12歳の原点・三橋節子
45ひく、12って、いくつ?33?三橋節子、という画家のほんものの絵が観たい。33年越しの夢をかなえるために、滋賀にある「三橋節子美術館」まで行ってきました。長い長い時間で積み重ねた期待が幻想におわらなかった。目にした瞬間頭が痺れて、涙がつるつる流れる。「やっと会えたね」(辻人成)感強すぎた。吾木香、女郎花、からすうり、なずな・・・三橋節子の絵にはわたしの友達がオールスターで出演しているんだもん、好きにならないわけがない。節子は自分の子どもたちもたくさん描いている。息子は「草麻生」娘は「なずな」。わたしは「香菜子」だ、同じ草花の名前をもつものどうし。子どものころから彼らと、節子の作品のなかで遊んでいた。草も花もみずうみも、すべて幼馴染。12歳のときむさぼり読んだ三橋節子の伝記、『湖の伝説』。 【中古】 湖の伝説 画家・三橋節子の愛と死 / 梅原 猛 / 新潮社 [文庫]【メール便送料無... 1,193円 楽天 画家としても、妻として母としても順風満帆だった節子が利き腕である右腕を癌に犯され、切断の手術を受ける。左手に筆を持ち替え、精力的に仕事をして、2年後に35歳で逝去する・・・このストーリーを何度も何度も読んだ。今日、じっさいに退院した翌日描いた作品を観て、背筋に冷たい水を落とされた感覚になる。手術の半年後にはかなり大きな作品(それも細かい植物がたくさん出てくる日本画)を描いている・・・亡くなる七時間前に書いた、子どもたちへの手紙。本で見ていたけど・・・実物のもつ力は凄かった。もう死ぬとわかっているとき、わたしは子どもたちにどんな手紙を書くだろう。日本画家である夫が亡くなった節子の顔をスケッチしたものも展示されていた。優しいタッチ、優しい文字、優しいメッセージ。節子の子どもへの手紙もどこまでもほんわりとかわいらしく温かくに優しい。その反面、晩年の作品は温かみと冷たさが共存している。終生の友であった草花や、我が子への限りない愛情を描きながら気の遠くなるような「切り取った永遠」を感じる。三橋節子を知った12歳のころ、わたしは家庭内で熱狂的に信仰していた宗教を「もう辞める!」と勝手に脱退した、笑この世に神様なんていない。いるとしたら、ヒメジョオンのなかに、降る雨の一滴に、ニセヨモギの葉を歩くテントウムシのなかに、いる。そしてわたしのなかにも。その神しか信じない。死ぬまで、外に「神様」をつくって妄信しない。一人で野原にしゃがんで決意した日を思い出す。あの、寂しいような、誇らしいような孤独を、はじめて見た実物の節子の作品にかんじた。隣で、まさに今、12歳の娘がじっと作品に見入っている。どんな思いでみているのかなあ。あの頃からいつも一人で考えてぐるぐるしていた。「なにかを信じる、ってなんだろう」「なぜ、(自分も)嘘をつくんだろう」「差別ってなんなんだ。なぜ(自分も)差別するんだ」「自分が生きている感覚は、他の人たちも感じてるのか・・・?」大人になっても変わりません。性をテーマにした哲学対話を主催します。残席13名です。「変態さんの集まる場」ではありません。性の経験を暴露し、自慢したりネタにするのが目的でもありません。ご自分のこころとからだに真摯に丁寧に時間をかけて向き合うイベントです。◆◆◆お申込みはこちらから◆◆◆セックスに「良い悪い」はあるのか~セックスと心は、つながってるの?~ゲスト:AV監督 二村ヒトシさん『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』 『すべてはモテるためである』等著作多数哲学対話ファシリテーター;安本志帆さん 長年、哲学対話に取り組んでおられます。■日時:10月5日(土) 哲学対話 17:30~19:30(受付17:00) 懇親会 20:00~21:45■場所:名古屋駅徒歩5分 愛知県名古屋市中村区竹橋町5-12 THE WHITE OISE 403号室■定員:哲学対話:30名限定 懇親会 :50名まで参加可能■参加料金:哲学対話:4,000円 懇親会 :3,000円 なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか (文庫ぎんが堂) 720円 Amazon すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂) 720円 Amazon