。
「俗物さんは此花事業所に配属になります。」
・・・・・あれ?
「え、此花・・・ですか?」
ボクはかなり素っ頓狂な顔をしていたのかもしれない。
所属長は、
「そうです、希望通りではなかったですか?」
と実に平然とした面持ちで言った。
ボクはこの思いもよらない配属先に、アニメ「中華一番!」のキャラクターのように、ただただアホみたいに驚いていた。
もう頭の中では火山が大噴火、海からは大津波が押し寄せていた。
此花・・・しかしこれは予想だにしなかった。
絶対に鹿島か和歌山しかありえないと思ってそれ以上考えなかったし、同期も同じ意見だったはずだ。
何だか釈然としないまま面談終了。
もうずっと首傾げっぱなしだ。
阿藤快並に「なんだかな~」を連発。
その後もサプライズ配属は続き、結局トトカルチョは14人中8人正解というかなり微妙な結果を残してしまった。
ああもう、他の人が一喜一憂しているの傍観して楽しもうと思ってたのに、自分がありえんくらい驚いてもたわ。
しかし手放しで喜べんぞコレ。
此花の配属はボク一人。
つまり此花での今年の新入社員のイメージはボクが作ってしまうことになる。
ボクのような畑で腐って、ハエすらたからないカボチャのような人間が、である。
それにまた新しい配属先で一から人間関係築かなアカンし。
あな、おそろしや。
大阪配属だと浮かれている場合じゃないぞコレ。
まぁ今日言いたいことを集約すると、
阿藤快は「海」を「快」に変えてなんか意味があったのか?ということ。
一体どうやねん。
色めきたつ同期達!
和歌山か鹿島でほぼ確定と、自分の運命を半ば覚悟する俗物。
はたして結果やいかに!?
様々な思惑が交差する中、ついに配属先通知の個別面談の幕が静かに切って落とされた・・・
朝から皆、集中を欠いていた。
ハッキリ言って、研修の課題に集中できないような状態だ。
だがボクはなかば自分の結果が予想できていた。
このままでは、配属先決定で高揚している皆との温度差が生じてしまうので、ボクは一つのゲームを始める。
その名も「配属先トトカルチョ」。
まぁ簡単に言うと同期の配属先予想ですわ。
どこに何人配属かという情報は事前に入手済み。
さぁ、Let's トトカルチョ!
・・・低俗だとお思いですか?
いいじゃないですか、そんな非難がましい目で見ないで下さい。
これはもはや結果が半ばわかってしまっているボクの、せめてもの慰みってヤツです。
予想を書いて同期の面談が終わるのを待つ。
一応自分は和歌山予想。
その頃には同期内のチャットはてんやわんやの大騒ぎ。
黒船でも来たのか?と聞きたくなるほど皆チャットで配属先について会話。
カイジやアカギよりも「ざわざわ・・・」という擬音が強烈だったに違いない。
時間は刻々と過ぎ一人、また一人と同期の面談は終わっていく。
それぞれに配属先はどこか聞き、トトカルチョの答え合わせ。
序盤はいい感じに予想が的中している、良し良し。
ところが中盤から予想がやや乱れ始める。
くそ、深読みしすぎたか・・・!
同期の一人が配属先の決定に納得がいかなかったのか、30分も会議室で粘るという一幕がありましたが、それ以外は何事も無く滞りなく進行。
そしてボクの番。
すでにこの段階で鹿島の枠は埋まっていた。
和歌山ね、トトカルチョの予想通りだな・・・と自嘲の笑みをうかべつつ所属長の待つ会議室に入る。
開口一番「ボク和歌山ですよね?」と先走りしそうになるのを必死でこらえた。
やれやれだぜ。
が、所属長の口からは予想もつかない言葉が出てきた。
「俗物さんは此花事業所に配属になります。」
・・・・・あれ?
「え、此花・・・ですか?」
ボクはかなり素っ頓狂な顔をしていたのかもしれない。
所属長は、
「そうです、希望通りではなかったですか?」
と実に平然とした面持ちで言った。
ボクはこの思いもよらない配属先に、アニメ「中華一番!」のキャラクターのように、ただただアホみたいに驚いていた。
もう頭の中では火山が大噴火、海からは大津波が押し寄せていた。
此花・・・しかしこれは予想だにしなかった。
絶対に鹿島か和歌山しかありえないと思ってそれ以上考えなかったし、同期も同じ意見だったはずだ。
何だか釈然としないまま面談終了。
もうずっと首傾げっぱなしだ。
阿藤快並に「なんだかな~」を連発。
その後もサプライズ配属は続き、結局トトカルチョは14人中8人正解というかなり微妙な結果を残してしまった。
ああもう、他の人が一喜一憂しているの傍観して楽しもうと思ってたのに、自分がありえんくらい驚いてもたわ。
しかし手放しで喜べんぞコレ。
此花の配属はボク一人。
つまり此花での今年の新入社員のイメージはボクが作ってしまうことになる。
ボクのような畑で腐って、ハエすらたからないカボチャのような人間が、である。
それにまた新しい配属先で一から人間関係築かなアカンし。
あな、おそろしや。
大阪配属だと浮かれている場合じゃないぞコレ。
まぁ今日言いたいことを集約すると、
阿藤快は「海」を「快」に変えてなんか意味があったのか?ということ。
一体どうやねん。