私自身が病気で入退院を繰り返しているのですが、これまで患者家族の立場に立つ機会がありませんでした。
祖母が初めて入院して、気づいたことを綴ります。
歌うように愛する喜びを伝えよう♡
今回は、このブログに許可なく勝手に登場させている家族の話を少し。
コーチングスキルを学び、実践してきた中で、これほどまで『聞く』が私の家族に対してのコミュニケーションを変えたのかと今、しみじみと感じています。
母の、娘としての葛藤を聞き
祖母の話を聞き
私は私で、祖母への感謝を言葉と行動にしながら、自分の心の声を聞くことで現状を受け止めてきました。
この1ヶ月、急激にというほどではないものの、徐々に食欲が落ちたり、体のあちこちの痛みを訴えたりしていた祖母。
先日入院したのですが、それを聞いたとき、正直ホッとしたのです。
もちろん心配ですが、年齢も95歳だし、コロナ禍で感染した場合のことを考えても、検査結果からしても今は病院で看ていただいた方が安心。
そしてようやく面会の予約が取れて、祖母に会ってきました😊
「情けない、情けない」
「いつまで生きられるかな…」
以前から、私や母に会う日には言っていたのでうまく聞きながらスルーするのには慣れていました。
ですが、やはり病室で「早く死にたい…」と言われると想像以上に堪えました。
担当の看護師さんは慌てて「そんなこと言わないで」と言ってくださいましたが、その気持ちは私も同じ。
だけど、祖母のそう言わざるを得ない気持ちは受け止めてあげたい。
これまでもそうしてきました。
そうなんだね。
そう思っちゃうくらい、痛いんだね。辛いんだね。
これが私の限界で、最善の『聞く』でした。
その後も祖母は何度もそう言って、退院したくない!死ぬまでここにおらしてください!とまで言い出して💦
それでも聞くをしていると、もしかしたらこれが本音かな?という言葉が出たのです。
子ども(私の母と同居の叔父)に迷惑をかけたくない、と思っているようでした。
そうなんだね。
それは帰ってから一緒に考えようか。
どんなに居心地が良くても、病院は好きなだけいられる場所じゃないから、一旦帰るよ。
(・・・。しょうがないか、という表情になる)
このやりとりの間も、いつもと同じように話したりもしていましたが、やはり『聞く』は効きますね。
本人がどこまで納得しているかはわかりませんが、折り合いをつけていけるように私は聞くをするしかできませんから。
この一件で感じたことは、やはり患者として自分の心の声を聞くことと、患者家族として心の声を聞くとは、視点が変わるなということ。
そして、『聞く』を学んでいて本当によかったー!!ということです。
この年末年始が、家族にとっての1つの試練になるだろうなぁと思いながら、クレープを食べる孫なのでした😊
どんな一日も、毎日がスペシャル♡
最後まで読んでくださりありがとうございます!
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