ジェフリーさんの進化占星術スクールのサイトを翻訳してもらえたものを、あれこれ考えながら読んでいくコーナーです。

これを読む人にはこれはまだ清書ではない段階というのを念頭に置きつつ、決して鵜呑みにしない気持ちで読んでほしいです。→ 経緯
そして私が見逃している「ここは…?」というのがあれば、教えてほしいです。

かなり膨大なのでちょっとずついきます。
文章の途中、私は赤い字青い字でコメントします。


[このページの話だよ]
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[今日見ていく原文]

Audience: When you speak of this individuating function, I find Saturn to be particularly important because that is, of course, the social collective and if the person can’t overcome that, then the person can’t individuate.

Jeffrey: Yes. That is difficult. Saturn retrograde is not an uncommon symbol: Venus is the rarest to be retrograde, every 542 days out of every cycle. That is a long time: it is almost a year and three quarters. The smallest number of people with a planet retrograde are Venus retrograde people. The most common is Pluto. It is retrograde half the year every year.

Audience: There are going to be cycles too like right now where the planets are bunched through Scorpio, Sagittarius and Capricorn where anyone born in opposition to that is going to have all of those retrograde.

Jeffrey: Yes. Going back to Saturn retrograde is going to be difficult but we always have to come back to this basic issue of evaluating the condition of the Soul. If we are observing a Soul which has already evolved to an individuated state, Saturn retrograde will not be problematic. That is only twenty percent of the population. Seventy percent of the Saturn retrogrades will be in the consensus state, and that is where the problems can exist. That is where these issues of compensation will be most observable. So this is a key point: observe the evolutionary state of the Soul. This cannot be overemphasized.



[ここから]

出生図の惑星の逆行がその人の個性化を促す という話から続いています。


生徒:この個性化の役割についてですが、土星が特に重要になると思います。

なぜなら、土星はもちろん、社会的な集団のことであり、個人がそれを乗り越えられなかったら、自分自身の個性化が出来なくなるからです。


ジェフ:そうだね。それは難しいね。
土星の逆行は珍しい象徴ではない。

金星の逆行が最も珍しいのだ。
542日の周期で逆行する。
これは長い期間だ。
ほぼ一年三ヶ月ごとだ。
金星逆行の人が一番、人数的には少ない。

一番多いのは冥王星だ。
毎年、半年は逆行している。


生徒:いろいろな周期がこれからもありますよね、
たとえば、まさに今、たくさんの惑星が蠍座と射手座と山羊座あたりを束になって通過していますが、
その反対側に生まれる人たちは皆、これらの惑星の逆行の影響を受けるのでしょう。

この講義は20年くらい前のものなのですが、たくさんの惑星が蠍座と射手座と山羊座あたりを束になって通過」している日がいつだったのかは特定できていません。


ジェフ:そうだね。
土星の逆行に立ち戻ることは、大変なことだが、我々は、この、魂の状態を見極める、という基本的な問題に常に立ち返らねばならない。

魂がすでに個人化の段階(H24の全惑星意識)に進化していたら、土星の逆行は問題にはならない。

これは人口のわずか20パーセントの割合だろう。
土星逆行の70パーセントは、コンセンサスの段階にいるだろう。


そして、そこに問題が発生し得る。


「コンセンサスの段階」は、居場所があると感じられているか、自分が所属している集団に受け入れられているか というところが大事に感じられる段階です。

違う言い方をすると、H48の地球意識の段階です。
マズローの欲求五段階説の「所属と愛の段階」とも関係が深いと思われます。

社会に受け入れられるために、常識を大切にしたり 権威ある人の発信を判断基準にしたい気持ちが強い。
なので個性は埋もれるのですな。


H48の意識が 現在の人類の意識の平均ということです。
でも、自分の個性を埋もれさせる意識なので そこまで居心地よくはないです。

なので、この1つ上の「個性化段階」「H24の全惑星意識」が多くの魂にとっての目標である ということなのですな。


ジェフリーさんの『魂の設計図』には、魂の進化の段階について
(未進化段階)
コンセンサス段階
個性化段階
スピリチュアル段階
のように分類し、かなりのページ数を使って詳しく説明してあります。

書いてある内容から考えると、
(未進化段階)…H96 月意識
コンセンサス段階…H48 地球意識、惑星意識
個性化段階…H24 全惑星意識
スピリチュアル段階…H12 太陽意識
のことだと考えてよさそうでした。


出生図で逆行の星があるのは
集団に馴染めない感覚が強いという話が出てきていたね。

そこから 自分について 社会の価値観で「私とはこういう人だ、だからこうしなければならない」と決めるのではなくて、

自分で自分についてよく観察してよく知っていく、そして「自分はこの自分で生きていくのだなぁ」というのをどこかで決意する。

その決意は 華々しいものとは限らなくて、
むしろ「私はこの私ではないものにはなれないのだ…“憧れの◯◯さんみたいに”なんてなれない。私は この私なのだ…」という諦めのように感じられるかもしれないけれど、それでいい。


出生図の逆行は、
コンセンサス段階(H48地球意識•惑星意識)から
個性化段階(H24全惑星意識)に
レベルアップするのに
強い強い味方になってくれる性質だ。

ということですね。


つまり、大事なことは、魂の進化段階を観察するということだ。
これは強調してもし過ぎることはない。


--- ひとまずここまで ---


ドラゴンヘッドやドラゴンテイルの逆行はどう考えたらいいだろうな…

つづく。



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