あなたの周りに、お手本となる美しい姿勢の人はいますか?
子どもの頃、家族や周りの大人の姿勢はどうでしたか?
誰にも教えてもらっていないのに
聞いても誰も教えてはくれないのに
「悪い」「直しなさい」「だらしない」
「シャンとしなさい」とやたらと怒られるのが
姿勢と歩き方なのです。
私は子どもの頃から姿勢が悪い!!と毎日のように怒られて育ちました。
特に勉強の時と、食事の時。
だから毎日怒られるはめになるのです。
長い定規を背中に入れられたことも、一度や二度ではありません。
苦手な科目で成績が悪くても、好き嫌いが多くて選り好みしても(褒められはしないけど)、さほど叱られた記憶はないのですが
姿勢のことにうるさい!!
でも、私が本当に嫌だったのは、そこから注意されることが派生することでした。
「姿勢が悪いよ」と言われたら最後。
そこから芋づる式に、あれもこれもついでのように怒られるのです。
姿勢が悪い自分は、怒られるダメな自分。
それが常態化すると、子どもの自己肯定感は下がり、姿勢どころか親子関係も悪化します。
わかってるよ!
何回も言わないで
もう、うるさい💨
他のことを言われるとさらに、ヒートアップするのは簡単に想像できます。
これを呼んでいるお母さん達、心当たりありませんか?
姿勢悪いよ!と親が注意しても直らないのには、子どもからしたらちゃんとした理由があります。
私の経験や個人的見解も含めて考えた理由は5つ。
①一方的に怒られると耳が閉じる
②姿勢の直し方がわからない
③いい姿勢の手本がいない
④大人が基本姿勢を教えられない
⑤そもそも親の姿勢が悪い
①一方的に怒られると耳が閉じる
頭ごなしに姿勢が悪い、直しなさいと口うるさく注意していませんか?
命令で人は変わりません。
大人もそうだと思いますが、一方的に怒られて気持ちよく改善しようと思えますか?
だんだん、話を聞こうとも思えなくなりますよね。
耳が閉じると、姿勢を直すどころか、他の生活態度について声をかけても聞いてもらえなくなります。
どうしたらいい姿勢で立てるか、座れるかを一緒に考えてみるといいですね!
②姿勢の直し方がわからない
ちゃんと座りなさい!と言われても、親のいう「ちゃんと座る状態」がまず感覚として身についていないのです。それが普通です。
正しい姿勢がどういう状態なのか、どう崩れているのか。小さい子どもじゃわかりませんよね。
直せることができるのは、元を知っているから。
③いい姿勢の手本がいない
私もそうでした。
親の姿勢をいい姿勢だと思ったことはありませんし、周りにいた大人でも「姿勢のいい人」は思いつきません。
子どもの世界って狭いから、家庭の中や学校の中に手本がいないのに見て真似るなんてできないんじゃないかな。
④大人が基本姿勢を教えられない
「じゃあ、どうやったらいいの?」
そう聞かれて、パッと答えられますか?
言葉だけでなく、立つ・座る・歩く姿を見せられますか?
言葉で教えるだけでなく、普段からいい姿勢でいる姿を見せることが一番の姿勢教育です。
子どもに本当に身につけさせたいことなら、自分は教えられないのに怒ったりせず、冷静に丁寧に教えてくれる人を探しましょう。
⑤そもそも親の姿勢が悪い
全員がそうとは言いませんが、親子の姿勢と歩き方はよーーーく似ています。
親は子の鏡
とはよく言ったもので、姿勢もそっくりそのまま似てくるのです。
骨格もあると思うけど、私は自分の経験上、生活習慣から作られた体の癖だと思っています。
生活を共にしている親子で一緒にレッスンで習うことは、実は姿勢改善の近道なんでよ!
姿勢がいいか・悪いかだけに親が囚われていると、本当に大切なことが子どもにはいつまでたっても伝わりません。
いい悪いじゃなくて
姿勢を整えると、気持ちがいいということを子どもに感じてもらうことが先なのです。
こころが気持ちがいいと感じているなら、カラダが整っているということ。
それを自分も体感し、子どもに伝えられるといいですよね!
親子の姿勢と歩き方教室は、学校が長期のお休みの期間に開講しています。
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