誰でも、人生ハードモードな時期ってあるよねえ。

そのハードな日々を切り取って書いてみたいという思いがある。

何度も書いてる。

でもアップするのに躊躇する。

不幸自慢に過ぎないか、

自分に酔いすぎてげろまみれになってないか・・・判断するのが難しい!

 

「横揺れ」で書けばお涙頂戴ポエムになる、

うまく「縦揺れ」を組み込んで、ひとつの文章にしたい。

 

・・・そしてもうひとつの迷い、

なんでそんなハード記録をわざわざ書いて公開したいんだろうね?

じっさい、不幸自慢もあるよ。でもそれだけじゃないなあ。なんだろう・・・

 

そんな時、愛知県でシングルマザーの自立支援をしている

リンクリンク副代表、神 朋代さんの文章を読みました。

ご本人の承諾を得て、以下全文引用します。

是非読んでほしいです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

これから離婚をしようとしているお母さんから・・・
「神さんに会ったら元気になる!」
そう言って貰えて幸せだ。

これから、子ども3人をひとりで育てようと覚悟を決めた40代専業主婦のお母さん。

まずは、電話でヒアリング。
その後は、LINEで定期的に相談支援。
必要な情報を提供し、自分で調べてもらう事を繰り返す。
相談先で思いがけない回答を貰えば、その都度フォローを繰り返す。

弁護士さんもご紹介し、離婚への覚悟がより深まった。

田舎では仕事が見つからないという現状から、実家には頼れない。

「不安」押しつぶされそうな中、頑張っている。

住まい探しに同行し、この秋に引っ越せる住まいが決まった。
3DKの物件で、最寄駅は名古屋のど真ん中の人気エリア。駅から徒歩5分。

そして、仕事の面談にも同行。
自分の今できる働き方と、将来キャリアアップしてガッツリと働く未来プランを一緒に考えていくこと。

ここが重要である。

 

葛西 リサ先生の記事。
母親はDV被害者であり、子どもは虐待の被害者。
https://synodos.jp/society/22852/2

これが日本の貧困に陥る原因の一つだ。

国の政策は、まだまだ使いにくい。

DV被害者であることを行政相談していたり、離婚調停中の書類を一式揃えなければ、市営住宅にも県営住宅にも入れない。そもそも抽選なので、逃げたいと思った時には住むことができない選択肢の一つ。

住宅のセーフティネット制度は、手続きの負担がありすぎて、借りたい側も貸したい側も使いにくい。
何より、必要としている人に情報が全く届いていない。
これも、大きな問題。

 

安心して暮らせる場所がない!

毎日同じ家に帰れない子どもがいる。
毎日お腹いっぱいご飯を食べれない子どもがいる。
毎日お風呂に入れない子どもがいる。
毎日洗濯をした洋服を着ることができない子どもがいる。
毎日ふかふかの同じ布団に眠れない子どもがいる。
夜お母さんがいない中眠っている子どもがいる。
お家に宿題をやる場所がない子どもがいる。

住まう場所が必要なんです。

 

想像をしてみてください。

パートナーが【浮気】をしました。
住まう場所がないから、同じ家に住みながら離婚調停の手続きをしないと、何も支援が受けられない。
子を授かり、子を産み、子を育てることに必死だったお母さん。
浮気されるのも【自己責任】なのでしょうか?


想像をしてみてください。

親から虐待をうけています。
家に居場所がありません。
彼氏が心の拠り所でした。
ある日妊娠に気づきます。
好きな人の子どもを授かりました。
でも、彼は逃げてしまいました。
お腹の中の命を守ると決断をしたお母さん。
未婚のシングルマザーになることを選んだ彼女が、貧困に陥ることは【自己責任】なのでしょうか。


日本は、深刻な少子化です。
私が産まれた時から、解決されていません。
子を授かり、子を産むと決断し、子を出産した母親。
その子を社会がお母さんと一緒に、育てても良いのではないのでしょうか?

 

今、私たちができること。
子どもの貧困問題が深刻であることを知ってください。
【離婚】のイメージを偏った考えで、いないでほしい。

どんな環境や背景があったとしても【子ども】は社会の宝です。

 

ごく一部、不正で手当てを受給している母親を理由に、すべてシングルマザーが人権侵害を受けなければいけない今の日本の制度を早急に見直してほしい。

 

色々な背景がある中で、【ひとりで子どもを育てる!】と決めた母親を応援してくれる社会になってもらえないでしょうか?
これは、シングルファザーも同じで応援してほしい。

 

リンクリンクで出会ったお母さん達。
みんなそれぞれが、様々な形で頑張っています。

私も「子ども達の夢を応援できる母親でありたい!」と、頑張っています。
そして、自分を後回しにしていたけど、自分が「幸せ」であることを大切に生きています。

10年先を生きている大津 たまみ会長が、子どもの夢を叶えるために、頑張った生き様を・・・私も同じ生き方をします。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(引用終わり)

 

わたしが書いては下書きにしまっているのも、

引用文の冒頭にあるような状況。

 

 

これを読んで、

以前だったらすぐ僻んでいたとおもうのです。

「ずるい、わたしは誰にも助けてもらえなかった!ひとりでやってきた!」ってね。

でも、湧き上がってくるのは「つらかった過去の自分を支援してもらった」という感覚だった。

 

 

おそらく、ご自身もハードモードを乗り越えてこられた神さんに、

わたしが不安な心情を打ち明けたり、一緒に部屋探しをしてもらった。

そんな感覚が身体にのこる。

 

 

それがしてほしかった、

ずーーっとずーっとそうやって支援してほしかった、

当時も今も、大切な友人たちに助けてもらっているのだけど、

リアルな現状を経験して、知識の豊富なひとに頼ってみたかった。

優しくされたかったのに、

どうしても、どうしても、どうしても言えなかった。

 

 

 

がっちがちに凝り固まった岩石岩子が、

神さんの文章に触れて

ふわっと解凍される。チーン!

 

まさかこんなところで、こじらせにこじらせた過去がほどけるとは。

何年たっても襲い掛かってくる恨みつらみ被害者感情を

書き換えることができるなんて。

 

特にこころを動かされたのが

「必要な情報を提供し、自分で調べてもらう事を繰り返す」。

全て一人で調べて動くのは感情が枯渇するほどエネルギーが必要で、

こんなふうに支援してもらえるなんて・・・ほんとにほんとに、夢のよう。

フリーズドライ化した胸に生きたあたたかい血がめぐり、

ここ数日、わたしはずっと涙と鼻水をたらしていた。

 

 

わたし、自分は僻みを抱えて、ひとを恨んで、不幸自慢を舐めくりまわしてる妖怪なのかと思ってた。

 

ああ、書いて公開したい理由のひとつは、過去を書き換えたい希望があったんだな。

でもどうも、自己イメージが重すぎてうまくいかなかったみたい。

 

案外身軽になってたみたいだし

妖怪じゃなくて、人間として生きたいっておもってる。それに、もともと人間だよねえ。

人間って、

過去を味方に変えたければ、それすら決めることができるって知った。小さな革命は日々うまれているのだな。

神朋代さん、ありがとう!

 

 

過去への執着なんぞ、猫のあくびに吸い込まれてしまえ。

 

 

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ジェンダーを越境するAV作品を数々世に送り出す一方、著作も多数。
『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』

『すべてはモテるためである』等

 

哲学対話ファシリテーター;安本志帆さん
「てつがくママ」として、子どもの哲学や、発達の特性に関わる、
生きづらさを感じる方々のリカバリーを中心に地域や学校、大学、
自立支援事業所などで活動中。親子哲学相談、高校生、大学生、 社会人との哲学相談も行っておられます。

 

                    

 

 

■日時:10月5日(土)

   哲学対話 17:30~19:30(受付17:00)

   懇親会  20:00~21:45

 

■場所:名古屋駅徒歩5分

   愛知県名古屋市中村区竹橋町5-12 THE WHITE OISE 403号室

 

■定員:哲学対話:30名限定

     懇親会  :50名まで参加可能

 

■参加料金:哲学対話:4,000円

        懇親会   :3,000円