「岡村孝子さん、さい帯血移植を乗り越えて快方にむかう」という、わたしどもファンにとってはたいへんうれしいニュースが一昨日に入りましたが、それを知ったうえで今年発表の彼女の曲「と・も・に」を聴きなおしてみると、なんだかこのニュースにとてもマッチしているように思えてきました。
この曲は今年6月2日に愛知県で開かれた全国植樹祭のためのイメージソングとして作曲され、本来なら会場でご本人自身が歌う予定だった曲です。その直前にご本人が病に倒れたため、会場では、代わりに参加者みんなで歌うことになりました。
それに先立って5月21日に公表された公式ミュージックビデオは以下のリンクのとおりですが、
https://www.youtube.com/watch?v=QdT5cqzViu4
映像では「世代から世代へと受け継がれていくいのちのつながり」みたいなものが(特に後半部で)強調されています。子ども、青年、若いカップル、熟年のカップルとともに、新たに生まれてきた赤ちゃんも映っていますね。
同じく「赤ちゃん」を中心に置いて、「いのちのつながり」を強調しているのが、下にリンクするさい帯血バンクのパンフレットです。
https://www.bs.jrc.or.jp/bmdc/ebook/bankbank_15.pdf
みなさん、この二つの映像と画像のあいだに、響き合うものを感じませんか?
ひょっとすると、全国植樹祭のイメージソングであった「と・も・に」は、今後さい帯血バンクのイメージソングになるかもしれませんね。
何と言ったって、この曲を作曲して歌ったご本人自身が、曲が流布されていったのとまったく同じ時期に、病室でのつらい闘病生活を乗り切り、どこかの見知らぬ赤ちゃんから提供された「いのちのしずく」をしかと受け止めて復活したという事実は、すごい説得力がありますから。