ジェフリーさんの進化占星術スクールのサイトを翻訳してもらえたものを、あれこれ考えながら読んでいくコーナーです。

これを読む人にはこれはまだ清書ではない段階というのを念頭に置きつつ、決して鵜呑みにしない気持ちで読んでほしいです。→ 経緯
そして私が見逃している「ここは…?」というのがあれば、教えてほしいです。

かなり膨大なのでちょっとずついきます。
文章の途中、私は赤い字青い字でコメントします。


[このページの話だよ]
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[今日見ていく原文]
Audience: I have always felt (I have Venus retrograde) ostracized by the peer group, growing up and through the teen years and I never really felt like I was part of the classroom on the social scene. I always had to stand off most of the time. I could see what you would mean about a growth in the individuated: trying to find your own values. But with the retrograde it seems like it takes such a long time to find out what your values really are.

Jeffrey: Again, it is non-static. It is analogous to peeling the layers off an onion to arrive at the core: how quickly can that really be done? Especially when you have tears in the eyes, and you want to throw the onion away. But it again depends upon evolutionary station. I have Venus retrograde, and it is in Scorpio in the 1st house. I couldn’t care less if I fit into whatever group, even astrology groups. I am a group of one, Aries, and I am quite happy.

Audience: What is an average number of planets retrograde? One or two? Is it rare for someone to have no retrogrades?

Jeffrey: No, it is not rare. Both of my children have no planets retrograde including the nodes.

Audience: I read in a book that three was normal.

Jeffrey: Based on my own experience through counseling I would say the average is two or three.

Let’s take a random sample in this room of how many of you have Venus retrograde given that it’s the rarest of all retrogrades (the room that Jeffrey is in has about twenty five students).

Four hands in the air. That’s unusual, but not in a group like this, eh? And that’s because groups like this, an astrology group, are NOT PART OF THE CONSENSUS IN THIS SOCIETY.



[ここから]

生徒:私の金星は逆行しているのですが、ずっと、仲間外れにされている気持ちでした。

成長していく上で、思春期を過ごしながら、一度たりとも、社会的な場面において、自分がクラスの一員であると感じたことはありませんでした。

大半の時間をひとりぼっちで過ごさねばなりませんでした。

個性化における成長について先生がおっしゃることが理解できました。

自分独自の価値を見つける努力をするということですよね。

しかし、逆行のせいで、自分の本当の価値を見極めるには長い時間がかかるように思えます。


ジェフリーさんは この生徒さんのような「逆行のせいで(よくない)」という考え方はしないだろうな。
もしジェフリーさんがそのような言い方をしたとしたら、たぶん方便かジョークのような意味合いが混ざっている。


ジェフ:繰り返すが、逆行は、動かず停滞するということではない。
タマネギの皮を剥いて芯にたどり着くのに似ている。
実際にどれだけ早く行うことができるかな?
特に、目に涙がたまり、玉ねぎを捨てたくなったらどうする。

玉ねぎをどんどん剥いていくように
自分の本質に迫っていく途中で
泣きたくなるようなつらいことがあって
自分自身を捨てたくなってしまったらどうする。
(それでも自分自身を捨てないでほしい)
ということ。


だが、それはまた、自分が、進化のどの段階にいるのかによって変わってくる。

私の金星は逆行しており、1室の蠍座にある。
私はどんな集団に対してであれ、そこに自分がうまく入れるかどうかなど、気にもかけない。

それがたとえ占星術の集団であってもね。
私は、一人という集団であり、つまり牡羊座で、そしてとても幸せだ。

受け入れられていると感じられるかどうかは
心や魂が成長するとそこまで大事なことではなくなってくる。

自分が自分をよく知り、受け入れて生きるなら
ほかの人に受け入れられているかどうかは問題にならない。

(「自分が自分を受け入れられていると、周りの人も自分を受け入れてくれる」という法則も ここに微妙に絡んでいるな…)


生徒:出生図において惑星は、平均して、いくつぐらい逆行していますか?
一つか二つですか?
逆行の惑星が全くないことは珍しいですか?


ジェフ:いや、珍しくはない。
私の子供の両方は、どちらにも、ノードを含めて逆行の惑星はない。

逆行の惑星がない時期や出生図は
割合や人数としては「ややレア」と言えるけれど、
取り立てて珍しがる必要があるほどでもない
大騒ぎするほどでもない
ということですね。


生徒:私が読んだ本には三つが普通と書いてありました。

ジェフ:カウンセリングを通した私自身の経験から、平均は二つか三つだろうね。

「平均」と「普通」は違うからね(^_^;)
逆行の星の数で「普通」「normal(ノーマル)」という考え方をするのは、ちょっとしんどいと思う(^_^;)


ではこの部屋で、ランダムにサンプルを見てみよう。
全ての逆行の中でも最も珍しい金星逆行は何人いるかな?(ジェフのいる部屋には25人くらいの生徒がいる)

四本の手があがったね。
これは普通じゃないな。

だが、このような集団では普通ともいえるかな?なぜなら、こういう集団、つまり占星術の集団は「社会のコンセンサスの一部ではない」からだよ。


最後のところ、ジェフリーさんはちょっと(笑)のような雰囲気で話していますね。
やや皮肉混じりというか(笑)


そもそも占星術を(さらに言えばジェフリーさんのような魂に注目する見方で)学ぼうとする人は あまり多くないはずです。

金運や恋愛運、仕事運、出来事を考えるような占いは 日本のテレビや雑誌などでは見かけるので そこそこ馴染みがあるけれど、
ホロスコープをこのように深く読むとなると…

なので、今このブログのページを読んでくれているみんなを含めて、社会的には少数派なところがあるぞと。

平たくというか、やや過激に言うと「このような占いを学んでいるあなたは、言ってみれば変人ですよね」と(笑)


天体の動き方のしくみ的に、金星逆行の期間は短くて 出生図の金星逆行さんも少ないのだけど、
そもそもジェフリーさんの進化占星術スクールに来るような人たちなので
ややレアな金星逆行さんが多く集まってもそりゃ納得だよね(笑)

という話かなと思います。


--- ひとまずここまで ---


ちょっとここで、逆行のしくみの小話を(笑)


太陽と月は逆行しないです。

出生図の主要な惑星のうち、逆行するのは水星〜冥王星までの8天体です。

さらに、そのうちの 地球よりも外側の火星〜冥王星は、ホロスコープで地球太陽の反対の半分側のエリアに来ると逆行します。

すみません!書き間違えました!
「地球の反対」ではなく、「太陽の反対」です!

数年前に書いたもの
なので、火星〜冥王星は ざっくりだいたい半分の期間は逆行しているように見えるのではないかな。

私たちのうち、
約半数は火星逆行さん。
約半数は木星逆行さん。
約半数は土星逆行さん。
約半数は天王星逆行さん。
約半数は海王星逆行さん。
約半数は冥王星逆行さん。
(ざっくりだよ!)


地球よりも内側をまわっている水星と金星は これらの惑星とはちょっと様子が違います。


こういう天体の運行のしくみをなんとなくでもイメージできるとけっこう便利です。


逆行の星の数がいくつか とか
多い!とか
少ない!とか
そういうところからレア度を考えると

「逆行の星って3つが普通と聞いたけど、0って変なのかな?」とか
「どのくらいの数だと変わりものみたいな感じなのかな?」とか
そういう考え方になりやすかったりするけど

こういうのをしくみから分かると レア度を肌感覚みたいなところから分かったりする。


「まぁレアといえばレアと言えなくもないし、気になるのも分かるけど、そこまで盛り上がるほどではないかな」とか

「現象としてはそこそこ起こることなので、レアさで盛り上がるなら2020年1月の月蝕
で盛り上がるほうが妥当かな」とか(笑)
そういった肌感覚(?)のようなものが分かると とっても便利だなぁと思います。



…といいつつ、

もっと感性の純度が高まれば
「一瞬一瞬が最高にレア!」となるから、
この知識や議論もいつか超えていったらいいね(笑)



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