なんだかもう桜の季節終わっちゃってるわけですけど、断然いい季節になって来ると同時に、間もなくあの静岡ホビーショーの季節がやってくるわけですね♪

プラモデルの新作はもちろん、ツール、マテリアルの新商品も相変わらず恐ろしいラッシュでリリース待ちしてますので、また今年も盛り上がるぞ!^^

 

さて、GPARTSはというと相変わらずモタモタと新商品を追加してるわけですが、最近上がった商品の中でも人気のものをいくつか使いながら桜姫をじわじわと進めてますので、今日は前回の記事で書いたとおりちょっとその辺のツールの活用法を、制作の進行と前後する部分ありますがご紹介していこうと思います^^

 

まずね、ドラパス - 独式小型スプリングコンパス(両針・ディバイダー)

これ、御覧の通りかなり小さい(隣の足は1/144のガンダムね)両針のコンパスで、凄く取り回ししやすいのが特徴です。

 

もう一つの特徴は、脚の間のネジなんですが、これがあるタイプのコンパス類は脚が勝手にたたんでしまったり広がったりしないようにできているんですね!つまり作業中のずれが発生しにくい。

 

そもそも模型においてディバイダーはどう使うかと言われますと、検索して頂くと割とすぐ分かります。

これ筋彫りのアタリ付けに非常に便利なんですね。また、2本のオフセットラインを描くことも簡単なので、実は結構前からプロの方には活用されていました。

このツールとよく似たものですけど、同じメーカーのドラパス - 独式小型スプリングコンパスシャープ(0.3mmシャープ付)というものも比較的最近上がっています。

これ似てますが全然別物で、脚が片方、3mmのシャープペンになってます。

これについてはディバイダーを以前テストで入れて試しに使ってた時にですね、桜姫の脚のように、左右対称でカットしたりするのにうまく使えるツールはないかとふと思ったのがきっかけ。

 

何のことはない、桜姫の足は結構元パーツと比べて大幅にカットされてます。

最近は足し算的な工作より引き算的な工作が多くて、こういうカット作業の手順は大体こうなんですね。↓

 

・パーツを切る部位を考えて、シャープペンなどでカット線を描く

                 ↓

エコーテック - 超音波カッター ZO-40フェザー(FEATHER)- メス替刃(サージカルブレード各種)シモムラアレック - ハイパーカットソー (刃厚0.1mm)などを使用してカット

                 ↓

・対称のパーツがある場合は(ここ大事)適当に合わせてカット

 

…ええ、そうなんです。だいたいテキトーなんですワタシ(笑)

 

ところが自分のこういうテケトーな工作の世界だけならまだしも、この流れでテケトーな商品を売ったりしてるとですね、うんと小さくて1mm誤差が実寸縮尺50cmのズレになるとかのスケールモデルをやってる皆さんに怒られる。ド叱られる

 

で、この是正をするがために見つけたのがこのドラパス - 独式小型スプリングコンパスシャープ(0.3mmシャープ付)です(長)。

 

例えば桜姫では元キットの装甲部品をあっちこっち切っては本体に貼り付けて女性の形状に仕立ててます。

記憶では、胸以外ほぼバーナビーの足の装甲パーツだったかと記憶してますが、いずれも左右対称でカットしなくてはならず、かなり難儀な状況。これまでのように適当に切ってると、間違いなくどっちかを切りすぎたーとか、形が違うーとか散々出てきちゃいます(笑)

 

で、ここに独式小型スプリングコンパスシャープの登場。

片方を綺麗に作っておいてからでも、カット形状に合わせて基点(ポイント)を決めてカットのポイントに合わせてコンパスの脚を調節して固定、左右対称の同位置にシャープで印を打てます

 

なぜ0.3mmシャープなのかといいますと、小さいサイズの模型になればなるほど、シャープペンの芯の太さはカットラインや筋彫り時の誤差になります。そのため、最細0.3mmにしました。

 

また、先に紹介したディバイダーと違い、これはサフ後のパーツなどにも傷をつけずにアタリをつけることができます

また、元々のパーツが白が多かったバーナビーの装甲部品のように、白いパーツでも目視しやすく、私のようにカット作業を置くするモデラーさんにはむしろディバイダーよりも活用範囲が多いんですね!^^

 

脚の内側のカットなどは、実際にはまず左右ともテキトーにカットしてます(笑)で、そのあと、微妙にずれてしまう部分を、このコンパスシャープを使って是正してるんですね!

 

正直非常にめんどくさいなと思いましたが(笑)、「直感」と「なんとなく」で作ってきた部分をこれでなんとか乗り越えられそうです(笑)

 

プラ板工作の場合、今やWAVE - プラプレート【グレー】目盛付き(目盛印刷色:ホワイト)のように予め目盛り付きで、精度の高い工作ができるマテリアルがあるわけですから、引き算の際にもやはりできるだけ正確に作業できるようにというわけ^^

 

顔を細部まで修正しまして、目を改めて描いてみました。やっぱ難しい、、、(ノД`)・゜・。

 

作業をする中では様々な障害が完成の行く手を阻みますが、様々なツールをどう使うか、どんなマテリアルをどう活かすか、によって完成への道筋も以前よりぐっと近くなるようになりました。高難度な工作にもぜひ活用してください♪

 

模型工具・模型用品の専門ショップ G PARTS