クリムト展@豊田市美術館、行ってきたんこぶ。
娘とそのお友達姉妹の話を聞かせてもらいながらのドライブ、最高に楽しい!
しかし美術館渋滞が半端なく・・すぐそばまで来て、30分も動けず。
クリムト人気すごいなあ。
 
小学校~20代までは大のクリムト好きで
模写したりポスター貼ったりしてましたが、今はあんまし。
あまり気乗りしないんだけど、せっかく大きな展覧会だし、年間パスもあるし・・・ってかんじ。
 
でもねー、やっぱねー、本物って観に行ってみるものですね。
「ザ・クリムト」みたいな作品はけっこう観てきたのでお腹いっぱいだったけど、
風景画がいい。
 
日本画の影響がみられる
『雨後(鶏のいるザンクト・アガータの庭)』。
 
煙ったような抑えた色彩が、雨のあとの生ま温かさをじわりと運んできて
濡れた草の匂いがたちのぼってきそうだ。
あちこちに散らばった、白や黒の鶏はおもいおもいに餌をついばんでいる。
画面奥に生えている樹々にもたれて眺めていたい、リラックスした気分になる。
 
 
牛と、牛舎を描いた『家畜小屋の雌牛』。
画面左奥から差し込む光によって、牛の輪郭が浮かび上がる。
牛の足元の藁が明るく黄金色に輝き、画面手前は温度のある影がぼんやりと漂う。
いいなあ、うーん。観に来てよかったな。
 
 
ながく愛してきた『女の三世代』や『ユディト』の実物に関心のない自分じしんが面白い。
官能も、そこからつながる死の陶酔も、連綿と続く黄金の循環も、いまは刺激的に感じない。
 
あんなに好きだった『女の三世代』。
赤ちゃん、美しい若い女性、醜く描かれた老婆。
クリムトはこれを形骸的な記号として描いたのかな。
それとも本気で「年取った女は哀れ」と思ってたのかな。
着々と肌にシミや皺がふえ、衰えていくわたしは醜いのかな。
年取るの、わりと楽しいけどねえ?
クリムトの描く「死」も、綺麗なお顔ばっかりねえ。ふうーん。
 
ローティーンの娘たちの、「官能」「美」「死」に対する新鮮な感覚こそが
わたしにはまばゆくうつくしい。
何を描いてるのかわからないと言いながら、『ヴェートーベン・フリーズ』(複製)に圧倒されていたり
『女友達Ⅰ』などの黒と肌色のあでやかさに心惹かれている様子、
おそらくエロスとタナトスを受け取っているのであろう
少女たちの感想を間近で聞いたのが思わぬ感動だったなあ。
 
あいちトリエンナーレもみる。相変わらず、わたしには興味なし。このあたりのアンテナ、持ってない。
 
 
 
 
 
帰りに虹をみた。
ああ佳き日。
若いころ好きだったものがどうでもよくなり、全く関心のわかないものがあり、それひっくるめて、なんでもかんでも面白い。
わたし、絵をみるの、すきだなー。
 
 

 

:::::性をテーマにした哲学対話を主催します::::::::


ご自分のこころとからだについて、改めて考える機会をもってみませんか?
「考え、聴き、語り合う」ためのプロがいる場で、

「考える」をしてみませんか。

 

 

 


 

◆◆◆お申込みはこちらから◆◆◆

 

セックスに「良い悪い」はあるのか

~セックスと心は、つながってるの?~

 

 

ゲスト:AV監督 二村ヒトシさん

ジェンダーを越境するAV作品を数々世に送り出す一方、著作も多数。
『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』

『すべてはモテるためである』等

 

哲学対話ファシリテーター;安本志帆さん
「てつがくママ」として、子どもの哲学や、発達の特性に関わる、
生きづらさを感じる方々のリカバリーを中心に地域や学校、大学、
自立支援事業所などで活動中。親子哲学相談、高校生、大学生、 社会人との哲学相談も行っておられます。

 

                    

 

 

■日時:10月5日(土)

   哲学対話 17:30~19:30(受付17:00)

   懇親会  20:00~21:45

 

■場所:名古屋駅徒歩5分

   愛知県名古屋市中村区竹橋町5-12 THE WHITE OISE 403号室

 

■定員:哲学対話:30名限定

     懇親会  :50名まで参加可能

 

■参加料金:哲学対話:4,000円

        懇親会   :3,000円