「岡村孝子と骨髄バンク・臍帯血バンク」特集

去る２４日、岡村孝子さんの退院公式発表一周年とからめながら、彼女が出演した公益財団法人日本骨髄バンクの「骨髄バンク応援メッセージ動画「ツナガル、イノチ。」」をリンクしてご覧に入れましたが、ここに至る１年５か月ほど、岡村孝子さんの闘病のことが気にならない日はなく、関連するブログ記事もたくさん書きました。

このたびの彼女の動画出演は、一段落の区切りになりましたので、この機会に、これまでわたしが書いた「岡村孝子と骨髄バンク・臍帯血バンク」関連記事のリンク集をこしらえておきます。

なお、このたびの「ツナガル、イノチ。」はわたしにとっては特殊な感慨を催さずにはいられない記念碑的映像です。というのは、わたしは今を去る２７年前から、この種の（そのものズバリ、岡村孝子さんの出演する）骨髄バンク普及啓発映像ができる日を夢見ていたという事実があるからです。

１９９３年のこと、その年の１月に惜しくも亡くなった中堀由希子さん（愛知県岡崎市）の闘病ドキュメンタリー番組を録画して鑑賞したり、５月に愛媛県松山市に来られた大谷貴子さんの講演を聴いたりしながら、発足まもない骨髄移植推進財団（後に日本骨髄バンクと改称）へのドナー登録が遅々として進まない現状に、わたしは少なからず苛立ちを覚えていました。患者さんやその家族がとてもじれったい思いを抱いている実態を身近に見聞きするにつけ、「骨髄バンクへの世間の認知度を高めるには、人道的な気持ちがあって世に影響力のある芸能人が、啓発活動の前面に出てくれるに越したことはないんだが」と思え、心の中で、いつしか、中堀由希子さんの同郷人である岡村孝子さんの姿に白羽の矢を立てていました。そのときのわたしの夢の中に思い描かれた、岡村孝子さんの登場する普及啓発映像というのは、ほとんど今回の実際の映像と変わらないものでした。

「じゃあ、あなたの期待が実現したわけだから嬉しいでしょう？」と問われるかもしれませんが、それに対しては、わたしの気持ちは少し複雑です。「イエス」でもあり「ノー」でもあるのです。

確かに、岡村孝子さんが骨髄バンクの啓発に登板してくださったという事実に関するかぎりは、わたしの夢のとおりですが、わたしが思い描いていたのはあくまで、中堀由希子さんの話などに感動した健康人としての岡村孝子さんが、「わたしもその普及啓発に一役買うことができれば……」と申し出てくださるという構図。まさか、まさか、よりによって岡村孝子さんご自身が当の病気に罹られ、生死の境のような過酷な闘病生活を送られ、やっとのことで生還なさったすえに、啓発映像に登板なさるなんていうのは、まったく想定外の構図でした。ご本人の幸せをまずもって考えるべき「ファンの道義」から言ったって、そんなことが起こってほしいなどと願うのは、あってはならないことだったわけです。実際、わたしはそんなことは願ったつもりもありません。その意味では、とんでもないことが起こってしまったと、唖然とさせられてもいるのです。

が、まあこの際は「終わりよければすべてよし」とでも考えることにしましょうか。

https://ameblo.jp/akemi-gid/entry-12459457157.html

『中堀由希子さんもきっと天国から応援しています』最近、岡村孝子さんの『虹を追いかけて』のすてきな動画を You Tube に投稿して下さったかたがいます。動画は1990年初秋の富士急ハイランドでのライブ映像…